久しぶりに、三河湾でカヤックを浮かべました。
いつもと変わらぬ湾内の様子に、安心して楽しめたカヤックフィッシングの様子を、いつも同様にユル〜く!レポートしてみたいと思います。
真の釣り人の朝は早い
約5ヶ月ぶりの三河湾なので、とにかくカヤックで浮くことを楽しもう!というコンセプトです。
...という言い訳のもと、目覚ましをセットせずに、起きた時間が出発時間と決めて、結局のところ朝6時頃に、カヤッカーが多く来られている出艇地に到着しました。
日の出時間を1時間以上過ぎており、カヤッカーのほとんどが既に準備を終えられています。
出遅れた私も、テキパキと準備して海岸へ向かいます。
ちょうどボートの方が戻ってみえたので、挨拶をさせていただきつつ、釣果をお聞きしてみました。
「イカ狙いだけどダメでした。藻は育っているのに残念」とのこと。
イカは少なくなっているのでしょうか?
私は、この日もエギは持たずに、魚狙いで出艇することにします。
三河湾ではワームを使いたい!
出艇地から見える海域に集結しているイカ釣りのカヤックや船を横目に、無人島の横に向かって漕いでいきます。
今日は、いろいろな釣り方を楽しむ予定で、まだ使ったことがないジグヘッドも投入してみる予定です。
無人島の横付近まで漕いできたところで、海底付近に魚影がある場所が点在するようになってきました。
水深が3mくらいと浅いので、いつもは素通りするところですが、この日は実績ポイントに行きたい気持ちよりも、この場所への興味が勝ります。
一番近くのカヤックから30mほど離れたところでカヤックを漕ぐのをやめて、2種類のジグヘッドを交互に使ってみることにしました。
魚影が一段と濃いところで、垂直に落としたジグにヒット!したのですが、リールを5巻くらいしたところでバラしてしまいました。
クロソイの反応とは違っていたので、姿が見られなかったのが、残念です。
ヒラメだったら、釣ってみたかった!
このジグでの一匹目とはなりませんでしたが、カヤックからでも使えるジグだということが解っただけでも良しとしましょう。
この日最初の好反応を得られたのは、ずいぶん前に入手していたのですが、これまで一度も使っていなかった、ダイワのフラットジャンキー ロデム 4インチです。
水深50mくらいの若狭湾も経験してみると、このようなワーム材質のジグは、水深10m以下の三河湾の方が使いやすいことに気付かされます。
この日は、いろいろなワームを泳がせてみようと決めていましたが、朝一番から初使用のジグヘッド&ワームで魚の反応が得られました。
久しぶりの三河湾は、一日中楽しめそうな雰囲気です!
盛況な海に癒されます
海中の様子を注視しつつ、魚探の反応があればジグヘッドを泳がせたりしながら、ゆっくりとクロソイ実績ポイントに向かいます。
先にポイントに到着されていたボートとカヤックからは距離をおいて、数ヶ月ぶりにワームを泳がせてみました。
途中で根がかりしてしまい、反対側にまわり込んで外そうと試みますが、あっという間にボートの方と近づいてしまい、お祭りになってしまいました。
ものすごく潮の流れが早い!ということは釣れるはず!
体勢を整え直して、またワームを投げ始めて数投したところで、着底直前で懐かしい手応えがありました。
しっかりとフッキングしている感触ですが、朝にバラした記憶が頭をよぎり、不安になります。
慎重にリールをまいて、カヤック上にお迎えすることができました。
まるまるとしたクロソイです。久しぶりに会えて、嬉しいですね〜。
このポイントは、ほぼ毎回のようにクロソイが待っていてくれます。
水面を跳ねる小魚たち
まわりでは、時折小魚がはねて、チャポン!と音をたてています。
試しに、サビキ の仕掛けを撒き餌なしで水中にたらしてみました。
なんとなく想像はしていましたが、去年もサビキに食らいついてきた、小さなサバが鈴なりで上がってきました。
撮影していなかったので、写真は去年のものです。
ボートの方も気になっていたようで、「ベイトは何ですか?」と声をかけていただいたので、釣れた小サバを披露します。
ベイトという言葉を深く考えずにお答えしましたが、ボートからだと小サバを追っている魚が見えるとのこと。
水面近くに座っている私からは、気配を感じることもできませんでしたが、どんな魚だったのでしょうか? とても気になります。
そこで、サバっぽい色のジグと、根魚狙いのワームを交互に泳がせてみます。
途中で虹がかかった雲がでましたが、ほぼ快晴の三河湾で、釣れない時間も楽しみます。
腹ペコで上陸
強い潮の流れに翻弄されながら時間は過ぎていき、正午を過ぎてお腹が空いてきました。
この日は軽食を持たずに浮いていたので、そろそろ出艇地へと戻ります。
近くでイベントをしていたのでキッチンカーが来ており、星の形のフライドポテトが美味しそうです。
カヤックを車まで戻したところで、「このカヤックってペダルで漕いで進むの?」と声をかけていただきました。
その方のエプロン姿に、もしや!と思い、「フライドポテトを作ってみえる方ですか?」とお聞きしてみます。
空腹感が最高潮に達していたので、一つ購入させていただくことにしました。
聞けば、その方も若かりし頃、カナディアンカヌーを車に積んで、遠征しながら釣りを楽しまれていたとのこと。
昨今のカヤックフィッシングブームの先駆者ですね!
美味しいフライドポテトをいただきながら、楽しくお話を伺いました。
久しぶりの三河湾は、出会った皆様のおかげで、最高の一日となりました。
ありがとうございます!