青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

スナメリ達の楽園でマゴチと会えず。常滑で早朝釣り

カヤックで漕ぎ出すには少し風が強い4月半ばの土曜日に、堤防から伊勢湾にワームを投げてみました。

愛知県常滑でマゴチ釣り

早朝狙いの陸っぱり

私が釣りを始めるきっかけを作ってくれた、釣りの師匠でもある知人から、早朝の釣りに誘っていただきました。

マゴチが接岸し始めているとの情報がある愛知県の常滑に、朝5時に集合します。

未明の駐車スペースには、示し合わせたかのように知人と同時に到着して、マゴチを狙うポイントまで案内してもらいます。

ワームを投げてみます

蛍光色のワームがいいとの事で、知人からオレンジ色のワームを一本いただきました。

胴体の中央にクビレがあり、よく泳ぎそうで、マゴチの口にもしっかり吸い込まれそうです。

満潮時間より少し前の薄明かりの海に向かって、14gのジグヘッドにつけたワームを投げてみます。

早朝のマゴチ釣りスタート

風下に向かって投げる格好になるので、いつもより遠くまで、気持ちよくジグヘッドが飛んでいきます。

着底の感触はありませんが、カヤックフィッシングの時に、魚探でジグヘッドの落下の様子を勉強していたので、14gのジグヘッドが海中を落ちていくイメージで着底を予測します。

着底後は、マゴチの目の前をヒラヒラとワームが泳いでいくことを想像しながら、ゆっくりとワームを巻き寄せてみました。

我々の他には一人しか釣り人がいない、ほぼ独占状態の護岸を、移動しながら探ってみます。

釣り師匠の知人には軽い反応がでているようですが、私の方は海底の凹凸によるコツコツ感しか感じられません。

知人のリールの巻き方を盗み見しながら、私にも反応があることを期待して、マゴチ狙いの練習を続けます。

日の出と共に現れたスナメリ

すぐに空が白み初めて、あっという間に日の出となります。

日の出後間もなくして、数センチほどの長さの小魚が海面近くで群れているのが確認できました。

海鳥も海面近くで小魚を捕食していて、

「今日は海がいい!」

との知人の言葉に、やる気がみなぎります。

魚たちの短い朝食タイムを無駄にしないように、休む間も無く投げ続けていると、目の前数メートルのところに、いきなり艶やかな背中が現れて、大きな呼吸音が聞こえました。

伊勢湾のスナメリ

私はイルカやスナメリが大好きですが、釣りをしている時に近くに出現されると競争相手となってしまい、さすがに困ってしまいます。

少し遠くに行ってくれないかと願っていましたが、結局その後もずっと、数頭のスナメリ達が目の前を行き来していました。

強いアタリは突然に

スナメリ達が目の前を離れた合間をぬって、色を変えながらワームを投げ続けます。

一度だけですが、目前のワームを海から引き上げようとリールを巻くスピードを上げた瞬間に、突然強い力でロッドが引かれました

やっと来た!と思ったのも束の間、態勢を整えることもできないままで、3秒ほどで針が外れてしまいました。

少し気分転換をします

一回アタリを感じた後は、全く反応が無くなったので、少し気分転換してサビキを落としてみました。

第一投の後、すぐに竿先が細かく震え出し、少し時間を置いてから仕掛けを引き上げてみると、いつもお会いするサッパが鈴なりになって上がってきました。

マゴチ狙いのリールを巻き続けることに疲れてきたところでの釣果だったので、知人とともに泳がせ釣りに切り替えてみます。

あっという間に終了時間

まったりと泳ぐスナメリ達を見ながら、穏やかに時間が過ぎていきます。

今日は、魚たちの朝食タイムを過ぎたら終了しようと決めていました。

納竿予定時間の11時を過ぎたところで、泳がせ釣りの仕掛けを引き上げてみると、既にサッパはいなくなっていました。海に帰られたのでしょうか?

この日は、師匠から釣りのコツを学ぼう!という第2の目的もありましたが、リールの巻き方やロッドのしゃくり方など、今まで我流でやっていたところで、いろいろと勉強になりました。

翌日に予定しているカヤックフィッシングでは、今日の第2の成果を駆使して、釣果につなげたいと思います!