快晴の日曜日に、フィッシングカヤックをいつもの海岸に持ってきました。
風予報では、三河湾内は夜までカヤック日和の風になっています。
久しぶりに、カヤックフィッシングを夕方まで楽しもう!と意気込んできましたが、結果は短めの釣行で終わり、釣れない日誌の更新となりました。
朝の海岸風景
前日は早めに就寝し、しっかり熟睡して早起きをした日曜日の朝6時半ごろに、いつもの場所に到着しました。
すでにフィッシングカヤックの出艇準備をほぼ終えている方がみえたので、簡単な挨拶を交わして、自分もカヤックを車の屋根から降ろします。
数週間ぶりの準備なので、手順を思い出しながら、ゆっくりと装備を取り付けていると、少し年配の紳士といった雰囲気の方から声をかけられました。
「さっき、旅館の窓から海を見下ろしていたら、大きな魚が泳いでいったよ!」
さらにお話を伺うと、私がよく目撃するボラではなさそうです。
この近くでまだ魚を釣ったことがない私にとっては、ボラ以外の大型魚もいるという嬉しい情報でした。
今日こそは!という期待感に包まれつつ、出艇準備を終わらせます。
それでは出艇します
海岸横の防波堤では、数人の釣り人が根魚を狙っています。
4月になって、釣りを楽しまれる方の姿が多くなり、釣りの世界に足を踏み入れたばかりの私としては、安心できるような気持ちになります。
防波堤の方々の邪魔にならないように、パドルで静かに堤外まで漕いでいきました。
無風に近い状態の割には高めのうねりに戸惑いつつも、ペダルドライブに切り替えて、沖の無人島を目指します。
今日は底を重点的に狙います
少し沖の無人島付近では、これまで数回のカヤックフィッシングにおいてジグを使ってきました。
しかし、青物などの魚影に巡り会えず、釣果もゼロだったので、今回は小さめのワームを使って、根魚との出会いを目指してみます。
魚探で水中の急な地形変化に気をつけながら、無人島付近の岩礁帯にゆっくりとカヤックを進めて、海鳥が休んでいる岩に近づいていきます。
水深1mまで近づいたところで、ワームを付けた2.5gのジグヘッドを海底まで落とします。
ロッドを細かく動かしてみたり、ワームを泳がす水深を変えてみます。
カヤックがゆっくりと流されていくのに任せて、広くポイントを探ってみました。
不思議なことに、魚の反応らしきものが無いにもかかわらず、ワームのテール部だけがなくなる事態が続きます。
後から思い返すと、小さなフグか何かがいたのかもしれません。
うねりは徐々に大きくなっていきます
岩礁近くを何度も往復しながら、ワームを泳がせ続けますが、海の状況はうねりが徐々に大きくなって、とうとうこの場所では初めて経験する大きさになりました。
それほど風はありませんが、このペースでさらにうねりが高くなると、カヤックの上を海水が流れるレベルになるかもしれません。
出艇場所まで戻るには、20分ほど漕がないといけないので、安全を第一に考えて今日のカヤックフィッシングは終了として、海岸に戻る方向に漕ぎ始めます。
それにしても、早朝に旅館の窓から目撃された魚は何だったのか気になります。
ドローンを導入すれば、魚のいる場所や通り道を、簡単に確認できるかも?
マコ10のインパルスドライブ
出艇地では潮干狩りを楽しまれている方たちがみえたので、極力邪魔にならないようにしながら、フィッシングカヤックを陸揚げして駐車場まで移動します。
足漕ぎユニットのインパルスドライブは、水抜き穴から海水が抜けるような角度にして、しばらく置いておきました。
ありがたいことに、同じくマコを使われている方から、インパルスドライブの情報をいただいていました。
現在は改良されているようですが、このドライブユニットはベアリング部が強度の弱点部位になっているようで、壊れる場合があるそうです。
今回の出艇では、私のドライブユニットのベアリング部に異変がないか確認する第2のミッションもありました。
力を入れて漕いでみたり、前後進をランダムに繰り返してみたりしましたが、今のところ異常は無さそうです。
しばらく様子をみながら使ってみて、異常を感じたら、対応が良いモンベルのアフターサービスに相談してみたいと思います。
カヤックを乾かす小技を思いつく
これまでのカヤック使用後には、ペットボトルホルダーなどの凹形状部に溜まりっぱなしになる海水を、スポンジやタオルを使って除去していました。
今回、カヤックを横向きに立てれば流れ落ちるのでは?と思いつき、試してみました。
カヤックが倒れないように、ドーリーのストラップを使って、車のルーフキャリアにタイアップしています。
これで、カヤック上に溜まっていた海水は全部流れ落ちるので、これまでの手間がかかる作業から解放されました!
...少し考えれば思いつきそうなのに、なぜ今まで考えなかったのだろう?
毎週同じことの繰り返しになってしまっていますが、来週こそは釣果を!と次回の作戦を考えながら、カヤックが乾くまでの時間も楽しんでいます。