フィッシングカヤックでのジギングを始めるために、色や大きさの違う様々なジグを集めています。
どれも綺麗なものばかりで、気になるものを全部入手していたら、お財布が空になってしまいそうです。
自分のスタイルに合致するジグが、どのようなものかがまだ判りませんが、自分だけのオリジナルジグを作る練習をしてみます。
ジグは消耗品!?
ジグをそろえ始めたばかりなので、まだ10本くらいしか持っていませんが、どれも使う前から愛着がわいています。
いつも釣りについて相談している知人に、そろえておくべきジグの数や重さについて聞いてみたところ、「ジグは使い捨ての仕掛けと同じだと思って、1日使ってロストしなかったら、ラッキーだと思うべし」との助言をもらいました。
少し寂しいですが、根掛かりなどを考えると、確かにそういうものかもしれません。
そうであれば尚更、根掛かりする前に釣る!という熱い気持ちで、ジグ1本1本に魂を込めて使いたいです。
自分だけのスペシャルジグ
とりあえず1本、自分の熱い想いを込めたスペシャルジグを作ってみます。
全く知らない魚の気分になって、思わず近寄ってきて食べてみたくなるものにしたいと思います。
ダイソージグの改造
それでは、始めてのオリジナルジグを、ダイソージグを改造して作ってみます。
同じくダイソーで、ホログラムシールも入手しました。
この細かいホログラム模様が、魚の興味をひくような気がします。
この仮説の真偽は実釣で証明されます!
準備
改造する前に、ジグからフックを外します。
ダイソージグに付属しているフックは、十分な強度があるかわからないので、スプリットリングを含めて使用しない予定です。
目玉は、安全ピンで端部から接着層を剥がします。
力をかけていくと、あるポイントで一気に剥がれるので、勢いで手に刺さらないように、注意して作業します。
ジグの形を変えます
既製品の有名ジグの形を見てみると、ひらひらと水中で動くようにするには、左右の厚みを変えると良さそうです。
ダイソージグの片方の面を紙やすりで削って、平らに近い形状にします。
上から見た時に、左右面の膨らみ方の違いが一目瞭然になるまで削りました。
重心がジグ中央になるように、微調整の削りも最後に入れておきました。
改造一号は、この形で試してみます。
キラキラにします
本来は、柔らかい特性を持つアルミ材質のテープを最初に貼って、ジグ表面の追従性を良くしてから、表層のキラキラテープを貼ると良さそうです。
今回はアルミテープを使いませんでしたが、作業が終わってから、先人たちがアルミテープを最初に使う理由がわかりました。
アルミテープは、台所のガス台まわりのスキマをふさぐような、安いもので充分です。
予想外に薄いダイソーのホログラムテープをジグより大きめに切り出して、破断しない範囲で引っ張ってジグ形状に追従させながら、貼っていきます。
ジグの両面それぞれにテープを貼って、はみ出したテープをカッターナイフで切り落としたら、ボンド(G17)で目玉も貼り付けます。
写真上のダイソージグと並べて置いてみました。
七色に輝いて、いい感じでアピールできそうです。
次のコーティング工程に入る前に、思いつきで夜光テープを追加してみました。
ウレタンコートします
市販のジグ用ウレタンコート液を入手しました。
ガラスびんの中にドブ漬けして出した後に、乾燥硬化させればいいようです。
ドブ漬け乾燥作業は、ジグの上下を反転させながら数回繰り返します。
ここで想定外の事態が起こります。
1回目のドブ漬けから引き揚げて乾燥させ始めた時に、厚めのものを使っていた夜光テープが、剥がれてきてしまいました。
急遽、夜光テープは採用しないことにして、ジグから剥がして落としました。
ちなみに、夜光テープや夜光塗料は、紫外線(UV)により発光するので、UVカット系のウレタンコート液を使うと、発光しなくなります。
良く考えれば気付いていましたが、今回は結果的にこの組み合わせを避けることができました!
1日乾燥させて、コーティングがしっかり硬化すれば、1層目のコーティング完了です。
ジグの上下を反転して、2層目のドブ漬けと乾燥を繰り返します。
ドブ漬け~乾燥の作業を合計4回行い、4層にコーティングしました。
スペシャルジグ一号が完成!
記念すべきオリジナルジグ第一号の完成です。
下の写真の左端のものが、今回作業したジグです。
私としては思わず目を引かれる光り具合と模様ですが、魚の気持ちはどうでしょうか?
早く実釣で確認してみたい!