6月の穏やかな若狭湾には、カヤックやボートがたくさん浮いています。
これまでは、入り江の中もしくは近くで浮くことが多かったですが、今日はいつもよりたくさんペダルを漕いで、少し遠くまで行ってみたいと思います!
日の出と共に出艇したい
この日の午後は風が強くなってくる予報なので、日の出とともに出艇して、早めに戻りたいと思います。
相変わらず早起きが辛いですが、なんとか頑張って4時過ぎに現地入りしました。
太陽に負けないように、間髪入れずにカヤックの擬装や釣具の準備を進めます!
穏やかな入り江には、他のカヤックやボートの方たちと、ほとんど同じ時間に漕ぎ出すことができました。
6月に入った若狭湾では、どんな魚が待っていてくれるでしょうか? 楽しみです!
エソしか釣れない...
まだ使い方が下手なのか、このところ不調続きのタイラバは封印して、ジグだけで釣りをします。
体力勝負となりますが、腕の筋トレだと思って頑張ります!
入り江内の実績ポイントを通りながら、ゆっくりと進むと、ところどころで小魚の大きな群れらしきものが魚探に映ります。
泳がせやすいジグをヒラヒラと落としていると、今日の一匹目がロッドをしならせました!
愛嬌のある顔つきも、もう見慣れてきたエソです。
前回の釣行で、水面からあげた瞬間にリーダーを切られた苦い経験を活かして、今日の一匹目は慎重に針を外してリリースします。
大きなエソになると、水面にあげるまでのやりとりは楽しいのですが、食べにくい魚なだけに残念です。
その後、ポイントを変えても、ジグと同じくらいの体長のミニサイズを含めて、エソとのご対面が続きました。
後で聞いた話では、今はこのあたりに、マダイやアジが来ているとのこと。
アジは釣り方が違うとしても、マダイはどこにいるのでしょう?
遠くの島へ向かいましょう
若狭湾では、これまでウッカリカサゴ、キダイ、アマダイ、サゴシを釣ってきましたが、他の方々は、スズキ、ホウボウ、マダイなども釣ってみえます。
私もたまには違う魚に会いたい!ということで、いつもは遠くから眺めるだけの、比較的に大きな島の近くまで行ってみたいと思います。
この日は波が穏やかなので、行けないことはなさそうですが、もし途中で無理そうだと思ったら引き返しましょう。
途中で海中の様子を探ったりしながらも、思いのほか早く、島の近くに到着しました。
周りにはカヤックやボートが集まっていて、この辺りが良いポイントであることを予感させます。
ワクワクしながらジグを海中に入れてみましたが、この場所での一匹目のお客様も、エソでした!
何度もバラす!という初めての経験
なるべくエソを避けるために、ジグの泳がせ方を変えたりしていると、大物を感じさせるアタリがありました。
スピニングリールからは、糸が放出され続けます。
こんな感触は久しぶりです!
鳴りっぱなしのドラグ音に、不安になってドラグを締めたところで針が外れて、一瞬にして平穏な空気が戻ってきました。
ドラグを締めてはいけない魚なのでしょうか?
でも、とにかくここにはエソとは違う魚がいる!
アタリがあった時と同じように、海底近くを真横に動かすようなジグの泳がせ方で、その近辺を探り続けると、今度は少し軽めですが、同じ反応がありました。
今度は慎重に!と思ったのも束の間、また針が外れます。
もしかして、しっかりとフッキングできていないのかな?
姿を見るまでは、諦めきれません
バラしてしまうことが続いたとはいえ、ロッドをしならせられることは、とても楽しい!
できれば、その魚の姿を見てみたいと思い、島の近くで粘り強くジグを泳がせてみます。
周りで発生するようになってきた鳥山に気を取られながらも、1時間近く続けたところで、またロッドがしなりました。
ドラグ音が鳴り続けますが、今度はドラグ調整ノブには触れずに、とにかく巻き続けます。
そのうちに、ドラグ音が断続的になって、さらに間隔が開くようになり、水面近くに初めてみる色の魚が上がってきました。
見るからに美味しそうな魚です!
(実際のところ、プリッとした身で、淡白ですが美味しいです。)
上陸後にアオハタだと教えていただきました。
帰宅後に調べたところ、5本の濃い縦縞がアオハタの見分けポイントだという事なので、信じていなかった訳ではありませんが、間違いなさそうです。
とにかく泳ぐジグを使ってみたい!と思って導入した、アブガルシア ショアスキッドジグ 60gは、この日が初使用でしたが、狙い通りにヒラヒラと泳いで、小魚を捕食する魚を魅了するようです。
むしろ泳ぎすぎて、魚がジグを捕まえきれないので、スレがかりになって、針が外れることが多かったと思われます。
どうですか? この方向だとわかりやすいですが、見るからに泳ぎそうな形ですよね!
リールを一定速度で巻いているだけでも、ジグの動きがロッドに振動で伝わってくるようなジグです。
釣り上げたアオハタがイカを捕食していたため、イカに似たシルエットで泳いでいるジグの姿が、魚を惹きつけているのかもしれません。
楽しい一日でした
6月の若狭湾では、新しいジグの導入によって、釣れた魚図鑑にアオハタを加えることができました。
今日も充実の1日で、楽しかった!
いつもアドバイスをしてくださったり、気軽に話しかけていただいたり、魚種を教えてくださる皆様全員に感謝です。
ありがとうございます!