こんにちは。
今回は、釣行記ではなく、ロッドのガイド交換に挑戦してみました~という報告です。
少し前から、やってみようかな~?と考えてはいましたが、少し特殊な道具や材料が必要になることがネックとなり、尻込みしてしまう日々が続いていました。
ここにきて、やっと「専用の道具は自作してしまおう!」という決意が固まったので、愛用ロッドのガイド交換に取り組みます。
錆びてる・・・
カヤックフィッシングを始めてすぐに入手して、これまで多くのサゴシさんを寄せてきてくれた愛用ロッドは、訳あって船釣り主体となっている今でも現役です。
でも...
釣りを始めたばかりの頃の手入れの悪さのせいか、ガイドに錆が浮いています。
ステンレスでも錆びるのですね...
おそらくは表面錆なので、釣りをしている時にガイドがポロッと折れてしまうことは無いとは思いますが、使っていたり眺めている時に気になります。
このところジギングの調子が悪いのは、もしかしたらロッドへの愛情が足りていない為かもしれない~
...などと考えていても錆びは無くならないので、人生初のガイド交換にチャレンジしてみます!
ガイドの取り外し
錆びだらけの見苦しい写真を多くお見せするのは忍びないので、ガイドの取り外し作業については、文字だけでサクサクッと紹介しておきます。
インターネット情報を参考にしつつ、作業してみました。
- カッターナイフで、ガイドの足の部分のエポキシを削る
- エポキシで隠れていた部分のガイドが見えたら、巻かれていたスレッド(糸)も削れた(切れた)合図
- ガイドに少し力を加えると、ポロッと外れる
- ロッドに残っているエポキシとスレッドを綺麗に取り除く
外したガイドの錆びは、磨けばとれそうな雰囲気で、致命的に腐食しているというわけではなさそうでした。
作業後のロッドの姿が、下の写真になります。
マスキングテープの黒線は、外す前のガイドの中心線です。
新たに付けるガイドの位置を出す時に参考になるのでは?というフィーリングでマーキングしておきましたが、この線は後ほど思惑どおりに活躍してくれました。
銀色の飾り糸は、取り除かずにそのまま再利用します。
ガイドの位置決め
新しいガイドは、富士工業さんのガイドセットを入手しました。
位置を決めつつ、細幅のマスキングテープで仮止めしていきます。
最初はマスキングテープの黒線を狙っておいて、全てのガイドをマスキングテープで仮止めした後に、ライフルの狙いを定める時に似たポーズで、ロッド全体を見わたしつつ位置を調整します。
とはいえ、マスキングテープを巻きつけただけではガイドは簡単にずれてしまうので、スレッドを巻いた後にも再調整することになります。
スレッドで仮止め
ロッドとガイドに巻き付ける糸は、富士工業さんのスレッドを入手しました。
巻き方もインターネットで得た知識での見様見真似ですが、自己採点では美しく巻けていると感じます。
申し遅れましたが、トップガイドは錆びていなかったので交換していません。
他のガイド全てにスレッドを巻き終えたら、もう一度ライフルハンターのポーズで各ガイドの位置を確認します。
フィニッシング
そして、とうとう緊張の塗装作業に突入することになります。
まずは、2液硬化型のエポキシ コーティング剤を準備します。
デジタル量りは、他に使用目的もない筈なのに何故か持っていたので、満を持して登場いただき正確に計量して混合します。
そしてそして~、この日のために(急遽)フィニッシングモーターを自作しました~
恥ずかしいくらい質素なつくりですが、もしも作り方が気になってしまったら、別のブログ記事にしているので、ご参考程度に見てみてください。
初めてのエポキシに緊張しながら...実際にスレッドを塗装してみると、意外に楽しい!
ロッドが回転しているので、拍子抜けするほど簡単に塗れてしまいます。
人生初となるエポキシ塗布の作業風景は、記念の動画を撮影しておきましたので、こちらもよろしければご覧ください~
24時間硬化後
エポキシ塗布から5時間後、エポキシが半硬化したのでフィニッシングモーターを止めます。
お疲れ様でした! 私の変わりにロッドを回し続けてくれて、ありがとう~
それから一晩おいて、合計24時間後にエポキシが完全硬化したと確信しました。
ちなみに、エポキシ硬化状況は、余った塗料の硬さで確認できます。
上の写真で、机の上で寂しそうにしているソース用カップの中身は、しっかりと固まっていました。
マスキングテープを全て取り除き、ガイドたちが直線的に並んでいるか、ドキドキしながら最終チェック~
うん。そこそこ良いのでは?
今の私の腕では、これ以上の精度を求めてはいけない気がします。
錆びがなくなったジギングロッド、心なしか新品のような輝きを放っています。
愛情をこめて綺麗にしたロッドを眺めつつ、次回の海釣りでの成果を夢見ています。
次こそ、大きな青物に会いたい!