青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

フィッシングカヤックで海に浮いた!緊張の初航海

いつまでもカヤックフィッシングの準備ばかりしていても魚に会える訳がないので、2月の風が弱い日を見計らって、初航海してきました。

釣りについても初心者なので、一匹も釣れませんでしたが、竿やリールの使い方を練習してきました。    

Riot Mako10で初航海

初航海の準備

初航海に先立ち、現時点でのカヤックフィッシング準備状況です。

寒い季節なので、ライフジャケットに加えて、より安全に楽しめる服装も揃えました。

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今回準備したものの中で、カヤックの次に高価なドライジャケットは、自分のカヤックフィッシングのスタイルに必要かどうか悩みましたが、最終的には安全第一!ということで、しっかり入手しました。

1か月かけて入念に準備したカヤックは、魚探の振動子をつなぐコードをもっと短くしたいことを除いて、思いついたことはやりきっています。

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魚探のコードは、注文しているコネクターが届きしだい短くするとして、今回はカヤック上で束ねておきます。

今以上の改善点は、いちど海に出てから見つけよう!と決めて、さっそく初航海に向かいます。

5:00 カヤックを車に積む

 

カヤックは、車のルーフキャリアに積載します。

船底が平らなカヤックを積み込みやすくするために、キャンプ用でも活躍しているルーフキャリアを改造しておきました。

まずは長いカヤックを載せられるように、キャリアの前後のガードを外しています。

サイドガードには、スポンジをまいたアルミパイプを付けて、その部分にカヤックを立てかけた後に、パイプを回転させながら持ち上げやすくしました。

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私が使っている車庫は天井が低いので、その中では、車のルーフキャリアにカヤックを積むことができません。

前日からカヤックを積んで準備しておくこともできないので、出発日の朝5時くらいから、近所迷惑にならないように、なるべく静かに積載作業を進めます。

カヤック本体以外の、車の中に入れて持っていくものは前日に準備していたので、30分ほどで作業終了です。

5:30 出艇地に向かいます

家から出艇地までは、一般道を車で1時間です。

途中で2度、休憩しながらカヤックの締結が緩んでいないか確認しておきます。

バイクをトラックなどの荷台に固定するためのタイダウンバンドを使っていますが、カヤックの固定にも問題なく使えそうです。

6:30 海岸に到着

まだ薄暗い海岸に到着しました。

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散歩している人と、朝焼けの海を撮影しようと準備をしている人がいるだけで、私以外のカヤックの気配はまったくありません。

釣れるシーズンではなく、朝も早いので、他のカヤックを見かけないのはあたりまえだと、不安になる自分を納得させて、そそくさと初出航の準備を進めました。

7:30 初航海開始

準備を終わった7時過ぎは漁船の移動時間なのか、数隻が防波堤の外を通っていきます。

私が目的地としている無人島へのルートは交差してしまうので、漁船の移動時間が終わるまで、少し待つことにしました。

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そして、初めてのカヤック出艇!

緊張しつつも無事にカヤックに着座できたら、最初にシートの前後位置を調整します。

パドルを漕ぐのも初めてなので、防波堤の内側で、しばらくパドルを動かしてみました。

安定性が抜群で、カヤックの上で立つこともできると紹介されているRiot Mako10は、意図的に揺らしてみても転覆しそうにありません。

あまり力を使わずに漕いだ方が直進しやすいことがわかったところで、そのままパドルで防波堤の外に出ました。

確認しながら漕いでいきます

防波堤から出て数十メートルのところで、ラダーを水中に下ろして、足漕ぎユニットのインパルスドライブをカヤックにセットします。

インパルスドライブに取り付けた振動子も水中に入るので、魚探の電源を入れてみます。

もっと小魚の反応を見れるかと思っていましたが、やはり2月の釣りは厳しそうです。

ともあれ、魚探も無事に動く事がわかりました。

周囲に船がいないか注意しながら、そのまま1kmほど先の無人島まで漕いでいきますが、足漕ぎユニットはパドルで漕ぐよりも直進性が良く、手がフリーになるので、魚探のセッティングを確認しながら漕いだりと作業の余裕もできて楽しいです!

無人島の近くは岩礁帯があり、急に水深が浅くなったりするので、特に推進力のスクリュー部が水中に飛び出している足漕ぎカヤックは危険です。

少し離れた水深4m以上のところで、いろいろな重さのルアーを使って、釣り竿とリールの使い方を練習しました。

ゆるやかに潮に流されながら、ジグを落としては巻き上げる練習をして、流された分だけペダルを漕いで戻ることを、繰り返します。

途中で数えきれないほどのボラが、背びれを水面から出しながら群れているのを見たほかは、まったく魚の姿がない上に、魚探の反応もありません。

気付いたら何時間も経っており、無事にカヤックフィッシングできるか確認するという初航海のミッションは、最後のチェック項目一つを残して達成できたと判断し、出艇した海岸に引き返すことにしました。

12:00 無事に着岸

防波堤内に入ったところで、ラダーと足漕ぎユニットをカヤック上にあげて、パドルでの推進に切り替えます。

海岸には、無人島の近くで見かけたシーカヤックをほぼ撤収完了された方と、小型のボートを撤収中の方の姿が確認できます。

防波堤内を反時計回りで移動して着岸したら、海岸で遊んでいたファミリーの邪魔にならないように、なるべく急いで駐車場までカヤックを移動させました。

そしてここで、今回最後の確認をします。

フィッシングカヤックのなかには、気密室に徐々に入水する艇があり、その入水量も個体差があるようです。

カヤックを前下がりの状態にして、前側のハッチを開けてみました。

正直なところ、半日で1リットル以内なら優秀な方だと思っていましたが、まったく気密室には入水していないという驚きの、そして嬉しい結果でした。

ライオット マコ10の初航海。船体内への浸水まったく無し

このカヤックを入手してすぐに、スクリューやリベットなどにも確実にシール剤が塗られていることは確認していました。

初航海で実際に気密性があることを確認できたので、これからもRiot Mako10を信頼して海にでることができます。

ペダルドライブのカヤックの面白さも相まって、魚がたくさんいる季節になったら、さらに楽しむことができそうです。