2週連続で、風が強くてカヤックに乗れない日が続いています。
こんな時は海岸で魚に会いに行こう!ということで週末を目一杯使って、愛知県の釣り場をハシゴしてきました。
豊浜漁港の釣り桟橋
補修のため、しばらく使えなかったようですが、豊浜漁港の釣り桟橋が再開されたとの情報を見つけました。
釣り場のハシゴ最初のポイントは、知多半島の先端近くの伊勢湾側にある、この釣り桟橋に行ってみます。
正午ごろに、釣り場に隣接する広い駐車場に到着し、フェンス越しに釣り桟橋を見てみます。
ほとんどの方が海側で釣りを楽しんでいますが、桟橋の先端に行くほど間隔に余裕があります。
帰ってきてから調べたら、実は桟橋に入ってすぐのあたりの方が釣れる確率が高いようです。
こういう釣り場では、釣り人が集中している場所が良いポイントらしい!ということを頭の中にインプットしました。
それを知らなかったのもありますが、まずは最もスペースが空いている桟橋中央の陸側で、周りの釣り人にならって、サビキ釣りをしてみます。
しかし、まったく反応が無いままで時間が過ぎていき、隣りのかたがエサ釣りで20cm弱くらいのフグを釣っていただけで、周りの人を含めてサビキでは釣れなさそうです。
その後も、群れで来るかもしれない魚を夢見つつ海側でもサビキを試してみましたが、反応はありませんでした。
半島の先端近くで条件もよく、いい釣り場だと思うのですが、今日は諦めた方がいいと判断して、日没前に次のポイントに移動します。
大井漁港
知多半島を横断して、三河湾側の大井漁港に来てみました。
夕方に到着したので、お魚たちもちょうどお食事タイムになっているはずです。
広い漁港は釣りができるポイントも多く、その近くに駐車スペースも十分にあります。
テトラがある漁港の中央付近で、ワームを2本針につけて、オモリを使ってちょい投げしてみることにしました。
時おり本降りになる雨に耐えながら、底でワームを少しづつ動かしていると、周りが暗くなった時分にコンコンと反応がありました。
最初は底の石をオモリが乗り越えただけかと思いましたが、数秒後にロッドがブルっと震えます。
これが魚が食いついた感触か!と興奮しながらリールを巻いてみると、手のひらサイズのカサゴと思われる魚が上がってきました。
記念すべきワーム初フィッシュを写真におさめて、そそくさと海にお帰りいただきます。
小さいとはいえ釣れたということは、私の釣り方も間違っていないとの安堵感に包まれます。
リラックスしてその後も釣りを楽しんでいると、10分ほどして、同じサイズのもう一匹が上がってきました!
こちらも海にお見送りして、強くなってきた雨に耐えかねて、退散します。
武豊緑地
大井漁港からの帰り道で、雨足が少し弱くなってきたので、武豊緑地に寄ってみます。
手のひらサイズとはいえ狙い通りに根魚が釣れた嬉しさが冷めやらぬ中で、今日は出番が無かったシーバスロッドを振ってみたら大物が釣れるような錯覚におちいりました。
夜の8時近くに駐車場に到着しましたが、雨の中でも数人の方がジグを投げている姿が、車中から確認できます。
私も早速、手すり越しにジギングしてみます。
武豊緑地の釣り場は、街灯などの照明がないので、どこが良いポイントかを見分けられず、手すりに沿って移動しながら、グローラインが入ったジグを投げ続けます。
いつかは釣れそうな気がするものの、1時間ほどでまた雨が強くなってきたので、他の方とほぼ同時に納竿としました。
田原市のサーフ
翌日の日曜日は、さらに風が強いものの雨はあがっています。
前日に不完全燃焼で終わってしまったシーバスロッドを使いたい気持ちでいっぱいです。
この時期に釣れるのか不明のフラットフィッシュを狙って、渥美半島の大平洋側サーフに来てみました。
初めて来る広いサーフには、見渡せる範囲に1人だけ釣り人がいらっしゃいます。
その方からは離れたところで、離岸流らしきものを探しながら、第1ブレイクの距離を狙って投げてみます。
風は横風に近いのですが、シンキングミノーだと距離が出ないので、重めのジグを色を変えながら投げてみました。
イワシカラーを表層付近で巻いていると、波とは違う反応があり、とうとうサーフ初フィッシュかと色めき立ちます。
タイムリーにできたのか不安になりながらも合わせを入れて、リールを巻いてみると、魚の手ごたえはあるものの、思いのほか軽く巻き取ることができます。
波打ち際までリールを巻いたところで、アジと思われる15cm強の魚が、ジグのアシストフックから外れました。
外道とはいえサーフ初になる魚を手でつかもうとしますが、魚が数センチの水深でも元気に動くのと、次々に来る波に邪魔をされます。
中腰になりながら片手で確保しようと格闘しているうちに大きめの波が来て、魚は海に帰っていきました...
サーフ初フィッシュとはならずに、また魚の種類もしっかり確認できないままで脱がしたことに落胆しましたが、狙っていたのはフラットフィッシュだという事を思い出し、釣りを再開します。
捕食する魚がいたという事はフラットフィッシュもいるはずだと、同じ離岸流に向かってジグを投げ続けますが、その後は魚の反応はありません。
正午ごろにサーフでの釣果は諦めて、午後は漁港で過ごすことにしました。
赤羽根漁港
前回来た時にサッパとイワシが多く釣れた、赤羽根漁港に移動します。
3月初旬に20匹ほど釣れたサッパは、酢漬けでたいへん美味しくいただきましたが、数を捌くのが少し大変でした。
今回はイワシか、それより大きな魚をサビキで釣ってみたいと思います。
赤羽根漁港に昼の1時ごろに到着すると、強風のためか釣り堤防の中央付近には多くの空きスペースがあります。
前回釣れたあたりに釣り場所を確保して、撒き餌を使わずにサビキ仕掛けをおろしてみたところ、数分ほどで竿先が細かく震えます。
前回もそうでしたが、周りでサビキ釣りをしている方の恩恵からか、自分は撒き餌をしなくてもサビキの仕掛けだけでも釣れるようです。
前回よりも気持ち大きめのサッパが一匹上がってきましたが、そっと釣り針から外して、リリースします。
イワシを狙って2時間ほど続けましたが、結局サッパ6匹にしかお目にかかれず、全て海にお帰りいただきました。
今週も、いい週末でした!
今回の愛知県釣り場ハシゴ紀行は、お土産サイズの釣果はありませんでしたが、先週のヒトデ2匹からは進歩しています。
魚が餌をくわえた感覚もわかってきた気がするので、次週は天候が良ければカヤックで、そうでなければ県外の太平洋で、釣りを満喫してみたいと思います。