カヤックフィッシングに最適な天気を待ち続けて、気づいたら3月も残りわずかとなってしまいました。
このまま一度も浮かばずに3月を終えることはできない!ので、風の勢いが弱まった土曜日に、いつもの若狭湾へ行くことにします。
賑わいの朝
3連休の中間となるこの日は、岐阜県でのキャンプにも誘われており、カヤックフィッシングを楽しんだ後でキャンプ場に直行する予定です。
そのために、できれば早めにお土産を確保して、日が出ているうちにキャンプ場に到着したいところです。
早朝は風が少し強めの予報ですが、日の出の1時間前には現地入りして、準備を始めました。
薄明かりの中でカヤックに艤装していると、ワンボックス車が続々と到着されて、周りでゴムボートや小型ボートの準備も始まります。
今日は寂しく一人で浮くことはなさそう!と嬉しくなり、鼻歌混じりのハイテンションでの準備は一番手で終えました。
この場所としては大きめの波が打ち寄せていますが、慎重に出艇します!
湾内から、ゆっくりと探っていきましょう
パドリングで、まだ誰もいない湾内に漕ぎ出していきます。
海藻が多く浮いている場所を通り過ぎたところで、足漕ぎユニットを海中に下ろして、ペダリングで進んでいきます。
湾内は、穏やかというほどではありませんが、それほど波もたっておらず、タイラバもできそうな状況です。
今日は、湾外に出るのは風が収まる昼近くにして、湾内をゆっくりと流されながら、様子を探っていきましょう!
計画どおりの1匹目
漕ぎだしてから1時間ほど経った頃、水深40mくらいの湾の中央部で、1匹目の反応がありました。
あまり暴れることもなく、あっさりとカヤックまであがってきたのは、本命のタイでした!
話は変わって前日のことですが、キャンプ仲間に「お刺身でいただくタイを持っていきます!」と宣言していました。
本日1匹目のタイは、20cmくらいの大きさで、お刺身でいただくには小さすぎる気がします。
昨年末のリリースしたら全く釣れなくなった事件が頭をよぎり、一抹の不安を覚えますが、ここは勇気を出して、海にお帰りいただきました。
大きくなったら、また来てね!
想定外の昼
ゆっくりと流されながら、湾の出口に近づいていくと、波とうねりは強めになっていきます。
風で流されるので、パラシュートアンカーを使いながらタイラバとジギングを試してみますが、魚の反応が全くありません。
昼近くになって、ようやく海況が穏やかになってきたので、湾外の実績ポイントを転々と移動しました。
...しかし、この日は魚の反応を感じられないまま、時間が過ぎていきます。
ボートの方たちも頻繁に移動されているので、釣れていないのは私だけではなさそうです。
朝に小さいタイをリリースした時は、昼には40cmくらいのタイが釣れることを予定していましたが、また昨年末同様に釣れる魚がいない空間に入ってしまったようです!
失意の納竿
キャンプへのお土産を諦めきれずに、午後3時ごろまで粘りましたが、とうとう納竿の時間となってしまいました。
後ほどゴムボートの方とお話させていただいた感触では、皆さん釣果に苦しまれた様子でした。こんな日もありますよね〜
とはいえ、釣れなかった無念の思いに包まれながら、海藻が海面を漂っている湾内を、スラローム航行で海藻からスクリューを守りつつ、出艇場所に戻っていきます。
上陸後に、お土産がない旨を業務連絡して、カヤックの艤装をトボトボと解いていきますが、食材は充分にあるから、急いで来い!とのキャンプ仲間からの返信に助けられました。
3連休で、当初予定していた岐阜県のキャンプ場は満員となっており、急遽、愛知県での開催に変更となりましたが、ほぼノンストップで頑張って走って行きました!
お土産はタイの刺身ではなく、チー鱈になってしまいましたが、文句も言わずに私の到着を大歓迎してくれました。早速、みんなで乾杯!
定番のBBQのほかにも、ビーフストロガノフなど、ソロキャンプでは作ったことがない料理もいただきました。ありがとうございます!
次回こそはタイのお刺身、自他共に期待したいところです。