青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

スナメリ達の楽園でマゴチと会えず。常滑で早朝釣り

カヤックで漕ぎ出すには少し風が強い4月半ばの土曜日に、堤防から伊勢湾にワームを投げてみました。

愛知県常滑でマゴチ釣り

早朝狙いの陸っぱり

私が釣りを始めるきっかけを作ってくれた、釣りの師匠でもある知人から、早朝の釣りに誘っていただきました。

マゴチが接岸し始めているとの情報がある愛知県の常滑に、朝5時に集合します。

未明の駐車スペースには、示し合わせたかのように知人と同時に到着して、マゴチを狙うポイントまで案内してもらいます。

ワームを投げてみます

蛍光色のワームがいいとの事で、知人からオレンジ色のワームを一本いただきました。

胴体の中央にクビレがあり、よく泳ぎそうで、マゴチの口にもしっかり吸い込まれそうです。

満潮時間より少し前の薄明かりの海に向かって、14gのジグヘッドにつけたワームを投げてみます。

早朝のマゴチ釣りスタート

風下に向かって投げる格好になるので、いつもより遠くまで、気持ちよくジグヘッドが飛んでいきます。

着底の感触はありませんが、カヤックフィッシングの時に、魚探でジグヘッドの落下の様子を勉強していたので、14gのジグヘッドが海中を落ちていくイメージで着底を予測します。

着底後は、マゴチの目の前をヒラヒラとワームが泳いでいくことを想像しながら、ゆっくりとワームを巻き寄せてみました。

我々の他には一人しか釣り人がいない、ほぼ独占状態の護岸を、移動しながら探ってみます。

釣り師匠の知人には軽い反応がでているようですが、私の方は海底の凹凸によるコツコツ感しか感じられません。

知人のリールの巻き方を盗み見しながら、私にも反応があることを期待して、マゴチ狙いの練習を続けます。

日の出と共に現れたスナメリ

すぐに空が白み初めて、あっという間に日の出となります。

日の出後間もなくして、数センチほどの長さの小魚が海面近くで群れているのが確認できました。

海鳥も海面近くで小魚を捕食していて、

「今日は海がいい!」

との知人の言葉に、やる気がみなぎります。

魚たちの短い朝食タイムを無駄にしないように、休む間も無く投げ続けていると、目の前数メートルのところに、いきなり艶やかな背中が現れて、大きな呼吸音が聞こえました。

伊勢湾のスナメリ

私はイルカやスナメリが大好きですが、釣りをしている時に近くに出現されると競争相手となってしまい、さすがに困ってしまいます。

少し遠くに行ってくれないかと願っていましたが、結局その後もずっと、数頭のスナメリ達が目の前を行き来していました。

強いアタリは突然に

スナメリ達が目の前を離れた合間をぬって、色を変えながらワームを投げ続けます。

一度だけですが、目前のワームを海から引き上げようとリールを巻くスピードを上げた瞬間に、突然強い力でロッドが引かれました

やっと来た!と思ったのも束の間、態勢を整えることもできないままで、3秒ほどで針が外れてしまいました。

少し気分転換をします

一回アタリを感じた後は、全く反応が無くなったので、少し気分転換してサビキを落としてみました。

第一投の後、すぐに竿先が細かく震え出し、少し時間を置いてから仕掛けを引き上げてみると、いつもお会いするサッパが鈴なりになって上がってきました。

マゴチ狙いのリールを巻き続けることに疲れてきたところでの釣果だったので、知人とともに泳がせ釣りに切り替えてみます。

あっという間に終了時間

まったりと泳ぐスナメリ達を見ながら、穏やかに時間が過ぎていきます。

今日は、魚たちの朝食タイムを過ぎたら終了しようと決めていました。

納竿予定時間の11時を過ぎたところで、泳がせ釣りの仕掛けを引き上げてみると、既にサッパはいなくなっていました。海に帰られたのでしょうか?

この日は、師匠から釣りのコツを学ぼう!という第2の目的もありましたが、リールの巻き方やロッドのしゃくり方など、今まで我流でやっていたところで、いろいろと勉強になりました。

翌日に予定しているカヤックフィッシングでは、今日の第2の成果を駆使して、釣果につなげたいと思います!

春の三河湾でクロソイが釣れた!カヤックフィッシング初のお客様

4月16日に魚の名前を訂正いたしました。kensankunさん、親切に教えていただき感謝いたします!

ほぼ無風で穏やかな4月の三河湾に、フィッシングカヤックで漕ぎだしてみます。

今日こそは、まだ一度も使っていないランディングネットを海中に入れてみたい!

三河湾でカヤックフィッシング

陽気がいい4月中旬に出艇

桜の花が終盤を迎え、暖かくなってきました。

今回のカヤックフィッシングでは、1日のポイント移動の順序と釣り方法パターンをしっかりと決めて、イメージトレーニングを完璧にしてから海の生き物に挑みます。

いつもより少し遅めの朝7時ごろに出艇場所に到着したところ、海岸には既にカヤックの準備を整えた方がみえました。

私も、車から降ろしたカヤックにテキパキと装備をつけていきます。

準備を終える頃に、シーカヤックを積んだ車がさらに2台到着しました。

ほとんど私だけがカヤックを使っていた3月とは全く雰囲気が違っていて、テンションが上がります。

カヤックの準備が整ったので、服装も着替えます。

寒くはなくなったので、ドライジャケットの中の防寒着はもう必要ありません。春ですね〜。

気分がいいことと、行動計画を決めているので、今日はリラックスして釣りを楽しめそうです。

冬の海から様変わりした三河湾

7時半ごろに、三河湾に漕ぎだします。先に出られた方の姿は、もう見えません。

今日は、底を重点的に確認する事に決めているので、最初は無人島から離れた水深10mぐらいの海底が平らな場所で、4インチ弱のワームを使ってみます。

もしかしたら来ているかもしれないマゴチとの出会いを求めてカヤックを漕いでいくと、魚探の反応がこれまでとは明らかに違って、小魚の群れに何度も遭遇します。

水面近くも小魚たちで満ち溢れていて、時折ざわつきながらカヤックの近くを通過していきます。

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どんな魚が来ているか興味がわいたので、いきなり計画外ですが、サビキの仕掛けを投入してみました。

一投目から入れ食い状態で、サッパが2匹上がってきます。

ジグやワームの参考用で数秒観察させてもらった後で、彼らには海にお帰りいただきます。

もう少し深いところまで行く計画でしたが、漁業用と思われるブイが設置されていたので、あまり近寄らないようにしながら、水深9mほどの海底をワームで探ってみました。

無人島に近づいていく

平らな海底では反応が無かったので、少しずつ無人島に近づきながら、海底を探っていきます。

いつもと変わらず30cmほどのボラたちが元気にジャンプしていますが、今回も彼らとは縁がなかったことにします。

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海底を探るためのロッドは2本使い、うち1本は前日に入手したささめ針(SASAME) のスリーパーマッチョ 14gにワームを付けて底に落とし、カヤックが流されるのに任せてゆっくりと動かします。

もう一本は、同じ仕掛けやアシストフック付きのジグなどを、積極的な誘いをかけながら投げ続けてみます。

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ロッドに魚の反応はありませんが、凪いでいる海にハイテンションを保ったまま無人島に近づいていくと、海底の凹凸が魚探に大きく映しだされるようになってきました。

底を狙うロッドに反応が!

積極的に動かしていた方のジグが根掛かりして、なんとか仕掛けを回収した後で再開の準備をしていると、置きザオにしていたロッドに海底の起伏とは違う反応がありました。

急いでロッドを持ち替えて、グッと竿先がしなった瞬間に合わせを入れてみます。

針先の魚は走ってはいないものの、初めて感じる重さと振動がロッドを持つ手に伝わってきて、アドレナリンが全開になります。

魚の重さに合わせてドラグを調節して、リールを巻くこと1分もせずに、黒い魚体が水面近くに現れました。

初めて使うランディングネットに少し手間取りながらも、30cm以上はありそうな魚をカヤック上にあげる事ができました!

三河湾でワームを使ってメジナ(グレ)が釣れた

カヤックフィッシングでの初物に、嬉しさで頭の中がしばらく混乱します。

その時は魚の種類がわからず、後日教えていただきクロソイだとわかりました。

針はしっかりと上唇にかかっていたので、偶然引っかかった訳ではなさそうです。

ちなみに、今回クロソイの興味を誘ったのは、バークレイ ワーム Tテールシャッド 3.7インチ ブルーピンクです。

バークレイ ワーム Tテールシャッド 3.7インチ

釣れた時点では種類がわかっていない、そして美味しく頂いた瞬間も種類を間違えていた黒い魚は、これも初めて使うストリンガーで、しばらくの間カヤックと並んで泳いでいただくことになりました。

その後もしばらく無人島近くで釣りを続けますが、特に魚の反応を得られないままで時間が過ぎていきます。

しかし今回はこれまでと違って、カヤックの脇には30cmオーバーの魚がいて、たまにカヤックの船底を叩いて存在感をアピールしてくれます!

15時くらいに納竿として、また小魚の群れに囲まれながら出艇場所に戻りました。

クロソイをお刺身で頂きます

家に帰って、クロソイの細かいウロコを落とした後に、幅40cmのまな板にのせてみます。

まな板にちょうどいいサイズなので、やはり30cmは超えています!

まな板にジャストサイズのクロソイ

捌き方をネットで調べながら、なんとか3枚おろしにしました。

お刺身用に薄く切り分けて、皿に盛り付けているそばから、異変を嗅ぎつけた家族が寄ってきて、つまみ食いしていきます。

クロソイのお刺身

写真を撮る間もなく、皿一面に並べるはずだったお刺身が、少なくなってしまいました。

全ての身を切り分けたところで、私もありがたく頂いてみました。

少し弾力がある身は、初めて釣り上げた嬉しさも相まって、箸が止まらなくなる美味しさでした。

醤油よりも、紅葉おろしとポン酢が似合いますね~

一気に魚影が濃くなった三河湾で、次回はどんな魚と会うことができるか、楽しみです。

カヤック上に溜まった海水を一気に落としたい!カヤックフィッシング後の小技

快晴の日曜日に、フィッシングカヤックをいつもの海岸に持ってきました。

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風予報では、三河湾内は夜までカヤック日和の風になっています。

久しぶりに、カヤックフィッシングを夕方まで楽しもう!と意気込んできましたが、結果は短めの釣行で終わり、釣れない日誌の更新となりました。

朝の海岸風景

前日は早めに就寝し、しっかり熟睡して早起きをした日曜日の朝6時半ごろに、いつもの場所に到着しました。

すでにフィッシングカヤックの出艇準備をほぼ終えている方がみえたので、簡単な挨拶を交わして、自分もカヤックを車の屋根から降ろします。

数週間ぶりの準備なので、手順を思い出しながら、ゆっくりと装備を取り付けていると、少し年配の紳士といった雰囲気の方から声をかけられました。

「さっき、旅館の窓から海を見下ろしていたら、大きな魚が泳いでいったよ!」

さらにお話を伺うと、私がよく目撃するボラではなさそうです。

この近くでまだ魚を釣ったことがない私にとっては、ボラ以外の大型魚もいるという嬉しい情報でした。

今日こそは!という期待感に包まれつつ、出艇準備を終わらせます。

それでは出艇します

海岸横の防波堤では、数人の釣り人が根魚を狙っています。

4月になって、釣りを楽しまれる方の姿が多くなり、釣りの世界に足を踏み入れたばかりの私としては、安心できるような気持ちになります。

防波堤の方々の邪魔にならないように、パドルで静かに堤外まで漕いでいきました。

無風に近い状態の割には高めのうねりに戸惑いつつも、ペダルドライブに切り替えて、沖の無人島を目指します。

今日は底を重点的に狙います

少し沖の無人島付近では、これまで数回のカヤックフィッシングにおいてジグを使ってきました。

しかし、青物などの魚影に巡り会えず、釣果もゼロだったので、今回は小さめのワームを使って、根魚との出会いを目指してみます。

魚探で水中の急な地形変化に気をつけながら、無人島付近の岩礁帯にゆっくりとカヤックを進めて、海鳥が休んでいる岩に近づいていきます。

水深1mまで近づいたところで、ワームを付けた2.5gのジグヘッドを海底まで落とします。

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ロッドを細かく動かしてみたり、ワームを泳がす水深を変えてみます。

カヤックがゆっくりと流されていくのに任せて、広くポイントを探ってみました。

不思議なことに、魚の反応らしきものが無いにもかかわらず、ワームのテール部だけがなくなる事態が続きます。

後から思い返すと、小さなフグか何かがいたのかもしれません。

うねりは徐々に大きくなっていきます

岩礁近くを何度も往復しながら、ワームを泳がせ続けますが、海の状況はうねりが徐々に大きくなって、とうとうこの場所では初めて経験する大きさになりました。

それほど風はありませんが、このペースでさらにうねりが高くなると、カヤックの上を海水が流れるレベルになるかもしれません。

出艇場所まで戻るには、20分ほど漕がないといけないので、安全を第一に考えて今日のカヤックフィッシングは終了として、海岸に戻る方向に漕ぎ始めます。

それにしても、早朝に旅館の窓から目撃された魚は何だったのか気になります。

ドローンを導入すれば、魚のいる場所や通り道を、簡単に確認できるかも?

マコ10のインパルスドライブ

出艇地では潮干狩りを楽しまれている方たちがみえたので、極力邪魔にならないようにしながら、フィッシングカヤックを陸揚げして駐車場まで移動します。

足漕ぎユニットのインパルスドライブは、水抜き穴から海水が抜けるような角度にして、しばらく置いておきました。

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ありがたいことに、同じくマコを使われている方から、インパルスドライブの情報をいただいていました。

現在は改良されているようですが、このドライブユニットはベアリング部が強度の弱点部位になっているようで、壊れる場合があるそうです。

今回の出艇では、私のドライブユニットのベアリング部に異変がないか確認する第2のミッションもありました。

力を入れて漕いでみたり、前後進をランダムに繰り返してみたりしましたが、今のところ異常は無さそうです。

しばらく様子をみながら使ってみて、異常を感じたら、対応が良いモンベルのアフターサービスに相談してみたいと思います。

カヤックを乾かす小技を思いつく

これまでのカヤック使用後には、ペットボトルホルダーなどの凹形状部に溜まりっぱなしになる海水を、スポンジやタオルを使って除去していました。

今回、カヤックを横向きに立てれば流れ落ちるのでは?と思いつき、試してみました。

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カヤックが倒れないように、ドーリーのストラップを使って、車のルーフキャリアにタイアップしています。

これで、カヤック上に溜まっていた海水は全部流れ落ちるので、これまでの手間がかかる作業から解放されました!

...少し考えれば思いつきそうなのに、なぜ今まで考えなかったのだろう?

毎週同じことの繰り返しになってしまっていますが、来週こそは釣果を!と次回の作戦を考えながら、カヤックが乾くまでの時間も楽しんでいます。

静岡県でも釣ってみます。天竜川の河口は本当にジムニーだらけだった

天竜川の河口

魚を釣らないブログになってしまっていますが、少し遠くに行けば状況が変わってくるかも?ということで、愛知県をでて静岡県に入ってみます。

結果は、いつも通り...でしたが、いろいろな場所で釣りを楽しんできました。

天竜川の河口はジムニーだらけ

天龍川の河口(西岸)

今週最初の場所は、天龍川の河口部です。

釣りとは関係なく入手した愛車ジムニーですが、この場所をネットで調べると、ジムニー最強との情報が多く見つかります。

広い河口部の先端は、歩いて行くには少し大変な距離ですが、ジムニーなら楽に行けるようなので、これはチャンスだと思い遠征してみます。

夕日が射す少し前の時間に東名高速道路の浜松インターを降りて、しばらく走ると、天龍川西岸の道路から河口部が見えてきました。

天竜川の河口に行ってみた

大型の4WD車も確認できますが、ジムニーらしきシルエットの車が多く停車しています。

期待感とスタックするかもしれない怖さで複雑な心境になりつつも、砂地に乗り入れてみます。

純正ノーマルタイヤで再スタートできるか砂地の感触を確かめつつ、徐々に河口先端に向かいます。

軽量なジムニーの場合、セレクターを4WDのローギアにすれば、一度止まってもまた進むことがわかったので一安心です。

この時点では理由がわからなかったのですが、先端に行く途中で見かける、既に停車しているジムニーは、ほとんどが天龍川の岸側に止まっていて、釣りをしている気配がありません。

不思議に思いつつも、太平洋側で釣りをしている人がいる河口先端付近でUターンして、道路に戻る方向に車を向けて停車しました。

ジムニーで行く天竜川河口

波が高いですが、せっかく遠くまで来たので、夕日に急かされながらジグを投げる準備をします。

打ち寄せる波の勢いで、長靴の中は砂混じりの海水で満たされましたが、移動しながらジグを投げ続けてみました。

夕方になり、魚の反応を得られないまま、さらに時間はすぎて辺りは闇に包まれます。

同じくジグを投げていた他の方々は、少しづつ帰られていき、とうとう私一人だけになりました。

暗闇の中で高い波に向かって釣りをすることが怖くなってきたので、波がない天龍川の岸側を見に行ってみます。

昼間にジムニーが停車しているのを見かけた場所では、皆さまがライトで水中を照らしながら網を使っているのが確認できます。

この時、天龍川側ではシラスをとってみえるという事が、ようやく解りました。

この時間にジギングをされる方がいないのであれば、即刻退散すべし!という事で、天龍川河口から次の場所に移動します。

浜名湖(新井)

少し愛知県側に戻り、浜名湖と太平洋の接続部に来ました。

既に真っ暗で写真は撮れませんでしたが、潮は干潮に向かっており、浜名湖側からの早い流れができています。

流れに向かってシンキングミノーを投げ続けてみたところ、一度だけ、強い引きでリールのドラグ音を聞くことができました!

しかし30秒ほどでトリプルフックが外れてしまい、お魚の正体はわからずじまい...

ミノーを確認すると魚が噛んだ跡は全くなかったので、水中でお休み中のボラか何かに引っ掛けてしまったという事にしておきます。

その後も深夜1時ごろまで粘ってみましたが、近くに電気浮き釣りの方が来られた時点で納竿として、翌朝の釣りポイントに移動します。

遠州灘のサーフ

30分ほどかけてサーフに移動して、車中で仮眠します。

空が白みはじめた時間に起き出してジギングの準備を始め、夜明け前に広いサーフに下りてみました。

静岡のサーフでヒラメ狙い
静岡のサーフに来てみた

この付近には河川の流れこみがない為か、少し離れたところに釣り人が一人いらっしゃるほかは、長く続いているサーフを独り占め状態です。

前日から続く強めの風で、荒々しい波が打ち寄せていて、砂浜の少し高いところで海に戻っていく横向きの水の流れが川のようになっています。

その流れが海に注いでいるところこそ離岸流がおきているに違いないと思い、そこからジグやミノーを投げてみます。

高い波の第1ブレイクを狙って投げ続けますが、リールを巻いている時に風や潮の流れでジグが横に流されていきます。

こんな時の対処法がわからず、有効な対応策が打てないままで、黙々と投げ続けました。

魚の反応がないまま、あっという間に数時間が過ぎて、サーファーの方が少し離れたところに来られました。

私が邪魔になっていないか注意しつつ、距離をおきながら数投してみましたが、相変わらず魚の気配は感じられないので、このサーフはサーファーの方たちにお譲りすることにしました。

車に戻り、日が昇った明るい状態で、釣りをしていた場所を振り返ってみます。

沈み込みポイントも確認できて、マゴチやヒラメが好きそうな場所に思えますが、釣りって難しい!

ボウズ逃れの赤羽根漁港

何も釣り上げないまま夜を明かして、不完全燃焼のまま帰りたくないので、毎回サッパやイワシの釣果がある赤羽根漁港に寄ってみました。

気温が上がり天気が良いので、釣り場は家族連れの方たちなどで大賑わいです。

赤羽根漁港の釣りスポット

今回、魚の数は求めていないので、これまでとは違い漁港側でサビキをしてみます。

周りの方々は漁船の航路中央付近まで投げて撒き餌をして、そこそこ釣れているようです。

私は護岸付近でサッパ2匹と遊んでもらって満足したところで、風が弱まる予報の翌日のカヤックフィッシングに備えて、早めの帰宅としました。

カヤックフィッシングでは、無人島の岩礁付近でワームを使ってみる予定です。

お土産サイズと出会えるか?楽しみです!

愛知県の釣り場をハシゴ。風が強い日は陸から楽しむ

2週連続で、風が強くてカヤックに乗れない日が続いています。

こんな時は海岸で魚に会いに行こう!ということで週末を目一杯使って、愛知県の釣り場をハシゴしてきました。

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豊浜漁港の釣り桟橋

補修のため、しばらく使えなかったようですが、豊浜漁港の釣り桟橋が再開されたとの情報を見つけました。

釣り場のハシゴ最初のポイントは、知多半島の先端近くの伊勢湾側にある、この釣り桟橋に行ってみます。

正午ごろに、釣り場に隣接する広い駐車場に到着し、フェンス越しに釣り桟橋を見てみます。

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ほとんどの方が海側で釣りを楽しんでいますが、桟橋の先端に行くほど間隔に余裕があります。

帰ってきてから調べたら、実は桟橋に入ってすぐのあたりの方が釣れる確率が高いようです。

こういう釣り場では、釣り人が集中している場所が良いポイントらしい!ということを頭の中にインプットしました。

それを知らなかったのもありますが、まずは最もスペースが空いている桟橋中央の陸側で、周りの釣り人にならって、サビキ釣りをしてみます。

しかし、まったく反応が無いままで時間が過ぎていき、隣りのかたがエサ釣りで20cm弱くらいのフグを釣っていただけで、周りの人を含めてサビキでは釣れなさそうです。

その後も、群れで来るかもしれない魚を夢見つつ海側でもサビキを試してみましたが、反応はありませんでした。

半島の先端近くで条件もよく、いい釣り場だと思うのですが、今日は諦めた方がいいと判断して、日没前に次のポイントに移動します。

大井漁港

知多半島を横断して、三河湾側の大井漁港に来てみました。

夕方に到着したので、お魚たちもちょうどお食事タイムになっているはずです。

広い漁港は釣りができるポイントも多く、その近くに駐車スペースも十分にあります。

テトラがある漁港の中央付近で、ワームを2本針につけて、オモリを使ってちょい投げしてみることにしました。

時おり本降りになる雨に耐えながら、底でワームを少しづつ動かしていると、周りが暗くなった時分にコンコンと反応がありました。

最初は底の石をオモリが乗り越えただけかと思いましたが、数秒後にロッドがブルっと震えます。

これが魚が食いついた感触か!と興奮しながらリールを巻いてみると、手のひらサイズのカサゴと思われる魚が上がってきました。

記念すべきワーム初フィッシュを写真におさめて、そそくさと海にお帰りいただきます。

小さいとはいえ釣れたということは、私の釣り方も間違っていないとの安堵感に包まれます。

3月の知多半島で釣りたい!

リラックスしてその後も釣りを楽しんでいると、10分ほどして、同じサイズのもう一匹が上がってきました!

こちらも海にお見送りして、強くなってきた雨に耐えかねて、退散します。

武豊緑地

大井漁港からの帰り道で、雨足が少し弱くなってきたので、武豊緑地に寄ってみます。

手のひらサイズとはいえ狙い通りに根魚が釣れた嬉しさが冷めやらぬ中で、今日は出番が無かったシーバスロッドを振ってみたら大物が釣れるような錯覚におちいりました。

夜の8時近くに駐車場に到着しましたが、雨の中でも数人の方がジグを投げている姿が、車中から確認できます。

私も早速、手すり越しにジギングしてみます。

武豊緑地の釣り場は、街灯などの照明がないので、どこが良いポイントかを見分けられず、手すりに沿って移動しながら、グローラインが入ったジグを投げ続けます。

いつかは釣れそうな気がするものの、1時間ほどでまた雨が強くなってきたので、他の方とほぼ同時に納竿としました。

田原市のサーフ

翌日の日曜日は、さらに風が強いものの雨はあがっています。

前日に不完全燃焼で終わってしまったシーバスロッドを使いたい気持ちでいっぱいです。

この時期に釣れるのか不明のフラットフィッシュを狙って、渥美半島の大平洋側サーフに来てみました。

初めて来る広いサーフには、見渡せる範囲に1人だけ釣り人がいらっしゃいます。

その方からは離れたところで、離岸流らしきものを探しながら、第1ブレイクの距離を狙って投げてみます。

風は横風に近いのですが、シンキングミノーだと距離が出ないので、重めのジグを色を変えながら投げてみました。

イワシカラーを表層付近で巻いていると、波とは違う反応があり、とうとうサーフ初フィッシュかと色めき立ちます。

タイムリーにできたのか不安になりながらも合わせを入れて、リールを巻いてみると、魚の手ごたえはあるものの、思いのほか軽く巻き取ることができます。

波打ち際までリールを巻いたところで、アジと思われる15cm強の魚が、ジグのアシストフックから外れました。

外道とはいえサーフ初になる魚を手でつかもうとしますが、魚が数センチの水深でも元気に動くのと、次々に来る波に邪魔をされます。

中腰になりながら片手で確保しようと格闘しているうちに大きめの波が来て、魚は海に帰っていきました...

サーフ初フィッシュとはならずに、また魚の種類もしっかり確認できないままで脱がしたことに落胆しましたが、狙っていたのはフラットフィッシュだという事を思い出し、釣りを再開します。

捕食する魚がいたという事はフラットフィッシュもいるはずだと、同じ離岸流に向かってジグを投げ続けますが、その後は魚の反応はありません。

正午ごろにサーフでの釣果は諦めて、午後は漁港で過ごすことにしました。

赤羽根漁港

前回来た時にサッパとイワシが多く釣れた、赤羽根漁港に移動します。

3月初旬に20匹ほど釣れたサッパは、酢漬けでたいへん美味しくいただきましたが、数を捌くのが少し大変でした。

今回はイワシか、それより大きな魚をサビキで釣ってみたいと思います。

赤羽根漁港に昼の1時ごろに到着すると、強風のためか釣り堤防の中央付近には多くの空きスペースがあります。

前回釣れたあたりに釣り場所を確保して、撒き餌を使わずにサビキ仕掛けをおろしてみたところ、数分ほどで竿先が細かく震えます。

前回もそうでしたが、周りでサビキ釣りをしている方の恩恵からか、自分は撒き餌をしなくてもサビキの仕掛けだけでも釣れるようです。

前回よりも気持ち大きめのサッパが一匹上がってきましたが、そっと釣り針から外して、リリースします。

イワシを狙って2時間ほど続けましたが、結局サッパ6匹にしかお目にかかれず、全て海にお帰りいただきました。

今週も、いい週末でした!

今回の愛知県釣り場ハシゴ紀行は、お土産サイズの釣果はありませんでしたが、先週のヒトデ2匹からは進歩しています。

魚が餌をくわえた感覚もわかってきた気がするので、次週は天候が良ければカヤックで、そうでなければ県外の太平洋で、釣りを満喫してみたいと思います。

新舞子マリンパークで釣り修行。釣れないのが普通だと地元の方から教えていただく

3月の第4土曜日と日曜日は、風が強くてカヤックに乗れませんでした。

それでは陸から海釣りの練習をしましょう!という事で、あわよくば根魚かカレイに会えるかもしれないという下心を抱きつつ、知多半島の付け根付近に行ってきました。

新舞子マリンパークで釣り修行

新舞子マリンパーク

知多半島の伊勢湾側にある新舞子マリンパークには、手すりや救命浮き輪が整備された釣り場があり、伊勢湾を行き交う船を見ながら、安全に釣りができる公園です。

この時期だけだと思いますが、護岸の近く数メートルは海藻が生い茂っていて、釣り針が何度も引っかかりました。

そのためでしょうか? 海藻の向こう側で釣りができるような、長いロッドを使っている方が多く見受けられます。

数百メートル離れたところを、SUPで横切る方がみえたので、もしかしたら近くにカヤックを出せるような砂浜もあるのかもしれません。

3月の新舞子マリンパークは海藻が生い茂っていました

新たな仕掛けを入手しました

今年に入ってからジギングでの青物を夢見て始めた海釣りですが、これまで自分の未熟さを思い知らされてきたので、エサ釣りの仕掛けを導入します。

前回はサビキの仕掛けを使ってみましたが、今回はキス用の二本針と、小型の天秤で仕掛けを作ります。

本物のイソメやゴカイは、まだ触る決心がついていないので、イミテーションのイソメを準備しました。

ロッドの持ち込みは2本まで

新舞子マリンパークの釣り場ルールでは、ロッドは2本までしか持ち込めません。

今回は、ベイトリールを付けた2m弱の振り出しロッドをメインに使い、新たに入手したコルトスナイパーにスピニングリールを付けたものを試しに使ってみます。

それでは釣りをしてみましょう!

ベイトリールのロッドは、パワーイソメを付けて、足元付近に落としてみます。

予想外に浅いので、オモリが着底したあとで、パワーイソメが水中を漂う様子がよく見えます。

こんなに浅いところでは釣れないのでは?と思いつつも、しばらく放置してみることにしました。

スピニングリールのロッドは、オモリが一体になっている天秤を使って、仕掛けを遠くに沈めてみます。

短いロッド同様に、針にパワーイソメを付けて投げたら、こちらもしばらく放置してみます。

シマノのコルトスナイパーを試してみる

魚がいない?のかもしれない

魚の反応がないまま、時間が流れていきます。

クーラーボックスに腰掛けて、ここも私ごときに釣られる魚はいないので、異常無し!ってことだね〜などと考えていたら、地元在住で頻繁に来られているという方から、お声かけして頂きました。

聞けば、その常連の方でも、持って帰ろうと思えるサイズを釣り上げるのは、年に数える程度だとか。

さらに今日は反応が渋く、小魚でも釣り上げている人は少ないとのこと。

私のロッドや仕掛けを見て感じるところがあったようで、カレイなら少し離れた海岸がいいとか、タイは少し離れた漁港がいいなど、いろいろ教えていただきました。

初心者にも優しく情報提供してくださり、ありがたいことです。

他の方々も今日は釣れていないならば、私が釣れないのも当たり前だと、すっかり安心しきったところで、スピニングリールのロッドで少し遊んでみることにしました。

遠投とリールを巻く練習をしてみます

魚の反応がないベイトリールのロッドは、そのまま放置しておいて、スピニングリールのロッドで20gのシンキングミノーを投げて遊んでみます。

ロッド名がコルトスナイパーなので、そのイメージからすると、上手く投げれば狙った場所に着水するはずです。

着水音で迷惑をかけてしまう距離に釣り人がいないことを確認してから、投げる練習をはじめてみます。

最初は変な力が入ってしまい、目の前に着水したり空をめがけてミノーが飛んで行ったりしました。

腕の力を抜いて、ロッドの自然なしなりを意識して投げると良さそうだとわかってきたところで、狙い通りの距離が出せるようになり、面白くなってきました。

干潮に近い水面を見下ろすかたちなので、リールを巻いている時には、シンキングミノーの泳ぎ方が、よく見えます。

自分にとっては!ですが、美味しそうな小魚に見える泳がせ方も、できるようになりました。

水中にきらきら光る大きな物体が!

シンキングミノーや40gのジグを投げて遊んでいると、護岸から10mくらいのところの海中を、時折輝く物体が左から目の前に迫ってきます。

最初は気のせいだと思いましたが、これが青物では?と気付いた時には、目の前を通り過ぎて右側に去っていきます。

そのまま数秒の間呆然としていると、100mほど向かうの方で、大きな魚が水面を叩きました。

一度は通過して行ったのだから、また来るかもしれないと思い、何度もシンキングミノーを投げ続けてみましたが、その後は同じきらきらを見つけることはできませんでした。

そんな事をしているうちに終了予定としていた午後4時を迎えます。

今回も魚とは会えず、パワーイソメをかじっているヒトデを2回見ただけでした。

それでも楽しくすごせる釣りに、ますますハマっています。

来週末は天気が良さそうなので、カヤックを出せるかも!

太平洋の近くでも浮かべてみました。かろうじて三河湾内のカヤックフィッシング

青物との出会いを夢見つつ、まだ釣れない日々が続いていますが、気長に構えています。

今回は少し気分を変えて、湾から太平洋への出口付近に行ってみました。

太平洋の近くで浮いてみた。足漕ぎカヤックRiot Mako10

渥美半島の先端へ

穏やかな三河湾内で、私が水深10mの海中を魚探で見ているのと同時期に、知人は遊漁船で太平洋に出て、ブリやサワラを何本も釣り上げていました。

誘っては頂いたものの、フィッシングカヤックを漕ぐ自由な感覚が楽くて、遊漁船で青物と出会えたかもしれないビッグチャンスを逃してしまいました。

太平洋に少し出ると大型青物に遭遇する確率が高くなるのであれば、湾の入り口付近でも少しは魚の数が多いはずです。

航空写真地図でカヤックを出せそうな場所を調べておいて、湾の入り口付近に行ってみることにしました。

風予報は午前中のみカヤック日和

 週末の風は、全般的に少し強めの予報で、疲れず連続して漕ぐとなると時速4km/hほどしかだせないmako10には厳しくなっています。

その中で、日曜日の未明から正午ごろまでだけは、風向きの変わり目のためか無風に近い予報でした。

これはチャンスに違いない!と確信し、前日のうちに現地入りして一泊し、日の出とともに出艇する作戦です。

綺麗で荒々しい前日の海

途中で釣具店に寄ったりしながら、家から車で2時間ほどかけて移動して、土曜日の昼3時ごろに、出艇予定地に到着しました。

海側からの強風で、高い波が砂浜に打ち寄せています。

本当にここから出艇できるのか不安になりますが、風が弱まれば波も穏やかになるはずだと考えて、まずは浜を1kmほど車で偵察してみました。

海底の地形が違うためか、浜に打ち寄せる波の高さは、比較的に低めの場所もあります。

そこで、道中の釣具店で入手したジグヘッド付きのワームを、あわよくばヒラメに会えることを期待して投げてみることにしました。

長さ2m以下の、カヤックでは使いやすいロッドしか持っていませんが、事前に動画で調べた「ヒラメを狙うなら、第1ブレイク」を狙って投げてみます。

しかし、遠投用のロッドではないので当然ですが、第1ブレイクまで届きません。

海からの強風に負けないように、80gのジグも試してみますが、竿が短いので初速がでないようです。

以前から薄々感じていたのですが、陸から釣りをする際などには、遠投用のロッドも必要なようです。

ヒラメ釣りは諦めて、狙った場所にジグを投げる練習を黙々と繰り返し、力を入れなくてもジグを飛ばすロッドの振り方や角度が解ってきたところで、日没となりました。

伊良湖岬の日の入り

明日は穏やかな海になっていることを念じながら、綺麗な夕日とともに日が沈むのを眺めます。

寒かった出艇当日の朝

今回の場所では初めての出艇日となる日曜日は、朝5時ごろに現地入りしました。

海の様子は、昨日とは違いたいへん穏やかで、波打際さえクリアできれば、安全にカヤックが漕げそうです。

微風とはいえ、夜明け前の海からの風は冷たかったので、いつもより一枚余分に防寒対策をした上からドライジャケットを着込みました。

朝6時に出艇します

6時ちょうどに準備が整い、いよいよ出艇です。

波打際の砕けた波は一度だけカヤック上を流れましたが、数メートル漕いだところでカヤックの上まで来る波はなくなりました。

さらに数十メートル進んで、パドルからペダルドライブに切り替えつつ、魚探の電源を入れます。

三河湾内とは魚探の反応が違います

魚探の電源を入れた場所は、水深数メートルと思いのほか浅いところでした。

こんなに浅くても、波打際とは波の様子が違うことに驚きつつ、さらに沖へと漕いでいきます。

最初は転覆に怯えつつ、湾内よりも高いうねりを直角に受け止めるように操舵していましたが、徐々に角度を浅くしてみました。

Mako10の安定性が素晴らしいのか、真横からうねりを受けても問題がないことがわかったところで一安心して、カヤックフィッシングを開始します。

水深は、しばらくはゆっくりと深くなっていきましたが、10mを超えたあたりから一漕ぎごとに深くなり、あっという間に20m以上になります。

群れてはいませんが、小魚の反応が湾内よりも多く、たまに魚探の魚アラームが鳴るような大きさのものが中層を横切ります。

今日こそは中型以上の魚と会えるかもしれないとの期待を胸に、ジグやジグヘッド付きのワームを泳がせてみたり、海底でワームを跳ねさせてみたりしました。

海面は日の出とともにさらに穏やかになり、風も無風に近い状態になりましたが、干潮に向かう潮の流れで、カヤックは太平洋側に流されていきます。

流されては漕いで戻って!を繰り返しながら、シンキングミノーなども登板させてみましたが、この日も魚に見向きもされません。

安全のために11時には止めようと決めていましたが、何も釣れないままで、あっという間に終了時間を迎えました。

まだ海は穏やかな様子ですが、この後は強風になる予報なので、転覆しないで戻れるうちに岸に向かいます。

釣果は無かったものの、太平洋への出口付近での初漕ぎを無事に終えられて、満足の半日でした。

赤羽根漁港でサビキをしてみよう

カヤックを乾かしながら、キャンプ道具のコッヘルやバーナーを並べて、まずは昼ご飯の準備です。

カヤックフィッシング後の昼食

カップラーメンをすすりながら一人で反省会をしますが、いつもと同じで、釣れる魚がいなかったに違いない!という楽観的な結論にしておきます。

お腹が落ち着いたところで、前回の衣浦でのサビキ釣りの結果が散々で、釣れる場所でリベンジしようと決めていたことを思い出しました。

この場所からは、太平洋に面した赤羽根漁港が近いので、まだ始まったばかりの午後の時間をサビキ釣りに使うべく、行ってみることにしました。

釣り人用に解放されている駐車場から堤防までは少し距離があり、サビキ釣りをしにきたのにエサかごを忘れて駐車場まで往復するという苦行を乗り越えて、長いロッドを使っている方が多い堤防先端ではなく、堤防中央付近の航路沿いに落ち着きます。

まずは水深を測るためにエサを使わずに、仕掛けを海中に入れてみました。

水深カウンターを確認して、ベイトリールを巻いてみると、期せずして1匹のサッパがサビキ針にかかっています。

衣浦では何度も仕掛けを投入してもボラが引っ掛かっただけなのに、赤羽根漁港ではエサが無くても、サビキの仕掛けでサッパが釣れる!とは、さすがに太平洋は違います。

一気にハイテンションになり、そのままエサ無しでサビキ釣りを続けて、数分おきに小魚を釣り上げていきます。

お試しでエサかごも3回使ってみましたが、釣果にはあまり関係なさそうです。

イワシが6匹とサッパが20匹ほど釣れたところで、これ以上の魚との対面は不要だと判断して、納竿とします。

イワシは帰宅後にお刺身で、サッパは次の日に酢漬けで、感謝して美味しくいただきました。

帰路の車中で反省会(その2) 

今回の釣行を思い返すと、遠投できるロッドを持っておくことが、次回の釣果チャンスにつながりそうです。

あまり衝動買いをしないのですが、これは急いで入手するべきだと確信して、すぐに釣具店に入りました。

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 上の2本がカヤックフィッシング用で使っていたもので、下の遠投用ロッドが今回入手したものです。

ロッドを数えきれないほど持っている知人が、道具は目的によって使い分けると言っていましたが、これが買い物沼への入り口でしょうか?!

とはいえ、この3セットがあれば、様々な場面で応用が効きそうなので、当分の間はロッドとリールを追加することはせずに、釣りを楽しもうと思います。

3月の知多湾で初めてサビキをしてみた。海釣り公園でお試し釣行

少し時間ができたので、カヤックでの釣りではなく、釣り広場に来てみました。

強い寒風に、体を震わせながらの釣りでしたが、周りの方々とお話しさせていただいたり、仕掛けを盗み見させていただき、改めて釣りの奥深さを体感してきました。

他の釣り人が写ってしまうので、写真は少なめの記事ですが、おかっぱり初参戦の記録です。

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釣り広場

 知多湾の衣浦にある発電所の排水口は、釣り広場として解放されています。

ネットで調べてみると、駐車場とお手洗いも整備されているとのことで、半日ほど時間が空いた日に、車で1時間ほどかけて行ってみることにしました。

現地には午後2時すぎに到着しましたが、平日にもかかわらず護岸では5〜10mおきに釣り人が竿を出しています。

まずは偵察

一通り、護岸を手ぶらで歩いてみました。

入れ食いというほどではありませんが、数分おきに魚をあげている人の釣り方を、参考にさせていただく魂胆です。

まずはロッドとリールのチェックをします。

3メートル以上の長さのロッドと、スピニングリールの組み合わせの方が多いです。

海側と排水口側で釣り方が異なるようで、排水口側の方たちはロッドをクランプで柵に固定し、海側の方たちはロッドをしゃくっています。

さらに海側の方たちをじっくり覗き見すると、撒き餌無しのサビキのような仕掛けで、糸を出しています。

餌は小エビか、サビキ針のままで何も付けていないようです。

上手な方たちは頻繁に小魚をあげており、自分にも初釣果の日が来る予感でハイテンションになってしまいます。

この時点では釣れている魚の魚種確認まで頭が回っていませんでしたが、上がってくる15〜20cmくらいの魚はスレがかりになっているものが多いようです。

釣れている人のマネをしてみます

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駐車場に戻って、そそくさと釣りの準備をします。

風が強く、遠くまで投げる釣りでもなかったので、PE3号が巻かれたスピニングリールではなく、PE1号を巻いたベイトリールを使います。

ロッドはカヤック用の短いものしか持っていないので、2m弱のジギングロッドです。

サビキの仕掛けを付けて20号のオモリをセットしたら、護岸に向かいます。

記念すべき一匹目? ではない!

ロッドは短いですが、隣の方のマネをして、シャクったり巻いたりすること30分、手ごたえは無かったものの、小魚が針に引っかかりました。

ワクワクしながらロッドを上げてみると、眩しいくらいに白い腹をした魚が、その腹の脇に針が引っかかり上がってきました。

偵察した時に見た他の釣り人と同じような状態なので、自分の釣り方は間違っていないと、この時は確信していました。

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まずは写真を撮ってから、よくよく観察してみると、、、

ボラ

の子供です。

一気に落胆して、他の釣り人があまり嬉しそうではなかった理由も、同時に理解しました。

引っ掛けただけなので、初の釣果にはカウントしないことにして、落ち込む自分を納得させます。

改めて少し遠くの海面を見てみると、カヤックフィッシングでの無人島周辺の光景さながらに、小さなボラが元気よく跳ねています。

体が震える寒さの中、これ以上続けても同じことの繰り返しになりそうなので、この日この場所での釣果は諦めて、納竿としました。

次回は、美味しく頂ける魚を狙って、その魚を釣るのに相応しい場所で釣りをしようと思います。

3月の三河湾で、自分だけ釣れない理由を考えみた

カヤックも釣りも、始めたばかりの自称「初心者」です。

2月末から3週連続で、三河湾内の陸から数キロ離れたところまでカヤックで漕ぎ出していますが、これまで全く釣れる気配がありませんでした。

ここで一度おちついて、これまでの釣りを振り返って改善点を見いだすことで、次回の釣果につなげたいと思います。

釣りに精通している方からは「そんな釣り方で釣れるわけがない!」と怒られそうですが、数年後に「魚ではなく、自分が青かった」と思い返す備忘録になるといいと思い、書きとめておきます。

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カヤックフィッシングで使っている仕掛け

カヤックフィッシングで使っているタックル

これまで3回の釣行では、魚やイカの切り身、または生きた餌は使わずに、疑似餌だけでチャレンジしてきました。

当初の目的が、ブログタイトルでもある青物狙いなので、動画サイトで青物を釣っている方々が実践されているジギングで釣りを始めようと決めていました。

そのため、釣りを始める前の2カ月ほどの間、フィッシングカヤックの準備と同時進行で、ロストしても落胆が少ない100円ショップの20〜40gのジグを中心に、150gまでのジグを揃えました。

ダイソーのジグをカヤックフィッシングで使う

アシストフックは、十分にあった準備の空き時間を使って、自作してみました。

初のカヤックフィッシングは2月末の出艇でしたが、狙いのポイントもわからず、ジグの動かし方も思い通りにならない中での釣行で、魚の反応は全くありませんでした。

2回目の釣行では、少し考えを変えてタイラバも導入してみました。

不思議な形のジグで、本当に魚が食いつくのか不安になりますが、事前に調べたネット情報を参考にして、一定スピードでの巻き上げを意識して、場所を変えながら何度も落としてみました。

しかしながら、これも全く反応がないどころか、タイラバを落としている時に、小魚が逆に逃げていく様子が魚探に映るのみで、心が折れそうです。

3回目のカヤックフィッシングでは、スピンテールを導入して、水中での面白い動きと、独特の少し重めの巻き上げ感を楽しむことができました。しかし魚探が反応を示すのは自分のジグだけです。

三河湾の奥に魚はいるのか?

湾の入り口が狭く、湾内の数キロ沖でも水深が20mくらいの三河湾では、2〜3月には魚の数が少ないのかもしれません。

しかし湾の奥に位置する発電所の排水口付近では、この季節でも数十センチの魚が釣れるようなので、全く魚影がないわけではありません。

また、無人島付近の浅場では、毎回ボラの大群を見ることができます。

出艇地の防波堤では、穴釣りをされている方の姿が、週を追うごとに多くなってきているので、根魚は住み着いていそうです。

大物を夢見て始めたカヤックフィッシングですが、最初は根魚などの小型の魚種から始めて、水温の上昇に合わせて徐々に大物狙いにした方が、毎回しょげかえって帰るパターンから早く脱却できそうです。

次回の釣りの準備

3週連続で、微風でカヤック日和の天候に恵まれてきました。

今週末も風がなければ、三河湾に漕ぎ出してみたいと思います。

遠浅の海での10m以上の水深を求めて、なるべく岸から離れたところに漕ぎ出してきましたが、変化がない平らな海底地形ばかりだということも判ってきたので、次回は無人島近くの岩礁と砂地の境目あたりを重点的に探ってみる予定です。

イソメなどの生きた餌を使う方が釣れそうですが、まだ虫を扱う気持ちの整理ができていないので、疑似餌のエビと、ミミズのような形をしたワームを使ってみます。

さらに、群れで岩礁近くまで回遊してくる小型の魚に巡り会えた場合に備えて、サビキもできるように準備しておきます。

<後日談>

  • 小魚の群れが来たら、サビキでたくさん釣れることがわかりました!
  • 生き餌を使うと、もっと簡単に釣れることも体感しました
  • 三河湾の根魚には、ルアーよりもワームで釣果がありそうです

週を追うごとに仕掛けの種類が多くなって少し迷走していますが、いつも声をかけてくださる方たちに胸を張って釣果報告ができる日を一日も早く迎えられるように、トライ&エラーでいろいろ試しながら、釣りのテクニックを覚えていきたいと思います。

魚探の長いコードを防水コネクターで短くします。フィッシングカヤックの艇上整理

防水コネクターを入手したので、魚探の振動子の長いコードを、フィッシングカヤックで使いやすい長さまで、短くしてみました。

魚探の長いコードを短くします。フィッシングカヤックの艇上整理

フィッシングカヤックで使いやすいコンパクトな魚探ですが

フィッシングカヤックで効率よく釣りをするためには、魚探は欠かせないアイテムだと思います。

私が使っているのは、機能が充実している割にはコストパフォーマンスがいい、ガーミンのストライカー4です。

魚探本体はカヤックのサイドレールに装着して、また振動子はペダルドライブユニットの下端に取り付けて使っていますが、もともとボートなどで使うことを考慮されている魚探のためか、振動子のコードが不必要な長さになっています。

余分なコードは束ねておいて、カヤック上に置いて初出艇してみましたが、足元スペースの邪魔になって気になりました。

そこで、カヤックフィッシングに集中できるように、ちょうどいい長さまでコードを短くしてみます。

防水コネクターを使います

振動子のコードを短くするために、その中間に防水コネクターを使います。

通販サイトで少し調べてみたところ、使える防水コネクターは、航空コネクターで検索をかけると、多くの種類が見つかりました。

防水航空の関連性に首を傾げながらも、機能は必要充分なので、振動子コードの端子数に合わせて4ピンの物に絞り込んで検索します。

防水コネクターは、防水バッテリーボックスを作った時に使ったようなケーシングが金属のものと、まだ使ったことがないプラスチックのケーシングのものがあります。

今回は、海水の飛沫がかかりやすい場所に設置するので、少しでも錆びにくいプラスチックケーシングの防水コネクターを選びました。

振動子のコードを切断

はんだ付け作業に失敗することが心配ですが、勇気を出して振動子のコードを切断します。

魚探の振動子のコードを短くしたいので、ばっさり切断

振動子側のコードは、ペダルドライブユニットに付けたままで作業しています。

魚探本体側は、50cmほど余裕を持った長さにして切断しました。

切断面から確認すると、コードのいちばん外側の被覆の中には、

  • 赤色
  • 黒色
  • 白色
  • むき出し

の4本のコードが入っています。

これらを、防水コネクターの内部端子に、はんだ付けしていきます。

防水コネクターへの、はんだ付け

オスとメスの防水コネクターともに、コード差し込み部の防水キャップ(上の写真でコネクター上端についている凹凸付きのノブ部品)を外して、振動子のコードに先に通しておきます。

その後で、端子配列を間違わないように注意しながら、それぞれの電線をはんだ付けしました。

コードをカヤックに付けたままでの細かい作業に少し手間取ってしまいましたが、はんだ付けに慣れている人であれば、普通の作業レベルだと思います。

写真を撮る心の余裕がありませんでしたが、白いコードだけは芯線が単線で切れやすいので、間に複線の電線を1cmほど使いつつ、内部端子にはんだ付けしました。

振動子のコードを短くできました

苦手なはんだ付けが終わったら、あらかじめ振動子のコードに通しておいたキャップをしっかり締めて、コードとコネクターの間を防水します。

コードが少し細めだったので、絶縁テープを2周巻いてから、キャップを締めて完成です。

振動子のコードが短くなったとはいえ、魚探を使わない時にも邪魔にならないように、ペダルドライブユニットの持ち手の部分にマジックテープで束ねておきます。

地味なカスタマイズですが、カヤックの上がすっきりしました。

釣りに集中しやすくなったので、次回の釣果に期待したいところです!

パドルホルダーにちょうどいいパーツを発見しました。フィッシングカヤックのカスタマイズ

先日の初出艇で、足漕ぎフィッシングカヤックのパドルの固定位置と方法を変えたくなりました。

パドル固定にちょうどいい、お手頃価格のパーツを見つけたので、早速カヤックに取り付けてみます。

パドルホルダーにちょうどいいパーツを発見

初航海で気づいたこと

私が使っているフィッシングカヤックRiot Mako10には、バンジーコードのパドルホルダーがついています。

しかしバンジーコードの位置がラダー操作レバーと同じ高さなので、パドルを固定するとラダー操作ができなくなってしまいます。

そこで初漕ぎ時には、ストラップとショックコードを少し高い位置に追加して、パドルを固定していました。

実際にカヤックを使ってみて、通常時は問題なくパドルを固定できているのですが、パドルを装着したり外したりするのに、少し手間がかかりすぎると感じました。

何気に合わせてみたら、使えそうなパーツを発見

初出艇から帰宅後に、もっといいパドルの固定方法がないかと考えていたら、使わずに放置されていたパーツに目が止まりました。

これは使えるかも!と思い、早速パドルのアルミパイプに嵌めてみると、ぴったりの形です。

このパーツは、カヤックスタンドを作った時にも活躍したYAZAKIのイレクターパイプか、スペーシアのスペーシアパイプのコネクター部品で、形状はほとんど同じです。

どちらも一個100円以下で入手できる品番は、

  •YAZAKIの場合は、J-113

  •スペーシアの場合は、PJ-706

で、どちらも数種類の色から選べます。

カヤックへの取り付け

パドルの太さにちょうどいいプラスチックジョイントは、カヤックのサイドレールに取り付けますが、そのままで使うとパドルがカヤックに当たってしまいます。

ちょうどいい位置にするために、ホームセンターでL字の金具を入手しました。

注:金具は、ステンレス かアルミのものをおすすめいたします。写真の塗装のステーは、徐々に錆びてきます!ということに、しばらく使って気付きました。

カヤックのレールをフル活用して、いろいろ取り付け

カヤックのサイドレールへの固定は、魚探取り付けなどでも活躍しているフィットノブなどを使います。

プラスチックジョイントは本来、平らな面の部分に木製の天板など取り付けるためのパーツなので、ネジ用の小さい穴があいています。

今回はM6ボルトを使って固定したいので、ネジ用の穴をボルト径まで広げておきました。

L字の金具にプラスチックジョイントやフィットノブを組み付けたものを2セット組んで、パドルホルダーの完成です。

イレクターパイプかスペーシアパイプのジョイントでパドルを固定

実際に使う時には、パドルホルダーのカヤックへの取り付けは、現地でカヤックを車の屋根から降ろした後で行う予定ですが、パドルの位置関係を確認しておくために、カヤックに試着してみました。

カヤックのサイドレール前後端に取り付けたパドルホルダーは、パドルをしっかりと固定しています。

かといって、パドルを外すのに力がいるわけでもなく、少しひねるようにすると、簡単にホルダーから分離します。

上の写真のとおり、ラダー操作レバーのスペースも確保できているので、次にカヤックを漕ぐ時には、パドル固定にストレスを感じることなく、カヤックフィッシングに集中できそうです。

 

フィッシングカヤックで海に浮いた!緊張の初航海

いつまでもカヤックフィッシングの準備ばかりしていても魚に会える訳がないので、2月の風が弱い日を見計らって、初航海してきました。

釣りについても初心者なので、一匹も釣れませんでしたが、竿やリールの使い方を練習してきました。    

Riot Mako10で初航海

初航海の準備

初航海に先立ち、現時点でのカヤックフィッシング準備状況です。

寒い季節なので、ライフジャケットに加えて、より安全に楽しめる服装も揃えました。

beginner-fishing.hatenablog.jp

今回準備したものの中で、カヤックの次に高価なドライジャケットは、自分のカヤックフィッシングのスタイルに必要かどうか悩みましたが、最終的には安全第一!ということで、しっかり入手しました。

1か月かけて入念に準備したカヤックは、魚探の振動子をつなぐコードをもっと短くしたいことを除いて、思いついたことはやりきっています。

beginner-fishing.hatenablog.jp

魚探のコードは、注文しているコネクターが届きしだい短くするとして、今回はカヤック上で束ねておきます。

今以上の改善点は、いちど海に出てから見つけよう!と決めて、さっそく初航海に向かいます。

5:00 カヤックを車に積む

 

カヤックは、車のルーフキャリアに積載します。

船底が平らなカヤックを積み込みやすくするために、キャンプ用でも活躍しているルーフキャリアを改造しておきました。

まずは長いカヤックを載せられるように、キャリアの前後のガードを外しています。

サイドガードには、スポンジをまいたアルミパイプを付けて、その部分にカヤックを立てかけた後に、パイプを回転させながら持ち上げやすくしました。

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私が使っている車庫は天井が低いので、その中では、車のルーフキャリアにカヤックを積むことができません。

前日からカヤックを積んで準備しておくこともできないので、出発日の朝5時くらいから、近所迷惑にならないように、なるべく静かに積載作業を進めます。

カヤック本体以外の、車の中に入れて持っていくものは前日に準備していたので、30分ほどで作業終了です。

5:30 出艇地に向かいます

家から出艇地までは、一般道を車で1時間です。

途中で2度、休憩しながらカヤックの締結が緩んでいないか確認しておきます。

バイクをトラックなどの荷台に固定するためのタイダウンバンドを使っていますが、カヤックの固定にも問題なく使えそうです。

6:30 海岸に到着

まだ薄暗い海岸に到着しました。

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散歩している人と、朝焼けの海を撮影しようと準備をしている人がいるだけで、私以外のカヤックの気配はまったくありません。

釣れるシーズンではなく、朝も早いので、他のカヤックを見かけないのはあたりまえだと、不安になる自分を納得させて、そそくさと初出航の準備を進めました。

7:30 初航海開始

準備を終わった7時過ぎは漁船の移動時間なのか、数隻が防波堤の外を通っていきます。

私が目的地としている無人島へのルートは交差してしまうので、漁船の移動時間が終わるまで、少し待つことにしました。

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そして、初めてのカヤック出艇!

緊張しつつも無事にカヤックに着座できたら、最初にシートの前後位置を調整します。

パドルを漕ぐのも初めてなので、防波堤の内側で、しばらくパドルを動かしてみました。

安定性が抜群で、カヤックの上で立つこともできると紹介されているRiot Mako10は、意図的に揺らしてみても転覆しそうにありません。

あまり力を使わずに漕いだ方が直進しやすいことがわかったところで、そのままパドルで防波堤の外に出ました。

確認しながら漕いでいきます

防波堤から出て数十メートルのところで、ラダーを水中に下ろして、足漕ぎユニットのインパルスドライブをカヤックにセットします。

インパルスドライブに取り付けた振動子も水中に入るので、魚探の電源を入れてみます。

もっと小魚の反応を見れるかと思っていましたが、やはり2月の釣りは厳しそうです。

ともあれ、魚探も無事に動く事がわかりました。

周囲に船がいないか注意しながら、そのまま1kmほど先の無人島まで漕いでいきますが、足漕ぎユニットはパドルで漕ぐよりも直進性が良く、手がフリーになるので、魚探のセッティングを確認しながら漕いだりと作業の余裕もできて楽しいです!

無人島の近くは岩礁帯があり、急に水深が浅くなったりするので、特に推進力のスクリュー部が水中に飛び出している足漕ぎカヤックは危険です。

少し離れた水深4m以上のところで、いろいろな重さのルアーを使って、釣り竿とリールの使い方を練習しました。

ゆるやかに潮に流されながら、ジグを落としては巻き上げる練習をして、流された分だけペダルを漕いで戻ることを、繰り返します。

途中で数えきれないほどのボラが、背びれを水面から出しながら群れているのを見たほかは、まったく魚の姿がない上に、魚探の反応もありません。

気付いたら何時間も経っており、無事にカヤックフィッシングできるか確認するという初航海のミッションは、最後のチェック項目一つを残して達成できたと判断し、出艇した海岸に引き返すことにしました。

12:00 無事に着岸

防波堤内に入ったところで、ラダーと足漕ぎユニットをカヤック上にあげて、パドルでの推進に切り替えます。

海岸には、無人島の近くで見かけたシーカヤックをほぼ撤収完了された方と、小型のボートを撤収中の方の姿が確認できます。

防波堤内を反時計回りで移動して着岸したら、海岸で遊んでいたファミリーの邪魔にならないように、なるべく急いで駐車場までカヤックを移動させました。

そしてここで、今回最後の確認をします。

フィッシングカヤックのなかには、気密室に徐々に入水する艇があり、その入水量も個体差があるようです。

カヤックを前下がりの状態にして、前側のハッチを開けてみました。

正直なところ、半日で1リットル以内なら優秀な方だと思っていましたが、まったく気密室には入水していないという驚きの、そして嬉しい結果でした。

ライオット マコ10の初航海。船体内への浸水まったく無し

このカヤックを入手してすぐに、スクリューやリベットなどにも確実にシール剤が塗られていることは確認していました。

初航海で実際に気密性があることを確認できたので、これからもRiot Mako10を信頼して海にでることができます。

ペダルドライブのカヤックの面白さも相まって、魚がたくさんいる季節になったら、さらに楽しむことができそうです。

カヤックフィッシングに必要な装備まとめ。初出艇の準備完了!

カヤックフィッシングに必要な装備まとめ。初出艇の準備完了!

カヤックの種類にもよりますが、カヤックフィッシングを始めるためには、新品のカヤックに少し艤装が必要です。

私の場合は、初めてのフィッシングカヤックを入手してから一ヶ月ぐらいで、出艇できそうな準備が整ってきました。

そこで、カヤックフィッシングを始める前に揃えた装備を、一年以上使っていくうちにグレードアップしたくなったものと一緒に、まとめてみます。

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レールの金具

私が使うフィッシングカヤックRiot Mako10には、合計6箇所の艤装用レールがついています。

カヤック中央には足漕ぎユニットが鎮座していて、ロッドホルダーや魚探はカヤック搭載できないため、レールがあると大いに便利です。

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6箇所のレールのうち、前側と後ろ側の計4ヶ所には、ストラップを通したり、フックを引っ掛けられるような金具をつけました。

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別の記事でも紹介していますが、前側はドーリー搭載、後ろ側はクーラーボックスを固定するために使用しています。

beginner-fishing.hatenablog.jp

 

パドル

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足漕ぎカヤックの場合、普段は離岸時と接岸時だけパドルを使います。

通常時以外では、もしも足漕ぎドライブユニットが壊れてしまった場合などの、予備の推進力にもなります。

いつも使い続けるものではないので、軽量で使いやすいカーボン製のものではなく、お手頃価格のものを入手しました。

使っていない時のカヤックへの設置は、Mako10にもとからついているパドル固定用のショックコードを使うと、ラダー操作レバーがパドルで隠れてしまい、使いにくくなります。

そこで、少しずらした位置に、ベルトとショックコードで固定してみました。

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初出艇時はこの状態でしたが、もっと簡単にパドルを脱着したくなり、現在はプチDIYで使いやすいホルダーをつくって装着しています。

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ペダルドライブを漕いでいる時は、間違ってパドルがホルダーから外れてしまっても紛失しないように、リーシュコードでカヤックに接続しています。

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防水バッグ

上の写真は、椅子の背もたれを倒した状態です。

背もたれの裏側に防水バッグを取り付けて、カヤック上では使わない車の鍵などを保管しています。

後日、もっとカッコいい防水バッグに付け替えました!

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落水してカヤックが流されてしまった場合に備えて、携帯電話と財布だけは、それぞれ専用の防水ケースに入れて、ライフジャケットのポケットに入れて保管しています。

防水ケース

小型の防水ケースは、信頼と実績のペリカンケースを使っています。

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しっかりと作られた防水ケースなので、タバコやカメラのバッテリーなど絶対に濡らしたくない小物類を、安心して保管できます。

これも、間違って流されないように、伸縮コードとカラビナで、カヤックに繋いでいます。

排水ポンプ

初航海は6時間ほどでしたが、Mako10の気密室内には、全く入水していませんでした。

とはいえ、座礁してヒビが入ってしまった場合などで、徐々に入水した場合に備えて、排水ポンプを持っておこうと思います。

排水力は少ないですが、とりあえず手動の灯油ポンプを、マジックテープで椅子の後ろに固定しておきます。

足漕ぎフィッシングカヤックの装備まとめ

初出艇から1年ほどたった現在では、カヤックの気密性が十分にあることがわかり、座礁しない操船もできるようになったので、このポンプは外しました。

そのかわりに、イザという時の排水作業用のスポンジを、後ろのハッチ内に入れています。

パラコードで作った輪

基本的に全ての装備や釣り道具は、伸縮コードとカラビナなどを使って、カヤックと接続します。

それらのカヤックへの固定ポイントとして、パラコード(パラシュートコード)を使って、フィッシャーマンズノットで作った小さい輪を、いろんな所に付けています。

下の写真で黄色のパラコードが、そのうちの2か所です。

釣り竿など、カヤック上で場所を変えて使うものは、その都度近くの輪にカラビナを繋ぎかえて使います

2本のロープを1本に繋ぐフィッシャーマンズノットは、下の写真のように一重の結び方でも強度は充分です。

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この結び方で、1本のロープの両端末を結べば、輪になります

簡単にほどくこともできるので、カヤックだけでなくキャンプなどのアウトドアでも、フィッシャーマンズノットは大活躍してくれます。

ランディングネット

青物に、そしてできれば中型の魚にお目にかかれることを目的としているので、その瞬間に対応できるランディングネットを準備しておかないといけません!

また、水面に手が届くカヤックの上で使うので、

  • 全長が短い
  • 伸縮式
  • 網の開口は中型の魚に対応した広さ
  • 釣り針が絡みにくいシリコンのネット

の条件に合致したランディングネットを選択しました。

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持ち手の中間に、随分昔に使っていた水泳用のヘルパー1個を刺しておいて、浮力で使いやすくしています。

防水スピーカー

絶対に必要というものではありませんが、防水のブルートゥーススピーカーを準備しました。

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携帯電話と無線接続しておけば、緊急連絡があった場合などに、わざわざポケットから、さらに防水ケースに入っている携帯電話を取り出さなくても通話できます。

防水スピーカーでカヤックフィッシングを楽しむ

せっかくなので、通常時は小さな音で音楽を聴いています。

その他のカヤック装備

コツコツと準備したその他の装備も、その紹介記事リンクとともに簡単にまとめてみます。

ドーリー

重さ30kg以上のMako10は、駐車スペースから波打ち際まで持ち上げて運ぶのは困難です。

アルミフレームのドーリーを入手して、カヤック上に固定できるようにステーを付けました。

バルーンタイヤではなく、パンクしないタイプの普通の形をしたタイヤです。

海岸では少し力が要りますが、フカフカの砂地でなければ、全力を出さなくても引っ張れます。

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魚探

魚探は、ガーミンのストライカー4を選びました。

首振り式のベース部は、船体にスクリューどめできるような構造のものが付属していますが、私はレールシステムに取り付けたかったので、ステーを自作しました。

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バッテリーボックス

主に魚探用で使う12Vバッテリーは、カヤックの気密室で保管する方法が多いようです。

しかしこの方法は、配線の取り出しのためにカヤックに穴を明けないといけません。

できれば穴を追加したくなかったので、カヤックの上でバッテリーを保管できるように、ツールケースを加工して防水(防滴)のバッテリーボックスを作りました

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フラッグホルダー

約3mのフィッシングカヤックは、海の上では米粒のようで、視認されにくい存在です。

そこで、海上で他の船から気付いてもらえるように、フラッグを使います。

フラッグは、余っていたテント用ポールを使って自作しました。

カヤックへの固定は水泳用のヘルパーなどを使い、後部スペースの中央に立つようにしています。

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ロッドホルダー

船上での作業性から、カヤックに付属しているロッドホルダーの穴に加えて、手の近くにもロッドホルダーを置きます。

船体にボルトで固定するタイプの、汎用のロッドホルダーを入手して、カヤックのレールシステムに固定できるように加工しました。

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約一年間使っていくうちに、脱着の手間を減らしたり見栄えを良くしたくなり、少し改造を加えることになりました。

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タックルボックス

狭いカヤック上に持ち込むタックルボックスとして、防滴性があるツールケースを使うことにしました。

中のスポンジを、ペンチやハサミなどの形に合わせて切り取ることで、道具を整理して固定できます。

今のところ、所有する全ての仕掛けを入れてもボックス容量に余裕がありますが、釣りに慣れてきて仕掛けなどが増えてきたら、持っていくものを選ばないといけないかもしれません。

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<後日談>初めてのカヤックフィッシングに行ってきました

カヤックの準備が整ったところで、初航海をしてみました。

釣果はゼロでしたが、4kmほど漕いでみて、装備の固定位置や船上作業の手順を確認してみました。

カヤックの安定性もよく、思いのほかしっかりと推進して、10kmぐらいの距離は疲れることなく移動できそうです。

処女航海では、安全にカヤックフィッシングできそうなことが確認できたので、次は青物でなくてもいいので、海の魚に会おう!と強く思いました!

 

冬のカヤックフィッシングの服装について。海で安全に楽しむために!

冬でも安全にカヤックフィッシング

カヤックの装備が一通り揃ってきて、人生初のカヤックフィッシングへのカウントダウンが始まりました!

しかし海上は、陸とは違って私が予測していない危険もいっぱいありそうです。

まだ海水が冷たいこの時期に、安全にカヤックフィッシングを楽しむための服装について考えてみて、初出艇前の最終準備をしました。

カヤックフィッシングでの服装

水を吸って重くなる素材はNG

最初に、よく知られていることですが、綿などの吸水しやすい素材を防寒層に使っている服だと、転覆後の再乗艇が、水を吸った服の重さで難しくなります。

そのため、寒い時期の防寒対策は、吸水しにくい、なるべく薄い素材のものを選びます。

私は、ヒートテックの上下に、寒さに応じて化繊の服で防寒してみます。

ウエットスーツとドライスーツ

寒い時期のカヤックの服装というと、ウエットスーツとドライスーツに大きく分けられます。

簡単に違いを挙げてみると、比較的に安価で入手できるウエットスーツは、水が浸透しますがその水が体温で暖められて留まることで保温性があります。

ドライスーツは高価ですが、落水しても水が中まで入りにくい止水構造になっていて、ドライスーツ内で防寒着が着られます。

万が一ですが、冬に落水して体温を奪われると、体が動きにくくなってしまって、自力で帰ってこられなくなる可能性があります。

その危険度が低いのは、落水しても体が濡れにくいドライスーツですね。

足漕ぎカヤックで動きやすい服装

さて、私が使うフィッシングカヤックは、足漕ぎカヤックのRiot Mako10です。

足でペダルを漕ぐ都合上、腰から下は動きやすい格好にしたいところです。

腕でパドルを漕ぐのは離岸と接岸時だけなので、上半身は動きやすさより防寒を優先したいと思います。

そこで、上下一体のスーツタイプで検討するのではなく、

  • 上半身はドライジャケットで、中に保温性がある服を着る
  • 下半身は2mm厚のウエットパンツで、その上からウンドブレーカーのかわりにレインパンツ

という、ドライとウエットのハイブリッドな格好にしてみます。

足元はサーフシューズで、砂浜でもカヤックの上でも履きっぱなしでいられるようにして、スリットだらけのペダルを漕いでも足の裏が痛くならないようにします。

ウエットスーツとドライスーツ

体温と浮力を守るドライジャケット

ドライジャケットは、GUL(ガル)のドライトップ パドリングジャケットSACO(サコ)を入手しました。

青色と黄色のものがありますが、私は青色を選びました。

黄色のものは、外側と2層目の生地の色が逆になります。

GUL(ガル)のドライトップ パドリングジャケットを入手

このドライジャケットは、UK(イギリス)サイズで作られているので、身長165cm 体重67kgの少しメタボ体型でも、Mサイズがぴったりです。

その中の服装は、

  • Tシャツ
  • ヒートテック
  • サマーセーター(化繊)

の3枚くらいまでがちょうどいい感じです。

首回りのサイズは、ゴムを切って調整できるようになっており、新品のままで切らずに着ると窒息しそうなくらい細いです。そもそも頭が通りそうにありません。

首にあてがって確認しながら、目印線3本分を切ってから着たところ、ちょうどいい開口広さになりました。

手首も、同様にゴムを切ってサイズを合わせます。

私の場合は、目印線2本分を切り取りました。

ジッパーを使わず、セーターのような着かたになるので、ツナギ形状のドライスーツと違って、一人で簡単に着られます

命を守るライフジャケット

いろいろな種類があり、安いものでは数千円のお手頃価格で入手できるライフジャケットですが、フィッシングカヤック独特の使用シーンを考慮した形のものを選ぶべきだと考えました。

私のカヤックはアルミフレームの背もたれ付きの椅子が使われています。

そのため、背中全面がフロートになっているライフジャケットだと、座った状態での姿勢が窮屈になります。

フィッシングカヤック用のライフジャケットは、椅子の背もたれを避けた、背中の上部だけにフロート材が入っているものが多く、またパドリングの動作を阻害しないように、腕の開口が大きめになっています。

釣り専用のものほど多くの種類はありませんが、いくつか見つけたカヤック用ライフジャケットの中から、MTIのライフジャケットを選択しました。

MTI ドラド

ポケットが左右に合計2箇所あるので、私の場合は、片方に携帯電話、もう片方は都度使いたいものを入れています。

右のポケットの外側には、フィッシングペンチをさしておけるホルダーがあり、私はとりあえず、ロープも切れるポケットナイフを入れておきました。

<後日談>

初出艇で使ってみましたが、しっかり作られている安心感と、釣り作業やパドリングの邪魔にならないフィット感で、カヤックフィッシングを安心して楽しむことができました。

<さらに2年後>

海水の飛沫を頻繁にかぶっていますが、壊れたり破れたりすることもなく、現役で使わさせていただいてます!

海上で浮けるか?も定期的に試していますが、今のところ浮力もしっかり確保されています。

まだまだ使えそうですが、経年による変色が目立ってきたら、また同じものを入手したいと思うくらい気に入っています。

重要! 最終確認しておきましょう

最後になりましたが、冬にカヤックフィッシングするときの、最も重要な確認項目です。

寒い海に放り出された場合に備えて、しっかりとした防水防寒着と長時間浮いていられるジャケットを着ていても、カヤックに再乗艇できなければ、すぐに体力が消耗します。

何度も乗艇しようとして失敗し続ければ、腕にも力が入らなくなってきますよね!

カヤック上に戻れなかった場合、潮や風に逆らってカヤックを押しながら泳ぐだけでも、相当に疲れます。

そして、ドライジャケットやドライスーツも、海中でバタバタしていたら、いつかは少しづつ浸水してくると思われます。

流され続けて岸に戻れなくなった!なんてことにならないように、重くて動きにくくなりがちな冬用装備でも、自力でカヤックに再乗艇できるかを試してみましょう!

そして少し厳しいな~と感じたら、たとえば乗艇しやすくするために下半身を水面近くに上げられる浮力体をカヤックに積んでおくなどして、冬の海に落ちても、すぐに自力でカヤック上に戻れることを確認してから、冬のカヤックフィッシングを楽しみましょう!

ご参考ですが私の場合、予備の浮力体として、水泳で使うビード板と、ボンベで(体とは密着せずに)棒状に膨らむフロートを装備しています。

青物が追いかけてくるジグを目指して、ダイソージグを改造してみます

フィッシングカヤックでのジギングを始めるために、色や大きさの違う様々なジグを集めています。

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どれも綺麗なものばかりで、気になるものを全部入手していたら、お財布が空になってしまいそうです。

自分のスタイルに合致するジグが、どのようなものかがまだ判りませんが、自分だけのオリジナルジグを作る練習をしてみます。

ジグは消耗品!?

ジグをそろえ始めたばかりなので、まだ10本くらいしか持っていませんが、どれも使う前から愛着がわいています。

いつも釣りについて相談している知人に、そろえておくべきジグの数や重さについて聞いてみたところ、「ジグは使い捨ての仕掛けと同じだと思って、1日使ってロストしなかったら、ラッキーだと思うべし」との助言をもらいました。

少し寂しいですが、根掛かりなどを考えると、確かにそういうものかもしれません。

そうであれば尚更、根掛かりする前に釣る!という熱い気持ちで、ジグ1本1本に魂を込めて使いたいです。

自分だけのスペシャルジグ

とりあえず1本、自分の熱い想いを込めたスペシャルジグを作ってみます。

全く知らない魚の気分になって、思わず近寄ってきて食べてみたくなるものにしたいと思います。

ダイソージグの改造

それでは、始めてのオリジナルジグを、ダイソージグを改造して作ってみます。

同じくダイソーで、ホログラムシールも入手しました。

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この細かいホログラム模様が、魚の興味をひくような気がします。

この仮説の真偽は実釣で証明されます!

準備

改造する前に、ジグからフックを外します。

ダイソージグに付属しているフックは、十分な強度があるかわからないので、スプリットリングを含めて使用しない予定です。

目玉は、安全ピンで端部から接着層を剥がします。

力をかけていくと、あるポイントで一気に剥がれるので、勢いで手に刺さらないように、注意して作業します。

ジグの形を変えます

既製品の有名ジグの形を見てみると、ひらひらと水中で動くようにするには、左右の厚みを変えると良さそうです。

ダイソージグの片方の面を紙やすりで削って、平らに近い形状にします。

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上から見た時に、左右面の膨らみ方の違いが一目瞭然になるまで削りました。

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重心がジグ中央になるように、微調整の削りも最後に入れておきました。

改造一号は、この形で試してみます。

キラキラにします

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本来は、柔らかい特性を持つアルミ材質のテープを最初に貼って、ジグ表面の追従性を良くしてから、表層のキラキラテープを貼ると良さそうです。

今回はアルミテープを使いませんでしたが、作業が終わってから、先人たちがアルミテープを最初に使う理由がわかりました。

アルミテープは、台所のガス台まわりのスキマをふさぐような、安いもので充分です。

予想外に薄いダイソーのホログラムテープをジグより大きめに切り出して、破断しない範囲で引っ張ってジグ形状に追従させながら、貼っていきます。

ジグの両面それぞれにテープを貼って、はみ出したテープをカッターナイフで切り落としたら、ボンド(G17)で目玉も貼り付けます。

青物が追いかけてくるジグを目指して、ダイソージグを改造してみます

写真上のダイソージグと並べて置いてみました。

七色に輝いて、いい感じでアピールできそうです。

次のコーティング工程に入る前に、思いつきで夜光テープを追加してみました。

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ウレタンコートします

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市販のジグ用ウレタンコート液を入手しました。

ガラスびんの中にドブ漬けして出した後に、乾燥硬化させればいいようです。

ドブ漬け乾燥作業は、ジグの上下を反転させながら数回繰り返します。

ここで想定外の事態が起こります。

1回目のドブ漬けから引き揚げて乾燥させ始めた時に、厚めのものを使っていた夜光テープが、剥がれてきてしまいました。

急遽、夜光テープは採用しないことにして、ジグから剥がして落としました。

ちなみに、夜光テープや夜光塗料は、紫外線(UV)により発光するので、UVカット系のウレタンコート液を使うと、発光しなくなります

良く考えれば気付いていましたが、今回は結果的にこの組み合わせを避けることができました!

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1日乾燥させて、コーティングがしっかり硬化すれば、1層目のコーティング完了です。

ジグの上下を反転して、2層目のドブ漬けと乾燥を繰り返します。

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ドブ漬け~乾燥の作業を合計4回行い、4層にコーティングしました。

スペシャルジグ一号が完成! 

記念すべきオリジナルジグ第一号の完成です。

下の写真の左端のものが、今回作業したジグです。

ジグのコーティング

私としては思わず目を引かれる光り具合と模様ですが、魚の気持ちはどうでしょうか?

早く実釣で確認してみたい!