魚によっては予想外に鋭利なヒレやトゲを持つものがあり、不用意に触ってしまい怪我することもあります。
何度も痛い思いをして、他にも理由ができたので、そろそろ釣れた魚のヒレを断ち切るハサミが欲しくなりました。
魚をクーラーボックスに入れる前に作業したいので、タックルボックスに入れて持ち運びしやすいハサミを選んでみます!
釣れた魚をお土産に
魚のヒレって思いのほか鋭利ですよね!
釣れた魚は、ビニール袋に入れてからクーラーボックスに入れていますが、ヒレがビニール袋を突き破ることが多く、クーラーボックスの内側や保冷剤が汚れてしまいます。
クーラーボックスには、自分用の飲み物や軽食も入れておく事が多いので、できれば内部を綺麗にしておきたいところです。
そこで釣れた魚は、ヒレを断ち切ってから、クーラーボックスに入れてみよう!と考えました。
ヒレを切るための道具
釣った魚のトゲトゲしいヒレを切り取る作業は、なるべく短時間かつ楽に済ましてしまいたいところです。
私の釣りスタイルで、作業しやすい道具について、考えてみました。
ナイフは使える?
主にカヤックで釣りをしているので、転覆などの緊急時にロープ類を切断するためのナイフは、ライフジャケットに付けて携行しています。
しかしヒレを断ち切る作業は、まな板の上で出刃包丁を使っていても、少し力を要する作業です。
そのため、カヤックの上で座った状態では、ずいぶんと大変な作業になることは間違いない!
文字通り太刀打ちできないかもしれないので、ナイフを使うことはやめておきます。
薄い鉄板も切れる万能はさみ
ナイフ以外ですぐに思いついたのは、はさみです。
ペーパークラフト用途のはさみとは違い、
- 海水で錆びにくく
- 刃が強い
という性能が欲しいので、万能はさみが良さそうです。
万能はさみは一般的にステンレスが採用されていて、錆びにくいので釣り用途で使われている方も多いのでは?
私自身は、工作用で万能はさみを持ってはいますが、タックルボックスに入れて釣りに持っていくには大きすぎるので、もう少し小さいものを新調することにしました。
ちょうどいい大きさの万能はさみ
気兼ねなく釣りに持って行ける、小さな万能はさみを見つけたので、さっそく入手してみました!
大きさ(小ささ)がわかりやすいように、手元にあったものと比べてみます。
上から順番に、
- フィッシングナイフ キャップデバ(刃渡り82mm)
- SK11ミニ万能はさみ
- TGベイト60g(68mm)
を並べてみました。
SK11ミニ万能はさみのサイズ感が伝わったでしょうか?
コンパクトな大きさなので、タックルボックスにも無理なく収まりますね!
釣り用途目線での、SK11ミニ万能はさみの紹介
SK11ミニ万能はさみは、一般的な万能はさみと同様にバネで広がる構造で、ストッパーで閉じた状態に固定して持ち運べます。
ストラップホールがグリップの端末に設定されているので、さっそくパラコードで手首を通せる輪をつけておきます!
目立たないところですが、このストラップホールは重要で、カヤック上などで作業するときに、もし手が滑ったりしても、はさみを落とすことがないので、安全かつ安心です。
切れ味を確認しましょう
それでは最後に、肝心の切れ味を確認しておきます。
被験魚は、写真映りがいいアマダイです!
見苦しい手はご容赦ください。
最初に切断したのは尾ヒレですが、お試し作業に集中しすぎて撮影し忘れていたので、背ビレの作業を紹介いたします。
軽い力でサクサクと切り進んで、あっという間に背ビレを切り取ることができました。
アマダイの他に、もっと刺々しいウッカリカサゴにも使ってみましたが、太いヒレも難なく断ち切ることができました。
コンパクトな万能はさみなので、第一印象では切断力に少し不安を感じましたが、実際に使ってみると普通の力で簡単に切ることができます。
背骨の切断にも使いつつ、今後もっと大物が釣れたら、このはさみの限界にも挑戦してみたいとおもいます!