カヤックフィッシングをする時の履物は、どれでも一緒だと思っていました。
ところが、しっかりと実使用時のことを考えて作られているものは、カヤック上での快適性が全く異なります。
釣りに集中できるマリンシューズに出会えて気づいた、カヤックフィッシング用の履物を選ぶポイントをまとめてみます。
マリンシューズ
海岸を歩いたり、足漕ぎカヤックのペダルを漕いだりするカヤックフィッシングでは、履物に、
- 砂浜を歩いても砂が入らない
- 砂利の海岸を歩いても痛くない
- 出艇時に濡れても平気
- ペダルを漕いでも痛くない
- 日焼けも防止したい
といった性能が欲しくなります。
これらを備えた履物といえばマリンシューズですが、いろいろな呼び名があるようです。
- マリンシューズ
- ウォーターシューズ
- ビーチシューズ
- アクアシューズ
どれも水辺で使える履物を連想させる名前ですね。
特にペダルドライブのカヤックでは、ビーチサンダルではなく、マリンシューズが必要になること間違いなし!と考えて、カヤックフィッシングでは初出艇の時から使っています。
ものは試し!の一足目で気づいたこと
一年ほど前になりますが、初出艇の時には、超お手頃価格のマリンシューズを使ってみました。
主に砂浜の海岸から出艇していましたが、そこそこ使えるマリンシューズです。
しかし、初めてだったので普段履いている靴と同じサイズを選択するという失敗をしてしまい、出艇時の波打ち際で砂がマリンシューズの中に入ってきます。
靴下をはかずに素足で使ううえに、ほとんどのマリンシューズは伸縮性の素材が使われているので、少し小さめのサイズを選択すべきだと気付かされた一足目でした。
冬のカヤックにはマリンソックス
サイズが合っていないマリンシューズで、足首の隙間から侵入してくる砂に悩まされたこともあり、冬のカヤック用の履物として、厚手のターポリン素材のマリンソックスを試してみました。
マリンソックスは、足首がしっかりと覆われるので、砂の侵入が皆無で快適にカヤックフィッシングを楽しめます!
また、濡れても保温性が確保されるので、冬に足先から凍えることもありません。
この時期から、砂利の海岸から出艇することが多くなりましたが、ソックスの底に薄手のコーティングが施されているとはいえ、歩くと痛いのが唯一のデメリットです。
底が薄いことへの対策として、マリンソックスを履いて、その上からさらにマリンシューズを履いていたので、結局はシューズ内に入った砂を感じながらペダルを漕ぐことになりました。
いいマリンシューズに巡り合えた!
一年近く使ったマリンシューズがくたびれてきたので、買い替えを決意しました。
今回は、後悔しないマリンシューズ選びをしたいのですが、選択するのに困るほどいろいろなメーカーのものがあふれていて、ものによっては当たり外れがありそうです。
そのような状況の中で、キャンプ用品でもお世話になっているNaturehikeさんのマリンシューズを見つけました。
Naturehikeさんの寝袋やコンパクトチェアは、お手頃価格で強度や耐久性があり、長く使わさせて頂いてます。
マリンシューズも、考え抜かれた良いものに違いない!と思い、さっそく入手してみました。
一足目で砂の侵入に悩まされた反省から、1サイズ小さい25cmをねらいますが、このマリンシューズの場合はLサイズが該当します。
暖かい季節になっていたので、マリンソックスは併用せずに使ってみたところ、
- 出艇時の砂の侵入が皆無
- 海岸が、これまでよりも歩きやすい
- ペダルも漕ぎやすい
と、快適すぎることに驚きます!
あまりに差があるので、何が違うのだろう?との好奇心から、着岸後にじっくりと観察してみることにしました。
快適に使えるマリンシューズは、ここが違う
たいへん快適にカヤックフィッシングを楽しめる、Naturehikeさんのマリンシューズを、破壊はせずに徹底解剖!してみます。
足全体に、ぴったりフィット
カヤックで出艇する時に砂が全く入ってこなかったのは、一足目と違って少し小さめのサイズを選択した効果だと思われます。
理由はそれだけではなさそうで、履いた感触が、足全体にピッタリと密着していて、まるで皮膚の一部のようです。
一足目よりも素材の伸縮性が良いようで、足首の関節を動かしても隙間ができないため、結果として砂の侵入をしっかり防止してくれているようです。
もしかしたら、私の日本人的な足の形にもあっているのかも?しれません。
中敷きが厚い!
マリンシューズの中敷きを引っ張り出してみて、その厚みに驚かされました!
一回浮いた後なので、少し使用感がありますが、中敷きを比較してみます。
上の写真の左側が、一足目のマリンシューズの中敷きですが、その厚みの差は一目瞭然です。
右のNaturehikeさんの中敷きは、適度なクッション性で、砂利の海岸を歩いても全く痛くないだけでなく、その反発力によっても足首に隙間が出来にくくなるので、砂の侵入防止に一役かっている気がします。
一足目を使っている時は、波打ち際を歩く際に中敷きが折れ曲がってしまい、違和感を感じることもありましたが、Naturehikeさんのマリンシューズの中敷きであれば、中で折れ曲がることはなさそうです。
足漕ぎカヤックを漕いでいる時にも、カバー付きペダルへのフィット感の良さを感じていましたが、中敷きのクッション性によるものだったと納得!
足元が快適だと、ペダルを漕ぐのも苦にならないので、カヤックフィッシングに集中して楽しんでいます。