青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

フィッシングカヤックで海に浮いた!緊張の初航海

いつまでもカヤックフィッシングの準備ばかりしていても魚に会える訳がないので、2月の風が弱い日を見計らって、初航海してきました。

釣りについても初心者なので、一匹も釣れませんでしたが、竿やリールの使い方を練習してきました。    

Riot Mako10で初航海

初航海の準備

初航海に先立ち、現時点でのカヤックフィッシング準備状況です。

寒い季節なので、ライフジャケットに加えて、より安全に楽しめる服装も揃えました。

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今回準備したものの中で、カヤックの次に高価なドライジャケットは、自分のカヤックフィッシングのスタイルに必要かどうか悩みましたが、最終的には安全第一!ということで、しっかり入手しました。

1か月かけて入念に準備したカヤックは、魚探の振動子をつなぐコードをもっと短くしたいことを除いて、思いついたことはやりきっています。

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魚探のコードは、注文しているコネクターが届きしだい短くするとして、今回はカヤック上で束ねておきます。

今以上の改善点は、いちど海に出てから見つけよう!と決めて、さっそく初航海に向かいます。

5:00 カヤックを車に積む

 

カヤックは、車のルーフキャリアに積載します。

船底が平らなカヤックを積み込みやすくするために、キャンプ用でも活躍しているルーフキャリアを改造しておきました。

まずは長いカヤックを載せられるように、キャリアの前後のガードを外しています。

サイドガードには、スポンジをまいたアルミパイプを付けて、その部分にカヤックを立てかけた後に、パイプを回転させながら持ち上げやすくしました。

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私が使っている車庫は天井が低いので、その中では、車のルーフキャリアにカヤックを積むことができません。

前日からカヤックを積んで準備しておくこともできないので、出発日の朝5時くらいから、近所迷惑にならないように、なるべく静かに積載作業を進めます。

カヤック本体以外の、車の中に入れて持っていくものは前日に準備していたので、30分ほどで作業終了です。

5:30 出艇地に向かいます

家から出艇地までは、一般道を車で1時間です。

途中で2度、休憩しながらカヤックの締結が緩んでいないか確認しておきます。

バイクをトラックなどの荷台に固定するためのタイダウンバンドを使っていますが、カヤックの固定にも問題なく使えそうです。

6:30 海岸に到着

まだ薄暗い海岸に到着しました。

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散歩している人と、朝焼けの海を撮影しようと準備をしている人がいるだけで、私以外のカヤックの気配はまったくありません。

釣れるシーズンではなく、朝も早いので、他のカヤックを見かけないのはあたりまえだと、不安になる自分を納得させて、そそくさと初出航の準備を進めました。

7:30 初航海開始

準備を終わった7時過ぎは漁船の移動時間なのか、数隻が防波堤の外を通っていきます。

私が目的地としている無人島へのルートは交差してしまうので、漁船の移動時間が終わるまで、少し待つことにしました。

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そして、初めてのカヤック出艇!

緊張しつつも無事にカヤックに着座できたら、最初にシートの前後位置を調整します。

パドルを漕ぐのも初めてなので、防波堤の内側で、しばらくパドルを動かしてみました。

安定性が抜群で、カヤックの上で立つこともできると紹介されているRiot Mako10は、意図的に揺らしてみても転覆しそうにありません。

あまり力を使わずに漕いだ方が直進しやすいことがわかったところで、そのままパドルで防波堤の外に出ました。

確認しながら漕いでいきます

防波堤から出て数十メートルのところで、ラダーを水中に下ろして、足漕ぎユニットのインパルスドライブをカヤックにセットします。

インパルスドライブに取り付けた振動子も水中に入るので、魚探の電源を入れてみます。

もっと小魚の反応を見れるかと思っていましたが、やはり2月の釣りは厳しそうです。

ともあれ、魚探も無事に動く事がわかりました。

周囲に船がいないか注意しながら、そのまま1kmほど先の無人島まで漕いでいきますが、足漕ぎユニットはパドルで漕ぐよりも直進性が良く、手がフリーになるので、魚探のセッティングを確認しながら漕いだりと作業の余裕もできて楽しいです!

無人島の近くは岩礁帯があり、急に水深が浅くなったりするので、特に推進力のスクリュー部が水中に飛び出している足漕ぎカヤックは危険です。

少し離れた水深4m以上のところで、いろいろな重さのルアーを使って、釣り竿とリールの使い方を練習しました。

ゆるやかに潮に流されながら、ジグを落としては巻き上げる練習をして、流された分だけペダルを漕いで戻ることを、繰り返します。

途中で数えきれないほどのボラが、背びれを水面から出しながら群れているのを見たほかは、まったく魚の姿がない上に、魚探の反応もありません。

気付いたら何時間も経っており、無事にカヤックフィッシングできるか確認するという初航海のミッションは、最後のチェック項目一つを残して達成できたと判断し、出艇した海岸に引き返すことにしました。

12:00 無事に着岸

防波堤内に入ったところで、ラダーと足漕ぎユニットをカヤック上にあげて、パドルでの推進に切り替えます。

海岸には、無人島の近くで見かけたシーカヤックをほぼ撤収完了された方と、小型のボートを撤収中の方の姿が確認できます。

防波堤内を反時計回りで移動して着岸したら、海岸で遊んでいたファミリーの邪魔にならないように、なるべく急いで駐車場までカヤックを移動させました。

そしてここで、今回最後の確認をします。

フィッシングカヤックのなかには、気密室に徐々に入水する艇があり、その入水量も個体差があるようです。

カヤックを前下がりの状態にして、前側のハッチを開けてみました。

正直なところ、半日で1リットル以内なら優秀な方だと思っていましたが、まったく気密室には入水していないという驚きの、そして嬉しい結果でした。

ライオット マコ10の初航海。船体内への浸水まったく無し

このカヤックを入手してすぐに、スクリューやリベットなどにも確実にシール剤が塗られていることは確認していました。

初航海で実際に気密性があることを確認できたので、これからもRiot Mako10を信頼して海にでることができます。

ペダルドライブのカヤックの面白さも相まって、魚がたくさんいる季節になったら、さらに楽しむことができそうです。

カヤックフィッシングに必要な装備まとめ。初出艇の準備完了!

カヤックフィッシングに必要な装備まとめ。初出艇の準備完了!

カヤックの種類にもよりますが、カヤックフィッシングを始めるためには、新品のカヤックに少し艤装が必要です。

私の場合は、初めてのフィッシングカヤックを入手してから一ヶ月ぐらいで、出艇できそうな準備が整ってきました。

そこで、カヤックフィッシングを始める前に揃えた装備を、一年以上使っていくうちにグレードアップしたくなったものと一緒に、まとめてみます。

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レールの金具

私が使うフィッシングカヤックRiot Mako10には、合計6箇所の艤装用レールがついています。

カヤック中央には足漕ぎユニットが鎮座していて、ロッドホルダーや魚探はカヤック搭載できないため、レールがあると大いに便利です。

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6箇所のレールのうち、前側と後ろ側の計4ヶ所には、ストラップを通したり、フックを引っ掛けられるような金具をつけました。

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別の記事でも紹介していますが、前側はドーリー搭載、後ろ側はクーラーボックスを固定するために使用しています。

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パドル

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足漕ぎカヤックの場合、普段は離岸時と接岸時だけパドルを使います。

通常時以外では、もしも足漕ぎドライブユニットが壊れてしまった場合などの、予備の推進力にもなります。

いつも使い続けるものではないので、軽量で使いやすいカーボン製のものではなく、お手頃価格のものを入手しました。

使っていない時のカヤックへの設置は、Mako10にもとからついているパドル固定用のショックコードを使うと、ラダー操作レバーがパドルで隠れてしまい、使いにくくなります。

そこで、少しずらした位置に、ベルトとショックコードで固定してみました。

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初出艇時はこの状態でしたが、もっと簡単にパドルを脱着したくなり、現在はプチDIYで使いやすいホルダーをつくって装着しています。

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ペダルドライブを漕いでいる時は、間違ってパドルがホルダーから外れてしまっても紛失しないように、リーシュコードでカヤックに接続しています。

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防水バッグ

上の写真は、椅子の背もたれを倒した状態です。

背もたれの裏側に防水バッグを取り付けて、カヤック上では使わない車の鍵などを保管しています。

後日、もっとカッコいい防水バッグに付け替えました!

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落水してカヤックが流されてしまった場合に備えて、携帯電話と財布だけは、それぞれ専用の防水ケースに入れて、ライフジャケットのポケットに入れて保管しています。

防水ケース

小型の防水ケースは、信頼と実績のペリカンケースを使っています。

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しっかりと作られた防水ケースなので、タバコやカメラのバッテリーなど絶対に濡らしたくない小物類を、安心して保管できます。

これも、間違って流されないように、伸縮コードとカラビナで、カヤックに繋いでいます。

排水ポンプ

初航海は6時間ほどでしたが、Mako10の気密室内には、全く入水していませんでした。

とはいえ、座礁してヒビが入ってしまった場合などで、徐々に入水した場合に備えて、排水ポンプを持っておこうと思います。

排水力は少ないですが、とりあえず手動の灯油ポンプを、マジックテープで椅子の後ろに固定しておきます。

足漕ぎフィッシングカヤックの装備まとめ

初出艇から1年ほどたった現在では、カヤックの気密性が十分にあることがわかり、座礁しない操船もできるようになったので、このポンプは外しました。

そのかわりに、イザという時の排水作業用のスポンジを、後ろのハッチ内に入れています。

パラコードで作った輪

基本的に全ての装備や釣り道具は、伸縮コードとカラビナなどを使って、カヤックと接続します。

それらのカヤックへの固定ポイントとして、パラコード(パラシュートコード)を使って、フィッシャーマンズノットで作った小さい輪を、いろんな所に付けています。

下の写真で黄色のパラコードが、そのうちの2か所です。

釣り竿など、カヤック上で場所を変えて使うものは、その都度近くの輪にカラビナを繋ぎかえて使います

2本のロープを1本に繋ぐフィッシャーマンズノットは、下の写真のように一重の結び方でも強度は充分です。

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この結び方で、1本のロープの両端末を結べば、輪になります

簡単にほどくこともできるので、カヤックだけでなくキャンプなどのアウトドアでも、フィッシャーマンズノットは大活躍してくれます。

ランディングネット

青物に、そしてできれば中型の魚にお目にかかれることを目的としているので、その瞬間に対応できるランディングネットを準備しておかないといけません!

また、水面に手が届くカヤックの上で使うので、

  • 全長が短い
  • 伸縮式
  • 網の開口は中型の魚に対応した広さ
  • 釣り針が絡みにくいシリコンのネット

の条件に合致したランディングネットを選択しました。

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持ち手の中間に、随分昔に使っていた水泳用のヘルパー1個を刺しておいて、浮力で使いやすくしています。

防水スピーカー

絶対に必要というものではありませんが、防水のブルートゥーススピーカーを準備しました。

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携帯電話と無線接続しておけば、緊急連絡があった場合などに、わざわざポケットから、さらに防水ケースに入っている携帯電話を取り出さなくても通話できます。

防水スピーカーでカヤックフィッシングを楽しむ

せっかくなので、通常時は小さな音で音楽を聴いています。

その他のカヤック装備

コツコツと準備したその他の装備も、その紹介記事リンクとともに簡単にまとめてみます。

ドーリー

重さ30kg以上のMako10は、駐車スペースから波打ち際まで持ち上げて運ぶのは困難です。

アルミフレームのドーリーを入手して、カヤック上に固定できるようにステーを付けました。

バルーンタイヤではなく、パンクしないタイプの普通の形をしたタイヤです。

海岸では少し力が要りますが、フカフカの砂地でなければ、全力を出さなくても引っ張れます。

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魚探

魚探は、ガーミンのストライカー4を選びました。

首振り式のベース部は、船体にスクリューどめできるような構造のものが付属していますが、私はレールシステムに取り付けたかったので、ステーを自作しました。

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バッテリーボックス

主に魚探用で使う12Vバッテリーは、カヤックの気密室で保管する方法が多いようです。

しかしこの方法は、配線の取り出しのためにカヤックに穴を明けないといけません。

できれば穴を追加したくなかったので、カヤックの上でバッテリーを保管できるように、ツールケースを加工して防水(防滴)のバッテリーボックスを作りました

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フラッグホルダー

約3mのフィッシングカヤックは、海の上では米粒のようで、視認されにくい存在です。

そこで、海上で他の船から気付いてもらえるように、フラッグを使います。

フラッグは、余っていたテント用ポールを使って自作しました。

カヤックへの固定は水泳用のヘルパーなどを使い、後部スペースの中央に立つようにしています。

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ロッドホルダー

船上での作業性から、カヤックに付属しているロッドホルダーの穴に加えて、手の近くにもロッドホルダーを置きます。

船体にボルトで固定するタイプの、汎用のロッドホルダーを入手して、カヤックのレールシステムに固定できるように加工しました。

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約一年間使っていくうちに、脱着の手間を減らしたり見栄えを良くしたくなり、少し改造を加えることになりました。

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タックルボックス

狭いカヤック上に持ち込むタックルボックスとして、防滴性があるツールケースを使うことにしました。

中のスポンジを、ペンチやハサミなどの形に合わせて切り取ることで、道具を整理して固定できます。

今のところ、所有する全ての仕掛けを入れてもボックス容量に余裕がありますが、釣りに慣れてきて仕掛けなどが増えてきたら、持っていくものを選ばないといけないかもしれません。

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<後日談>初めてのカヤックフィッシングに行ってきました

カヤックの準備が整ったところで、初航海をしてみました。

釣果はゼロでしたが、4kmほど漕いでみて、装備の固定位置や船上作業の手順を確認してみました。

カヤックの安定性もよく、思いのほかしっかりと推進して、10kmぐらいの距離は疲れることなく移動できそうです。

処女航海では、安全にカヤックフィッシングできそうなことが確認できたので、次は青物でなくてもいいので、海の魚に会おう!と強く思いました!

 

冬のカヤックフィッシングの服装について。海で安全に楽しむために!

冬でも安全にカヤックフィッシング

カヤックの装備が一通り揃ってきて、人生初のカヤックフィッシングへのカウントダウンが始まりました!

しかし海上は、陸とは違って私が予測していない危険もいっぱいありそうです。

まだ海水が冷たいこの時期に、安全にカヤックフィッシングを楽しむための服装について考えてみて、初出艇前の最終準備をしました。

カヤックフィッシングでの服装

水を吸って重くなる素材はNG

最初に、よく知られていることですが、綿などの吸水しやすい素材を防寒層に使っている服だと、転覆後の再乗艇が、水を吸った服の重さで難しくなります。

そのため、寒い時期の防寒対策は、吸水しにくい、なるべく薄い素材のものを選びます。

私は、ヒートテックの上下に、寒さに応じて化繊の服で防寒してみます。

ウエットスーツとドライスーツ

寒い時期のカヤックの服装というと、ウエットスーツとドライスーツに大きく分けられます。

簡単に違いを挙げてみると、比較的に安価で入手できるウエットスーツは、水が浸透しますがその水が体温で暖められて留まることで保温性があります。

ドライスーツは高価ですが、落水しても水が中まで入りにくい止水構造になっていて、ドライスーツ内で防寒着が着られます。

万が一ですが、冬に落水して体温を奪われると、体が動きにくくなってしまって、自力で帰ってこられなくなる可能性があります。

その危険度が低いのは、落水しても体が濡れにくいドライスーツですね。

足漕ぎカヤックで動きやすい服装

さて、私が使うフィッシングカヤックは、足漕ぎカヤックのRiot Mako10です。

足でペダルを漕ぐ都合上、腰から下は動きやすい格好にしたいところです。

腕でパドルを漕ぐのは離岸と接岸時だけなので、上半身は動きやすさより防寒を優先したいと思います。

そこで、上下一体のスーツタイプで検討するのではなく、

  • 上半身はドライジャケットで、中に保温性がある服を着る
  • 下半身は2mm厚のウエットパンツで、その上からウンドブレーカーのかわりにレインパンツ

という、ドライとウエットのハイブリッドな格好にしてみます。

足元はサーフシューズで、砂浜でもカヤックの上でも履きっぱなしでいられるようにして、スリットだらけのペダルを漕いでも足の裏が痛くならないようにします。

ウエットスーツとドライスーツ

体温と浮力を守るドライジャケット

ドライジャケットは、GUL(ガル)のドライトップ パドリングジャケットSACO(サコ)を入手しました。

青色と黄色のものがありますが、私は青色を選びました。

黄色のものは、外側と2層目の生地の色が逆になります。

GUL(ガル)のドライトップ パドリングジャケットを入手

このドライジャケットは、UK(イギリス)サイズで作られているので、身長165cm 体重67kgの少しメタボ体型でも、Mサイズがぴったりです。

その中の服装は、

  • Tシャツ
  • ヒートテック
  • サマーセーター(化繊)

の3枚くらいまでがちょうどいい感じです。

首回りのサイズは、ゴムを切って調整できるようになっており、新品のままで切らずに着ると窒息しそうなくらい細いです。そもそも頭が通りそうにありません。

首にあてがって確認しながら、目印線3本分を切ってから着たところ、ちょうどいい開口広さになりました。

手首も、同様にゴムを切ってサイズを合わせます。

私の場合は、目印線2本分を切り取りました。

ジッパーを使わず、セーターのような着かたになるので、ツナギ形状のドライスーツと違って、一人で簡単に着られます

命を守るライフジャケット

いろいろな種類があり、安いものでは数千円のお手頃価格で入手できるライフジャケットですが、フィッシングカヤック独特の使用シーンを考慮した形のものを選ぶべきだと考えました。

私のカヤックはアルミフレームの背もたれ付きの椅子が使われています。

そのため、背中全面がフロートになっているライフジャケットだと、座った状態での姿勢が窮屈になります。

フィッシングカヤック用のライフジャケットは、椅子の背もたれを避けた、背中の上部だけにフロート材が入っているものが多く、またパドリングの動作を阻害しないように、腕の開口が大きめになっています。

釣り専用のものほど多くの種類はありませんが、いくつか見つけたカヤック用ライフジャケットの中から、MTIのライフジャケットを選択しました。

MTI ドラド

ポケットが左右に合計2箇所あるので、私の場合は、片方に携帯電話、もう片方は都度使いたいものを入れています。

右のポケットの外側には、フィッシングペンチをさしておけるホルダーがあり、私はとりあえず、ロープも切れるポケットナイフを入れておきました。

<後日談>

初出艇で使ってみましたが、しっかり作られている安心感と、釣り作業やパドリングの邪魔にならないフィット感で、カヤックフィッシングを安心して楽しむことができました。

<さらに2年後>

海水の飛沫を頻繁にかぶっていますが、壊れたり破れたりすることもなく、現役で使わさせていただいてます!

海上で浮けるか?も定期的に試していますが、今のところ浮力もしっかり確保されています。

まだまだ使えそうですが、経年による変色が目立ってきたら、また同じものを入手したいと思うくらい気に入っています。

重要! 最終確認しておきましょう

最後になりましたが、冬にカヤックフィッシングするときの、最も重要な確認項目です。

寒い海に放り出された場合に備えて、しっかりとした防水防寒着と長時間浮いていられるジャケットを着ていても、カヤックに再乗艇できなければ、すぐに体力が消耗します。

何度も乗艇しようとして失敗し続ければ、腕にも力が入らなくなってきますよね!

カヤック上に戻れなかった場合、潮や風に逆らってカヤックを押しながら泳ぐだけでも、相当に疲れます。

そして、ドライジャケットやドライスーツも、海中でバタバタしていたら、いつかは少しづつ浸水してくると思われます。

流され続けて岸に戻れなくなった!なんてことにならないように、重くて動きにくくなりがちな冬用装備でも、自力でカヤックに再乗艇できるかを試してみましょう!

そして少し厳しいな~と感じたら、たとえば乗艇しやすくするために下半身を水面近くに上げられる浮力体をカヤックに積んでおくなどして、冬の海に落ちても、すぐに自力でカヤック上に戻れることを確認してから、冬のカヤックフィッシングを楽しみましょう!

ご参考ですが私の場合、予備の浮力体として、水泳で使うビード板と、ボンベで(体とは密着せずに)棒状に膨らむフロートを装備しています。

青物が追いかけてくるジグを目指して、ダイソージグを改造してみます

フィッシングカヤックでのジギングを始めるために、色や大きさの違う様々なジグを集めています。

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どれも綺麗なものばかりで、気になるものを全部入手していたら、お財布が空になってしまいそうです。

自分のスタイルに合致するジグが、どのようなものかがまだ判りませんが、自分だけのオリジナルジグを作る練習をしてみます。

ジグは消耗品!?

ジグをそろえ始めたばかりなので、まだ10本くらいしか持っていませんが、どれも使う前から愛着がわいています。

いつも釣りについて相談している知人に、そろえておくべきジグの数や重さについて聞いてみたところ、「ジグは使い捨ての仕掛けと同じだと思って、1日使ってロストしなかったら、ラッキーだと思うべし」との助言をもらいました。

少し寂しいですが、根掛かりなどを考えると、確かにそういうものかもしれません。

そうであれば尚更、根掛かりする前に釣る!という熱い気持ちで、ジグ1本1本に魂を込めて使いたいです。

自分だけのスペシャルジグ

とりあえず1本、自分の熱い想いを込めたスペシャルジグを作ってみます。

全く知らない魚の気分になって、思わず近寄ってきて食べてみたくなるものにしたいと思います。

ダイソージグの改造

それでは、始めてのオリジナルジグを、ダイソージグを改造して作ってみます。

同じくダイソーで、ホログラムシールも入手しました。

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この細かいホログラム模様が、魚の興味をひくような気がします。

この仮説の真偽は実釣で証明されます!

準備

改造する前に、ジグからフックを外します。

ダイソージグに付属しているフックは、十分な強度があるかわからないので、スプリットリングを含めて使用しない予定です。

目玉は、安全ピンで端部から接着層を剥がします。

力をかけていくと、あるポイントで一気に剥がれるので、勢いで手に刺さらないように、注意して作業します。

ジグの形を変えます

既製品の有名ジグの形を見てみると、ひらひらと水中で動くようにするには、左右の厚みを変えると良さそうです。

ダイソージグの片方の面を紙やすりで削って、平らに近い形状にします。

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上から見た時に、左右面の膨らみ方の違いが一目瞭然になるまで削りました。

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重心がジグ中央になるように、微調整の削りも最後に入れておきました。

改造一号は、この形で試してみます。

キラキラにします

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本来は、柔らかい特性を持つアルミ材質のテープを最初に貼って、ジグ表面の追従性を良くしてから、表層のキラキラテープを貼ると良さそうです。

今回はアルミテープを使いませんでしたが、作業が終わってから、先人たちがアルミテープを最初に使う理由がわかりました。

アルミテープは、台所のガス台まわりのスキマをふさぐような、安いもので充分です。

予想外に薄いダイソーのホログラムテープをジグより大きめに切り出して、破断しない範囲で引っ張ってジグ形状に追従させながら、貼っていきます。

ジグの両面それぞれにテープを貼って、はみ出したテープをカッターナイフで切り落としたら、ボンド(G17)で目玉も貼り付けます。

青物が追いかけてくるジグを目指して、ダイソージグを改造してみます

写真上のダイソージグと並べて置いてみました。

七色に輝いて、いい感じでアピールできそうです。

次のコーティング工程に入る前に、思いつきで夜光テープを追加してみました。

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ウレタンコートします

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市販のジグ用ウレタンコート液を入手しました。

ガラスびんの中にドブ漬けして出した後に、乾燥硬化させればいいようです。

ドブ漬け乾燥作業は、ジグの上下を反転させながら数回繰り返します。

ここで想定外の事態が起こります。

1回目のドブ漬けから引き揚げて乾燥させ始めた時に、厚めのものを使っていた夜光テープが、剥がれてきてしまいました。

急遽、夜光テープは採用しないことにして、ジグから剥がして落としました。

ちなみに、夜光テープや夜光塗料は、紫外線(UV)により発光するので、UVカット系のウレタンコート液を使うと、発光しなくなります

良く考えれば気付いていましたが、今回は結果的にこの組み合わせを避けることができました!

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1日乾燥させて、コーティングがしっかり硬化すれば、1層目のコーティング完了です。

ジグの上下を反転して、2層目のドブ漬けと乾燥を繰り返します。

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ドブ漬け~乾燥の作業を合計4回行い、4層にコーティングしました。

スペシャルジグ一号が完成! 

記念すべきオリジナルジグ第一号の完成です。

下の写真の左端のものが、今回作業したジグです。

ジグのコーティング

私としては思わず目を引かれる光り具合と模様ですが、魚の気持ちはどうでしょうか?

早く実釣で確認してみたい!

カヤックで使いやすいタックルボックスについて考えてみる。防滴ケースの活用

カヤックで使えるタックルボックス

デッキが狭いフィッシングカヤックには、多くの釣り道具は持ち込めません。

必要最低限の道具を収納できて邪魔にならないような、カヤックフィッシングで使うのにちょうどいいタックルボックスについて考えてみました。

タックルボックスとは?

通販サイトで、タックルボックス(Tackle box)を検索してみると、釣り針を保管する小さなケースから、クーラーボックスのような大きさのボックスまで、様々な大きさのものが見つけられます。

素材の違いもあり、防水生地のソフトケースからプラスチックのハードケースまであります。

様々なものがあり気になったので、今さらながらタックルの意味について調べてみると、

  • 道具
  • 用品 

という意味でした。

タックルボックスは、釣り以外でも道具箱の意味で使われる言葉なので、釣りで使う場合はフィッシング タックル ボックス(釣り道具箱)というのが正解のようです。

前置きが長くなりましたが、釣り道具を入れる箱は全て、タックルボックスと言っていいようです。

カヤックの上で使いやすい条件

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カヤックフィッシングの場合は、狭いカヤック上で仕掛けの交換などの作業をしなくてはいけないので、大型のタックルボックスだと作業の邪魔になりそうです。

カヤックの上で使いやすいタックルボックスの条件について、考えてみました。

小型のタックルボックス

カヤック上に座った状態で、すぐに手が届く位置に小物だけを入れた小さめのタックルボックスを保管したいと思います。

私の場合は、足漕ぎカヤックのRiot Mako10上で、シートの下にできる空間、もしくはシートの背もたれとクーラーボックスの間に保管したいので、そのスペースに収まる大きさのものを選びたいと思います。

防水(防滴)性

タックルボックスの中に海水が入ってしまうと、作業しづらくなったり、中のものが錆びやすくなったりして困ります。

少なくとも防滴性があるボックスを使って、中のものが濡れないようにしておきたいですね!

カヤック用のタックルボックスにちょうどいいケース

カヤック上で脚の下に保管できるような薄めの防滴ケースということで、トラスコのプロテクターツールケースを使うことにします。

バッテリーボックスを自作した時には、Sサイズを改造ベースとして使いましたが、今回はMサイズです。

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  • 外寸;330×280×120(mm)
  • 有効内寸;300×220×101(mm)
  • 耐荷重;50(Kg)

海上でも目立つ色にしたかったので、オレンジ色を選んでみました。

トラスコのプロテクターツールケースは、用途に応じて使い分けできる衝撃吸収スポンジが付属しています。

平らな形のものは、碁盤の目状に切れ込みが入っていて、収納物の形に合わせて穴が作れるようになっています。

ツールケースをタックルボックスにする

ツールケースをタックルボックスに変貌させます

ツールケースをタックルボックスとして使うにあたり、これまでに集めた釣り用の小物類を並べて、収納イメージをつくってみました。

釣りをする時にはいらないと思われる鱗とりは、ボックス内を賑やかにするために、とりあえず入れています。

はさみは暫定で事務用のものを使っていて、PEラインを切ることができるものを入手しだい、入れ替えます。

次に、収納イメージに合わせて、平らな衝撃吸収スポンジを切り抜きます。

小物類を、切り抜いたスポンジの穴に入れてみました。

カヤックで使いやすいタックルボックスについて考えてみる。防滴ケースの活用

少し大きめだったり、複雑な形の道具類は、この上に置いて収納します。

ジグなどを入れる小型ボックスとフィッシュグリップやストリンガーを重ねて入れてみました。

ツールケースを改造して、カヤックで使いやすいタックルボックスをつくる

リールが入るほどではありませんが、まだ少しスペースの余裕があるので、追加の釣り道具を入手したら、入れてみたいと思います。

初出艇まで、あと少し! がんばって釣り道具を揃えましょう~

10フィートのフィッシングカヤックに、ドーリーを載せて出艇してみよう!

フィッシングカヤックにドーリーをのせて固定しよう

足漕ぎカヤックのRiot Mako10は30Kgほどの重さがあり、出艇地まで車で運んだ後に、波打ち際まで手で持ち上げて運ぶのは、現実的ではありません。

出艇地ではドーリーを使ってカヤックを運ぶことにしますが、駐車場から波打ち際が遠い場合には、ドーリーを車まで戻していられません。

そこで、車まで往復しなくても出艇できるように、カヤック上にドーリーを載せることを検討します。

フィッシングカヤック Riot Mako(マコ)10にドーリーを載せる

ドーリーの紹介

私が選んだカヤック用ドーリーは、通販サイトでよく見かけるアルミフレームのものです。

カヤック用の廉価ドーリーを入手

ドーリーの種類

フィッシングカヤック用のドーリーとしては、写真のような、上にカヤックを置いてストラップで固定するものと、カヤックを貫通しているスカッパーホール2ヶ所に挿して固定するタイプがあります。

スカッパーホールに挿して使うものは、荒れた地面などで激しい使い方をすると、スカッパーホールを損傷させてカヤックに浸水する場合があるようです。

Mako10の後部スカッパーホールは中央に1ヶ所しかないので、もともと使えないこともありますが、カヤックを損傷させるリスクを減らすためにも、カヤックを置いてストラップで固定するタイプを選びました

ドーリーを使いやすくする、ちょっとした工夫

カヤックの固定は、ストラップに頼ることになりますが、タイヤが砂浜に沈みがちな場面などで、簡単にストラップの位置がずれてしまっては困ります。

そこで、下の写真のオレンジ色のロープを追加して、ドーリーとストラップの位置関係が、ずれてしまわないようにしました。

タイヤの取り付け軸付近にある、白色の結束バンドで固定したスポンジは、後ほど紹介する方法でカヤックに搭載した際に、カヤックを保護するために追加しました。

Riot Mako10の船上スペース

Riot Mako10の船上スペース

色々と作業をしているのでカヤック上に魚探やロッドホルダーなどが散乱していますが、現在のカヤック上の様子です。

Mako10の場合、シート後ろのスペースはたいへん狭く、バッテリーボックスとクーラーボックスを載せると、ほぼいっぱいになってしまいます。

...ドーリーを載せるスペースは、カヤックの前側しか残っていません。

Riot Mako10の船上スペース

前側には艇内収納用のハッチがありますが、少し広めの船上スペースが確保されています。

動画サイトで見かけたことがありますが、この場所に小さな子供をのせてカヤックを漕ぐようなことも十分可能な広さなので、ここをドーリー搭載に使います。

ドーリーの固定ポイントは、カヤック前方の両側についているレールシステムを使います。

最終的には手で締め付けられるフィットノブを使いますが、暫定で普通のボルトを使って、ホームセンターで入手していた汎用ステーを付けてみました。

カヤックのレールに金具をつける

汎用ステーは、カヤックのレールにピッタリの大きさです。

ただし、鉄で錆びやすいので、本来はステンレス かアルミのステーを使うべきです。

今回はとりあえずこのまま使ってみますが、錆びてきたらすぐにアルミのものに変えようと思います。

このステーにストラップを通して、カヤック上に載せたドーリーを固定します。

カヤックのレールに金具をつける

最終バージョンとして使うステー類について、簡単に紹介いたします。

カヤックに魚探やロッドホルダーを取り付けた時にも登場した、通販サイトで購入した29x13mmのナットを、ホームセンターで入手した25mm長さのM6ボルト(ステンレス )とフィットノブと共に使います。

カヤックにドーリーを載せてみます

カヤックにドーリーを載せてみます

ドーリーをカヤックの前側にに固定した状態です。
ドーリーに付属するストラップを、カヤックのレールに付けた金具と、カヤック前側の持ち手穴を使いながら通しています。

ストラップの通し方の全貌がわかりやすいように、上から写した写真の、ストラップが通っているところに、黄色の線を描いてみました。

ドーリーが、ハッチを塞いでいますが、カヤック内に収納したものを海上で使うことはないので、気にしません。

レールに付けた金具の左右幅がちょうどいいので、ドーリーはカヤック上にしっかり固定されています。

さて、そろそろ初出艇できるでしょうか!?

カヤックにロッドホルダーを取り付ける。レールマウントブラケットのプチ自作

カヤックフィッシングをされている先人たちの動画やブログを見ると、ほとんどの方が釣り竿を2本以上装備されています。

また、座りっぱなしのカヤック上での作業のしやすさからか、手元近くにロッドホルダーを付けている方が多いと感じました。

私も、釣り竿を2本持っていけるようにしつつ作業性を良くするために、ロッドホルダーを増設してみます。

カヤックにロッドホルダーを取り付ける。レールマウントブラケットのプチ自作

足漕ぎカヤックのロッドホルダー増設位置

私のフィッシングカヤックは、足漕ぎタイプのRiot Mako10です。


Riot Mako 10

パイプ状のロッドホルダーは、着座位置の前後それぞれに2ヶ所、合計4ヵ所に埋め込まれています。

シートのすぐ後ろにある2ヶ所は手が届く範囲にありますが、前側の2カ所はシートに深く腰掛けた状態では手が届きにくい、少し離れた位置にあります。

足漕ぎユニットのインパルスドライブが目の前に直立していることも、パドルで漕ぐタイプのカヤックに比べて、ロッドホルダーの位置の自由度では不利になっています。

シートの後ろに埋め込まれているロッドホルダー2か所は、釣り竿一本とランディングネットで使う予定なので、実釣に使う竿用のロッドホルダーを、目の前の手が届く範囲に増設したいと思います。

カヤックの気密室に穴をあけることは、今のところ避けているので、追加するロッドホルダーはカヤック本体以外の部分に取り付けます。

魚探を取り付ける時にも使いましたが、座った時には脚の横の位置にある、装備取り付け用のレールに、ロッドホルダーを取り付けてみたいと思います。

ロッドホルダーの入手

カヤックのレールに取り付けるタイプのロッドホルダーを探してみましたが、探し方が悪いのか見つけられませんでした。

仕方がないので、お手頃価格の汎用ロッドホルダーを入手して、レールへのアタッチメント部は自作することにします。

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入手したのは、デッキ埋め込み、もしくはパイプに取り付けるためのブラケットが付属するロッドホルダーですが、金属ステーを追加するなどして、なんとかカヤックに装着してみます。

ロッドホルダーに付属している部品をカヤックのレールに合わせてみたりして悩んだ結果、L字の金属ステーを2枚追加して使うことにしました。

ブラケットにステーを取り付けます

ロッドホルダーのベース部品は、パイプマウント用のブラケット本体側だけを使い、他の2部品は使いません。

ベースの上下の穴ピッチは35mmです。この穴ピッチに使えるL字の金属ステーを入手しました。

注:ステーはステンレスかアルミのものをおすすめします。写真のメッキのものは、徐々に錆びます!ということが、使ってみてわかりました。

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ロッドホルダーに付属するボルトは長すぎるので、ちょうどいい長さのものを手持ちのボルトから選びました。

ゆるみ止めナットは、ロッドホルダーに付属していたものを使用します。

パイプマウント用のブラケット本体に、L字の金属ステーを取り付けて完成です。

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汎用のフィットノブでカヤックのレールに取り付け

L字ステーのカヤックへの取り付けには、魚探をレールに取り付けた時と同様に、ホームセンターでも入手できる、M6ボルト用のフィットノブを使います。

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レールに入れるナットは、ホームセンターでは見つけられなかったので、通販サイトで29x13mmの大きさのものを入手しました。

M6ボルトは、材質がステンレスで、長さが25mmのものを使います。

カヤックにロッドホルダーを取り付けためのレールマウントブラケット自作

随分と自作した感が漂いますが、ロッドホルダーのためだけに、わざわざカヤックに手摺りを付けて重くするのは避けたいので、これで良しとします。

それでは、早速カヤックのレールに取り付けてみましょう!

実際に使う時にはカヤックの右側に取り付け予定ですが、狭い車庫で作業しているので、左側で試しています。

フィッシングカヤックのレールにロッドホルダーを増設

カヤックに取り付けてみると、ブラケットの裏側が丸見えにもかかわらず、フィットノブの赤色カバーが存在を主張しているので、雰囲気は悪くありません。

今日もまた、カヤックフィッシング初日に一歩近づけました。

カヤックに魚探本体を取り付けてみます。ガーミン ストライカー

カヤックへの魚探取付け方法

先日の記事では、魚探の振動子とバッテリーがカヤックに取り付けできました。

今回は、取り付け方法について少し悩んでいた魚探本体をカヤックに固定してみます。

カヤックに魚探を取り付けてみる。ガーミン ストライカー4

フィッシングカヤック Riot Mako10

私が入手したカヤックは、RiotのMako10です。

このカヤックの、素の状態での気密性を確認したいので、初出艇を終えるまではカヤック本体には穴をあけないことにしています。

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穴あけをしないで艤装するのは大変そうですが、幸いなことに装備取り付け用のレールが片側に3ヶ所づつ、合計6ヶ所あるので、これを上手に活用して魚探本体を取り付けていきたいと思います。

私が選んだ魚探の紹介

私が初出艇にむけて選んだ魚探は、連続探知が可能でGPSが搭載されているガーミンのストライカー4です。

英語での操作となりますが、機能のわりには安価で入手できるので、これに決めました。

どういった基準で魚探を選んだか?が気になる方はこちらをご参照くださいね~

beginner-fishing.hatenablog.jp

ガーミン ストライカー4シリーズの場合、魚探本体をカヤックに取り付けるためのマウントは、カヤックへ3ヶ所ねじ止めすることを前提として設計されています。

今回は、カヤック本体ではなく、レールに固定する方法を取りたいので、アタッチメント部分を少し自作して対応してみます。

魚探本体をカヤックに取り付けます

カヤックに直接ネジ止めするタイプのガーミンの魚探マウントに、ホームセンターで売っている金属ステーを取り付けたいと思います。

カヤックのレールに取り付けるステー

まずは、カヤックのレールに取り付けるためのステー部分をつくります。

レールに2ヶ所のボルトで固定するための、取っ手のような形状の金属板と、魚探本体の高さをかせぐためのZ断面の金属板を入手しました。

2枚の金属板は、M6のボルトで固定します。

このステーをカヤックのレールに固定するためのボルトは、手で回して着脱できるようにするために、フィットノブを使います。

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写真で一番上に写っているナットは、カヤックのレール用のものですが、ホームセンターでは見当たらなかったので、通販サイトから入手しました。

フィットノブは、本体の厚みがあるので、ボルトが15mmほど隠れます。

このため、25mmの長さのM6ボルトも入手してきました。

写真に写っているのは普通のボルトですが、後日、海水で簡単に錆びる事が判明しました。

海上で使うカヤックには、少し高価ですがステンレス のボルトを使いましょう!

ステーと魚探本体マウントの固定

コンパクトな魚探ストライカー4ですが、首振りマウントをネジ止め以外の方法でカヤックに取り付けるための、なんらかの専用ブラケットが別売りされていないか調べてみましたが、見つけることができませんでした。

仕方がないので、カヤックのレール用に自作した金属板のステーと、魚探マウントを結合する方法を、自力で見出さないといけません。

いろいろと考えた結果、簡単に結合する方法として、木の板を間に入れて、お互いをネジ止めすることにしました。

適当な端材の板から、魚探マウントの形に合わせて、丸い板をジグゾーで切り出します。

魚探マウントの自作

紙やすりで切断面を整えたら、黒色のスプレーで塗装しておきます。

最後に、金属板ステーと魚探マウントを、それぞれ板にネジ止めして完成です。

ガーミンの魚探用ブラケットを自作

カヤックへの取り付け

完成した魚探ブラケットを、フィットノブを使ってカヤックのレールに取り付けてみました。

カヤックに魚探(ガーミン ストライカー4)を取り付けてみる。

少し自作感が漂いますが、剛性もあり問題なく使えそうです。

今回の魚探の取り付けのような、ちょっとした工夫や改造をともなう作業が、楽しくてしょうがないのは事実ですが、実際にカヤックフィッシングしないと意味がないですね!

カヤックの準備は整ってきたので、そろそろ釣り具の準備も進めようと思います。

<後日談>ガーミン ストライカー4を、海で使ってみました

人生初のカヤックフィッシングに行ってきました

実際に海で使ってみて、画面の明るさ(Brightness)を最大にしておけば、魚探にひさし(バイザー)を付けなくても、サングラスをしたままで画面が十分に見えました。

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他の設定は表示単位系をメートルに変えたくらいで、ほぼ箱だしのままで使えます。

海で使い続けています

一年ほど水深20mほどの海で使い続けていますが、今のところは魚探の性能不足を感じたことはありません。

ポータブルカーナビでも使い慣れていたガーミンを選んで良かった!

魚がジグなどを追いかけてくる様子も、しっかり映し出してくれています。

フィッシングカヤックに、防水バッテリーボックスと安全フラッグホルダーを固定します

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前回の記事では防滴性のあるツールケースを使って、バッテリーボックスを作りました。

beginner-fishing.hatenablog.jp

今回はそのバッテリーボックスを、私のフィッシングカヤック Riot Mako10に固定する方法について考えてみます。

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Riot Mako10のスペース

カヤック上でバッテリーボックスを固定しておく場所ですが、私のフィッシングカヤックの場合は、シートの後ろのスペースしかありません。

複雑な形をしているこの場所の寸法を写真で紹介いたします。

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約30cmx30cmの平らな底面があって、周りの形状につながる曲面で構成されています。

この場所に、バッテリーボックスとクーラーボックスを置くことになりますが、試しにキャンプで使ってきたクーラーボックスを置いてみると、ぴったり収まらずに両側の壁にひっかかってしまいます。

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今のところカヤック専用でクーラーボックスを入手する予定はないので、何とかしたいところです。

しばらく考えた結果、下はバッテリーボックス、上はクーラーボックスの2階建て構造にして、小さなスペースを有効活用することにします。

約40年物の浮力体で電池ボックスを固定する

カヤックが手元に届く前から、「何かに使えるはず!」と思っていたものがあります。

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昔懐かしい、水泳教室で使っていたビート板とヘルパーです。

30年ほど車庫の肥やしとなって色あせていましたが、とうとう再活躍する日が来ました!

今回はビート板を使って、バッテリーの固定と、クーラーボックスを置く面を作ってみます。

ビート板の改造

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上の写真のような位置関係で、バッテリーボックスとビート板を結合するのが完成イメージです。

バッテリーボックスにつけておいた、バイク用の荷かけフックの位置に合わせて、ビート板に穴をあけます。

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この穴に、ゴムのように伸び縮みするショックコードを通して、外れないようにしておきます。

ビート板に通したショックコードコードの片方にはコードストッパーを付けて、もう片方は結び目を作って抜けないようにしておきました。

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このショックコードを使って、バッテリーボックスとビート板を固定します。

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ビート板に十分な浮力があるので、もしカヤックが転覆しても、バッテリーボックスが海中深くに落ちていって水圧でボックス内に入水してしまうことを防止できると思います。

カヤックに置いてみます

カヤックの後部スペースに、ビート板付きバッテリーボックスを置いて、その上にクーラーボックスを載せてみました。

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ビート板の高さがいい感じなので、クーラーボックスを横向きに安定して置けるようになりました。

カヤックのちょうどいい場所にあるレールを使って、ク-ラーボックスをしっかり固定すれば、バッテリーボックスもガタなく固定される算段です。

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ついでにフラッグ(バナー)も固定できるようにします

新品のうちはカヤックには穴を明けないと決めていますが、既に2か所も穴をあけたビート板については、躊躇なく追加の穴をあけられます!

...というわけで、フラッグをたてるための塩ビ管を通す穴もあけてみました。

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ビート板の下側では、ヘルパーを1個使って、塩ビ管を固定しています。

この構造の場合、一番上にくるクーラーボックスをしっかり固定して、ビート板を上からおさえこまないと、フラッグもバッテリーボックスも安定しません。

両側のレ-ルに金具を付けてクーラーボックスを固定すべく、レール用の部品を揃えました。

両サイドに写っている金属板は、ホームセンターで売っている汎用(鉄)のものですが、なるべく錆びずに長持ちさせるなら、ステンレス かアルミのものがおすすめです!

その他の部品は上から順に、

  • 29x13mmの大きさの、レール用ナット
  • M6ボルト用のフィットノブと、その蓋
  • 25mm長のM6ボルト(ステンレス )

です。

レール用のナットだけはホームセンターでは見つけられず、通販サイトで購入しました。

ちなみにレール用部品は、今後も魚探やロッドハルダーの固定に使う予定です。

初めて海に出る予定のXデーまで2ヶ月をきりましたが、カヤックの準備が順調に進んでいて、少し緊張してきました。

カヤックで使う防水バッテリーボックスの自作。魚探用の12V電源を確保

カヤックフィッシングに使う魚探用として、小型バイクで使うサイズの12Vバッテリーを入手しました。

ただしバイクと違って、海水に囲まれているカヤックで使う際には、しっかり防水された場所に保管しておかないと、最悪の場合は事故につながります。

そこで、カヤック上でのバッテリー保管について考えてみました。

カヤックで使う魚探用の12Vバッテリー

12Vバッテリー WP5-12

私が入手したのは、LONGのバッテリーWP5-12です。

通販サイトのレビューで「釣りで使っています」とのコメントがあるほか、動画サイトでも釣りとのセットで見かける、完全密封型の鉛蓄電池です。

先人たちが使っているならば、いろいろ安心できそうなので、私もこれを使うことに決めました。

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寸法諸元は、

  • 横;90mm
  • 奥行;70mm
  • 高さ;102mm

で、重量は約1.9kgです。

カヤックでのバッテリー保管方法

転覆することもあるカヤックフィッシングの場合、先人達がバッテリーをどこに保管しているかを調べてみると、

  • ハッチ内
  • コンソールボックス内

が大半を占めています。

しかも、バッテリーはむき出しではなく、すくなくともタッパーウエアのようなものに入れて、万が一の時の防水も考えられています。

そのほかの保管方法では、カヤック上で防水ケースに入れているパターンも発見しました。

Riot Mako10にバッテリーを積む

それでは、先人たちを参考にしながら、私のフィッシングカヤックに12Vバッテリーを積む方法について考えてみます。

カヤックの気密室からは独立しているコンソールボックスに、バッテリーを入れておく方法がもっとも簡単で、手が届く範囲なので利便性もいいと感じました。

しかし、足漕ぎカヤックのMako10には、コンソールボックスが無いので、残念ながら除外して考えます。

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次の候補が、ハッチ内でのバッテリー保管ですが、この方法だと必ず一ヶ所は、電源コードの取り出しのため、カヤックもしくはハッチに穴をあけなければいけません。
将来的にこの方法をとるかもしれませんが、まだ一度も浮いていないカヤックに穴を明けるのは気がひけるので、今はやめておきたいところです。

こうなると、バッテリーはカヤック上で保管するしかありません。

重心を少し高くしてしまうことになりますが、カヤックに穴を明けることに比べれば良しとします。

バッテリーは、カヤックの上にむき出しでは置けないので、普通に使っている時の防滴性と、転覆した際の数分程度の防水性を考えてみることにします。

バッテリーをケースに格納します

カヤック上でバッテリーを保管するためのケースを入手して、防滴防水性を確保してみます。

ケースの選定

防水のケースといえば、ミリタリースペックのペリカンケースが有名です。

調べてみると、ペリカンケースを使ったバッテリーボックス製品も販売されています。

防塵防水性には定評がある強固なケースですが、とにかく高価でお財布に優しくありません。

さらに、今回は電源をケース外に取り出すために穴を明けるのですが、高価なケースだと穴明け加工を躊躇してしまいます。

そこで、これまで違う用途で使っていた活用していたTruscoのプロテクターツールケース Sサイズをリサイクルすることにしました。

このケースは防滴仕様ですが、私の持っているものは精度がいい方なのか、水の中に入れても数分程度であれば入水量はほとんど皆無で」、漏電やショートするほどではない事を確認しています。

ケースのサイズ

プロテクターツールケースSサイズの収納スペース寸法は、

  • 幅;186mm
  • 高さ;123mm
  • 奥行き;75mm

で、高さと奥行きは、私が入手したバッテリーにちょうどいい大きさです。

電源取り出しやヒューズのスペースを考えると、幅の余裕代も悪くありません。

ケースから電源を取り出す

バッテリーを入れるケースが決まったところで、密閉されたボックスからどうやって電源を取り出すか?について考えてみました。

ケースが防水なので、コネクターも防水タイプのものを使って、ケースから電源を取り出したいですね!

どんな防水コネクターがあるのか調べてみると、樹脂のものと金属のものが見つかりました。

今回は、ケースからのコネクターの飛び出し量がなるべく少なくなるようにしたかったので、比較的に長めのものが多かった樹脂のものではなく、金属のものを使います。

上の写真で右側にあるコネクターは、航空コネクター(Aviation plug)という名前で、通販サイトでも見つけられます。

電源を取り出すだけなので、2P(ピン)でいいのですが、実使用で繋ぐときに向きがわかりやすい3Pのものを入手しました。

早速、オス側のコネクターに合わせてツールケースに穴を明けて、シール剤を塗布しながらコネクターをツールケースに組み付けます。

モバイル機器の充電などもできるように、防滴性があるシガーソケットも取り付けています。

念のためヒューズを間にいれながら配線したら完成です。

カヤックで12V電源を確保する。魚探用のバッテリーボックスをつくる

魚探の電源ケーブルも作っておきます

魚探の電源コードにもメス側のコネクターを取り付けます。

私が使う魚探、ガーミンのストライカー4の電源コードは 、4本の電線で構成されていますが、青色茶色のコードは使わないので、切ってしまいます。

残りの赤色(プラス)黒色(マイナス)の電線をコネクターにはんだ付けします。

コネクターのネジを締めたら、電源ケーブルも完成です。

魚探の動作確認をしておきます

電源が確保できたところで、魚探の動作確認をしてみます。

実際に水上で振動子とともに使ってみないと、よくわかりませんが、とりあえず電源が入りました。

<後日談>

  • 1年ほど使い続けていますが、断線したりコネクターが錆びることもなく、しっかり働いています!
  • 海水の飛沫を浴び続けているバッテリーボックスも、水の侵入がなくて、調子いいです。

初期設定が終わり、メニュー画面の選択肢は一通り理解できたので、細かい使い方は実釣時に使いながら学習していきます。

バッテリーケースの作成と魚探の動作確認ができたので、次はカヤック上でのバッテリー置き場の確保と、魚探本体の取り付けをしていきたいと思います。

カヤックに魚探の振動子を取り付けます。よく考えたら足漕ぎカヤックは簡単だった!

カヤックに魚探を簡単作業で取り付け

フィッシングカヤックを入手してから、約2週間。最初は大きく感じたカヤックでしたが、やっと車庫の風景になじんできました。

専用スタンドを作り、カヤック置き場が整ったところで、魚探の振動子(ソナー)をカヤックに取り付けてみます。

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その前に、魚探について紹介(ガーミン ストライカー4)

私の使う魚探は、ガーミンのストライカー4です。

初めての魚探を決めるにあたり、当初はホンデックスローランスも候補に入れていました。

それらの性能や機能を一覧表にまとめて、比較検討しましたので、同じように検討中の方は、よろしければご参考にしてみてくださいね!

beginner-fishing.hatenablog.jp

悩んだ末に私が選んだストライカー4には、下の写真の振動子と樹脂ブラケットが付属しています。

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写真の左側の振動子用ブラケットは、エレキモータの下面に装着する場合のものだそうです。

私は、カヤックにエレキモーターを装着する予定はありません。

他の取り付け方法に対応するブラケットも、きっと同包されているよね?と思い、パッケージの箱内を探しましたが、ありませんでした。

ガーミンの本拠地アメリカでは、

ストライカー4  バス釣りで使う  エレキモータを使う

という構図のようですね。

 

先人たちに、振動子の取り付け方法を学ぶ 

魚探は入手済なので、なんとかして、その振動子をカヤックに取り付けないといけません。

先人たちが、ガーミンに限らず、振動子をどのようにカヤックに取り付けているか、調べてみました。

船底に振動子を取り付ける

シットオントップカヤックは、船体が気密室になっています。

その船底の内側に、振動子を取り付けてしまう方法がありました。

振動子が水中に設置されている場合と比べると、少し感度が落ちるようですが、釣行の度に設置や撤去をしなくてもよくなるメリットがあります。

設置には少しコツが必要で、振動子を接着剤もしくはシール剤で船底に密着させないと性能を発揮できないようです。

接着剤(シール剤)の代わりに入れ歯安定剤を使うと、脱着も可能になる!という情報も発見しました。

なるほど~

アーム式器具で振動子を取り付ける

次に見つけたのが、使う時だけ振動子を水中に入れる方法です。

アルミプレートなどで自作されている方もいらっしゃいますが、市販のアームもあります。

カヤックへの固定方法は、直接ネジ締めをしたりレ-ルシステムを使ったりするパターンがあります。

細かな気泡が発生しない場所と深さに振動子を設置できるので、魚探の性能をフルに発揮してくれそうです。

スカッパーホールに振動子を取り付ける 

シットオントップカヤックを貫通するスカッパーホールに配線を通して、振動子を取り付けている手法もありました。

スカッパーホールを通過できない大きさの振動子を、配線コードを引っ張りぎみに持ち上げておくことで、船底の外側(下側)に振動子を固定しておくようです。

手軽に設置できるのですが、船底のスカッパーホール周辺の形状に合う振動子を選ばないと、探知性能が安定しないかもしれません。

RiotカヤックのMako10に、魚探の振動子を取り付けます

先人たちの取り付け方法がわかったので、参考にしながらMako10に魚探の振動子を取り付けたいと思います。

先出の方法を私のカヤックに適用する場合について、考えてみました。

Mako10の、船底の内側に取り付ける場合

船底の内側は、他のカヤック同様にMako10でも振動子の取り付けが可能です。

ほぼ平らな船底形状なので、スピード重視のカヤックよりは取り付けやすいと思われます。

問題は、配線を魚探本体まで繋げるために、必ず一か所はカヤックに穴をあけないといけないことです。

人生初の、まだ一度も浮いていないカヤックに、気密性が失われる可能性があるをあけるのは気が引けます。

船底を通して受発信する魚探の探知性能も少し落ちてしまうため、この取り付け方法は見送ることにしました。

Mako10にアームで取り付ける場合

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艤装用のレールシステムが6か所あるMako10は、アームを使う方法での振動子取り付けも簡単そうです。

アームが少し高価なのがデメリットですが、振動子取り付け方法の候補としておきます。

Mako10のスカッパーホールに取り付ける場合 

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安定性重視のMako10の船底は、真っ平らに近い形状になっています。

ここにストライカー4の振動子があると、間違いなく船底から飛び出してしまい、着岸時には振動子が地面にこすってしまいます

精神衛生上あまり良くないので、この取り付け方法は見送ります。

振動子の取り付け方法を決めます

カヤックの右舷か左舷からアームで振動子を下げるしかないか?と、カヤックを眺めながら考えていて、Mako10が足漕ぎカヤックであることを、上手に利用できるのでは?と、遅ればせながら思い付きました。

ストライカー4には、エレキモーター用のブラケットだけ付属しているくらいなので、エレキモーターと同じようにスクリューで推進するインパルスドライブに、振動子を取り付けても、探知性能を発揮するはずです。

離接岸時には、インパルスドライブごとカヤックの上に引き上げられるので、振動子単独で上げ下げする手間も無くなり、いい事だらけです。

早速、インパルスドライブに振動子を装着するための検討に入ります。

インパルスドライブの形に合わせて取り付け

Riot社の足漕ぎユニット「インパルスドライブ」には、プロペラを保護するためと思われるフィンがついています。

このフィンの下端付近に振動子を装着すれば、カヤックが発する細かい気泡が届かない、水面から深さがある場所で、探知性能を発揮できます。

まずはテープで固定して、完成状態をイメージしてみます。

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うまくできそうな気がするので、意を決してアルミのフィンに穴をあけてしまいます!

穴をあけたところはアルミがむき出しになってしまうので、手元にあった車用タッチアップペン(色は気にしません!)で塗装しておきました。

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手元にあったボルトやナット、スペーサなどを駆使して、振動子を取り付けてみます。

樹脂の振動子を締め付けることになるので、割れてしまわないように、ナットはゆるみ止めタイプのものを使って、軽く締めるだけにしておきます。

インパルスドライブの脱着時にカヤックの貫通穴を傷つけないように、樹脂パイプから自作したキャップを、ボルトの先端に被せておきました。

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水深が浅い場所では、振動子を海底に擦る可能性がありますが、スクリューもほぼ同じ条件なので、十分に注意して、浅い場所では早めに引き上げるように心がけます。

インパルスドライブに振動子の配線を取り付け

なるべくインパルスドライブ本体との隙間ができないように、試行錯誤しながら振動子の配線経路と固定位置を決めました。

足漕ぎカヤックのドライブユニットに、魚探の振動子をつけてみる

インパルスドライブをカヤック上に引き上げて固定した時には、下の写真のようになります。

インパルスドライブに振動子をつけることを決めてみると、カヤック本体への穴明けは無く、アームなどの追加部品も不要で、簡単にできてしまいました。

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後日談ですが、その後一年以上にわたり、不具合もなく働き続けてくれています。

ちなみに、使用するボルト類は、ステンレスのものが良いですよ!

さらにその後、水深が深い日本海側でも使えるSTRIKER PLUS 4cvにステップアップして、振動子も大きくなりましたが、同様の取り付け方法で、しっかりと性能を発揮してくれています!

beginner-fishing.hatenablog.jp

2年以上使い続けますが、不具合や不満もなく、私としては足漕ぎカヤックの振動子は、ここへの設置がベスト!だと思っています。

カヤックの保管スタンドを作ってみます。地上で整備や艤装しやすくしましょう

カヤック保管スタンドを自作しよう!青物に会うことを夢見てフィッシングカヤックを入手しました!

初出艇にむけて艤装を進めていますが、コンクリートの床に直置きでは、作業がしにくい上に、細かい傷がつきそうです。

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そこで、ホームセンターで入手できるパイプとジョイントなどで、カヤックスタンドを作ってみました。

カヤックスタンドの材料

最初に完成イメージですが、下の写真のように斜め45度に立てかけて、キャスターで動かせるようにしたいと思います。

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どうですか? 作業しやすそうに見えますよね~

スタンドの材料は、YAZAKIのイレクターパイプか、スペーシアのスペーシアパイプを使います。

どちらも同じようなものなので、近くのホームセンターで売っている方で、部品を揃えました。

カヤック用スタンドの材料

各部品の値段は安いのですが、これだけ部品が多いと、全部で約9千円になりました。

入手したパイプの長さは、後ほど組み立て写真と共に紹介いたします。

それでは、カヤック用スタンドを作りましょう

まずは落ち着いて作業スペースを確保してから、組み立てはじめます。

側面部から作ります

カヤックスタンドの側面になる部分を仮組みして、合わせてみます。

パイプの長さは、写真の配置で上のものが、

  • 90cm(横配置)

縦と斜めのものは左から順に、

  • 30cm(縦配置)
  • 30cm(斜め配置)
  • 90cm(斜め配置)
  • 60cm(縦配置)

です。

前後両方の側面用で、合計では2倍の本数のパイプが必要になります。

この他にも、カヤックスタンドの長手方向用で、

  • 150cm x3本

を後ほど使います。

ホームセンターの床で、パイプ長さとジョイントを並べて確認してきたので、切断加工しなくても、ほぼぴったりの長さです。

...計算上はぴったり合う筈がないのですが、パイプが貫通するジョイント部で、パイプの余長を吸収できるので、この形にできてしまいます。

両方の側面部を組み立てて調整したら、ジョイントとパイプの間に専用の接着液を流し込みます

クッションを付けます

専用接着液が完全硬化するには24時間かかるようです。

どうしようか迷いましたが、完全硬化を待たずにカヤック保護用のスポンジを付けることにしました。

このスポンジは、塩ビ水道管用のものですが、驚くほど安いので、他のスタンドやステー類にも頻繁に使っています。

スポンジカバーのアイボリー色が、私の車(ジムニー)の内装色とほぼ同じ色だったりもします。

横棒を通して完成

150cmのパイプ3本で、両方の側面部を接続したら完成です。

ここでも、接着液をしっかりと流し込んでおきます。

24時間後には、接着液が硬化して完成です。

オリジナルスタンドにカヤックを載せてみました

狭い車庫で保管しつつ、いろいろ取り付ける作業もしたいので、カヤックを45度に傾けて置くスタンドにしてみました。

作業しやすいカヤック用スタンドを自作してみます

 まだ大した作業はしていませんが、椅子に座って艤装などの作業ができるので便利です。

スタンドに鎮座しているカヤックを見ながら、まずは魚探とロッドホルダーの取り付けかな?と、次の作業のイメージトレーニング開始です。

車で運べるスタンドではないので、出艇地での作業用スタンドについては、もっとコンパクトなものを入手したいと思います。

Riotのフィッシングカヤック、Mako(マコ)10を開封してみます

初フィッシングカヤック 開封の儀

初めてのフィッシングカヤックとして、足漕ぎ式のRiot Mako10を選んでみました。

ネットで注文して数日後には宅配営業所に届き、意気揚々と引き取ってきました。

Mako10の情報が少ないのと、カヤック自体が他ではなかなか無いと思われる大型の通販商品なので、珍しいですよね~!

...ということで、いろいろ紹介しながら開封してみます。

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Riotカヤック マコ10(Mako10)の紹介

最初に、私が選んだカヤックについて簡単に紹介しておきます。

モンベルも扱っている、アメリカのRiot社の足漕ぎカヤックMako10です。

www.youtube.com

「Mako」は、日本モンベルでは「マコ」と発音するようですが、アメリカでは「メイコ」に近い発音です...と名前について書いてみたら、どちらの呼び方も女性名っぽくて少し照れてしまいますが、私は「メイコ」呼びでいこうかな?

アメリカのRiot社サイトによると、Mako10の主な諸元は、

  • 総重量; 29.7kg(艇のみ26.4kg)
  • 全長; 315 cm
  • 最大幅; 90 cm
  • 最大積載量; 213.2 kg
  • 駆動方式; ペダル式(ラダー付き) 
  • 材質; 高密度ポリエチレン(HDPE)

となっています。

10フィート艇で全長が短めですが、船上で立つこともできるほどの安定性をもたらす広い幅と、足漕ぎ艇にしては軽いことが他社のフィッシングカヤックよりも優れていると感じて、選択しました。

Mako10の開封と組み立て

それでは早速、魚を捌くように開封していきます。

狭くて暗い車庫内で、隣に車が停まっている状態だったので、判りづらい写真もありますが、心と場所に余裕がなかった点をご容赦ください。

カヤックの色は「カモ」で、黒っぽい大理石風の地色に、サンド(砂)色のカモフラージュ柄が入っています。

第一希望はもっと明るい色だったのですが、日本にはカモ以外の色は入ってきていないのかもしれません。

Mako10の梱包を解きます

Riotのフィッシングカヤック、Mako(マコ)10を開封してみます

カヤック本体は、内側から順に

  • 衝撃緩和材(ぷちぷち)
  • ダンボール 
  • 大きなビニール袋

に包まれて、我が家にやってきました。

全ての梱包を開くと、中には、

  • 椅子
  • インパルスドライブ(足漕ぎ機構)
  • ラダー
  • 説明書一式と六角レンチ2本

が入っています。

予想外に船底が平らな艇で、コンクリートの床の上に、安定して置くことができます。

Mako10へのラダー取り付け

フィッシングカヤックMako10にラダーを取り付ける

単独でプチプチに包まれてカヤックの上に置かれていたラダーを取り付けます。

離岸や接岸時にラダーを上下に動かすためのケーブルは、既に繋がった状態になっています。

ラダーは、長いボルト一本を、ゆるみ止めナットでとめる構造です。

ボルトとナットを締めすぎると、ラダーが動きづらくなってしまうので、要注意です。

Riotマコ(Mako)10のラダー

ラダーを左右に動かすケーブル2本も、ボルトとゆるみ止めナットを締めすぎないように取り付けて、完成です。

カヤックには、ちょうどいいところに持ち手がついていて、ラダーを畳んでも持ち手がクッションとなり、カヤック本体に直接当たることはありません。

ラダーの操舵ケーブルを内側から確認

さて、ここで操舵ケーブル貫通部の防水性を確認しておきます。

上の写真のケーブルがカヤックを貫通している部分を、カヤックの中から写真を撮ってみます。

参考ですが、左舷のケーブル貫通部の隣には、ドレンプラグがあります。

手元が見えない作業なので、何度かやりなおして、やっとの思いで見たい部分の写真を撮ることができました。

写真を確認してみたところ、出荷状態から、しっかりシール剤が塗られています

隣のドレンプラグも、リベットの先端までしっかりシールしようとする気持ちが伝わってくる塗り方です。すばらしい!

廉価カヤックではシールが塗布されていないどころか、ケーブルの外側のチューブが途中で切れていることもあるようですが、さすがにMako10はケーブルのチューブも全域設定されています。

あたりまえだとは思いますが、見えないところも手を抜かずに作られていて、水上で大いに安心できます。

インパルスドライブの組み立て

Riot社の足漕ぎユニット「インパルスドライブ」は、ペダル(およびクランク)と透明窓部が外れた状態で梱包されています。

Riot Mako(ライオット マコ)の足漕ぎインパルスドライブの組み立て

インパルスドライブを単独で包んでいたプチプチには、マジックで年月日のような数字が書かれていました。2018年10月9日に生産した4個目ということでしょうか?

さて、ペダルとクランクをインパルスドライブに取り付けていきますが、このクランクは自転車同様に右と左で差別化されています。

ペダルのクランクへの取り付け部が右ネジか左ネジかの差で、後退できるとはいえ前進することの方が圧倒的に多いカヤックでも、前進方向に漕いでいる時にペダルが緩みにくい設定ということですね。

透明窓も取り付けて、インパルスドライブユニットの完成です。

Mako10のシート

Riot Mako(マコ)10のシート

アルミフレームのシートも開封します。

予想外に軽くて、最初に持ち上げた時には驚きました。

シート座面の高さや傾きは、裏にある縦横それぞれ3本のストラップで調節できるようになっています。

背もたれの角度は、写真に写っているストラップ2本で、同様に調整できます。

カヤックのレール(トラック)に4か所の脚部を取り付けて、前後位置も調整できます。

とりあえず最初は、高さはなるべく低くしておいて、前後位置は初航海時に調整してみます。

Mako10上でイメージトレーニング

ちょっと落ち着くために、カヤック上で沈思黙考!

写真は、インパルスドライブをカヤック上に置いた状態です。

反射材が織り込まれているロープが光っていますね~

全てのスカッパーホールにはプラグが設定されていて、インパルスドライブが貫通する穴も、大きなプラグで塞いでいる状態です。

魚探の取り付けや小物スペースの検討など、まだまだ準備が必要ですが、2か月後にはカヤックフィッシングを始められるように、計画的に準備を進めたいと思います。

 

最後に、これからフィッシングカヤックとを選ばれる場合のご参考用として、私が参考にしたサイトのリンクを載せておきます。

 

Mako 10 - Riot Kayaksオフィシャルサイト(USA)

Mako 12 - Riot Kayaksオフィシャルサイト(USA)

マコ10 インパルスドライブ - モンベルオンラインショップ

色々なメーカーからカヤックを選べるNaturum公式サイト

amazonで入手できるカヤック

初めてのフィッシングカヤック選び。釣りしやすいカヤックは?

釣りもカヤックも初めての初心者が、とうとうカヤックを選びます。

後から後悔しないように、いろいろ調べて考えながら、自分の条件に合うフィッシングカヤックを選んでみました。

後悔しない(初めての)フィッシングカヤック選び方

 

カヤックの種類

船上で釣りをするフィッシングカヤックは、中空構造のカヤックの上に座るタイプの、シットオントップカヤックが大多数となっています。

二重底のような構造なので、大きく重くなりがちですが、転覆しても空気層が残るので沈みにくいのがメリットです。

私も、シットオントップカヤックから、初めての愛艇を選びます。

カヤックの長さ

フィッシングカヤックは、3m以下の小型のものから4mを超える大型のものまで有ります。

長くなるほど、積載力が増すほか、より流線型になるのでスピードも早くなるようです。

長くなるデメリットとしては、カヤック自体の大きさに加えて重さも増えるので、陸上での運搬が大変になることです。

風、波、海流といった条件を、湖よりも考慮しなくてはいけない海で、安全に使えるカヤックの長さについては一概に言えませんが、いろいろな方の意見を総合すると、

  • 湾内や沿岸部 : 10フィート(約305cm)以上
  • 沖 : 12フィート(約366cm)以上

の長さが好ましいようです。

長いカヤックの方が波に強いというだけでなく、海流や風に負けないスピードと直進安定性を出しやすいのが理由のようです。

私は初めから沖に出るつもりはないので、湾内で305cm以上のカヤックを使いたいと思います。

車に合わせてカヤックの長さを決める

家から海までは、今所有している軽自動車のルーフキャリアでカヤックを運びます。

車の全長は339.5cmで、警察署への届けがいらない前後はみ出し量(の合計)は、その10%なので、33.95cmになります。

ルーフキャリアに載せた時のクルマとの前後位置をぴったり合わせれば、373cm以下のカヤックを軽自動車に積載できることになります。

毎回1cm単位で位置を合わせて車に載せるのもいいですが、そこまで気を使わずに載せるには360cmくらいが最大長さです。

推進動力の違い

パドルで推進するカヤック

フィッシングカヤックは、パドルで漕ぐタイプのものが一般的です。

シーカヤックよりも幅を広くして安定性を持たせているものが多く、そのためスピードは遅めになりますが、頑張って漕げば時速10km/hくらいで進むものもあります。

足漕ぎ式のカヤック

足でペダルを漕いで進むので、移動時に手がフリーになるフィッシングカヤックもあります。

足漕ぎ式はさらに、フィンを左右に振って進むミラージュ式と、スクリューを回すプロペラ式に層別されます。

どちらも推進力は同じくらいで、私が気になる大きな違いは、

  • ミラージュ式は、後退できるものとできないものがある
  • プロペラ式は、動力伝達部が水中にあるので、ミラージュ式よりも水の抵抗がある

というくらいです。

電動かエンジンで推進する

船舶免許がなくても、登録長さ3m以下の船に出力1.5kw以下の推進機関をつけて使うことができます。

フィッシングカヤックも、少し工夫すればエレキモーターを取り付けられそうです。

ただし、長さ3mを超えるカヤックで使うには船舶免許が必要なので、私には少し縁遠い存在です。

調べた結果からフィッシングカヤックを選びます

最後に、大事なカヤック選択要素として、予備の推進力を持っておくという点があります。

もしも、パドルが流されたり破損してしまった!とか、足漕ぎ機構が壊れてしまった!という場合に、予備の推進力がないと、特に海では自力で陸に帰れない可能性が大いにあります。

その場合に備えて、予備のパドルか動力は必須ですね。

そこで私は、もとから2種類の推進力を備える足漕ぎ式のフィッシングカヤックを選ぶことにしました。

離岸や接岸時に使うパドルと合わせると、推進力が2系統になり、同時に失う可能性が低くなります。

さらに、やってみないと上手にできるかわかりませんが、パドルとペダル両方の推進力を同時に使うことで、予想外の強風で押し戻されるような場合にも対応できるかもしれません。

ここまで考えた結果、フィッシングカヤックの選択条件は、

  • 10フィート以上
  • 足漕ぎ式

となりました。

フィッシングカヤックをゲット

もう頭の中は、カヤックから大物を釣り上げるイメージでいっぱいなので、早速ですが条件にあうカヤックを探してみます。

いろいろと調べてみた結果、日本で足漕ぎカヤックを入手しようとすると、高額な有名メーカーのものか、廉価な無名メーカーのものからの選択になりそうで、両者の中間的なものが見つけられませんでした。

無名メーカーのものは当たり外れがあるようで、新艇であっても、浸水しないように自分でシリコンを塗布しておくことが常識のようになっているカヤックもあります。

私が選んだのは、アメリカのRiotカヤック社の Mako10です。

名前のとおり10フィート艇ですが全長は315cmで、シートを含めた重量は29.7kgです。


Riot Mako 10

Riotカヤックは、大型スーパーでカヤックが売られているアメリカで、ボート見本市にも自社技術を売りにして出展しているメーカーなので、無名メーカーと違って安心できます。

日本ではモンベルが取り扱っているので、簡単に入手できるのも嬉しいですね。

 

さらに、フィッシングカヤックはスピードについての情報があまりありませんが、Riotカヤック社は、他の足漕ぎカヤックとの比較を交えて、自ら動画で公開しています。


Riot Mako Kayak Speed tests

漕ぎ手の運動能力にもよりますが、10フィート艇のMako10の計測結果は、

  • 最大8km/h
  • 巡航時4km/h

で、他の11〜12フィート艇より巡航時で1km/hほど遅いものの、私にとっては気になるほどではありません。

幅が90cmとフィッシングカヤックの中でも広めなカヤックであることもスピードに関係していますが、安定性はその分増している筈です。

最大8km/hであることを考慮して、強風や強い海流を回避すれば、安全に楽しむことができそうです。

注文後、数日で届きました

初めてのフィッシングカヤック選び

海外通販サイトから購入することもできますが、国内の取り扱い店に注文してから数日で、近所の宅配営業所に届きました。

まずはカヤック本体を入手したので、しばらくの間は初出艇に向けた装備の追加など、カスタマイズを楽しんでしまおうと思います。

 

ご参考ですが、初めてのフィッシングカヤック選びで参考にしたサイトはこちらです。

Mako 10 - Riot Kayaksオフィシャルサイト(USA)

Mako 12 - Riot Kayaksオフィシャルサイト(USA)

マコ10 インパルスドライブ - モンベルオンラインショップ

色々なメーカーからカヤックを選べるNaturum公式サイト

amazonで入手できるカヤック

初めてのフィッシングカヤック選び。釣りしやすいカヤックは?

アシストフック自作は初心者でも簡単にできた! 釣果に繋がると、なお楽しい~

大型青物を釣り上げる日を夢見て、まずは入手してみたダイソージグですが、そのままでは大型青物には不向きで、ちょっとした部品の交換や追加が必要です。

市販品を使って青物用のジグにすることもできますが、まだ釣りを始めるまで時間もあるので、アシストフックの自作方法を勉強してみることにしました。

初心者向けのアシストフック自作方法。ダイソージグ用で作ります

アシストフックとは

ダイソージグのリヤアイ(尻の方)には、トレブルフックが付いています。

小魚の腹や尻から食らいつく魚には、ジグ後方のトレブルフックが有効です。

しかしブリなどは、わざわざ回り込んで、小魚を頭から吸い込もうとします。

ジグのラインアイ(頭側)にも針を付けておけば、捕食時に針が吸い込まれて引っ掛ける事ができます。

アシストフックは、ラインアイに付ける針ですが、ブリなどの頭から捕食する魚だけを狙う時には、メインフックとして使って、リヤアイには何も付けない場合もあるようです。

また、アシストフックをトレブルフックの代わりにリアアイに付けて、ジグがバランス良く動くようにしたり、根掛かりの可能性を低くすることもあります。

既製品でもリーズナブルな値段で入手できるので、自作のお手本になれば!と思い、入手してみました。

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この既製品と同じくらいの性能が出せるようなアシストフックを目指して、自作してみます。

自作アシストフックの材料

早速、材料と道具を入手しました。

左から順番に、

  • アシストライン(105ポンド)
  • スプリットリング(#3)
  • 溶接リング(#3)
  • 釣り針
  • スプリットリング用ペンチ

です。

作ってみて最後に気づいたのですが、ジグの前側に使うスプリットリングは、ラインアイ、アシストフック、リーダー(釣り糸)の、合計3個のアイと溶接リングを通すので、1サイズ大きい#4のスプリットリングの方が通しやすそうです。

リヤアイを通すスプリットリングは、#3でぴったりサイズです。

アシストラインと釣り針の結び方

アシストフックを自作する場合は、アシストラインと釣り針の結合強度が、重要になります。

セキ糸で両者をぐるぐる巻きにして、瞬間接着剤で固定する方法が多く紹介されていますが、セキ糸を扱うための道具が必要なうえ、初心者には大変そうです。

もっと簡単な方法がないか調べてみたところ、シマノTV公式チャンネルで接着剤を使わない方法が紹介されていました。チモトが環状の針を使って、アシストラインを結ぶだけです。

早速、小さな釣り針でやる前に、環付き杭とロープを使って練習してみます。

まずは針の環に針先側から、アシストラインを通して「の」の字にします。

そのままアシストラインをくるくると4回通して、

アシストラインと針の結び方

アシストラインの先端を抑えながら、反対側(写真では右側)を引っ張れば、

拡大図で紹介するアシストフックの作り方

完成!

セキ糸を使わないので、楽ですね。

初心者がアシストフックを作ります

大きな模型でアシストラインと釣り針の簡単な結び方をマスターしたので、本物のラインと釣り針を使って、アシストフックを作っていきます。

準備

ダイソージグに元からついているトレブルフックとスプリットリングは、リヤアイから外しておきます。

先輩達に見習って、ラインアイのスプリットリングも交換すべく外しました。

それでは作ります

初めてなので緊張しますが、記念すべき1個目を作り始めます。

私が作るのは、ダブルのアシストフックです。

釣り針の環に、針先側からアシストフックを通して、練習どおりに結びます。

ここで、ダブルフックの反対側を結ぶために、アシストラインをちょうどいい長さで切断しなくてはいけません。

下の写真は、ケチって針から9cmのところで切ってみましたが、短かすぎて完成状態では動きが渋くなってしまいました。

最終的には、11cm以上が必要なことがわかりました。

9cmで切って作ると、下の写真のように、少し寸足らずになります。

左が途中状態、右が熱収縮チューブを縮めた完成状態です。

せっかくの一号機なので、リヤアイ用で実釣に使ってみて、ダメさ加減を確認してみます。

2個目以降は、長さを調整して作ります。

完成しました

初めてなので少し時間がかかりましたが、ジグ4個分が完成しました。

上の3個がラインアイに付けるアシストフックで、それぞれ違う大きさの針で、3種類作ってみました。

カヤックの準備ができたら、実釣で使ってみますが、魚がどんな反応を示すか、そして私でも釣れるのかが、楽しみです。

<後日談>トラブルもなく、しっかり釣れています

この記事を書いた時から一年以上たちましたが、なんと!予想外に自作のアシストフックが大活躍しています。

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念願の青物のほか、キダイやアオハタなど、嬉しい釣果をあげています。