カヤックフィッシングに使う魚探用として、小型バイクで使うサイズの12Vバッテリーを入手しました。
ただしバイクと違って、海水に囲まれているカヤックで使う際には、しっかり防水された場所に保管しておかないと、最悪の場合は事故につながります。
そこで、カヤック上でのバッテリー保管について考えてみました。
- 12Vバッテリー WP5-12
- カヤックでのバッテリー保管方法
- Riot Mako10にバッテリーを積む
- バッテリーをケースに格納します
- 魚探の電源ケーブルも作っておきます
- 魚探の動作確認をしておきます
12Vバッテリー WP5-12
私が入手したのは、LONGのバッテリーWP5-12です。
通販サイトのレビューで「釣りで使っています」とのコメントがあるほか、動画サイトでも釣りとのセットで見かける、完全密封型の鉛蓄電池です。
先人たちが使っているならば、いろいろ安心できそうなので、私もこれを使うことに決めました。
寸法諸元は、
- 横;90mm
- 奥行;70mm
- 高さ;102mm
で、重量は約1.9kgです。
カヤックでのバッテリー保管方法
転覆することもあるカヤックフィッシングの場合、先人達がバッテリーをどこに保管しているかを調べてみると、
- ハッチ内
- コンソールボックス内
が大半を占めています。
しかも、バッテリーはむき出しではなく、すくなくともタッパーウエアのようなものに入れて、万が一の時の防水も考えられています。
そのほかの保管方法では、カヤック上で防水ケースに入れているパターンも発見しました。
Riot Mako10にバッテリーを積む
それでは、先人たちを参考にしながら、私のフィッシングカヤックに12Vバッテリーを積む方法について考えてみます。
カヤックの気密室からは独立しているコンソールボックスに、バッテリーを入れておく方法がもっとも簡単で、手が届く範囲なので利便性もいいと感じました。
しかし、足漕ぎカヤックのMako10には、コンソールボックスが無いので、残念ながら除外して考えます。
次の候補が、ハッチ内でのバッテリー保管ですが、この方法だと必ず一ヶ所は、電源コードの取り出しのため、カヤックもしくはハッチに穴をあけなければいけません。
将来的にこの方法をとるかもしれませんが、まだ一度も浮いていないカヤックに穴を明けるのは気がひけるので、今はやめておきたいところです。
こうなると、バッテリーはカヤック上で保管するしかありません。
重心を少し高くしてしまうことになりますが、カヤックに穴を明けることに比べれば良しとします。
バッテリーは、カヤックの上にむき出しでは置けないので、普通に使っている時の防滴性と、転覆した際の数分程度の防水性を考えてみることにします。
バッテリーをケースに格納します
カヤック上でバッテリーを保管するためのケースを入手して、防滴防水性を確保してみます。
ケースの選定
防水のケースといえば、ミリタリースペックのペリカンケースが有名です。
調べてみると、ペリカンケースを使ったバッテリーボックス製品も販売されています。
防塵防水性には定評がある強固なケースですが、とにかく高価でお財布に優しくありません。
さらに、今回は電源をケース外に取り出すために穴を明けるのですが、高価なケースだと穴明け加工を躊躇してしまいます。
そこで、これまで違う用途で使っていた活用していたTruscoのプロテクターツールケース Sサイズをリサイクルすることにしました。
このケースは防滴仕様ですが、私の持っているものは精度がいい方なのか、水の中に入れても数分程度であれば入水量はほとんど皆無で」、漏電やショートするほどではない事を確認しています。
ケースのサイズ
プロテクターツールケースSサイズの収納スペース寸法は、
- 幅;186mm
- 高さ;123mm
- 奥行き;75mm
で、高さと奥行きは、私が入手したバッテリーにちょうどいい大きさです。
電源取り出しやヒューズのスペースを考えると、幅の余裕代も悪くありません。
ケースから電源を取り出す
バッテリーを入れるケースが決まったところで、密閉されたボックスからどうやって電源を取り出すか?について考えてみました。
ケースが防水なので、コネクターも防水タイプのものを使って、ケースから電源を取り出したいですね!
どんな防水コネクターがあるのか調べてみると、樹脂のものと金属のものが見つかりました。
今回は、ケースからのコネクターの飛び出し量がなるべく少なくなるようにしたかったので、比較的に長めのものが多かった樹脂のものではなく、金属のものを使います。
上の写真で右側にあるコネクターは、航空コネクター(Aviation plug)という名前で、通販サイトでも見つけられます。
電源を取り出すだけなので、2P(ピン)でいいのですが、実使用で繋ぐときに向きがわかりやすい3Pのものを入手しました。
早速、オス側のコネクターに合わせてツールケースに穴を明けて、シール剤を塗布しながらコネクターをツールケースに組み付けます。
モバイル機器の充電などもできるように、防滴性があるシガーソケットも取り付けています。
念のためヒューズを間にいれながら配線したら完成です。
魚探の電源ケーブルも作っておきます
魚探の電源コードにもメス側のコネクターを取り付けます。
私が使う魚探、ガーミンのストライカー4の電源コードは 、4本の電線で構成されていますが、青色と茶色のコードは使わないので、切ってしまいます。
残りの赤色(プラス)と黒色(マイナス)の電線をコネクターにはんだ付けします。
コネクターのネジを締めたら、電源ケーブルも完成です。
魚探の動作確認をしておきます
電源が確保できたところで、魚探の動作確認をしてみます。
実際に水上で振動子とともに使ってみないと、よくわかりませんが、とりあえず電源が入りました。
<後日談>
- 1年ほど使い続けていますが、断線したりコネクターが錆びることもなく、しっかり働いています!
- 海水の飛沫を浴び続けているバッテリーボックスも、水の侵入がなくて、調子いいです。
初期設定が終わり、メニュー画面の選択肢は一通り理解できたので、細かい使い方は実釣時に使いながら学習していきます。
バッテリーケースの作成と魚探の動作確認ができたので、次はカヤック上でのバッテリー置き場の確保と、魚探本体の取り付けをしていきたいと思います。