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カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

初めてのフィッシングカヤック選び。釣りしやすいカヤックは?

釣りもカヤックも初めての初心者が、とうとうカヤックを選びます。

後から後悔しないように、いろいろ調べて考えながら、自分の条件に合うフィッシングカヤックを選んでみました。

後悔しない(初めての)フィッシングカヤック選び方

 

カヤックの種類

船上で釣りをするフィッシングカヤックは、中空構造のカヤックの上に座るタイプの、シットオントップカヤックが大多数となっています。

二重底のような構造なので、大きく重くなりがちですが、転覆しても空気層が残るので沈みにくいのがメリットです。

私も、シットオントップカヤックから、初めての愛艇を選びます。

カヤックの長さ

フィッシングカヤックは、3m以下の小型のものから4mを超える大型のものまで有ります。

長くなるほど、積載力が増すほか、より流線型になるのでスピードも早くなるようです。

長くなるデメリットとしては、カヤック自体の大きさに加えて重さも増えるので、陸上での運搬が大変になることです。

風、波、海流といった条件を、湖よりも考慮しなくてはいけない海で、安全に使えるカヤックの長さについては一概に言えませんが、いろいろな方の意見を総合すると、

  • 湾内や沿岸部 : 10フィート(約305cm)以上
  • 沖 : 12フィート(約366cm)以上

の長さが好ましいようです。

長いカヤックの方が波に強いというだけでなく、海流や風に負けないスピードと直進安定性を出しやすいのが理由のようです。

私は初めから沖に出るつもりはないので、湾内で305cm以上のカヤックを使いたいと思います。

車に合わせてカヤックの長さを決める

家から海までは、今所有している軽自動車のルーフキャリアでカヤックを運びます。

車の全長は339.5cmで、警察署への届けがいらない前後はみ出し量(の合計)は、その10%なので、33.95cmになります。

ルーフキャリアに載せた時のクルマとの前後位置をぴったり合わせれば、373cm以下のカヤックを軽自動車に積載できることになります。

毎回1cm単位で位置を合わせて車に載せるのもいいですが、そこまで気を使わずに載せるには360cmくらいが最大長さです。

推進動力の違い

パドルで推進するカヤック

フィッシングカヤックは、パドルで漕ぐタイプのものが一般的です。

シーカヤックよりも幅を広くして安定性を持たせているものが多く、そのためスピードは遅めになりますが、頑張って漕げば時速10km/hくらいで進むものもあります。

足漕ぎ式のカヤック

足でペダルを漕いで進むので、移動時に手がフリーになるフィッシングカヤックもあります。

足漕ぎ式はさらに、フィンを左右に振って進むミラージュ式と、スクリューを回すプロペラ式に層別されます。

どちらも推進力は同じくらいで、私が気になる大きな違いは、

  • ミラージュ式は、後退できるものとできないものがある
  • プロペラ式は、動力伝達部が水中にあるので、ミラージュ式よりも水の抵抗がある

というくらいです。

電動かエンジンで推進する

船舶免許がなくても、登録長さ3m以下の船に出力1.5kw以下の推進機関をつけて使うことができます。

フィッシングカヤックも、少し工夫すればエレキモーターを取り付けられそうです。

ただし、長さ3mを超えるカヤックで使うには船舶免許が必要なので、私には少し縁遠い存在です。

調べた結果からフィッシングカヤックを選びます

最後に、大事なカヤック選択要素として、予備の推進力を持っておくという点があります。

もしも、パドルが流されたり破損してしまった!とか、足漕ぎ機構が壊れてしまった!という場合に、予備の推進力がないと、特に海では自力で陸に帰れない可能性が大いにあります。

その場合に備えて、予備のパドルか動力は必須ですね。

そこで私は、もとから2種類の推進力を備える足漕ぎ式のフィッシングカヤックを選ぶことにしました。

離岸や接岸時に使うパドルと合わせると、推進力が2系統になり、同時に失う可能性が低くなります。

さらに、やってみないと上手にできるかわかりませんが、パドルとペダル両方の推進力を同時に使うことで、予想外の強風で押し戻されるような場合にも対応できるかもしれません。

ここまで考えた結果、フィッシングカヤックの選択条件は、

  • 10フィート以上
  • 足漕ぎ式

となりました。

フィッシングカヤックをゲット

もう頭の中は、カヤックから大物を釣り上げるイメージでいっぱいなので、早速ですが条件にあうカヤックを探してみます。

いろいろと調べてみた結果、日本で足漕ぎカヤックを入手しようとすると、高額な有名メーカーのものか、廉価な無名メーカーのものからの選択になりそうで、両者の中間的なものが見つけられませんでした。

無名メーカーのものは当たり外れがあるようで、新艇であっても、浸水しないように自分でシリコンを塗布しておくことが常識のようになっているカヤックもあります。

私が選んだのは、アメリカのRiotカヤック社の Mako10です。

名前のとおり10フィート艇ですが全長は315cmで、シートを含めた重量は29.7kgです。


Riot Mako 10

Riotカヤックは、大型スーパーでカヤックが売られているアメリカで、ボート見本市にも自社技術を売りにして出展しているメーカーなので、無名メーカーと違って安心できます。

日本ではモンベルが取り扱っているので、簡単に入手できるのも嬉しいですね。

 

さらに、フィッシングカヤックはスピードについての情報があまりありませんが、Riotカヤック社は、他の足漕ぎカヤックとの比較を交えて、自ら動画で公開しています。


Riot Mako Kayak Speed tests

漕ぎ手の運動能力にもよりますが、10フィート艇のMako10の計測結果は、

  • 最大8km/h
  • 巡航時4km/h

で、他の11〜12フィート艇より巡航時で1km/hほど遅いものの、私にとっては気になるほどではありません。

幅が90cmとフィッシングカヤックの中でも広めなカヤックであることもスピードに関係していますが、安定性はその分増している筈です。

最大8km/hであることを考慮して、強風や強い海流を回避すれば、安全に楽しむことができそうです。

注文後、数日で届きました

初めてのフィッシングカヤック選び

海外通販サイトから購入することもできますが、国内の取り扱い店に注文してから数日で、近所の宅配営業所に届きました。

まずはカヤック本体を入手したので、しばらくの間は初出艇に向けた装備の追加など、カスタマイズを楽しんでしまおうと思います。

 

ご参考ですが、初めてのフィッシングカヤック選びで参考にしたサイトはこちらです。

Mako 10 - Riot Kayaksオフィシャルサイト(USA)

Mako 12 - Riot Kayaksオフィシャルサイト(USA)

マコ10 インパルスドライブ - モンベルオンラインショップ

色々なメーカーからカヤックを選べるNaturum公式サイト

amazonで入手できるカヤック

初めてのフィッシングカヤック選び。釣りしやすいカヤックは?