カヤックフィッシングでは、魚が釣れたら、カヤック上ですぐに写真を撮っているので、その日に釣れた魚の順番は記録に残っています。
一方で、その日の移動経路、波の高さや日差しの変化などは、しっかり記録されていないので、時間と共に記憶がおぼろげになっていきます。
そこで、カヤックフィッシングの備忘録として残しておくために、車につけるドライブレコーダーのようなものを、カヤックに装着してみます。
カヤックのドライブレコーダー?
1日のカヤックフィッシングの行程を動画で記録しておきたいのですが、そもそもカヤックなのに「ドライブ」レコーダーと呼んでいいのか?という疑問が浮かびます。
調べてみると、旅客機のフライトデータレコーダーのように、大型船舶には航海情報記録装置(Voyage Data Recorder)なるものが装備されているようです。
とはいえ私の場合は、緯度経度や操舵情報まで記録しておきたいわけではありません。
単純に動画を残しておきたいだけなので、カヤックですがドライブレコーダーと呼んでおくことにします。
ドライブレコーダーの選定
カヤックで水がかかっても大丈夫なドライブレコーダーということで、防水ケース付きのアクションカムを使います。
今回の目的は、釣り動画を撮影するのではなく、カヤックの動きと周りの状況を記録することです。
しかし、一度の釣行は数時間に及ぶので、車のドライブレコーダーと同様のループ撮影手法だと、メモリーの容量が足りなくなりそうです。
そこで、ほとんどのアクションカムに装着されている、タイムラプス機能を使って撮影してみます。
カヤックへのドライブレコーダー装着場所
カヤックの前方をタイムラプス撮影したいのですが、カヤック上で落ち着きなく動いている私が映ってしまうと、あとで動画を見ていて疲れそうです。
自分よりも前方にカメラを固定するのであれば、足漕ぎカヤックならではの、ペダルドライブユニットの上しかありません!
私が使っているカヤックのペダルドライブユニットの上部には、ゴムの持ち手がついているので、この持ち手をアルミのアングル材にかえて、アクションカムの台座として使えるようにしてみます。
ペダルドライブユニットを改造
早速ホームセンターで、2種類のアングル材を入手しました。
上の写真は切断加工後の状態ですが、L字断面のものは持ち手に、四角形断面のものは、取り付けボルトが貫通するスペーサーとして使います。
持ち手をペダルドライブユニットに取り付けた後のイメージは、下の写真のようになります。
ゴムの持ち手を固定しているボルト2本を外して、アルミの持ち手とスペーサーを締めなおしてみました。
赤色の反射テープは、スペーサーを微妙に削りすぎてしまい、持ち手に微量のガタができてしまったのを、バレないようにするために貼りました。
ひとまず、手元にあったクランプマウントで、アルミ材化した持ち手部分に、アクションカムを固定してみます。
思惑どおり、しっかりと固定されて、良い感じです。
ペダルを漕ぐ時に邪魔になることもなく、カヤックの前方を撮影できました。
爆釣を披露できるほどの腕前になったら、カメラを後方に向けて、ヒットから釣り上げる瞬間までの、笑顔満面の私の姿も撮っておくことができます!
いまでも釣果が少ないなりに楽しんでいますが、爆釣を録画できる日はいつ来ることやら?