青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

釣れると噂のジグは本体に釣れた!カヤックフィッシングで使うスロー系ジグ

カヤックフィッシングを始めてから、1年半が経過しようとしています。

少しずつですが釣果も増えてきたので、魚たちを魅了するジグと、その泳がせ方をまとめてみました。

若狭湾で使うスロー系ジグ

釣果をだしている釣り方

私がいつもカヤックを浮かさせて頂いているのは、水深40mから60mの若狭湾内です。

日本海側に行くようになって、ジグでの釣りを始めてからは、まだ半年程度です。

その間、いろいろと釣りの指南書を読み漁ったりしながら、我流で釣れるジグの動かし方を考えてきました。

縦?横?

まだまだ釣り下手ですが、ジグを使って一番釣れているパターンは、縦でも横でもなく、斜めの釣りだと思うようになりました。

その他にも解ってきたことは、既に先輩方が口をすっぱくして言い続けていることばかりですが、紆余曲折しながら実践してみないと、その正しさを確信できないという、我ながら損な性分なので、いろいろと試して覚えていくしかないです。

釣りを始めた時からは1年半!という時間をかけて、やっと辿りついた釣り方をまとめてみたいと思います。

 

基本の動作

最初に、ジグを使ったカヤックフィッシングでの、基本の所作を振り返ってみます。

  1. カヤックから、ジグを投げる
  2. 着底と同時にしゃくるために、身構える
  3. しゃくっては、たるんだ釣り糸を巻くことを3回繰り返す
  4. また着底まで待つ(釣り糸は、たるんでいない状態)
  5. また3回しゃくっては巻く
  6. またまた着底を待つ

この作業をジグが着底しなくなるまで繰り返します。

ジグが着底しなくなった後は、周りの魚にアピールするために、しゃくりながら釣り糸を巻いたり、疲れたら普通に巻き続けたりして、ジグを回収します。

ジグの動きで心掛けていること

釣果が出始めた最近になって、ジグを泳がす時に最も大事だと感じているのは、ジグがヒラヒラと動く瞬間をつくることです。

一連の所作で、ちょっと疲れた小魚を演出できていれば、思惑どおり!です。

泳ぎ方の確認が大事

ジグを交換した時には、まずはカヤックの横で、いろいろなパターンでのジグの泳ぎ方を確認しておきます。

  • フリーフォール時の動き
  • しゃくった直後の動き
  • ジグが最も艶かしく動くしゃくり方
  • 釣り糸のテンションがありつつ斜めに落ちる時のジグの動き

これらのジグの動きなどを確認したうえで、水中でのジグの連続的な動きをイメージして、しゃくる速さや間隔を決めておきます。

その所作の目的は?

忘れてはいけないと肝に銘じている、各所作の目的です。

  • しゃくるのは、その直後の釣り糸が緩んだ時にジグがヒラヒラと泳ぐためのスピードをつくるため
  • そのままヒラヒラと泳がせつつ釣り糸を巻くのは、魚がジグをくわえた反応を逃さないようにするため

目的を明確にしたうえで、一連の動きをもう一度確認しておきましょう!

  • ジグをヒラヒラと着底させる。
  • (私の場合は3回が多いですが、)「しゃくるヒラヒラと泳がせつつ少し巻く」を繰り返す。
  • 再度、海底までジグをヒラヒラと落とす

これを、ひたすら繰り返します。

簡単な絵ですが図解すると、こんな感じです。

ジグの泳がせ方

このようなジグの動きを意識して、

  • ヒラヒラと着底する
  • ヒラヒラと泳ぐ

という2種類の釣れる時間をつくっています。

ヒラヒラと泳ぐジグ

ジャンル分けするとスロー系のジグになりますが、とにかくヒラヒラと泳ぎそうな形のジグを、選んでいます。

まだサワラやアマダイ、そして根魚しか釣れていませんが、まだまだ他の魚たちにも会いたい!し、会えるはず!ということで、最近よく使っているジグの形を、改めて観察してみます。

片面が削りとったような形

このところ最も釣っている手応えを楽しませてくれるジグは、ダイワさんのTGベイトです。

前評判は、ネット情報やカヤックフィッシングの大先輩から聞いていましたが、実際に使ってみたら本当に釣れる!

感覚論ですが、海中でのジグの動きがイメージしやすいので、魚の反応もわかりやすい気がします。 

ちなみにTGベイトは、トリプルフックをつけてみたら、しゃくった時のヒラヒラ具合いが弱くなりました。

そのため、リーダー側にアシストフックを付けるだけで泳がせていますが、しっかり釣果をだしてくれています。

唯一残念なのは、釣れすぎてエソも寄せつけてしまうので、ジグのロストが多いこと。

私にとっては高価な部類のジグなので、TGベイトは少し出番を減らして、魚影が少ない時に活躍していただこうと思います。

ダイワさんのTGベイト

片面が船のキール(竜骨)のような形

ヒラヒラ系のジグで最初に使い始めたのは、ただ巻き(リトリーブ)で釣れる!との謳い文句の、S&D スロスプジグです。

S&Dさんのスロスプジグ

ゼブラカラーの片面が船底のような形になっています。

この形だけでも泳いでくれそうですが、反対側の面にも、バターナイフで均したような凹み形状があり、フリーフォール時には落ち葉が舞うような動きをつくり出します。

上から見ると、いかにもヒラヒラしそうな形をしていますよね!

生まれて初めてサワラを釣ったジグでもあり、信頼して使い続けています。

絶対にヒラヒラするでしょ!という形

私がカヤックから釣り糸をたらすのは、主に水深60mくらいの開けた湾内です。

潮や風の状況しだいですが、平均的に使いやすい60gのジグで、もっと楽にヒラヒラと動かせるジグがないか?と調べていたら、アブガルシアさんのショアスキッドジグをみつけてしまいました!

特徴的なのは、

  • 船のキール状の形
  • 反対側には、えぐったような形
  • そして、階段状の段差形状

が施されていて、それほど苦労せずともヒラヒラと泳ぎそうです。

食事のトッピングで例えたら、私がいつも惹かれる「ゼンブノセ」ですね!

魚も私同様に、欲張りなメニュー(のジグ)の虜になってしまうに違いありません。

アシストフック付きで、お買い得感があって気軽に使えそうなので、早速入手しました。

タングステンジグ1個分くらいの出費で、このジグなら3個ほど入手できるなんて、素敵すぎます。

後日の実使用では、普通にリールを巻いているだけでジグが泳いでいる感触が伝わってきて、その形から予想されたとおりの使いやすさでした。

おかげさまで、初めてのアオハタを釣ることもできました!

アブガルシアさんのショアスキッドジグでアオハタが釣れた

次回もこれらのジグで、若狭湾の魚たちの捕食スイッチを入れることが、楽しみです!