青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

島の近くにはアオハタがいた!6月の若狭湾カヤックフィッシング

6月の穏やかな若狭湾には、カヤックやボートがたくさん浮いています。

これまでは、入り江の中もしくは近くで浮くことが多かったですが、今日はいつもよりたくさんペダルを漕いで、少し遠くまで行ってみたいと思います! 

島の近くにはアオハタがいた!6月の若狭湾カヤックフィッシング

日の出と共に出艇したい

この日の午後は風が強くなってくる予報なので、日の出とともに出艇して、早めに戻りたいと思います。

相変わらず早起きが辛いですが、なんとか頑張って4時過ぎに現地入りしました。

太陽に負けないように、間髪入れずにカヤックの擬装や釣具の準備を進めます!

穏やかな入り江には、他のカヤックやボートの方たちと、ほとんど同じ時間に漕ぎ出すことができました。

6月に入った若狭湾では、どんな魚が待っていてくれるでしょうか? 楽しみです!

エソしか釣れない...

まだ使い方が下手なのか、このところ不調続きのタイラバは封印して、ジグだけで釣りをします。

体力勝負となりますが、腕の筋トレだと思って頑張ります!

入り江内の実績ポイントを通りながら、ゆっくりと進むと、ところどころで小魚の大きな群れらしきものが魚探に映ります。

泳がせやすいジグをヒラヒラと落としていると、今日の一匹目がロッドをしならせました!

6月の若狭湾

愛嬌のある顔つきも、もう見慣れてきたエソです。

前回の釣行で、水面からあげた瞬間にリーダーを切られた苦い経験を活かして、今日の一匹目は慎重に針を外してリリースします。

大きなエソになると、水面にあげるまでのやりとりは楽しいのですが、食べにくい魚なだけに残念です。

その後、ポイントを変えても、ジグと同じくらいの体長のミニサイズを含めて、エソとのご対面が続きました。

後で聞いた話では、今はこのあたりに、マダイアジが来ているとのこと。

アジは釣り方が違うとしても、マダイはどこにいるのでしょう?

遠くの島へ向かいましょう

若狭湾では、これまでウッカリカサゴ、キダイ、アマダイ、サゴシを釣ってきましたが、他の方々は、スズキ、ホウボウ、マダイなども釣ってみえます。

私もたまには違う魚に会いたい!ということで、いつもは遠くから眺めるだけの、比較的に大きな島の近くまで行ってみたいと思います。

この日は波が穏やかなので、行けないことはなさそうですが、もし途中で無理そうだと思ったら引き返しましょう。

途中で海中の様子を探ったりしながらも、思いのほか早く、島の近くに到着しました。

周りにはカヤックやボートが集まっていて、この辺りが良いポイントであることを予感させます。

ワクワクしながらジグを海中に入れてみましたが、この場所での一匹目のお客様も、エソでした!

f:id:solocamptouring:20200611054251j:plain

何度もバラす!という初めての経験

なるべくエソを避けるために、ジグの泳がせ方を変えたりしていると、大物を感じさせるアタリがありました。

スピニングリールからは、糸が放出され続けます。

こんな感触は久しぶりです!

鳴りっぱなしのドラグ音に、不安になってドラグを締めたところで針が外れて、一瞬にして平穏な空気が戻ってきました。

ドラグを締めてはいけない魚なのでしょうか?

でも、とにかくここにはエソとは違う魚がいる!

アタリがあった時と同じように、海底近くを真横に動かすようなジグの泳がせ方で、その近辺を探り続けると、今度は少し軽めですが、同じ反応がありました。

今度は慎重に!と思ったのも束の間、また針が外れます。

もしかして、しっかりとフッキングできていないのかな?

姿を見るまでは、諦めきれません

バラしてしまうことが続いたとはいえ、ロッドをしならせられることは、とても楽しい!

できれば、その魚の姿を見てみたいと思い、島の近くで粘り強くジグを泳がせてみます。

周りで発生するようになってきた鳥山に気を取られながらも、1時間近く続けたところで、またロッドがしなりました。

ドラグ音が鳴り続けますが、今度はドラグ調整ノブには触れずに、とにかく巻き続けます。

そのうちに、ドラグ音が断続的になって、さらに間隔が開くようになり、水面近くに初めてみる色の魚が上がってきました。

若狭湾の島の近くにはアオハタがいた

見るからに美味しそうな魚です!

(実際のところ、プリッとした身で、淡白ですが美味しいです。)

上陸後にアオハタだと教えていただきました。

帰宅後に調べたところ、5本の濃い縦縞がアオハタの見分けポイントだという事なので、信じていなかった訳ではありませんが、間違いなさそうです。

とにかく泳ぐジグを使ってみたい!と思って導入した、アブガルシア ショアスキッドジグ 60gは、この日が初使用でしたが、狙い通りにヒラヒラと泳いで、小魚を捕食する魚を魅了するようです。

むしろ泳ぎすぎて、魚がジグを捕まえきれないので、スレがかりになって、針が外れることが多かったと思われます。

アブガルシア ショアスキッドジグ 60g

どうですか? この方向だとわかりやすいですが、見るからに泳ぎそうな形ですよね!

リールを一定速度で巻いているだけでも、ジグの動きがロッドに振動で伝わってくるようなジグです。

釣り上げたアオハタがイカを捕食していたため、イカに似たシルエットで泳いでいるジグの姿が、魚を惹きつけているのかもしれません。

楽しい一日でした

6月の若狭湾では、新しいジグの導入によって、釣れた魚図鑑にアオハタを加えることができました。

今日も充実の1日で、楽しかった!

いつもアドバイスをしてくださったり、気軽に話しかけていただいたり、魚種を教えてくださる皆様全員に感謝です。

ありがとうございます!

快適なカヤックフィッシングは足元から!快適なマリンシューズはここが違う。

カヤックフィッシングをする時の履物は、どれでも一緒だと思っていました。

ところが、しっかりと実使用時のことを考えて作られているものは、カヤック上での快適性が全く異なります。

釣りに集中できるマリンシューズに出会えて気づいた、カヤックフィッシング用の履物を選ぶポイントをまとめてみます。

快適なカヤックフィッシングは足元から!

マリンシューズ

海岸を歩いたり、足漕ぎカヤックのペダルを漕いだりするカヤックフィッシングでは、履物に、

  • 砂浜を歩いても砂が入らない
  • 砂利の海岸を歩いても痛くない
  • 出艇時に濡れても平気
  • ペダルを漕いでも痛くない
  • 日焼けも防止したい

といった性能が欲しくなります。

これらを備えた履物といえばマリンシューズですが、いろいろな呼び名があるようです。

  • マリンシューズ
  • ウォーターシューズ
  • ビーチシューズ
  • アクアシューズ

どれも水辺で使える履物を連想させる名前ですね。

特にペダルドライブのカヤックでは、ビーチサンダルではなく、マリンシューズが必要になること間違いなし!と考えて、カヤックフィッシングでは初出艇の時から使っています。

ものは試し!の一足目で気づいたこと

一年ほど前になりますが、初出艇の時には、超お手頃価格のマリンシューズを使ってみました。

主に砂浜の海岸から出艇していましたが、そこそこ使えるマリンシューズです。

しかし、初めてだったので普段履いている靴と同じサイズを選択するという失敗をしてしまい、出艇時の波打ち際で砂がマリンシューズの中に入ってきます

靴下をはかずに素足で使ううえに、ほとんどのマリンシューズは伸縮性の素材が使われているので、少し小さめのサイズを選択すべきだと気付かされた一足目でした。

冬のカヤックにはマリンソックス

サイズが合っていないマリンシューズで、足首の隙間から侵入してくる砂に悩まされたこともあり、冬のカヤック用の履物として、厚手のターポリン素材のマリンソックスを試してみました。

カヤックフィッシングにマリンソックスは使えるのか?

マリンソックスは、足首がしっかりと覆われるので、砂の侵入が皆無で快適にカヤックフィッシングを楽しめます!
また、濡れても保温性が確保されるので、冬に足先から凍えることもありません。

この時期から、砂利の海岸から出艇することが多くなりましたが、ソックスの底に薄手のコーティングが施されているとはいえ、歩くと痛いのが唯一のデメリットです。

底が薄いことへの対策として、マリンソックスを履いて、その上からさらにマリンシューズを履いていたので、結局はシューズ内に入った砂を感じながらペダルを漕ぐことになりました。

いいマリンシューズに巡り合えた! 

一年近く使ったマリンシューズがくたびれてきたので、買い替えを決意しました。

今回は、後悔しないマリンシューズ選びをしたいのですが、選択するのに困るほどいろいろなメーカーのものがあふれていて、ものによっては当たり外れがありそうです。

そのような状況の中で、キャンプ用品でもお世話になっているNaturehikeさんのマリンシューズを見つけました。

Naturehikeさんの寝袋やコンパクトチェアは、お手頃価格で強度や耐久性があり、長く使わさせて頂いてます。

マリンシューズも、考え抜かれた良いものに違いない!と思い、さっそく入手してみました。

夏のカヤックフィッシング用シューズ

一足目で砂の侵入に悩まされた反省から、1サイズ小さい25cmをねらいますが、このマリンシューズの場合はLサイズが該当します。

暖かい季節になっていたので、マリンソックスは併用せずに使ってみたところ、

  • 出艇時の砂の侵入が皆無
  • 海岸が、これまでよりも歩きやすい
  • ペダルも漕ぎやすい

と、快適すぎることに驚きます!

あまりに差があるので、何が違うのだろう?との好奇心から、着岸後にじっくりと観察してみることにしました。

快適に使えるマリンシューズは、ここが違う

たいへん快適にカヤックフィッシングを楽しめる、Naturehikeさんのマリンシューズを、破壊はせずに徹底解剖!してみます。

足全体に、ぴったりフィット

カヤックで出艇する時に砂が全く入ってこなかったのは、一足目と違って少し小さめのサイズを選択した効果だと思われます。

理由はそれだけではなさそうで、履いた感触が、足全体にピッタリと密着していて、まるで皮膚の一部のようです。

一足目よりも素材の伸縮性が良いようで、足首の関節を動かしても隙間ができないため、結果として砂の侵入をしっかり防止してくれているようです。

もしかしたら、私の日本人的な足の形にもあっているのかも?しれません。

中敷きが厚い!

マリンシューズの中敷きを引っ張り出してみて、その厚みに驚かされました!

一回浮いた後なので、少し使用感がありますが、中敷きを比較してみます。

夏でも快適なカヤックフィッシングは足元から!

上の写真の左側が、一足目のマリンシューズの中敷きですが、その厚みの差は一目瞭然です。
右のNaturehikeさんの中敷きは、適度なクッション性で、砂利の海岸を歩いても全く痛くないだけでなく、その反発力によっても足首に隙間が出来にくくなるので、砂の侵入防止に一役かっている気がします。

一足目を使っている時は、波打ち際を歩く際に中敷きが折れ曲がってしまい、違和感を感じることもありましたが、Naturehikeさんのマリンシューズの中敷きであれば、中で折れ曲がることはなさそうです。

快適なカヤックフィッシングは足元から!快適なマリンシューズはここが違う

足漕ぎカヤックを漕いでいる時にも、カバー付きペダルへのフィット感の良さを感じていましたが、中敷きのクッション性によるものだったと納得!

足元が快適だと、ペダルを漕ぐのも苦にならないので、カヤックフィッシングに集中して楽しんでいます。

三河湾でクロソイが待っていた!久しぶりのカヤックフィッシング

久しぶりに、三河湾でカヤックを浮かべました。

いつもと変わらぬ湾内の様子に、安心して楽しめたカヤックフィッシングの様子を、いつも同様にユル〜く!レポートしてみたいと思います。

三河湾でクロソイが待っていた!久しぶりのカヤックフィッシング

真の釣り人の朝は早い

約5ヶ月ぶりの三河湾なので、とにかくカヤックで浮くことを楽しもう!というコンセプトです。

...という言い訳のもと、目覚ましをセットせずに、起きた時間が出発時間と決めて、結局のところ朝6時頃に、カヤッカーが多く来られている出艇地に到着しました。

日の出時間を1時間以上過ぎており、カヤッカーのほとんどが既に準備を終えられています。

出遅れた私も、テキパキと準備して海岸へ向かいます。

ちょうどボートの方が戻ってみえたので、挨拶をさせていただきつつ、釣果をお聞きしてみました。

「イカ狙いだけどダメでした。藻は育っているのに残念」とのこと。

イカは少なくなっているのでしょうか?

私は、この日もエギは持たずに、魚狙いで出艇することにします。

三河湾でカヤックフィッシング

三河湾ではワームを使いたい!

出艇地から見える海域に集結しているイカ釣りのカヤックや船を横目に、無人島の横に向かって漕いでいきます。

今日は、いろいろな釣り方を楽しむ予定で、まだ使ったことがないジグヘッドも投入してみる予定です。

無人島の横付近まで漕いできたところで、海底付近に魚影がある場所が点在するようになってきました。

水深が3mくらいと浅いので、いつもは素通りするところですが、この日は実績ポイントに行きたい気持ちよりも、この場所への興味が勝ります。

一番近くのカヤックから30mほど離れたところでカヤックを漕ぐのをやめて、2種類のジグヘッドを交互に使ってみることにしました。

魚影が一段と濃いところで、垂直に落としたジグにヒット!したのですが、リールを5巻くらいしたところでバラしてしまいました。

クロソイの反応とは違っていたので、姿が見られなかったのが、残念です。

ヒラメだったら、釣ってみたかった!

このジグでの一匹目とはなりませんでしたが、カヤックからでも使えるジグだということが解っただけでも良しとしましょう。

フラットジャンキー ロデム 4インチ

この日最初の好反応を得られたのは、ずいぶん前に入手していたのですが、これまで一度も使っていなかった、ダイワのフラットジャンキー ロデム 4インチです。

水深50mくらいの若狭湾も経験してみると、このようなワーム材質のジグは、水深10m以下の三河湾の方が使いやすいことに気付かされます。

この日は、いろいろなワームを泳がせてみようと決めていましたが、朝一番から初使用のジグヘッド&ワームで魚の反応が得られました。

久しぶりの三河湾は、一日中楽しめそうな雰囲気です!

盛況な海に癒されます

海中の様子を注視しつつ、魚探の反応があればジグヘッドを泳がせたりしながら、ゆっくりとクロソイ実績ポイントに向かいます。

先にポイントに到着されていたボートとカヤックからは距離をおいて、数ヶ月ぶりにワームを泳がせてみました。

途中で根がかりしてしまい、反対側にまわり込んで外そうと試みますが、あっという間にボートの方と近づいてしまい、お祭りになってしまいました。

ものすごく潮の流れが早い!ということは釣れるはず!

体勢を整え直して、またワームを投げ始めて数投したところで、着底直前で懐かしい手応えがありました。

しっかりとフッキングしている感触ですが、朝にバラした記憶が頭をよぎり、不安になります。

慎重にリールをまいて、カヤック上にお迎えすることができました。 

三河湾の、まるまるとしたクロソイ

まるまるとしたクロソイです。久しぶりに会えて、嬉しいですね〜。

このポイントは、ほぼ毎回のようにクロソイが待っていてくれます。

水面を跳ねる小魚たち

まわりでは、時折小魚がはねて、チャポン!と音をたてています。

試しに、サビキ の仕掛けを撒き餌なしで水中にたらしてみました。

なんとなく想像はしていましたが、去年もサビキに食らいついてきた、小さなサバが鈴なりで上がってきました。

撮影していなかったので、写真は去年のものです。

ボートの方も気になっていたようで、「ベイトは何ですか?」と声をかけていただいたので、釣れた小サバを披露します。

ベイトという言葉を深く考えずにお答えしましたが、ボートからだと小サバを追っている魚が見えるとのこと。

水面近くに座っている私からは、気配を感じることもできませんでしたが、どんな魚だったのでしょうか? とても気になります。

そこで、サバっぽい色のジグと、根魚狙いのワームを交互に泳がせてみます。

途中で虹がかかった雲がでましたが、ほぼ快晴の三河湾で、釣れない時間も楽しみます。

虹がかかった雲がでたが、快晴の三河湾

腹ペコで上陸

強い潮の流れに翻弄されながら時間は過ぎていき、正午を過ぎてお腹が空いてきました。

この日は軽食を持たずに浮いていたので、そろそろ出艇地へと戻ります。

近くでイベントをしていたのでキッチンカーが来ており、星の形のフライドポテトが美味しそうです。

カヤックを車まで戻したところで、「このカヤックってペダルで漕いで進むの?」と声をかけていただきました。

その方のエプロン姿に、もしや!と思い、「フライドポテトを作ってみえる方ですか?」とお聞きしてみます。

空腹感が最高潮に達していたので、一つ購入させていただくことにしました。

聞けば、その方も若かりし頃、カナディアンカヌーを車に積んで、遠征しながら釣りを楽しまれていたとのこと。

昨今のカヤックフィッシングブームの先駆者ですね!

美味しいフライドポテトをいただきながら、楽しくお話を伺いました。

久しぶりの三河湾は、出会った皆様のおかげで、最高の一日となりました。

ありがとうございます!

釣れると噂のジグは本体に釣れた!カヤックフィッシングで使うスロー系ジグ

カヤックフィッシングを始めてから、1年半が経過しようとしています。

少しずつですが釣果も増えてきたので、魚たちを魅了するジグと、その泳がせ方をまとめてみました。

若狭湾で使うスロー系ジグ

釣果をだしている釣り方

私がいつもカヤックを浮かさせて頂いているのは、水深40mから60mの若狭湾内です。

日本海側に行くようになって、ジグでの釣りを始めてからは、まだ半年程度です。

その間、いろいろと釣りの指南書を読み漁ったりしながら、我流で釣れるジグの動かし方を考えてきました。

縦?横?

まだまだ釣り下手ですが、ジグを使って一番釣れているパターンは、縦でも横でもなく、斜めの釣りだと思うようになりました。

その他にも解ってきたことは、既に先輩方が口をすっぱくして言い続けていることばかりですが、紆余曲折しながら実践してみないと、その正しさを確信できないという、我ながら損な性分なので、いろいろと試して覚えていくしかないです。

釣りを始めた時からは1年半!という時間をかけて、やっと辿りついた釣り方をまとめてみたいと思います。

 

基本の動作

最初に、ジグを使ったカヤックフィッシングでの、基本の所作を振り返ってみます。

  1. カヤックから、ジグを投げる
  2. 着底と同時にしゃくるために、身構える
  3. しゃくっては、たるんだ釣り糸を巻くことを3回繰り返す
  4. また着底まで待つ(釣り糸は、たるんでいない状態)
  5. また3回しゃくっては巻く
  6. またまた着底を待つ

この作業をジグが着底しなくなるまで繰り返します。

ジグが着底しなくなった後は、周りの魚にアピールするために、しゃくりながら釣り糸を巻いたり、疲れたら普通に巻き続けたりして、ジグを回収します。

ジグの動きで心掛けていること

釣果が出始めた最近になって、ジグを泳がす時に最も大事だと感じているのは、ジグがヒラヒラと動く瞬間をつくることです。

一連の所作で、ちょっと疲れた小魚を演出できていれば、思惑どおり!です。

泳ぎ方の確認が大事

ジグを交換した時には、まずはカヤックの横で、いろいろなパターンでのジグの泳ぎ方を確認しておきます。

  • フリーフォール時の動き
  • しゃくった直後の動き
  • ジグが最も艶かしく動くしゃくり方
  • 釣り糸のテンションがありつつ斜めに落ちる時のジグの動き

これらのジグの動きなどを確認したうえで、水中でのジグの連続的な動きをイメージして、しゃくる速さや間隔を決めておきます。

その所作の目的は?

忘れてはいけないと肝に銘じている、各所作の目的です。

  • しゃくるのは、その直後の釣り糸が緩んだ時にジグがヒラヒラと泳ぐためのスピードをつくるため
  • そのままヒラヒラと泳がせつつ釣り糸を巻くのは、魚がジグをくわえた反応を逃さないようにするため

目的を明確にしたうえで、一連の動きをもう一度確認しておきましょう!

  • ジグをヒラヒラと着底させる。
  • (私の場合は3回が多いですが、)「しゃくるヒラヒラと泳がせつつ少し巻く」を繰り返す。
  • 再度、海底までジグをヒラヒラと落とす

これを、ひたすら繰り返します。

簡単な絵ですが図解すると、こんな感じです。

ジグの泳がせ方

このようなジグの動きを意識して、

  • ヒラヒラと着底する
  • ヒラヒラと泳ぐ

という2種類の釣れる時間をつくっています。

ヒラヒラと泳ぐジグ

ジャンル分けするとスロー系のジグになりますが、とにかくヒラヒラと泳ぎそうな形のジグを、選んでいます。

まだサワラやアマダイ、そして根魚しか釣れていませんが、まだまだ他の魚たちにも会いたい!し、会えるはず!ということで、最近よく使っているジグの形を、改めて観察してみます。

片面が削りとったような形

このところ最も釣っている手応えを楽しませてくれるジグは、ダイワさんのTGベイトです。

前評判は、ネット情報やカヤックフィッシングの大先輩から聞いていましたが、実際に使ってみたら本当に釣れる!

感覚論ですが、海中でのジグの動きがイメージしやすいので、魚の反応もわかりやすい気がします。 

ちなみにTGベイトは、トリプルフックをつけてみたら、しゃくった時のヒラヒラ具合いが弱くなりました。

そのため、リーダー側にアシストフックを付けるだけで泳がせていますが、しっかり釣果をだしてくれています。

唯一残念なのは、釣れすぎてエソも寄せつけてしまうので、ジグのロストが多いこと。

私にとっては高価な部類のジグなので、TGベイトは少し出番を減らして、魚影が少ない時に活躍していただこうと思います。

ダイワさんのTGベイト

片面が船のキール(竜骨)のような形

ヒラヒラ系のジグで最初に使い始めたのは、ただ巻き(リトリーブ)で釣れる!との謳い文句の、S&D スロスプジグです。

S&Dさんのスロスプジグ

ゼブラカラーの片面が船底のような形になっています。

この形だけでも泳いでくれそうですが、反対側の面にも、バターナイフで均したような凹み形状があり、フリーフォール時には落ち葉が舞うような動きをつくり出します。

上から見ると、いかにもヒラヒラしそうな形をしていますよね!

生まれて初めてサワラを釣ったジグでもあり、信頼して使い続けています。

絶対にヒラヒラするでしょ!という形

私がカヤックから釣り糸をたらすのは、主に水深60mくらいの開けた湾内です。

潮や風の状況しだいですが、平均的に使いやすい60gのジグで、もっと楽にヒラヒラと動かせるジグがないか?と調べていたら、アブガルシアさんのショアスキッドジグをみつけてしまいました!

特徴的なのは、

  • 船のキール状の形
  • 反対側には、えぐったような形
  • そして、階段状の段差形状

が施されていて、それほど苦労せずともヒラヒラと泳ぎそうです。

食事のトッピングで例えたら、私がいつも惹かれる「ゼンブノセ」ですね!

魚も私同様に、欲張りなメニュー(のジグ)の虜になってしまうに違いありません。

アシストフック付きで、お買い得感があって気軽に使えそうなので、早速入手しました。

タングステンジグ1個分くらいの出費で、このジグなら3個ほど入手できるなんて、素敵すぎます。

後日の実使用では、普通にリールを巻いているだけでジグが泳いでいる感触が伝わってきて、その形から予想されたとおりの使いやすさでした。

おかげさまで、初めてのアオハタを釣ることもできました!

アブガルシアさんのショアスキッドジグでアオハタが釣れた

次回もこれらのジグで、若狭湾の魚たちの捕食スイッチを入れることが、楽しみです!

釣った魚のヒレを切りたい!タックルボックスに小さな万能はさみを忍ばせましょう

釣った魚のヒレを切りたい!タックルボックスに小さな万能はさみを忍ばせる


魚によっては予想外に鋭利なヒレやトゲを持つものがあり、不用意に触ってしまい怪我することもあります。

何度も痛い思いをして、他にも理由ができたので、そろそろ釣れた魚のヒレを断ち切るハサミが欲しくなりました。

魚をクーラーボックスに入れる前に作業したいので、タックルボックスに入れて持ち運びしやすいハサミを選んでみます!

タックルボックスには小さな金切りバサミを忍ばせたい!カヤックフィッシング

釣れた魚をお土産に

魚のヒレって思いのほか鋭利ですよね!

釣れた魚は、ビニール袋に入れてからクーラーボックスに入れていますが、ヒレがビニール袋を突き破ることが多く、クーラーボックスの内側や保冷剤が汚れてしまいます。

クーラーボックスには、自分用の飲み物や軽食も入れておく事が多いので、できれば内部を綺麗にしておきたいところです。

そこで釣れた魚は、ヒレを断ち切ってから、クーラーボックスに入れてみよう!と考えました。

f:id:solocamptouring:20200520220914j:plain

ヒレを切るための道具

釣った魚のトゲトゲしいヒレを切り取る作業は、なるべく短時間かつ楽に済ましてしまいたいところです。

私の釣りスタイルで、作業しやすい道具について、考えてみました。

ナイフは使える?

主にカヤックで釣りをしているので、転覆などの緊急時にロープ類を切断するためのナイフは、ライフジャケットに付けて携行しています。

カヤックで使うエマージェンシーナイフ

しかしヒレを断ち切る作業は、まな板の上で出刃包丁を使っていても、少し力を要する作業です。

そのため、カヤックの上で座った状態では、ずいぶんと大変な作業になることは間違いない!

文字通り太刀打ちできないかもしれないので、ナイフを使うことはやめておきます。

薄い鉄板も切れる万能はさみ

ナイフ以外ですぐに思いついたのは、はさみです。

ペーパークラフト用途のはさみとは違い、

  • 海水で錆びにくく
  • 刃が強い

という性能が欲しいので、万能はさみが良さそうです。

万能はさみは一般的にステンレスが採用されていて、錆びにくいので釣り用途で使われている方も多いのでは?

私自身は、工作用で万能はさみを持ってはいますが、タックルボックスに入れて釣りに持っていくには大きすぎるので、もう少し小さいものを新調することにしました。

ちょうどいい大きさの万能はさみ

気兼ねなく釣りに持って行ける、小さな万能はさみを見つけたので、さっそく入手してみました!

釣りには万能はさみ

大きさ(小ささ)がわかりやすいように、手元にあったものと比べてみます。

カヤックフィッシングにはミニ万能はさみ

上から順番に、

を並べてみました。

SK11ミニ万能はさみのサイズ感が伝わったでしょうか?

コンパクトな大きさなので、タックルボックスにも無理なく収まりますね!

釣り用途目線での、SK11ミニ万能はさみの紹介

釣り用途目線での、SK11ミニ万能はさみの紹介

SK11ミニ万能はさみは、一般的な万能はさみと同様にバネで広がる構造で、ストッパーで閉じた状態に固定して持ち運べます。

ストラップホールがグリップの端末に設定されているので、さっそくパラコードで手首を通せる輪をつけておきます!

釣り用万能ハサミのカスタマイズ

目立たないところですが、このストラップホールは重要で、カヤック上などで作業するときに、もし手が滑ったりしても、はさみを落とすことがないので、安全かつ安心です。

切れ味を確認しましょう

それでは最後に、肝心の切れ味を確認しておきます。

被験魚は、写真映りがいいアマダイです!

見苦しい手はご容赦ください。

魚のヒレを切るなら万能ナイフが便利

最初に切断したのは尾ヒレですが、お試し作業に集中しすぎて撮影し忘れていたので、背ビレの作業を紹介いたします。

軽い力でサクサクと切り進んで、あっという間に背ビレを切り取ることができました。

万能はさみで、釣った魚のヒレを切る

アマダイの他に、もっと刺々しいウッカリカサゴにも使ってみましたが、太いヒレも難なく断ち切ることができました。

コンパクトな万能はさみなので、第一印象では切断力に少し不安を感じましたが、実際に使ってみると普通の力で簡単に切ることができます

背骨の切断にも使いつつ、今後もっと大物が釣れたら、このはさみの限界にも挑戦してみたいとおもいます!

オフショア用ライトジギングロッドを理詰めで選ぶ!スペック一覧表で比較してみます

2週間ほど前にスピニングリール入手しましたが、新品のリールには、新品のロッドが必要でしょう!?という、違う物欲が沸き上がってきました。

そこで、カヤックで使うジギングロッドを一覧表にして、後悔しないロッド選びをしてみたいと思います。 

ロッドホルダーとタイラバロッド

いきなりですが番外編! カヤックで浮けない日の過ごし方

本題に入る前に...

カヤック艤装のメンテナンスをしてみました。

カヤックには、両舷にあるレールシステムを使って、ロッドホルダーを付けていますが、その構成部品のメッキプレートが錆びてきてました。

ボルト類もステンレス を使わないと、すぐに錆びますね!

気になりつつも、これまでは放置していましたが、家ですごす休日の間にすべき他の計画もほぼ実行し終わったので、そろそろやるか!と決断し、アルミのプレートとステンレス のボルトに交換しました。

NEWロッドホルダー兼魚探スタンド
NEWロッドホルダー兼パドルホルダー

ビフォー状態は錆びが見苦しいので、アフターの写真だけ載せておきます。

アルミの渋い輝きで、ますます機能美が溢れる外観になったと、自己満足しています。

ちなみにロッドホルダーは、

  • 左舷用は、魚探スタンドと一体
  • 右舷用は、パドルホルダー付き

になっていて、出艇地での準備時間を、少しでも短時間化できるように頑張っています。

ロッドホルダーが美しくなったところで、本題のジギングロッド選びを始めてみます。

比較一覧表でジギングロッド選び

お気に入りのロッド

スピニングリール用のロッド選びにあたり、ベイトリール用のロッドですが、最近最も釣果をあげているロッドを確認しておきます。

ソルパラ ライトジギングシリーズ SPJ-B64LJ です。

すでに2代目ソルパラに世代交代しているので、今は廃番のようですが、サワラやエイも釣り上げた、とても愛着があるロッドです。

そこで、このロッドをスピニングリール用にしたようなイメージのものを入手すべく、初代ソルパラの諸元値を調べておきます。

  • 長さ;195cm
  • 最大ジグ重さ;150g
  • 適合PE;最大1.5号
  • アクション;R

それでは、この諸元に近いスピニングリール用ロッドを探してみます!

ライトジギング用ロッド一覧表

ベイトリール用の初代ソルパラに近いスピニングリール用ロッドを探しますが、エントリークラスから少しだけステップアップしたいと思います。

そこで、2代目ソルパラと同じクラスではなく、1〜2万円くらいのロッドから、諸元値が同じくらいのものを選んで一覧表に並べてみました。

ライトジギングロッド比較一覧表(スピニングリール用)
カタログに記載されていない項目は、空欄にしています。

それぞれでロッドの長さが微妙に異なるのと、PEラインの最大号数の違いがあるので、好みで選べば良さそうです。

私は、グリップ部で脱着するタイプで、2mくらいのロッドを選びたいので、メジャークラフトさんが有力候補です。

ライトジギングロッドを理詰めで選ぶ

新品のリールにはPE1.5号の糸を巻いているので、おそらくCRXJ-S64ML/LJに決めることになりそうです。

実釣時が楽しいことは間違いありませんが、道具選びをしている時も楽しいですね!

後日談

新しいロッドとリールで、サゴシさんとの出会いを楽しんでいます。

ライトジギング専用ロッドのおかげで、ジグを食った瞬間もよくわかるようになり、まさますカヤックフィッシングが楽しくなりました。

カヤックから釣った魚たち。キダイ(レンコダイ)、マダイ、チダイの違いは?

まだしばらくは、カヤックフィッシングに行けない週末が続きそうです。

こんな時だからこそ! これまでの一年間に、カヤック上にお迎えした魚たちをまとめて、次に浮かぶ日に向けて、夢と熱い想いを膨らませてみます。

 

f:id:solocamptouring:20200507150632j:plain

三河湾でカヤックデビュー

初めてカヤックで浮いたのは、2019年2月の三河湾でした。

釣り自体もほぼ初めてだったので、とりあえずダイソージグでも使ってみよう!と、訳もわからずいろんな場所にジグを投げていました。

f:id:solocamptouring:20200507150150j:plain

もちろん一匹も釣れず、魚探の使い方を勉強して帰ってきました。

4月 

魚探を使って何度か浮いていると、海底の地形に起伏がある場所がわかってきました。

釣れない悔しさをバネにして、いろいろと調べた結果、

起伏がある

=根がある

=根ざかなが住んでいる

=ジグヘッドとワームで釣れるらしい!

ということが判ってきたので、ジグは封印して、ワームを泳がすことを特訓しはじめます。

またまた訳もわからず、いろんなワームを入手して試してみましたが、その中でも10グラムくらいのジグヘッドに、4インチくらいのワームの組み合わせを使うことが多くなっていました。

場所と泳がせ方がうまくマッチしたらしく、4月のカヤックフィッシングで初めて釣れたのは、クロソイでした。

f:id:solocamptouring:20200505180627j:plain
f:id:solocamptouring:20200505180659j:plain

最初は根がかりかと思いましたが、明らかに生命反応がある!と気付いた時は嬉しかったですね〜。

ちなみにカヤックでの初の釣果をもたらしたのは、上の写真の、右から3本目のワームです。

最初にしては、けっこうな大きさの魚が釣れたので、一匹だけで大満足の初fishでした。

5月

その後も天気の良い週末は、取り憑かれたかのように三河湾に通います。

ポイントが解ってきたこともあり、ほぼ一回に一匹のペースで、クロソイを釣ることができました。

クロソイ at 三河湾

スモールボートのMさんと、初めてお話しさせていただいたのもこの頃で、クロソイの釣り方を丁寧に教えていただきいました!

6月

6月になると、2月と同じ三河湾とは思えないくらい、魚探に映る小魚の群れが多くなります。

撒き餌がなくても、サビキの仕掛けだけで、小魚が面白いくらいに釣れました。

三河湾カヤック 小魚
三河湾 カヤック ふぐ

フグもサビキ で釣れましたよ!

釣れた小魚で泳がせ釣りをしてみたら、ものすごく重い魚が食いついてきて、なんだこの大物は?とワクワクしながら格闘しました。

周りにプレジャーボートも浮いていたので、ちょっとヒーローっぽいかも?と自意識過剰になっていましたが、今考えると周りの方たちは、何が釣れていたかを、きっと想像できていたと思います。

恥ずかしい~

水面近くに上がってきた、人生初のエイをみた時は、相当落ち込みました。

三河湾 カヤック ふぐ

番外編ですが、カヤックで浮けなかった真夏 の過ごし方

いつも出艇させていただいていた場所は、海水浴シーズンには使えなくなります。

そもそも暑すぎてカヤックには不向きだと考えて、夏の間は陸っぱりの夜釣りで、釣り修行をすることにしました。
出艇地の近くの釣り公園や、伊勢湾側の防波堤などで、それまでは触りたくなかったイソメやゴカイを使って、エサ釣りに挑戦してみます。

真夜中に、静かな水面で時折ボラが跳ねる音を聞きながら、竿先にセイゴの反応を捉えるのが楽しかったです!

三河湾のセイゴを食す!

お持ち帰りサイズのセイゴは、焼き魚にしてみましたが、思いのほか臭みもなく美味しくいただきました。

セイゴの他にもアナゴなど、多くの種類の魚が釣れます。

三河んのアナゴ

一度だけ、バケツに入りきらない大きさのカニも釣れましたが、あまり興味がなかったので、近くの釣り人に献上して、喜んでいただきました。

本命のセイゴよりもよく釣れるので、アナゴの捌き方が上手くなった、2019年の夏でした!

若狭湾デビューします!

夏の終わり頃に、このブログを見つけていただいた、ちったパンダさんから、日本海側もいいですよ!とお誘いをいただきました。

夏の間は封印していたカヤックを引っ張り出してきて、ちったパンダさんのお供をさせていただきます。

10月

初めての若狭湾、初めての日本海側!

魚影が三河湾とは比べものにならないと事前に聞いていたので、興奮状態で鼻息荒く出艇します。

とはいえ、水深10mを簡単に超える深さの海での釣りは初めてです。

そこで、三河湾で使い慣れたワームから使ってみることにしました。

洞窟のような大穴が空いている岩壁の近くでワームを泳がせてみると、あっさりと釣れました。

日本海の初フィッシュ

うっかりかさごです。

三河湾のクロソイよりも簡単に釣れて、しかもやりとりが面白いので、大はしゃぎして楽しみました!

水深40m以上の場所では、初めてジグを使った縦の釣りをしてみました。

初めて釣った青物はサゴシです!

カヤックから初めて釣ったサゴシ

その日は、もう一匹サゴシを追加しました。

間違いなく三河湾よりも楽しい!ので、この釣行の後は、少し遠いですが若狭湾に通うことになります。

12月

初の若狭湾から1ヶ月以上たってしまいましたが、タイラバに挑戦してみました。

記念すべきタイラバ初の魚は、

エソ

躊躇せずにリリースしますが、体は流線型なのに顔つきは可愛くて、憎めない魚です。

この日は、本命のアマダイや、常連になりつつあるうっかりかさごも釣れました!

別の日ですが、ジグでも釣ってみます!

キダイサゴシは、この後の釣行ではジグを使った常連さんになりました。

1月

2020年1月の釣り始めは、前年末とは様子がかわって、全く生命反応が感じられない若狭湾でのスタートとなりました。

そんな中で、カヤックに寄り添うように泳ぎ続けるソウシハギ

背びれと腹びれの動かし方が、波打っているようで面白い魚です。

網に入れた時は魚の種類がわかりませんでしたが、なんとなく危険を感じたので、後ほど大正解だったと安堵したリリースです。

新年2回目の釣行からは、常連さんたちが来てくれました!

キダイサゴシうっかりかさご

釣果はほとんどがジグによるもので、自分としては高価な道具を使っているタイラバでは、うっかりかさごしか釣れなくなっています。

タイラバの釣り方、間違っているのかも?

2月

寒いなかでも比較的に穏やかな日をみつけて、2月の若狭湾に行ってみました。

魚探の反応が少ない中で、海底付近を泳がせていたジグに、これまでに経験したことがない、引きずりこまれそうな反応がありました。

やりとりの途中から、サゴシだと確信していましたが、海面付近に見えてきたたのはランディングネットに入りきらないサイズ、72cmのサワラでした。

これで正真正銘の青物が釣れた!と思えた一匹。嬉しかった〜!

3月

そして、最も最近の釣行となる、3月のカヤックフィッシングです。

周りでボートから釣ってみえた方たちも渋かった!とおっしゃる状況でしたが、なんとか小さなキダイが釣れました。

20cmにも満たないサイズなので、海にお帰りいただきます。

この日は、粘ってみたものの、この一匹のみで終了となりました。

キダイ、チダイ、真鯛の違い

さて、遅ればせながら、自分が釣っているタイが何者なのか?を調べてみました。

真鯛 チダイ キダイ(レンコダイ)の違い

一目瞭然ですね!私が釣っているのは、紛れもなくキダイ、別名はレンコダイです。

(この記事は、判別後に書きあげました。)

他にも、おでこの形や体高なども種類によって異なるようですが、素人の私には判別が難しいので、表に挙げた見分けポイントだけで十分です。

ちなみに下の写真は、三河湾で遊漁船から釣った小さなタイですが、エラ蓋が微妙に赤いものの、尾ひれの後端が黒いので、おそらく真鯛でよろしいかと。

タイの種類もわかったので、次回のカヤックフィッシングでは、大きな真鯛を夢見て出艇してみます!

エントリーモデルのスピニングリールを数値で比較!スペック一覧表から理詰めで選びます

f:id:solocamptouring:20200503142725j:plain

釣りに行けない週末は、ゆっくりと静かに時間がすぎていきます。

落ち着いて考える余裕ができたので、この時間を使って後悔しないスピニングリール選び!をしてみたいと思います。

前から欲しかったのですが、同じようなリールが多いので、どれが自分に最もあっているのかが判らず、少し躊躇していました。

そこで、スペック一覧表をつくって性能差を明確にして、次に主力となるスピニングリールを、自信を持って選ぼうと思います。

 

f:id:solocamptouring:20200503143506j:plain

初めて購入したリール

もう一年以上前になりますが、カヤックフィッシングを始めるにあたり、初めてのリール選びをしました。

beginner-fishing.hatenablog.jp

生まれて初めて買ったリールは、シマノのセドナです。

今思い返すと何を血迷ったのか?とも感じますが、大は小を兼ねるに違いない!と考えて、5000番を選択しました。

幸いなことに、実際にクロソイなどが釣れたので良かったですが、水深10mほどの三河湾では、もっと小さめのリールでもよかったですね。

ボールベアリング(BB)の数が少ない割には動きが滑らかなリールで、最初に使ってみて正解だったと感じています。

転んで壊してしまった〜

その後、エントリークラスで、2000番や3000番のリールも入手しましたが、セドナの滑らかな動きに勝るものはなかったので、5000番の大きさを必要としない釣りでも、セドナを頻繁に使っていました。

ある夏の日にも、陸っぱりの夜釣りで使っていましたが、暗闇でコンクリートブロックにつまづいて転んだ時に、ハンドルの根本のリベットが折れてしまいました。

転んだらリールのハンドルが折れた!シマノ セドナ

折れたリベットの代わりに、細いボルトとナットを使ってハンドルを固定しながら、半年ほど使い続けていますが、そろそろ2台目を入手して、釣りの状況で使い分けてもいいような気がしてきました。

こうやって、釣り道具は増えていくのですね〜

高級品には手を出していない(出せない)ので、まだ買い物から抜け出せない状態ではない!と自分を納得させます。

カヤックから青物を狙うスピニングリール選び

初めてのリールセドナC5000XGのおかげで、クロソイなどの根ざかなだけでなく、サゴシも難なくカヤックに釣り上げることができました。

これから入手するスピニングリールも、同じようにカヤックフィッシングで使っていきたいと思います。

ちなみに、これまでにドラグ音が鳴りっぱなしで糸が出ていったような経験はありません。

とはいえ、今後そのような大物が訪れないとも限らない?ので、今使っているセドナと同じ5000番に加えて、4000番までを候補に入れてみます。

シマノの4000番と5000番のリールを一覧表で比較

この一年の間に、有名メーカー数社の2000〜3000番台のリールを、お試しで使ってみました。

それらの、エントリークラスの小型リールを、使い心地で比較したみた結果、私の釣り方にはシマノのリールが最も合っていると感じました。

そのため、次に入手する4000〜5000番台のリールも、メーカーはシマノからの一択にしよう!と決めています。

また、お財布事情も考慮して、実勢価格で2万円以下のスピニングリールにも絞って、スペック一覧表をつくってみます。

基本スペック一覧表

シマノの、海釣りで使えるエントリークラスのリールで、4000番と5000番のものを選んでみました。

エントリークラスと呼ぶに最もふさわしいアリビオは、ドラグ力が弱めなので候補から外しています。

最初に、基本的なスペックを一覧表にしてみました。

シマノのスピニングリールを基本スペックで比較

当然の結果ですが、「4000番」などの番手で決まるスペック値は、どのリールもほぼ同じですね。

そのような中で、280gという軽さが目立つスフェロスSWが、一歩リードしている印象です。

次に、もっと差がつきやすい機能や構造を比較してみます。

機能一覧表

機能を一覧表でまとめてみました。

それぞれのリールの差がわかりやすくなりましたね!

シマノのスピニングリールを機能一覧表から選ぶ

海面に近い場所でリールを使うカヤックフィッシングでは、内部防水機能のコアプロテクトが欲しいところです。

また、まだ一度も使ったことがないネジ込みハンドルの、ガタがない動きも手に入れてみたくなります。

その結果、最終選考は、

からの二者択一となりました。

早速入手しました!

いつもカヤックで海に浮かぶ時には、当然のように!?大物を釣り上げることを夢見ています。

そんな訳で、最後に選んだのは、大物がきても安心してやりとりできる、HAGANEボディのスフェロスSWです。

理詰めで選択したので何も迷うことはなく、脇目もふらずに入手しました!

コスパが光るシマノのスフェロス

セドナでも十分滑らかに感じる巻きごこちは、セドナよりも少しいいかな〜という感触ですが、ネジ込みハンドルとHAGANEボディから伝わってくるカチッとしている剛性感は、全くの別物です。

スフェロスSWにPEラインもまいて、準備万端になりました。次に海に浮ける日が待ち遠しい!

来るべきその日に備えて、大物とのやりとりをイメージトレーニングしながら、他の釣り道具の整備もしておこうと思います。

足こぎカヤックをもっと速くできるか?短いクランクに交換してみます

フィッシングカヤックMAKO10 を愛用していますが、使っているうちに、もっと楽に速く進みたい!と感じることがあるのは、どんなカヤックでも同じだと思います。

今回は、ペダルユニットのクランク長を、自分の脚力に合わせた長さに変えて、カヤックの巡航速度を少しでも速くしてみます。

足こぎカヤックのクランクを交換してみます

推進力の倍増!を目指した現在の装備

最初に、カヤックを少しでも速く!するために、採用済みのプチ改造を紹介いたします。

少数派ですが、いくつかの足こぎカヤックには標準装備されているものです。

競技用自転車のロードレーサーには、ペダルと足をしっかりと固定する機構がついています。

ペダルを押す力だけでなく引く力も推進力に変えてしまおう!というものですね。

同じ考えで、足こぎカヤックのペダルドライブユニットに、足を半固定できるカバーを装着しました。

beginner-fishing.hatenablog.jp

脚を引く力も使う漕ぎかたに慣れると、プロペラの回転速度のブレも少なくなり、巡航速度が上がりました!

ロードレーサーのような本格的な固定とは違って、スリッパを履くようにして足をペダルに固定しているので、転覆などの事態でも簡単に足を外すことができて安心です。

ペダルドライブのクランクに着目

MAKO10を入手した時、ペダルと回転軸をつないでいるクランクが、予想外に短いことに驚きました。

ロードレーサーに比べて40mmくらい短いクランクなので、海上なのに上り坂のような重さを感じ続けるのではないか?と少し不安になりました。

ところが実際に海上で漕いでみると、ちょうどいい重さと回転数のバランスになっています。

タイヤと地面がしっかり接している自転車と違って、プロペラ(スクリュー)は海中で空転できることの差、車でいうとマニュアル変速車とオートマチック車のような差があることに気付かされた瞬間でした。

ペダルの重さの違い

  • 自転車;坂道や風の影響を直接受ける
  • カヤック;プロペラと海水の速度差による

その後、何度も海で浮いてみて、カヤックのペダルドライブに慣れてくると、ペダルの重さはもう少しあってもいいかも!と思えてきました。

ロードレーサーを漕いでいても、どちらかというと高回転数ではなく高トルクで進みたい私は、カヤックでも高めの負荷でゆっくりと漕ぎたいと思うわけです。

しかし、スピードを変えずに回転数を落とすとなると、プロペラの形を変えるかギヤ比を変えるという、素人では手を出しにくい領域になってしまいます。

そこで、回転数は同じままでもクランク長を短くする事で、回転数を落とすのと同じ効果を得てみたいと思います! 

インパルスドライブのクランク諸元

MAKOのインパルスドライブ

余談ですが、MAKOのペダルドライブは、インパルスドライブユニットという名前がつけられています。

ものすごく速そうな名前ですよね〜!

さて、私の脚力に合ったクランクを探すにあたり、今使っているクランクの諸元を調べておきます。

大抵のクランクの裏側には、諸元値が彫り込まれているので、早速確認してみましょう。

MAKOインパルスドライブのクランクを変える

  • アルミ鍛造
  • ボトムブラケットとペダルとの軸間距離;127mm
  • オフセット;6mm

ということのようです。

一般的な、大人用のロードレーサーのクランクは170mmなので、それに比べると随分と短いですね。

MAKOのインパルスドライブは、クランクの回転軌跡まわりに余裕があることがわかっているので、オフセットは参考程度に知っておきます。

それでは、127mmより短いクランクを探してみましょう!

意外な乗り物に使われていました

さて、実はここまで考えた後で、数ヶ月の時間が過ぎていきました。

自転車用のクランクは、右側にはスプロケットを固定するための放射線状のアームが、もれなく付いてきます。

釣り具だけでなく、ロードレーサーの部品でもお世話になっているシマノさんですが、残念ながら足こぎカヤックの場合、自転車用のクランク左右セットは使えないですね〜

左側用のものだけ2本使用する方法もありますが、一般的に左側のクランクとペダルの固定部には逆ネジが設定されているので、左用のペダルも2個必要になってしまいます。

現在使っているペダルが使えなくなるのは勿体ないうえに、右側のペダルが使っているうちに緩むかもしれないことを考えると、左用クランクを2本入手することには躊躇していました。 

とはいえ、私のカヤックに限らず、世の中の足漕ぎカヤックユニットには、スプロケットを付けられない右用のクランクが使われています!

ということは、世の中にはそういうクランクも絶対にあるはずだと、粘りに粘って考えてみたら、閃きました。

一輪車のクランクが使える!

チェーンがないけどペダルがある乗り物は?と考えていて、そういえば一輪車があった!と思いつきました。

早速探してみると、競技用の一輪車用途で、アルミのクランクも流通しています。

127mmのものもありましたが、それより短いものを探した結果、2mm短い125mmのクランクを注文しました。

ペダルを漕ぐ時の重さが、計算上は1.6%ほど重くなることなりますが、クランクが短くなって、脚を前後に動かす距離が減るので、私の漕ぎ方には合ってくるはずです。

カヤックのクランク長を変える

一輪車用のアルミクランクをカヤックのドライブに装着

それでは、インパルスドライブに一輪車用のアルミクランクを装着してみます!

インパルスドライブからクランクを外します

最初に、クランクからペダルを外しておきます。

緩み防止のために左側逆ネジになっているので、通常とは違う回転方向に注意します!

足漕ぎカヤックのペダルを外す。逆ネジ注意!

次にクランクを外しますがコッタレスクランク専用工具が必要です。

ロードレーサーを使う人なら、持っているでしょうか?

私は、年代物の同工具が手元にあったので使います。

カヤックのクランクを外すならコッタレスクランク専用工具が必要

専用工具の上部を緩む側に回して、長くなった状態にしておきます。

クランクを固定しているボルトを外したら、専用工具をクランクに装着したのち、モンキーレンチなどで専用工具の上部を閉め込んで、圧着しているクランクを抜いていきます。

コッタレスクランク専用工具でカヤックのクランクを外す

それではここで、インパルスドライブから外したクランクと、新たに入手したアルミのクランクを比較してみましょう!

足漕ぎカヤックのクランク交換

写真の構図が下手だったので、2mmの長さの違いは、見た感じではわかりませんね。

オフセットはほぼ同じです。

インパルスドライブにカスタムクランクを装着!

外した時とは逆の手順で、クランクとペダルを装着します。

取り付けの際には、コッタレスクランク専用工具は必要ありません。

ワンポイント!

せっかくなので、90°ピッチで変えられるクランクの取り付け角度を、90°進めておきます

これを、車のタイヤローテーションのように定期的に行うと、インパルスドライブ内部のドライブギヤの偏摩耗を防止できます。

 

足こぎカヤックをもっと早くできる?短いクランクに交換してみます

研磨されていて光輝くアルミクランクが、黒色のインパルスドライブ本体と比べて異彩を放っていますが、それもまたカスタマイズ感があって、よろしいかと!

不思議なことに、期待どおりの効果が!

競技用自転車のロードレーサーでも、漕ぐときの負荷(重さ)と回転速度には、個人の好みがありますよね。

今回のカスタマイズは、クランク長を短くする事で、私の好みのペダル負荷にしてしまおう!というものでしたが、実際に海で漕いでみたら思惑どおりの結果になっていて、我ながら驚きました。

漕ぐときの負荷が増しているはずなのに、クランク長が短くなった効果の方が大きく、結果として疲れにくくなったので、巡行速度が上がっています。

お試し的な要素が強かったですが、やってみて良かった〜!

足こぎカヤックをもっと速くできるか?短いクランクに交換

ガーミン ストライカーが大好き! 基本の設定と操作を4シリーズで紹介します

ガーミン ストライカーの基本の設定と操作方法を説明します

レビューしながら使い方を紹介します!

カヤックフィッシングを始めてから、ガーミンの魚探のおかげで、いろんな魚と出会うことができました。

機能が充実していて使いやすいストライカーシリーズですが、日本語対応していないために、しばらくの間はその性能を使いきれておらず、しばらく使ってから気付いた機能もありました。

そこで、ガーミンのストライカーシリーズを使うなら、これだけは、

  • 設定しておきたい!
  • 知っておきたい!

という項目を、使い続けてみたレビューも交えながら、まとめてみます。

なお、本記事内では、ストライカー4と、ストライカー Plus 4cv写真を使って説明していきますが、英語のメニューやコマンドの意味は、最新のストライカー Vivid 4cvを含めて、ストライカーシリーズで共通です。

ガーミン ストライカー4の使い方
操作ボタン

最初に操作ボタンについて、説明しておきます。

その時に表示している画面によって、各ボタンの意味が少し異なる場合があります。

ガーミン ストライカーの操作ボタン

この後で紹介する設定画面では、

  • 移動
  • 戻る
  • 決定

の3ボタンを主に使います。

写真では説明していませんが、右上のリスト表示ボタンは、その時表示している画面に関連した詳細設定の選択肢を表示したりするのに使います。

実使用では便利なボタンですが、ここで紹介する基本的な設定では、使いません。

初回の電源投入!時の設定

手元に届いた工場出荷状態のストライカーは、初回の電源投入時に、単位系などのセッティングを求められます。

ストライカーPlus4cvの場合で、一連の初回操作を紹介いたします。

言語の設定

初回の電源投入で、最初にでてくるのが、言語設定の画面です。

ストライカー4の初期設定で言語を選ぶ

残念ながら日本語はないので、他の言語からお好きなものを選んでください!

この記事では、英語(English)を選択して進めていきます。

デモンストレーションモード

店頭でのデモンストレーションをするか?という選択肢なので、普通はOffでよろしいかと思います。

お家で、振動子を繋がずに、魚探モードでの画面を確認しておきたい!というような場合は、Onにしておくと、各画面をデモ表示させて楽しむことができます。

単位系の初期設定

つぎにシステムセッテイングの画面が現れます。

メニューリストの青くなっている場所を「System Units」まで動かして、決定ボタンを押します。

ストライカー4の初期設定で単位系を選ぶ

一般的には、メートル(Metric)表示がなじみがあって使いやすいと思います。

時間表示を設定する

これはわかりやすいですね!

好みで12時間表示か24時間表示のどちらかを選択します。

ストライカー4の初期設定で時間表示方法を選ぶ

時計(タイムゾーン)の初期設定

ストライカーPlus4cvの場合は、地名からタイムゾーンを選べるので、東京(Tokyo)を選んでおきます。

ストライカー4の初期設定でタイムゾーンを選ぶ

 

モデルによっては、世界協定時と日本時間との時差を直接入力するもののあるかもしれませんが、その場合は「+09:00」を選択します。

その次のDaylight Saving Timeは、サマータイム(夏時間)がある地域の場合となりますので、日本ではOffにしておきます。

これで、初めて電源を入れた時の設定は完了です!

 

初回以降は、これだけ設定しておけば使える!

ストライカー4シリーズを使う時に、実釣に行く前に設定しておきたい!という項目を、エントリーモデルのストライカー4を使って紹介してみます。

一部、初回の電源投入時の操作と重複して紹介しているものもあります。

ガーミン ストライカー4の基本設定

12Vバッテリーをつないで電源を入れたら、青いカーソルが「Setting」にくるまで移動ボタンを押して、決定ボタンを押します。

これから紹介する設定の操作は、ここまでの操作の次に続くものです。

わからなくなったら、戻るボタンで見覚えがある画面まで戻ってみてくださいね!

単純な階層構造なので、すぐに慣れると思います。

画面の明るさを変える

ストライカー4は、画面の明るさを変えることができます。

カヤックで使う場合は、魚探の画面に直射日光が当たる可能性があるので、明るさは最大にしておくのが吉です!

私は初航海の時、消費電力をケチろうとして明るさを調整範囲の中間にしていたので、快晴の海上では画面が全く見えませんでした。

画面の明るさを変えるには、

  • System
  • Display
  • Backlight

の順に、選択して決定します。

ガーミン ストライカー4の画面の明るさを変える

画面の明るさは、パーセントで表示されています。

ちなみに、ストライカー4(2.8W)と、5Ah(5,000mAh)の12Vバッテリーを組み合わせて使う場合、1回の釣行で10時間ほどカヤック上で魚探を使っていても、電池容量不足になったことはありません。

ストライカーPlus4(4.8W)以上の場合は、7Ahなどの少し容量が多いバッテリーを使うと安心できます。

カヤックの上で画面が見えなかったら意味がないので、消費電力は気にしなくてもいい容量のバッテリーを選択しておいて、画面の明るさは100%に設定しておきます。

ガーミン ストライカー4の画面明るさ調整

アラームの設定を変える

それでは次に、魚探としての機能を設定していきます。

戻るボタンでSetting画面まで戻ったら、

  • Alarms
  • Sonar

の順に、選択して決定します。

ガーミン ストライカー4のアラーム設定を変える

画面には、

  • Shallow Water(浅場アラーム)
  • Deep Water(深場アラーム)
  • Water Temp(水温アラーム)
  • Fish(魚がいるよ!アラーム)

が表示されますが、このうち浅場アラーム魚がいるよ!アラームについて設定してみます。

浅場の警告

足漕ぎカヤックの場合ですが、カヤックの下にはプロペラやフィンが飛び出していて、もしも水中の岩礁などに接触したら、足をすくわれるように横転(転覆)するかもしれません。

小心者の私は、浅場アラームは常にONにしています。

ガーミン ストライカー4の浅場(シャロー)警告設定

Shallow Waterを選んで決定したら、アラームを鳴らしたい水深にしておきます。

アラームが鳴って、それまで気付いていなかった岩礁が海中にそびえ立っているのを発見したりすると、設定しておいて良かった!と心底思います。

魚がいるよ!通知

魚探を使う一番の目的は、魚の存在に気づくこと!ですが、それを音で教えてくれる機能も調整しておきます。

ガーミン ストライカー4の魚がいるよ警告設定

Fishを選んで決定したら、

  • Off
  • 3匹;全てのサイズの魚
  • 2匹;中型以上の魚
  • 1匹;大型の魚

から、自分の使い方に合ったものを選びます。

といっても、狙う魚のサイズは十人十色、そして毎回同じとも限らないですよね!

最初は全てのサイズの魚で、アラームが鳴るようにしておいて、使いながら調整していくのが良いかと思います。

時計(タイムゾーン)の設定

最後に、時計を設定します。

ストライカー4シリーズの時計は、内蔵GPSアンテナで得られるGPS時刻の情報を使っているので、日本時間への変換が必要です。

ストライカー4の場合は、時差時間を直接入力します。

ガーミン ストライカー4のタイムゾーンを変える
ガーミン ストライカー4の時計の設定

戻るボタンでSetting画面まで戻って、

  • Units
  • Custom

の順に選択して決定したら、世界協定時と日本時間との時差「+09:00」としておきます。

これで、初出艇に向けての基本の設定は、できました。

あとは、使って慣れながら自分好みしてみてくださいね!

 画面表示の種類 

実際に使う時の、画面表示の種類についても、ストライカー4と、ストライカーPlus4cvを使って、簡単に紹介してみます!

1.Traditional

もっとも魚探らしい画面です。

ガーミン ストライカーシリーズの使い方
画面の右端が現在の海中の様子で、左に行くに従って、既に通り過ぎた場所!ということになります。

2.Flasher

現在の海中の様子を、円グラフで示します。

ガーミン ストライカーシリーズの使い方 Flasher
私はあまり使いませんが、海中のベイト層や海藻など様子を、それぞれの分布割合で把握したい時には、わかりやすいと思われます。

3.Split Frequency

ストライカー4は、周波数の違う2種類の音を使っています。

それらは、

  • 高周波音は、深くまで
  • 低周波音は、広い範囲

を検知するのに使われます。

2種類の音で検知した結果を、画面を2分割して、別々に表示することができます。

4.Waypoint Map

航跡記録と、進んでいる方向や速度を表示 する画面です。

過去の実釣ポイントに向かう時は、この画面で正確な位置を確認しながら進んでいます。

5.Waypoint Map+Traditional

最後に、ストライカー4では、もっとも頻繁に表示している画面です。

ガーミンの魚探で最も使っているWaypoint Map+Traditional画面

カヤックの航跡と魚探画面の両方を表示しています。

水深、水温、進行方向、速度など、情報量が多いので、カヤック上では、ほぼこの画面しか使いません。

方向を確認しながら実績ポイントに向かっている途中でも、海中に大きな反応があると、思わず寄り道をしてしまいます!

番外編;クイックドローコンター(等深線)の使い方

ストライカーシリーズの「Plus」や「Vivid」には、等深線の自動作図機能が搭載されています。

この機能は、海上でしか使えないので、実際に作図したい時に、「あれ、どう操作するのだろう?」となりがちです。

そこで、最後に番外編として、作図(記録)機能の操作手順を紹介しておきたいと思います。

作図(記録)を開始する

  1. 地図画面が表示されている状態(2分割画面でも、どちらかに地図が表示されていればいいです)にする。
  2. 「三」マークを押して、メニューリストを表示する。
  3. 「Quickdraw Contours」を選択して「レ」を押す。
  4. 「Start recording」を選択して「レ」を押す。
  5. カヤックやボートを動かして、自動等深線作図を楽しみましょう!

作図(記録)を終了する 

  1. 記録開始時と同様に、地図画面を表示しておきます。
  2. 「三」マークを押して、メニューリストを表示する。
  3. 「Quickdraw Contours」 を選択して「レ」を押す。
  4. 「Stop recording」を選択して「レ」を押す。

自動作図した等深線

自動作図(記録)を開始すると、真下の等深線が、すぐに画面に表示されます。

航跡線も表示すると、釣れるポイント!などの等深線とあわせて線が混み合う場所では、何がなんだか分からなくなるので、私は航跡線を非表示にしています。

f:id:solocamptouring:20201116060244j:image

以上、番外編を含めて、ガーミン ストライカーシリーズの基本的な使い方を紹介してみました。

いろいろと調節できる機能も多いので、実際に使ってみながら、自分好みにしてみてくださいね!

春一番 合間をぬって 若狭湾! タイを釣りたい3月カヤックフィッシング

カヤックフィッシングに最適な天気を待ち続けて、気づいたら3月も残りわずかとなってしまいました。

このまま一度も浮かばずに3月を終えることはできない!ので、風の勢いが弱まった土曜日に、いつもの若狭湾へ行くことにします。

 

若狭湾3月カヤックフィッシング

賑わいの朝

3連休の中間となるこの日は、岐阜県でのキャンプにも誘われており、カヤックフィッシングを楽しんだ後でキャンプ場に直行する予定です。

そのために、できれば早めにお土産を確保して、日が出ているうちにキャンプ場に到着したいところです。

早朝は風が少し強めの予報ですが、日の出の1時間前には現地入りして、準備を始めました。

薄明かりの中でカヤックに艤装していると、ワンボックス車が続々と到着されて、周りでゴムボートや小型ボートの準備も始まります。

今日は寂しく一人で浮くことはなさそう!と嬉しくなり、鼻歌混じりのハイテンションでの準備は一番手で終えました。

この場所としては大きめの波が打ち寄せていますが、慎重に出艇します!

3月の若狭湾に出艇

湾内から、ゆっくりと探っていきましょう

パドリングで、まだ誰もいない湾内に漕ぎ出していきます。

海藻が多く浮いている場所を通り過ぎたところで、足漕ぎユニットを海中に下ろして、ペダリングで進んでいきます。

湾内は、穏やかというほどではありませんが、それほど波もたっておらず、タイラバもできそうな状況です。

今日は、湾外に出るのは風が収まる昼近くにして、湾内をゆっくりと流されながら、様子を探っていきましょう!

計画どおりの1匹目

漕ぎだしてから1時間ほど経った頃、水深40mくらいの湾の中央部で、1匹目の反応がありました。

あまり暴れることもなく、あっさりとカヤックまであがってきたのは、本命のタイでした!

話は変わって前日のことですが、キャンプ仲間に「お刺身でいただくタイを持っていきます!」と宣言していました。

本日1匹目のタイは、20cmくらいの大きさで、お刺身でいただくには小さすぎる気がします

昨年末のリリースしたら全く釣れなくなった事件が頭をよぎり、一抹の不安を覚えますが、ここは勇気を出して、海にお帰りいただきました。

大きくなったら、また来てね!

想定外の昼

ゆっくりと流されながら、湾の出口に近づいていくと、波とうねりは強めになっていきます。

風で流されるので、パラシュートアンカーを使いながらタイラバとジギングを試してみますが、魚の反応が全くありません。

昼近くになって、ようやく海況が穏やかになってきたので、湾外の実績ポイントを転々と移動しました。

...しかし、この日は魚の反応を感じられないまま、時間が過ぎていきます。

ボートの方たちも頻繁に移動されているので、釣れていないのは私だけではなさそうです。

朝に小さいタイをリリースした時は、昼には40cmくらいのタイが釣れることを予定していましたが、また昨年末同様に釣れる魚がいない空間に入ってしまったようです!

失意の納竿

キャンプへのお土産を諦めきれずに、午後3時ごろまで粘りましたが、とうとう納竿の時間となってしまいました。

後ほどゴムボートの方とお話させていただいた感触では、皆さん釣果に苦しまれた様子でした。こんな日もありますよね〜

とはいえ、釣れなかった無念の思いに包まれながら、海藻が海面を漂っている湾内を、スラローム航行で海藻からスクリューを守りつつ、出艇場所に戻っていきます。

f:id:solocamptouring:20200326053008j:plain

上陸後に、お土産がない旨を業務連絡して、カヤックの艤装をトボトボと解いていきますが、食材は充分にあるから、急いで来い!とのキャンプ仲間からの返信に助けられました。

3連休で、当初予定していた岐阜県のキャンプ場は満員となっており、急遽、愛知県での開催に変更となりましたが、ほぼノンストップで頑張って走って行きました!

f:id:solocamptouring:20200326055036j:plain
f:id:solocamptouring:20200326053817j:plain

お土産はタイの刺身ではなく、チー鱈になってしまいましたが、文句も言わずに私の到着を大歓迎してくれました。早速、みんなで乾杯!

定番のBBQのほかにも、ビーフストロガノフなど、ソロキャンプでは作ったことがない料理もいただきました。ありがとうございます!

次回こそはタイのお刺身、自他共に期待したいところです。

ロッドホルダーは、ピトン竿掛けが使いやすい!比較一覧表で選びます

カヤックフィッシングでは、常に座りっぱなしということもあり、手の届く範囲にあるロッドホルダーの使用性しだいで、釣りの快適性も多いに変わってきます。

カヤックが手元に届いた日から、いくつかのロッドホルダーを試してみましたが、その中でも今のところもっとも使いやすくて、気に入っているセッティングを紹介してみたいと思います。

カヤックのロッドホルダー

ロッドホルダーは、カヤックの両舷に

人生初のカヤックに緊張しながら初出艇した時は、ロッドホルダーは左舷側だけにつけていました。

その後すぐに、右舷側にもロッドホルダーが欲しくなり、かといって左舷側同じものだと面白くなさそうなので、タカ産業 ピトン竿掛をつけてみました。

f:id:solocamptouring:20190609172301j:plain

竿を少し上向きにして掛けておきたかったので、ピトン竿掛けのベース上のちょうどいい位置に、穴を追加しています。

海上でのカヤック両舷は、 こんな感じになっていました。

カヤックのロッドホルダー 左舷側
カヤックのロッドホルダー 右舷側

カヤックのレールには、バイクのライセンスプレート固定用のアルミパーツを使って取り付けています。

beginner-fishing.hatenablog.jp

このロッドホルダーの組み合わせは、いろいろな釣り方に対応できて、実に使いやすくて気に入っていました。

ピトン竿掛けは素早く竿を置いたり持ちたい時、いかにもロッドホルダーという形をした方はカヤックを流して大物を狙っている時に使ったりとか。

…しかし、とても残念なことに、陸っぱりの夜釣りでピトン竿掛けを使った時に、眠さからの不注意で、釣り場の手すりにつけたまま忘れて、紛失してしまいました。

左舷と同じようなタイプを右舷にも 

ピトン竿掛けを無くした後、また同じものを購入するのが悔しかったこともあり、しばらくの間、両舷ともに同じタイプのロッドホルダーを使っていました。

カヤックのロッドホルダー 左右ざし

 しかし特に右舷側のものは、その構造により方向調整と固定が簡単ではありません。

カヤック上で固定が緩んで竿の方向がずれるたびに、手すりに忘れてきたピトン竿受けが思い出されます!

使っていない時はコンパクトに折り畳んでおく事もできたので、カヤック上では邪魔になることもありませんでした。

意を決して、もう一度ピトン竿掛けを入手しよう!

不便さに我慢できなくなってきたので、カヤックで使うためのピトン竿掛けを、新たに導入したいと思います。

以前使っていたものは、衝動買いのように入手しましたが、今回はじっくりと比較しながら、カヤックフィッシングに合ったものを選んでみます。

ピトン竿掛けの比較 

早速、ピトン竿掛けを探してみました。

海上のカヤックで使いたいので、金属の露出が多いものは除外しています。

さらに、コンパクトかつ軽量そうなものに限定すると、3種類に絞られました。

ピトン竿受けの比較一覧表

直径13mmを超えるピトンに取り付けるなら、ダイワ ライト竿掛けですね!

例えば、頭の対角径が15mmくらいになる、M8サイズの長いボルトをピトンとして使うような場合は、この一択です。

ピトン竿掛けをカヤックで使う条件 

カヤックで使う場合、竿掛けの方向を頻繁に変えるのが苦にならず、一方では固定も確実にできるものが欲しくなります。

方向の調整が簡単にできるものとなると、第一精工とダイワのものが相当します。

どうせなら以前使っていたものよりも高機能なものが欲しかったので、今回はラインフックや脱落防止レバーも付いている、第一精工 磯受太郎をチョイスしてみます。

第一精工 磯受太郎をカヤックのロッドホルダーに

いろんなところが回転するので、カヤック上での状況に応じた調整も簡単そうです!

カヤックでピトン竿掛けが使えるようにします

 ピトンはフランス語由来で、ドイツ語ではハーケン、つまり登山で岩の割れ目に打ち込むようなクサビやボルトを意味するようです。

ピトン竿掛けは、岩場での釣りで使うものなんですね!

とはいえ、カヤックでもボルト状のものを台座として設定すれば使えるわけで、今まで使用していたロッドホルダーの台座に少し手を加えます。

以前に紛失してしまった竿掛けはM5サイズのボルトを使っていましたが、今回は頭の部分の直径が13mmくらいになる、M6サイズのボルトを使ってみます。

カヤックにピトンをつける!

長ナットは、竿掛けとボルトの角度を60°刻みでしっかり固定するためのものです。

さっそく、カヤックのレール用の台座にボルトをたててみました。

カヤックのレールにピトンをつける

ホームセンターで入手できる、40mm長さのボルトを使いましたが、入手した竿掛けにちょうどいいサイズです。
20mmの長ナットも、竿掛けの固定用レバーの高さにぴったりです。

カヤックレールにピトン竿掛けをつけられるようにします

以前のもの(下の写真右)は、掛けた竿が下向きになる範囲でしか角度調整できなかったので、上向きにするための改造が必要でした。

私の忘れ物を回収してくれた方がいれば、その改造に気付かれたかも!?

今回のもの(下の写真左)は、元々の角度調整の範囲内で、竿を上向きに掛けておくことができそうです。

ロッドホルダーは、ピトン竿掛けが使いやすい!

さて、カヤックフィッシングの装備が、また少し快適になりました。

早速、次の週末にカヤックフィッシングで使ってみました!

カヤックのロッドホルダーは、ピトン竿掛けが便利

関節が多い竿掛けなので、タイラバに少し疲れてきた時には、ロッドサポートとしても使いやすくて便利です。

あとは釣果で竿掛けの効果を証明するのみ! 天気と海況に恵まれる週末が、待ち遠しいです。

さわらサイズは何センチから?が釣れた!小春日和のカヤックフィッシング

2月中旬の週末、福井県の天気はほとんど無風の晴天、そして異例の暖かさになる予報です。
数週間ほど、カヤックで浮けない天気の週末が続いていたので、こんな良い日にカヤックフィッシングをしない選択はありません。

意気揚々と、いつもの若狭湾に向けて出発します!

f:id:solocamptouring:20200216185305j:plain

夜中の移動も慣れてきた

太平洋側に住んでいる身としては、日本海への遠征は、ちょっとした苦行です。

前日は早めに帰宅して数時間の仮眠をとり、深夜に移動して、現地の近くでまた数時間の仮眠をとるパターンが、比較的に疲れないので定番化してきました。

いつもどおり日の出時間の1時間前に、2番手で出艇地入りしましたが、この日はその後も釣り人が到着し続けて、海上はゴムボートや貸しボートなど、合計6艇で賑わうことになりました。

小雨混じりの曇りの日などには、寂しくポツンと浮かぶこともあるので、なんだか嬉しいですね〜

この湾では、正午ぐらいに釣れだすことが多いので、ゆっくりと準備をしましたが、それでもこの日2番目の出艇となりました。

福井県でカヤックフィッシング

晴天予報だった気がしますが

前日に天気予報を確認した時には、朝日に輝く海面への出艇!をイメージしていましたが、空は薄暗く、太陽の位置すらわかりません。

一方で、小春日和と言いたくなる暖かさなので、出艇時に濡れる足先が、凍りつきそうな感覚にはならないので助かります。

1日中、風と波はない予報なので、この日は湾内から始めて湾外まで、釣れるポイントを探りながら、なるべく遠くまで行ってみたいと思います。

f:id:solocamptouring:20200216185413j:plain

静かな湾内から湾外へ

駐車場で管理人さんに聞いたところ、あいかわらずアマダイが釣れるとのことなので、今日の目標は確定しました。

湾内ではイカも釣れるようですが、今日はアマダイだけ! 浮気心なしで一日をすごします。

とはいえ、曇り空の下で波もなく静まりかえった湾内では、ときおり魚探で海底付近に魚影を見かけますが、タイラバとジグには全く見向きもされません。

周りを見渡すと、ほとんどのゴムボートの方々は、湾外の同じような場所で浮いています。

私も湾内は諦めて、少し移動することにしました。

湾外にも魚影があります

ゴムボートの方々とは少し離れた、湾外の実績ポイントでジグを泳がせてみます。

時折魚影が映る海底付近までジグを沈めて、小魚がぴょんぴょんとはねているイメージで、リールは巻かずにロッドの動きだけで、誘ってみます。

潮に流されるままにジグを動かしていると、ロッドが瞬時にしなるようなヒットの手応えがありました!

最初は大物を予感させる重さでしたが、60m出した釣り糸を巻いていくうちに、急いでリールを巻かないと釣り糸がたるむような動きに変わります。

ほぼ直立状態で海面近くに現れたのは、ランディングネットに半身がかろうじて入る大きさの、銀色に輝く魚体でした。

これまで釣り上げた中では最大級の魚体に少し手こずりながらも、なんとかカヤック上にお迎えすることができました。

さわらと呼んでもいいのか?が釣れた!小春日和のカヤックフィッシング

カヤックの足元スペースには収まりきらずに、シートの下まで侵入しています。

ということは、私の股下寸法くらいのサイズです!

さわらは何センチから?

帰宅後にメジャーで身長測定して、72cmだと判明した魚を釣り上げましたが、このサイズだとさわらと呼んでもいいのでしょうか?

調べてみたところ、成魚になるとさわらと呼ばれる魚は、幼魚はさごし、その間になぎと呼ばれる時期もあるようです。
その呼び方を大きさで定義する場合は諸説あり、60~80cm以上のものを、さわらと呼ぶようです。
私が釣ったのは72cmなので、「80cm以上」説だとアウトですが、諸説の中央値70cmは辛うじて超えているので、ここではさわらと呼ばさせていただきます。

さわらを釣り上げた〜!

穏やかに時間は過ぎていきます

いつもと同様に、お土産サイズが1匹釣れると安心して、幸福感に包まれます。

見方を変えると、集中力がなくなり、釣れない時間が過ぎていくことに...

周りのゴムボートの方たちの釣果をチラ見しながら、湾外のポイントを転々としてみますが、この日はアマダイの気配が全くありません

午後2時くらいまでタイラバの重さや色を変えながら頑張ってみましたが、気付いたらゴムボートの方たちが更に沖まで移動されていたこともあり、アマダイとの対面は諦めて湾内に戻ることにしました。

湾内では、タイラバにうっかりかさごが遊びにきてくれましたが、小さいのでリリースします。

小春日和のカヤックフィッシング

うっかりかさごは、カヤック上にあげると気絶したかのように動かなくなることが多いですが、この子は元気に海中に潜っていってくれました。良かった!

この日も、カヤックフィッシングを堪能しました

カヤックに座って波に揺られているだけでも幸せですが、途中で昼寝してしまいそうなくらいの凪とはいえ、ずっとリールを巻き続けていると、それなりに疲れます。

安全のためにいつも、納竿の自主規制の目安時間として、午後3時を設定していますが、海面が穏やかなこの日も、3時前には出艇地に戻りました。

透明度抜群の若狭湾でカヤックフィッシング

防波堤の切れ目を超える時、曇り空で波が無かったこともあり、海底が綺麗に見えていることに気づきます。

手が届くところに海底があるかのようですが、これでも水深は数メートルあります。

こんなに水が綺麗な場所で釣りができるなんて、幸せすぎます!

ジムニーにフィッシングカヤックを載せる

天気はずっと曇り空でしたが、車のルーフにカヤックを載せた頃になって、ようやく快晴になりました。

後から戻ってこられた貸しボートの方に釣果を伺うと、この日は全体的に魚の反応が渋く、私と同じく1匹釣れただけだったとのこと。

潮は流れていたのに、こんな日もありますねーとお話しさせていただきつつも、内心では私が下手だった訳ではなさそうだと安心します。

兎にも角にも、カヤックフィッシングでさわらが釣れた、満足の1日でした!

カヤックにドライブレコーダー!アクションカムを足漕ぎカヤックに固定してみます

カヤックにドライブレコーダーをつけたい

カヤックフィッシングでは、魚が釣れたら、カヤック上ですぐに写真を撮っているので、その日に釣れた魚の順番は記録に残っています。

一方で、その日の移動経路、波の高さや日差しの変化などは、しっかり記録されていないので、時間と共に記憶がおぼろげになっていきます。

そこで、カヤックフィッシングの備忘録として残しておくために、車につけるドライブレコーダーのようなものを、カヤックに装着してみます。

足漕ぎカヤックのペダルユニット

カヤックのドライブレコーダー?

1日のカヤックフィッシングの行程を動画で記録しておきたいのですが、そもそもカヤックなのに「ドライブ」レコーダーと呼んでいいのか?という疑問が浮かびます。

調べてみると、旅客機のフライトデータレコーダーのように、大型船舶には航海情報記録装置(Voyage Data Recorder)なるものが装備されているようです。

とはいえ私の場合は、緯度経度や操舵情報まで記録しておきたいわけではありません。

単純に動画を残しておきたいだけなので、カヤックですがドライブレコーダーと呼んでおくことにします。

ドライブレコーダーの選定

カヤックで水がかかっても大丈夫なドライブレコーダーということで、防水ケース付きのアクションカムを使います。

今回の目的は、釣り動画を撮影するのではなく、カヤックの動きと周りの状況を記録することです。

しかし、一度の釣行は数時間に及ぶので、車のドライブレコーダーと同様のループ撮影手法だと、メモリーの容量が足りなくなりそうです。

そこで、ほとんどのアクションカムに装着されている、タイムラプス機能を使って撮影してみます。

カヤックへのドライブレコーダー装着場所

カヤックの前方をタイムラプス撮影したいのですが、カヤック上で落ち着きなく動いている私が映ってしまうと、あとで動画を見ていて疲れそうです。

自分よりも前方にカメラを固定するのであれば、足漕ぎカヤックならではの、ペダルドライブユニットの上しかありません!

カヤックにアクションカムをつけたい

私が使っているカヤックのペダルドライブユニットの上部には、ゴムの持ち手がついているので、この持ち手をアルミのアングル材にかえて、アクションカムの台座として使えるようにしてみます。

ペダルドライブユニットを改造

早速ホームセンターで、2種類のアングル材を入手しました。

上の写真は切断加工後の状態ですが、L字断面のものは持ち手に、四角形断面のものは、取り付けボルトが貫通するスペーサーとして使います。
持ち手をペダルドライブユニットに取り付けた後のイメージは、下の写真のようになります。

ゴムの持ち手を固定しているボルト2本を外して、アルミの持ち手とスペーサーを締めなおしてみました。

赤色の反射テープは、スペーサーを微妙に削りすぎてしまい、持ち手に微量のガタができてしまったのを、バレないようにするために貼りました。

ひとまず、手元にあったクランプマウントで、アルミ材化した持ち手部分に、アクションカムを固定してみます。

アクションカムを足漕ぎカヤックに固定してみます

思惑どおり、しっかりと固定されて、良い感じです。

ペダルを漕ぐ時に邪魔になることもなく、カヤックの前方を撮影できました。

アクションカムを足漕ぎカヤックに固定
爆釣を披露できるほどの腕前になったら、カメラを後方に向けて、ヒットから釣り上げる瞬間までの、笑顔満面の私の姿も撮っておくことができます!

いまでも釣果が少ないなりに楽しんでいますが、爆釣を録画できる日はいつ来ることやら?

タイラバ用リールを一覧表で比較!カヤックで使うベイトリールと釣れた魚も紹介します

タイラバ用ベイトリール徹底比較

カヤックフィッシングで、縦の釣りを楽しむようになって、ベイトリールが増えてきました。

実際に使っていて、さらに違う機能が欲しくなって入手するという無限スパイラルに飲み込まれた感じです。

そこで、まずは現在カヤックフィッシングで使っているベイトリールを整理してみました。

さらに、最近入手したタイラバ 用ベイトリールを選んだ際のこだわりポイントを、有名3社のリール比較と共に、まとめてみます。

カヤックフィッシング一年目でそろえたベイトリールたち

カヤックフィッシングで使うベイトリール

趣味に没頭してくると、あっという間に道具が増えていきますね!

1年くらい前の、釣りを始めた時には、予備も合わせて2個あれば十分だと思っていたリールも、気づけばベイトリールだけで4個も所有しています。

エントリークラスの、比較的に入手しやすい価格のものですが、使っているうちに愛着がでてきたものばかりです。

カヤックフィッシングで使っているベイトリール一覧表

最初に、表の左から順番に、カヤックフィッシングで使う目線で、使い心地や釣果を紹介してみたいと思います。

アブガルシア REDMAX船

最新のものは、REDMAX船3ですが、私が使っているのは、その前のモデルです。

アブガルシア REDMAX船

このリールは、1年くらい前に「釣りを始めます!」宣言をしていたところ、職場の釣り師匠から、おさがり品をいただきました。

分解清掃とグリスアップをしたのち、PE2号を巻きなおしてしばらく使っていく中で、エイとの闘いも制することができました。

f:id:solocamptouring:20200209083908j:plain

ものすごく重くて、三河湾なのにマグロを釣ったかと思いました!

残念なことに、もう耐用年数を超えているのか、どれだけ清掃やグリスアップをしても、タナ取りスイッチが上手く働かない時があります。

最新モデルは、「タナ取りスイッチ」から「ロケットクラッチ」のプッシュタイプのスイッチに変わって、使いやすくなっていますね!

アブガルシア BLUEMAX船3

REDMAXと同じく、アブガルシアのエントリークラスのベイトリールですが、REDMAXがシャロースプールなのに対して、BLUEMAXは、PE2号が200m巻けます

アブガルシア BLUEMAX船3

いただき物のREDMAXは、メッキ部品に緑錆が浮き始ていたので、カヤックフィッシングにおける縦の釣り用で、新たにBLUEMAXを入手しました。
人生初のタイラバをした時には、このリールを使ってアマダイを釣ることもできました。

f:id:solocamptouring:20200209083946j:plain

ラインカウンター付きリールの便利さに押されて、最近はあまり出番がありませんが、特に不満なく使えるので、予備のリールとしてカヤックに常備しています。

シマノ 17バルケッタBB 600PG

このところ、もっとも釣果を出しているリールです!

シマノ 17バルケッタBB 600PG

カヤックフィッシングを始める時に、ベイトリールも必要だろうと思い、訳もわからずフィーリングで選びましたが、サゴシなどをあげる時には、PE2号の糸を巻いて多いに活躍しています。

f:id:solocamptouring:20200209084016j:plain

バルケッタBB 600PGは、サゴシに負けないパワーがあって楽にあげられるので、ハラハラ感はあまり味わえませんが、上手くフッキングできたら、ほぼ苦労なしにカヤック上に獲物をお迎えしています。

ラインカウンターは、初期設定で10m分を正しく記録しておけば、ほぼ誤差なくタナを狙えます
最近入手したタイラバ用リールを選ぶ時に、大いに参考になった一品で、カヤック上での現役二刀流のうちの一個です。

シマノ 19 炎月 CT 150PG

PE1.2号を巻いたアブガルシアBLUEMAX船3でタイラバを始めましたが、師匠よりも釣果が少ないのは、使っているリールの性能差?だと思い込む!ようになってきました。

BLUEMAX船3は、タイラバ以外では使いやすいリールですが、タイラバの独特な釣り方では少し付加機能が欲しくなります。

そこで入手したのが、シマノ 19炎月CT 150PGです。

シマノ 19 炎月 CT 150PG

タイラバ用としてこのリールを選んだ理由を、同クラスの他社製リールと比較しながら紹介してみたいと思います。

タイラバ用リールを一覧表で比較

タイラバの釣り方に特化した専用リールが必要だ!と思い込んだら、もうすぐにでも入手しないと気が済まなくなりました。

そこで最初に、有名3社から同じくらいの実勢価格のタイラバ用リールを選んで、比較してみました。

タイラバ用ベイトリール比較

シマノとダイワは、ラインカウンターとスピード表示付きで、スプールフリー時にタイラバの落ち方がスムーズになるような機構が付いています。

一方のアブガルシアは、液晶表示はありませんが、本体重量の軽さとクラッチ操作の軽さで、疲れにくさを重視しています。

タイラバ初心者がリールに求めるもの

さて、師匠の釣果との差を詰めるべく、私がタイラバ用リール選びで重視したのは、2点です。

  1. ラインカウンター、スピード表示がある方がいい
  2. タイラバが着底するまでのスピードを自在に変えられる

液晶表示が有るものとなると、シマノとダイワの二択になります。

軽さが武器になるほどの長時間にわたり、集中力を保った釣りができたことはないので、軽量なアブガルシアのタイラバリールは、もっと腕を磨いて集中力が途切れなくなってから考えることにします。

シマノもダイワも甲乙つけがたいですが、最終的に決め手になったのは、フォールレバーの存在です。

シマノ 19 炎月 CT 150PGのフォールレバー

いつも行く水深60mほどの若狭湾では、なるべく軽めのタイラバを使うように心がけていますが、海底に近づくに連れて沈下速度が遅くなることがあります。

また、魚探に反応があっても、そこからタイラバを落としていくと、落下に時間がかかるので、着底した頃には全く反応がなくなっていたりします。

そのような時に、自在に落下速度を操れるフォールレバーは強い武器になりそう!ということで、シマノ 炎月CT 150PGを選びました。

このリールを入手する直前に、若狭湾で出会ったボートの方から「HGは疲れるからPGがいいよ」と教えていただいていたので、迷わすPGを入手しました。

シマノ 19炎月CTをカヤックで使う

実際に使ってみても、カヤック上では素早く取り込まないといけないような場面もほぼないので、PGで良かった!と感じます。

本命以外の魚も釣れてしまいますが、タイラバの動くスピードを狙い通りに調整できるので、釣果アップに多いに貢献してくれています!