青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

3本以上収納できる大型ロッドケース。釣り道具を一度にたくさん持っていきたい!

少し歩く距離がある釣り場に釣り竿を数本持っていきたい

少し歩く距離がある釣り場に行くことがありますが、釣り竿を数本持っていきたい時に、その持ち運びに苦労していました。

そこで、釣り竿だけでなくランディングネットや仕掛けなどを余裕をもって収納できる、ロッドケースを探してみました。

釣り竿が3本入るロッドケース

ロッドケースが欲しくなる

なかなか釣りのテクニックが上達しませんが、だからこそ!?なのか、高切れした釣り糸とともに、仕掛けを海底に置いてきてしまうことが多発します。

また、どのような仕掛け(釣り方)が正解なのか分からないため、2種類の仕掛け(釣り竿)を同時に使うこともあります。

その結果、防波堤などでの陸からの釣りでは、限られた一回の釣り時間を有効に使うべく、釣り竿を数本持っていくようになりました。

ポイントまで距離があって歩かないといけない時には、数本の釣り竿の持ち運びに苦労するので、クーラーボックス内に伸縮式の竿を入れて運んだりもしていました。

しかしそれも限界があって、釣りポイントに着いた時には腕が疲れていることも多々あり、便利に使えるロッドケースが欲しくなりました。

ロッドケース選択の条件

私が楽しんでいるような海での投げ釣りに行く場合で、使いやすいロッドケースを探してみました。

条件は、

  • 仕舞い長さ80cmほどの釣り竿が3本入る
  • ケースに入りきらない長さの釣り竿やランディングネットは、ケースの外側につけて運ぶことができる
  • リールや仕掛けなども収納できる

の3項目として、早速ロッドケースを探してみますが、釣り竿は多くても2本まで収納というものが多数で、大型のものは、なかなか見つけられません。

釣り場に合った釣り竿と仕掛けの組み合わせが分かっている場合は、その1セットだけをコンパクトに持ち運ぶのは正解だと思います。

しかし私の場合は当てはまらず、釣り方を変えて試してもみたいので、荷物が増えてでも3本以上の釣り竿を持っていきたいところです。

他の用途のケースならピッタリのものがあるかも?と思い、ロッドケースとして設計されたもの以外まで範囲を広げて、条件に合うものを探してみることにしました。

ロッドケースではありませんが、いいもの見つけました

釣り竿3本を、できればリールを付けたまま収納できる大きさで、肩からかけられるバッグやケース類を調べていて、以外なケースが目にとまりました。

サバイバルゲームなどに持っていくライフルケースです。

外側にはMOLLE(モール)システム用のウェビングが縫い付けられていて、ゴムバンド状のアタッチメント(ウェブドミネーター)を使えば、長めの仕舞い寸法の釣り竿も、くくりつける事ができます

スポンジ入りの生地で作られているので、薄い生地のロッドケースに比べて、中に入れた釣り道具の保護性は格段に上がります。

収納室には、釣り竿(本来はライフル)を固定する為の切れ込みが入った仕切り板もついています。

この仕切り板は、マジックファスナーで脱着できるので、釣り竿の仕舞い長さに応じて位置を変えることもできます。

もうコレしかない!と思い、居ても立っても居られず、MOLLEシステムのアタッチメント類やポーチとともに入手しました。

MOLLEシステムのアタッチメント類やポーチでロッドケースをつくる

タクティカルなロッドケースの収納力

それでは、ロッドケース用途で入手したケースの収納力を、実際に釣り道具を収納しながら紹介いたします。

外側にランディングネットの柄を付けます

ケースと共に入手したアタッチメント類から、本来はウェビングの長さが余った場合に束ねておくためのウェブドミネーターを使って、ランディングネットの柄を固定します。

ケースの外側に縫製されているPALSウェビングに、ウェブドミネーターを4個装着して、柄をつけてみました。

ウェブドミネーター4個でロッドケースにランセィングネットホルダーをつくる

2箇所だけだと、ウェブドミネーターのゴムがはずれる不安がありますが、4箇所だと確実に固定されている感があって安心です。

同じくケースの外側につけた、MOLLEシステム採用のポーチは、簡単かつ確実に装着できました。

釣り竿を3本固定します

カヤックフィッシングでも使いたいと思って揃えた釣り竿は、狭いカヤック上での使いやすさを考えて、伸縮式(テレスコピック)のものが多くなっています。

伸縮式の釣り竿の中から3本を、ケースに収納してみました。

釣り竿3本を収納するロッドホルダー

切れ込み付きの仕切り板を、ちょうどいい間隔にしてケースに固定します。

切れ込みの形が絶妙なので、釣り竿がしっかりと固定されています

3本の釣り竿のうちの2本は、それぞれベイトリールと3000番代のスピニングリールを付けたままで入れていますが、ケースの大きさに余裕があるので、無理なく収まっています。

釣り竿(ロッド)が3本入るタクティカルなロッドケース

ジグや仕掛けを入れます

ケースには、釣り竿3本を入れてもまだ余裕があります。

余っているスペースに、ジグや仕掛けを入れてみます。

大容量のロッドホルダーにタックルボックスも入れてみます

釣り竿を固定している仕切り板の外側に、仕掛けを入れたプラスチックケース1つと、ジグ類を入れた収納袋2つがちょうど収まりました。

その他のものも入ります

反対側の仕切り板の外側には、水汲みバケツなどを入れてみました。

大容量のロッドホルダーに水汲みバケツも入れてみます

まだ余裕があるので、釣りパターンに応じて餌箱や撒き餌なども詰め込んでいます。

予想外の展開にも対応できるロッドケース

MOLLEシステムを活用したポーチ類をつけているので、釣り具やお菓子!などをまだまだ持っていくことができます。

ロッドケース自体の両端末部にも外側ポケットが付いているので、紹介してきた釣り具以外にも収納可能です。

タクティカルな雰囲気のロッドケース

タクティカルな雰囲気ですが、現地に到着したら、予想外の魚が群れていた!というような場合にも対応できるように、第2や第3の仕掛けを忍ばせておける、奥深いロッドケースとして愛用しています。

有名3社のビギナー向けリールで一番おすすめなのは?メンテナンス分解しながら比較してみます。

いろんなリールを分解しながら比較してみます。初心者が選んだエントリークラスのメンテナンス

漁港や堤防など、浅場での釣りでは、根がかりで糸が切れてしまうことがよくあります。

しかし、夜釣りやカヤックフィッシングの最中に、リーダーを結びなおしたりするのは避けたい作業なので、予備のリールが欲しくなります。

一方で、道具の良し悪しもよくわかっていない「下手の釣り好き」ですが、もしかして道具を変えてみたら、もっと釣れるかもしれない!という、他力本願な考えも沸いてきます。

そこで、有名メーカーの、実勢価格数千円以下で買える、エントリークラスのリールを揃えてみました!

実際に比較しながら使ってみて気付いた事もあるので、その機構や使い心地を、写真とともに紹介いたします。

いろんなリールを分解しながら比較してみます

 

シマノ、ダイワ、アブガルシアの、エントリークラス リール

もともとお買い得なリールしか買っていませんが、3000番くらいのスピニングリールで、各社の一番安く入手できるものを選んでみました。

安物買いの...という言葉もありますが、もしも、このまま釣りが上手くなって高級なリールが欲しくなったとしても、どのメーカーのものを選ぶか迷ってしまいます。

その時がきたら、エントリークラスにも手を抜いていないメーカーであれば、間違いない!と自分で納得するためにも、今回の出費は無駄にならない筈です。

前置きはこれくらいにして、下の3個のリールを、3,000円以下で入手しました。

  • アブガルシア 17カーディナル S2500D
  • シマノ アリビオ C3000
  • ダイワ 16ジョイナス 3000

これらのリールの諸元値比較表にしてみました。

シマノ、ダイワ、アブガルシアの、エントリークラス リール 比較

これら3個のリールをメンテナンスできる程度に分解して、機構を比較しながら、それぞれの特徴を紹介していきます。

ここから後は、各々のリールを、「アブガルシア」「シマノ」「ダイワ」と簡略化して呼称させていただく場合がありますが、各社のリール全てを意味してはいませんので、ご承知おきくださいね!

リールを分解していきます

これから紹介する写真では、リールの並び順は全て同じです。

ダイワ 16ジョイナス 3000
アブガルシア 17カーディナル S2500D
シマノ アリビオ C3000

私が入手した順番になっているのですが、左から

  1. ダイワ 16ジョイナス 3000
  2. アブガルシア 17カーディナル S2500D
  3. シマノ アリビオ C3000

の順番で並べています。

分解した部品の写真でも、この順番は変わらないので、ご参考にしてください。

ドラグノブを緩めて、スプールを外します

エントリークラスのリールのドラグノブを緩めて、スプールを外します
ドラグノブを緩めてスプールを外すと、リール本体のメインシャフト上に、ギヤ形状の部品が現れます。

また、スプールの裏側には板バネがついているのが確認できます。

エントリークラスのリールのドラグ音がでる機構部

ドラグの強さ以上で釣り糸が引っ張られると、スプールが回転して釣り糸が出ていくのと同時に「カチカチ」や「カンカン」という個性がある音がするのは、このギヤ形状の部品が、それぞれ違った形の板バネを弾いているからなんですね。

それでは、そのギヤ形状の部品を、本体のメインシャフトから外します。
メインシャフトには、プラスチックのワッシャー状の部品でとまっているので、それを先に抜いていきます。

シマノは3枚、他の2社は2枚のワッシャー状部品でとまっていました。

シマノ、ダイワ、アブガルシアの、エントリークラス リール
こうやって3社のリールを並べてみると、ベールの太さがそれぞれ違うのも面白いですね!

ローターを外します

ローターはナットでとまっていますが、このナットは3社ともに、スクリューで回り止めが施されています。

最初にナットの外側にあるスクリューを外してから、ナットを緩めていきますが、アブガルシアだけはナットが逆ネジになっています。

エントリークラスのリールのローターを外します

リールの心臓部に近づいてきました!
ここで、今一度おさらいですが、写真では左から順に

  1. ダイワ 16ジョイナス 3000
  2. アブガルシア 17カーディナル S2500D
  3. シマノ アリビオ C3000

です。

ジョイナスの逆回転をなおした方法

写真で左端のジョイナスは、反転ストッパーの解除機構がありません。

複雑な解除構造がいらない為か、他のリールではレバーで操作する反転ストッパーの解除機構がある位置に、ジョイナスには反転ストッパー自体を設けています。

ジョイナスの逆回転をなおした方法
このストッパー機構は、ローターを回転させる軸の摺動抵抗でカムを動かす方式です。

カム方式なので、逆回転が始まってからストッパーがかかるまでに動きのロス区間があり、ローターが少し逆転してしまうような遊びが発生します。他の2社のものはローターがピタッと止まるイメージなので、惜しいところです。

さらに、オイル切れや汚れなどにより、このカムが固着ぎみになると、反転ストッパーが働かなくなり、少しどころか、どこまでも逆回転します
私も一度経験しましたが、ジョイナスの評価で稀に見かける「ストッパーが効かなくなった」や「逆回転する」という現象は、このカムをメンテナンスすると復活する可能性があるものだと思われます。

ダイワ ジョイナスの逆回転をなおす方法

私の場合は、カムの軸となるカラーをとめている大きめのスクリューをはずした後に、カラーとカムも外してメンテナンス(清掃)し、グリスを塗布して再組付けしたところ、逆回転が止まらない現象がなおりました。

ハンドル軸を外します

ローター側をさらに分解して、反転ストッパーやその解除機構をバラバラにすることもできますが、普段そこまでのメンテナンスはしないので、ボディー側の分解に移ります。

ボディーを分解する前に、ハンドルをはずしておきます。

エントリークラスのリールのハンドル

ダイワとアブガルシアは、ハンドルのシャフト部が、構造と形状ともに似ていますね。

ボディー後端の化粧カバーをはずします

ボディーの左右を連結しているスクリューを外して、パカッと開きたいのですが、その前に化粧カバーを外しておきます。

エントリークラスのリールの化粧カバーをはずします

化粧カバーは、シマノが2本、他は1本のスクリューでとまっています。

ボディーの半分を開きます

ボディーの片面に集中している、カバーをとめているスクリューを全て外します。
アブガルシアとシマノは、化粧カバーを外したら現れるスクリューもあるので、それも外してからカバーを開けます。
シマノは、外したカバーにフットがついてくるイメージです。

エントリークラスのリールの心臓部

ここまでバラせば、グリスアップなどのメンテナンスができますね!

ボデーの中に格納されているギヤ構造は、3社のものとも、ほぼ同じでした。

アブガルシアのカーディナルは、ハンドル軸にも金属ベアリングが使われています。

ダイワは、ハンドル軸と一体の大きなギヤが、反対側からCリングで抜け止めされているので、これ以上バラバラにする場合は、注意が必要です。

使ってみて感じたこと

最後に、それぞれのリールの使い心地を、簡単に紹介してみます。

ダイワ 16ジョイナス 3000

ダイワ 16ジョイナス 3000

3000番台では最も安かったので、初めて入手したリールです。

いろいろな魚の初釣果を経験させてくれた思い入れのあるリールでもあります。

ただし、既に紹介しているように、逆回転時にストッパーが効くまでに遊びがあります。ハンドルの正回転がスムーズなだけに、惜しいところです。

私は、繊細なあたり等を感じたい釣りではなく、サビキなどの「向こう合わせ」でよい釣りで使う事にしました。

アブガルシア 17カーディナル S2500D

アブガルシア 17カーディナル S2500D

エントリークラスにしては、金属ベアリングが多く使われているためか少し高額なので、このリールだけは2500番になってしまいました。

その金属ベアリングは、しっかり働いている感があり、ダブルハンドルをゆっくり動かしたり、頻繁にスピードを変えて動かすような場合でもストレスなく使えています。

これまでは「ベアリング=静か」だと思っていましたが、このリールを動かすと、独特の「シャー」という音がします。

気になるほどではないので、ベールの太さと合わせて、この独特な音も、アブガルシアの味ある特徴だと思って使っています。

最大ドラグ力が6kgと強力なのは、他の2個のリールにはないメリットで、安心して(まだ一度も釣たことがない)予期せぬサイズにも挑戦できます。

シマノ アリビオ C3000

シマノ アリビオ C3000

このリールは、紹介してきた3機種の中でも最後に入手したリールです。

まだ使い始めて日が浅いですが、このリールが最もバランスがいいと感じています。

3個のなかで最も多くのスペースがあてがわれている、逆回転防止ストッパーとその解除機構がしっかりと作られている為ではないかと思われますが、金属ベアリングは本当に1個だけ?と疑いたくなるくらい動きがスムーズです。

わずかに作動音がするものの、ハンドルの自重だけでも高級リール並にローターが回転し続ける動きは、金属ベアリングが少ないリールとしては、驚きのレベルです。

最大ドラグ力は3kgと少なめで、外観も質素ですが、それを打ち消しても余りある動きの良さだと感じています。

まだ釣り入門者からステップアップできない私ですが、いまから堤防などでの海釣りを始められる方に、エントリークラスのリールをオススメするとしたら、シマノのアリビオです!

6月末の三河湾の海の底を動画撮影したら、予想外の魚が群れていた!

なかなか思うような釣果を得られないカヤックフィッシングを続けていますが、海中にどんな魚がいるのかを知らないままで、いない魚を狙っていても釣れるわけがありません。

また、そこにいる魚たちの動き方や隠れ方を知っていれば、もっと釣れるようになる気がします。

釣果を得られない日々から脱却すべく、海中の様子を撮影してみました!

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撮影機材の準備

以前にも紹介させていただきました、アクションカムを使った水中カメラです。

釣りの途中で海中撮影

今回は、上の写真の状態よりも錘を重くして、海中での安定化を狙っています。

アンテナのようなステンレスのロッドの先端には、サビキ針2本の仕掛けを付けて、食いしん坊な魚の捕食シーンを狙ってみます。

アクションカムを海中で失いたくはないので、手持ちのものの中では最も強い、PE3号の糸を巻いたベイトリールで、海中に下ろしてみます。

6月の三河湾の海底

アクションカムを海中に下ろすのは、三河湾内の海岸から2kmほど沖合いの場所です。

もともと海水の透明度はよくない場所なので、数メートル先までしか映らないのは覚悟しています。

水深は7〜8mくらいで、魚探にはデコボコした海底形状が映る場所を選んで、カヤックをアンカーで固定しました。

6月の三河湾

帰宅後に映像を確認したところ、海底の様子は魚探から得られた感触と相違なく、ゴロゴロとした大きめの岩が積み重なっていました。

ちなみに、釣られた魚目線では、カヤック上の私は、下の写真のように見えているようです!

三河湾カヤックフィッシング

撮れた動画をみてみます

編集はしていないので、字幕も音楽もありませんが、今回撮れた動画です。

波によって大きく画面が揺れる時がありますので、見ていただける時には、酔わないようにご注意ください。


三河湾 6月の海中の様子(編集なし)

私自身は、カヤック上では動画を再生しておらず、帰宅後にパソコンの画面で確認しました。

特に何も映っていないだろうと思っていましたが、予想していなかったギマの群れに驚きました!

6月の三河湾。釣りの途中で海中の動画撮影したら、予想外の魚が群れていた!

しかし、映っていたギマはサビキ針には見向きもせず、どちらかというとカメラの方に興味があるようで、たまにカメラの前をアップで通りすぎます。

もしカヤック上でこの動画を確認していたら、さすがに虫エサは準備していませんでしたが、疑似餌(パワーイソメ)を使った胴突仕掛けでの釣りに切り替えて、釣果につなげられたかもしれません。
この時は、2インチのワームを海底付近で泳がせていましたが、これほどギマばかりの場所でマゴチを狙うのは、見当違いだったようです。

次にこの場所に来るのは9月以降になりそうですが、その時には一度海中の様子を確認してから、仕掛けを選んで海中に落としてみたいと思います。

6月末の三河湾カヤックフィッシングは、平らなヤツにも遭遇!?

日の出時間が早くなり、早起きするのが辛くなってきました。

こんなことではいけない!ということで奮起して、前日は早めに就寝し、久しぶりに未明のうちからカヤック出艇の準備に取り掛かることができました。

魚たちの朝食タイムに余裕を持って間に合ったので、今日の釣果に期待が膨らみます!

夜明け前に出艇したカヤックフィッシング

6月最後のカヤックフィッシング

6月の第3日曜日は曇りがちの一日ですが、波風ともにカヤックを浮かべられそうな予報です。

いつも使わさせて頂いている海岸の駐車場は、7月からは海水浴を楽しむ方々が使われます。

そのため、今後2ヶ月の間は、この場所でのカヤックフィッシングはお預け!となります。

今年前半の総まとめとなるカヤックフィッシングは、気合いを入れて早起きをして、空が少し白み始めた頃には、海岸で出艇可能な状態になりました。

準備を終えるのが早すぎたので、少し落ち着いて、周りの視界が確保されてきた頃合いまで待ってから出艇しました。

とはいえ、日の出時間よりは少し早く、さらに空は曇っています。

そこで、強力なLEDヘッドライトを使って、もし他の船が近くを航行しても気付いてもらえるようにします。

幸いなことに、漁船の航路を急いで横切る間に他の船とすれ違うことはなく、また航路を横切った後に他船が近くを通ることもありませんでした。

もしかしたら、ヘッドライトやフラッグに気付いて、避けて航行してくれたのかもしれません。 何はともあれ感謝!

いつものポイントに到着

30分ほどかけて、いつものポイントに到着しました。

既に周りは明るくなっていますが、まだ私しか浮いておらず、独占状態です。

前回の釣行時にリーダーを切られた沈み根を通り過ぎた所でアンカーを落として、まずはジグヘッドでワームを泳がせてみます。

今回も何かがワームに引き寄せられているようで、たまに軽めのコツッという感触が感じられます。

30分ほど泳がせ続けた頃に、ロッドが引かれる感触があり、しっかりと合わせを入れたつもりでしたが、10秒ほどで針が外れてしまいました!

毎回のカヤックフィッシングでは、平均して1日に1回しか訪れないチャンスを、今日も1回逃してしまいました。

ワームの泳がせ方も、合わせの入れ方も、もっと上達したいものです。

その後は、いつもと同じパターンで、ワームへの反応が無いまま時間が過ぎていきます。

ポイントが賑わってきました

1時間ほど経過した頃に、一隻のプレジャーボートがポイントに加わりました。

程なくして、さらに2隻が加わります。

プレジャーボートの方たちと同様に、私も今回からアンカーを使っているので、流されてニアミスする不安からは解放されています。

とはいえジグヘッドをボートの方に投げて邪魔してはいけないので、ワームを泳がせる範囲は狭まります。

ジグヘッドを近距離で使いつつ、もう一本のロッドでサビキの仕掛けを、撒き餌なしで海中に落としてみました。

すると、次々に小魚たちが釣れて忙しくなり、ワームを泳がせる時間が無くなります。

左の写真の小魚は何でしょうか? 初めて釣れました!

これも初めて釣りましたが、フグもあがってきます。

カヤックフィッシングでのかわいいお客様

フィッシュクリップで掴むと、風船のように膨らんでいきます。

外道中の外道ですが、愛嬌がある顔つきで、ちょっとカワイイですね。

泳がせ釣りに挑戦

反応が無いワームを泳がせることに疲れてきたので、次々に上がってくる小さいサバに針をかけて、泳がせてみることにしました。

カヤックが波で揺れているので、細かい反応がわかりにくいです。

それでも、これかも?という反応があったので40秒数えてリールを巻いてみると、小サバの頭だけ残った状態で戻ってきました。

何かがいることは間違いない!と色めきだち、もう1匹の小サバを泳がせてみます。

待望の手応えがありました!

2回目の泳がせ釣りでは、気付いたら小サバが無くなり、針だけで上がってきました。

他の小魚たちは海に帰してしまっていたので、慌ててサビキで小サバを釣って、3回目の泳がせ釣りの準備をします。

泳がせ始めて10分ほど経った時、何の前触れもなく、いきなりロッドがしなりました

合わせでしっかりと針がかかったと感じるどころか、強烈な力でロッドの先端が海中に持っていかれます。

これはどう考えても大物!だと直感し、嬉しい気持ちが湧き上がりますが、前回の釣行時に失敗したような、根の裏側に走られることがないように、冷静さも保ちます。

ベイトリールのドラグ力だけではラインが出て行くので、指でドラムを押さえつけながら、少しづつリールを巻いていきます。

プレジャーボートの方たちに見守られながら、格闘すること数分で、海面近くに姿を現しました。

三河湾のエイ

あれ?! 想像と違いますね。この形は、まぎれもなくエイです。

一気にテンションが下がりました。しっかりと針がかかっていることを残念にすら感じます。

もう針が外れても平気!という気分になったので、まだまだ元気なエイと格闘し続けながら、写真を撮る心の余裕すらでてきました。

ランディングネットには入らない、というより入れたくないので、エイが疲れてきたタイミングで、カヤックの隣まで来てもらいました。

カヤックフィッシングでエイが釣れた

改めてよく見てみると、私にとっては大型の部類に入るエイです。

お持ち帰りする魚種ではないので、強い引きを楽しませてくれたことに感謝しつつ、リリースしました。

エイとの遭遇で集中力が途切れたため、その後はダラダラの状態になり、もちろん釣果もありませんでした。

6月最後のカヤックフィッシングでした

暑くなる7月と8月は、カヤックで海に浮ける日が少なくなりそうです。

その前の6月末に、多くの魚種に会うことができて、今回のカヤックフィッシングも楽しい一日となりました。

次回は場所と趣きを少し変えて、また違う種類の魚に会いたい!です。

アンカーを楽に回収する方法。カヤックで使う小型アンカーシステムの作り方

カヤックからアンカーを安全 確実に回収する方法

カヤックフィッシングを始めてしばらくした頃から、良さそうなポイントを発見して実釣を開始しても、すぐにポイントから流されてしまう事が気になっていました。

主にジグを使った釣りをしていますが、風や潮の流れがある時は、数投しただけでポイントを外れてしまいます。

ポイントに留まって、落ち着いて釣りを楽しめるように、カヤックで使いやすいアンカーシステムを組み立ててみたいと思います。

カヤックで使うアンカー。根掛かり時の回収システムを組む

 

アンカーを使いたくなるまで

風や潮で流されるので、想像以上に定点に留まる事ができないフィッシングカヤックで、その事を利用して、広い範囲を探る事があります。

カヤックフィッシングを始めた当初は、魚探を見ながら、魚がいそうな場所を広範囲にわたって探していました。

ある程度ポイントがわかってくると、今度はその場所にとどまって、狭い範囲を重点的に探りたくなります。

一定場所にとどまりたい ガーミンストライカー4

しかし、流されてポイントを外れていくカヤックを、またポイントまで漕ぎ戻すのには時間がかかってしまい、限られたカヤックフィッシングの時間をロスしてしまいます。

そこで、釣りの効率化のため、カヤックで使えるアンカーを導入してみることにしました。

アンカーの種類を選びます

カヤックで使うアンカーというと、船舶で使うような錨(イカリ)状のものと、パラシュートアンカーがあります。

パラシュートアンカーはしっかりと留まるものではないので、錨を使うには水深が深すぎる場所で風に流されるスピードを落とす場合か、波によるカヤックの横揺れを少なくするために風上もしくは風下に艇を向けておく場合に使うものだと感じました。

私は、普段は水深10mほどの場所にしか行かず、また極力長い時間ポイントに留まりたいので、を使いたいと思います。

カヤックで使えるアンカーを入手

さっそく入力しました。

アルミ材質で0.7kgの、小さなアンカーです。

狭いカヤックの船上に、大きくて重いアンカーを置きたくはなかったので、お手頃価格で入手できる、このサイズを試してみます。

細身なので、ロッドホルダーに挿しておくこともできます。

アンカーをつけるロープは、水深の2倍以上の長さがないと、海底にアンカーが引っかかった際にカヤックが下方向に引っ張られて、転覆の危険度が高まるようです。

水深10mほどの海域に合わせて、20m強の長さのロープも入手しました。

カヤックで使うアンカー用のロープ

回収しやすいアンカーシステム

海底の岩などに引っ掛けてカヤックを停めるものなので、釣りの仕掛けが根掛かりしてしまった場合と同様に、アンカーの回収には苦労しそうです。

調べてみると、根掛かりしたアンカーは、その下端を引っ張りあげることで、回収できる確率が高まるようです。

通常使用時にはロープに結束されているアンカーの上側を、根掛かりした時には分離するようにしておいて、その場合にはアンカーの下側だけがロープに繋がっているようにしておけばいいということです。

分離構造には、適度に切れやすいテグスや結束バンドなどを使う方法がありますが、私は結束バンドを使ってみることにします。

パラシュートコードと細めの結束バンドで、分離システムを作ってみました。

カヤックのアンカー回収システムの作り方
カヤックのアンカー回収システムを組む

正確に測ってはいませんが、試しに引っ張ってみたところ5〜10kgfの力で、結束バンドが切れます。

この程度の力であれば、私の足漕ぎカヤック上でも、安全に引っ張って、結束バンドを切断することができそうです。

ロープと合わせたアンカーシステムの全体像は、下の写真のようになります。

カヤックのアンカー回収システムが完成

アンカーシステムを実際に使ってみて、わかった事

作り上げたアンカーシステムを持って、さっそくカヤックフィッシングに行ってみました。

風速4mほどの予報で、波は穏やかだと思っていましたが、昼過ぎには白波が立つほどの風が吹いて海面が荒れます。

その条件下でも、海底の所々に岩がある場所では、0.7kgの小さいアンカーで確実にカヤックを固定できて、流されることはありませんでした。

カヤック左舷の船首寄りにロープを通していますが、強めの風による波には常に正面で対峙することができて、横からの波でカヤックが転覆する可能性に怯えることもありません!

カヤックの横揺れが少なくなったことで、私の場合は船酔いの度合いも減少して、長時間にわたり気分よく釣りを楽しめました。

また、釣れるポイントにはプレジャーボートも多く訪れていましたが、私とおなじくアンカーを使っているボートとの相対位置が変わらないので、流されて意図せぬ異常接近をしてしまう心配が不要、釣りに集中できました。

そして最後にメインイベントの、分離構造の確認です。

今回の釣行では、アンカーが海底に引っかかることが3回ありました。

3回とも、一気に強めの力で引っ張ることで、結束バンドが切断されて、無事にアンカーを回収することができました!

カヤックのアンカー回収に高確率で成功

切れた結束バンドも回収したかったので、ロープの中間に作った輪をなるべく小さくして、結束バンドが簡単に落ちないように作っています。

しかし、結束バンドを切ってアンカーを回収した3回中の1回は、結束バンドを海中に残してきてしまいました。

結束バンド2個をチェーン状にして使うことで、切れた結束バンドも確実に回収できそうなので、しばらく検証を続けてみたいと思います!

アルミ削り出しで、かっこいいカヤックのレールマウントを目指す!

かっこいいカヤックのレールマウントを目指して

先週は、たまたま手元にあったバイク用の部品を使ってマウントベースを作り、カヤックのレールに魚探とロッドホルダーを取り付けました。

カヤックへのフィット感は、それなりにあるのですが、もう少し見た目の違和感がなく取り付いているものにしたい!との欲がでてきました。

カモフラージュ色の足漕ぎカヤックに合わせて無骨な感じにしてみたいので、アルミの削り出し品に変更してみます。

前回作ったベースプレート

下の写真が、先週作業したものです。

バイク用の、アルミ板を打ち抜いたナンバープレートホルダーを改造して、ベースプレートにしています。

ベースプレートは、カヤック左舷のレールに取り付けて、ロッドホルダーと魚探マウントを支えています。

取り付け作業のドキュメンタリー記事はこちらです。

beginner-fishing.hatenablog.jp

アルミプレートは、90°の曲げ加工に体重をかけての作業を要するほど硬く、実際に十分な剛性があるのですが、見た感じが質素なので剛性感が伝わってきません。

レールのマウントベースに使えるバイク用部品

もっと剛性感を出せそうなものをネットで探してみて、同じくバイク用で、アルミを削り出して作られたナンバープレートホルダーを発見しました。

購入を数日思いとどまったものの、天候が悪くてカヤックで浮けない日が続いたこともあり、勢いで入手することにしました。

バイクのナンバープレ-トステーをカヤックに流用

骨格の構成部品がアルミの削り出し品7点で作られていて、数千円で入手できるナンバープレートホルダーです。

この構成部品の組み合わせを変えることで、カヤックのレール用ベースプレートを、2個作れそうです。

写真で右側に写っているナンバープレート照射用のLEDライトは、今回は使いません。

バラしてみましょう

ナンバープレートホルダーをある程度バラバラにして、カヤックのレールに使うイメージにしてみます。

付属の六角レンチを使って、ボルトと緩みどめナットを外していきます。

アルミ削り出し部品のカヤックへの流用

骨格部品の結合には皿ボルトが使われているなど、締結部品がアルミの削り出し部品から飛び出さないように設計されています。

部品どうしの合わせ精度も良く、大いに好感が持てます。

カヤック左舷のレール用ベースを組み立てます

バラしたアルミ部品2個を使って、まずは左舷用のベースプレートを作りました。

魚探を固定するためのラムマウント用のボールジョイントと、ロッドホルダーの軸受け部も取り付けてみます。

アルミ削り出しの魚探ホルダー

ロッドホルダーの軸受け部は、アルミ部品の溝に対して少し厚みがあるので、2mmほど削ります。

軸受けに元々ある取り付け用穴と、新たに追加した穴1ヶ所を使って、マウントに固定してみました。

いい感じにできたので、魚探とロッドホルダーの残りの部品も取り付けてみます。

アルミ削り出しのカヤックの魚探取り付けベースプレート
アルミ削り出しのロッドホルダー取り付けベースプレート

ボールマウントステーを使っているので、ロッドホルダーを回転させても、魚探には当たらないスペースが確保できています。

ベースプレートがアルミになり厚さが増したので、フィットノブに入れて使うM6ボルトは、これまで使っていた長さ25mmのものから30mmのものに変えました。

ご参考ですが、レールに入れるナットは29x13mmの大きさのものを使っています。

組み立てたベースプレートを、カヤックの左舷レールに取り付けると、下の写真のようになります。

アルミ削り出しのカヤックのレール用ベースプレート
アルミ削り出しベースプレートで魚探とロッドホルダーを

このために作られたベースプレートかのような、機能美すら感じる出来栄えです!

見た目の剛性感も格段にあがりました。

カヤック右舷のレール用ベースを組み立てます

左側に続き、右側のレール用ベースプレートも、残りのアルミ部品を使って組み立てます。

現状は、下の写真のような構成で、ロッドホルダーとパドルホルダーを取りつけています。

フィットノブに使っていたボルトは海水で錆びているので、長さ30mmに変える際に、ステンレスのものを選びました。

合計3個のアルミ削り出し部品から、下の写真のように組み立てました。

アルミ削り出しのレール用ベースプレートで、カヤックにロッドホルダ増設

本来はウインカー取り付け用の小さな部品を、ロッドホルダーの回転軸を取り付けるために使っています。

こちらも、いい雰囲気を醸しだしていて、パドルホルダーステーとの一体感も増しました。

ロッドホルダー本体も組み付けて、カヤックの右舷レールに取り付けてみます。

レール用ベースプレートでロッドホルダ増設
カヤックのレール用、アルミのベースプレート

アルミの削り出し感満載のステーは、幅方向の位置調整ができます。

ペダルを漕ぐ足に対して、ロッドホルダーが邪魔にならない位置関係にして固定しました。

カヤックのコクピット艤装がカッコよくなりました

フィッシングカヤックMAKO10の、現時点でのコクピット周りです。

アルミ削り出しのベースプレートでカヤックのレール部がかっこよくなった

バイク用の部品を転用したとは思えない仕上がり感で、ロッドホルダーが装着されています。

カヤックで浮けない天候の週末が続いていますが、カヤックに手を加えるのも楽しくて良いですね!

<追記>

後日、さっそく使ってみました。

カヤック用の半自作ロッドホルダー 兼 魚探ホルダー
カヤック用のロッドホルダーをつける

とても使いやすくて、強度も充分あり良い感じです。

右舷側のロッドホルダーは、ロッドを垂直にして保持できない構造ですが、もう少しだけ上向きまで角度調整できるようにバージョンアップするかもしれません。

アルミマウントでロッドホルダーを増設。フィッシングカヤックの快適化

ロッドホルダーとして使う筒が4カ所あるフィッシングカヤックMAKO10を愛用していますが、どの筒も着座位置から少し遠いので、汎用のロッドホルダーを手元に1カ所増設しています。

それでも、ロッド一本を置きザオとして使う場合には、もう一本を手返しよく使えません。

そこで、カヤック両舷の手元付近にロッドを置けるように、もう1カ所にロッドホルダーを増設してみます。

カヤックに使いやすいロッドホルダーを増設

フィッシングカヤックMAKO10の現在のコクピット

フィッシングカヤックのシートにおさまった状態での目の前スペース、仕事場感が漂うコクピットを目指しています! と理想は高いのですが、フィッシングカヤックとしては普通の艤装をするにとどまっており、レールシステムに、

  • 右舷; 汎用のロッドホルダー
  • 左舷:魚探のモニター

を装着して使ってきました。

フィッシングカヤックにつけた魚探やロッドホルダー

最近では、上の写真の状態では不安定な置き方になっているパドルも、左舷のレールシステムを使って固定しています。

ロッドホルダーを増設します

カヤック両舷の手元近くにロッドを置いておけるように、フィッシングカヤックMAKO10のレールシステムを使ってバージョンアップをしていきます。

入手したもの

完成状態のイメージはありますが、作業していく中での方針転換も視野に入れておきます。

どのような完成形であっても必要となりそうなパーツを揃えました。

カヤックに魚探をつけるためのステーを入手
使いやすいロッドホルダーをカヤックにつけてみる

ラムマウントの首振りボールマウントシステムと、クーラーボックスに挿して使うタイプのロッドホルダーです。

ロッドホルダーは、堤防釣りなどの時に本来の用途で使えるように、クーラーボックスに挿す金属ステー部はカヤック用に改造せず、そのまま保管しておきます。

まずは、新たに入手したロッドホルダーとボールマウントを結合してみました。

カヤックに装着する2種類のロッドホルダー

上の写真の右側が、今回入手したボールマウントに、ロッドホルダーとレールシステム用のステーを追加したものです。

左側は、現在カヤックで使っているロッドホルダーです。

右側のとりあえず作ってみたものは、ステー部分が長すぎて、カヤックのレールへの取り付け点にかかる負荷が大きそうです。

そこで、ロッドホルダーは、カヤックのレールマウントに直接取り付けることにして、ボールマウントは魚探の取り付けに使うことにします。

レールシステム用のロッドホルダーを組み立ててみます

レールシステムのベースプレートとして使えるものはないかと考えてみて、アルミ材質のバイク用ナンバープレートホルダーを使わずに保管していた事を思い出しました。

さっそくナンバープレートホルダーを90°に曲げて、ロッドホルダーとボールマウントをあてがってみると、ちょうどいい感じです。

捨てるのがもったいないと思ってしまう性格も、たまには役に立ちます!

ボルト類でサクサクと組み立ててみました。

カヤックのレールシステム用マウントベースの自作
魚探とロッドホルダーのマウントを一体化

魚探のスタンド部もボールマウントのステーに良い感じで取り付いています。

本来はナンバープレートを取り付けるための長穴は、レールマウント用のノブ付きボルトを使うのにピッタリの位置です。

カヤックの両舷にロッドホルダーを取り付けてみます

ロッドホルダーと魚探ステーを一体化したアルミのベースプレートを、カヤックの左舷レールに取り付けてみました。

カヤックの左舷に魚探とロッドホルダーの一体マウントを取り付け

バイク用の部品を流用したとは思えないフィット感です。

ただし、このロッドホルダーが、これまで左舷側で固定していたパドルと当たってしまいそうなので、パドルホルダーは右舷に引っ越します。

右舷側のロッドホルダーは、前後2カ所でパドルを固定するパドルホルダーのうち、前側のものと一体化しておきました。

カヤックの右舷に堤防用のロッドホルダーを取り付け

海上でのジグの付け替えなどでは、パイプ形状のロッドホルダーよりも手返しよく作業できそうです。

カヤックのコクピット周りは、下の写真のようになりました。

魚探とロッドホルダーのマウントを装着したフィッシングカヤックのMako1o

できれば右舷側のロッドホルダーも、アルミのベースプレートを使いたいところです。

もう手元には流用できそうなアルミの板状のものは無いので、ネットショップで何かないか探してみました。

レールのベースに使えそうなものを発見

今回うまくいって味をしめたので、バイクのナンバープレートホルダーでネット検索したところ、随分と興味をそそられる構造のものを発見しました。

カヤックのレールマウントベースに転用したらカッコ良くなること間違いなしの、複雑な構成をしたナンバープレートホルダーです。

さらに、うまく分割すればレールシステム用のベースプレートを2個取り出せそうです。

「まずは一回、今の状態で浮いてから考えてみよう」と、沸き上がってくる購入欲を必死におさえつけていますが、ずっと耐えられるか自信がありません。

これから梅雨時で、浮けない時間が増えそうなので、休日のDIYネタにしてみるのも、有りかも!?と考え始めたら、もう止められなくなり、すぐに進化しました。

class="hatena-citation">beginner-fishing.hatenablog.jp

ワームのシッポだけ食する謎の魚と戯れた。6月の風が強い週末の過ごし方

梅雨入り直後の6月の週末は、雨風ともにカヤックの出艇を思いとどまらせる予報です。

そこで、夜釣りから始まり翌日の昼までの予定で、知多半島の先端付近ですごしてみることにしました。

6月の風が強い週末の過ごし方。カヤックにのらずに釣りをする

 

大井漁港の夜釣りから始めます

下の写真は翌日の昼間に撮ったものですが、夜の11時をまわった頃に、大井漁港に到着しました。

大井漁港で夜釣り

この漁港に前回来た時には、生まれて初めての虫餌を恐々使いましたが、今回は躊躇せずに入手してきました。

到着早々に仕掛けをつけて、一本目のロッドを海に向けてみます。

まだ風が弱くて波が穏やかなので、ウキの動きがよくわかります。

前回同様に集魚灯も海中に入れて、根魚たちと遊んでもらいます。

今回も十数匹の魚が来てくれましたが、20cm越えには至らず、皆さま海にお帰りいただきました。

同時にマゴチも狙って、もう一本のロッドでグロー色のワームも投げてみましたが、起伏のない海底だったためか、全く存在を感じられませんでした。

空が明るくなりはじめて、周りに他の釣り人が増え始めた頃に、ちょうど虫餌もなくなったので大井漁港から撤収することにしました。

マゴチ狙いでポイントの偵察

10分ほどかけて移動して、知多半島の先端付近に位置する防波堤を偵察しにきました。

師崎周辺の釣りポイント

テトラポットが積まれた防波堤では、根魚も多そうな雰囲気で、まばらにいる釣り人たちが様々な釣りをされています。

ジグヘッドとワームの組み合わせでロッドを振っている方もみえたので、フラットフィッシュも狙えるようです。

眠たくなってきて細くなっていく目を必死に見開きながら、ワームを使っている方たちを遠まきに参考にさせていただくと、どうやら根掛かりしてしまうことも珍しくはないようです。

テトラ上での釣りをした事がないうえに、睡魔に襲われつつあったので、ここでロッドを振ることはせずに、いったん仮眠することにしました。

穴場探しがミステリアスな事態に

仮眠から目を覚ましたのは正午近くでした。

すでに風が強くなっていましたが、堤防ではたくさんの方が釣りを楽しまれています。

スペースがない強風の中でワームを投げるとなると、私の場合は周りの方に迷惑をかけてしまいそうです。

そこで、この場所での釣りは見送って、移動しながらマゴチがいそうなポイントを探してみることにしました。

良さそうな場所を発見

知多半島先端から、三河湾側を北上していると、少し良さそうな場所をみつけました。

知多半島の釣りポイント開拓

すでにお二人の釣り人が、消波ブロックがある場所で、クロダイ狙いと思われる釣りをされています。

私は、まだ一度も釣ったことがないマゴチを狙ってみたいので、消波ブロックの切れ目となる排水溝の付近から、ワームを投げてみることにしました。

知多半島でワームを投げる

何かがおかしい!

この場所はゴロッとした石もあり、ジグヘッドが石に当たるコツコツとした感触が常に伝わってきます。

底付近を泳がせることを心がけながら、リールを何回か巻いていると、理由もわからずワームのカーリーテールがちぎれてしまいました。

海底の何かに引っ掛けたのだろうと思い、ついでなのでワームの種類をかえて泳がせてみると、3回投げた後で、またワームのテールがちぎれて戻ってきます。

何かおかしいと思いつつも、もう一度ワームを変えて投げてみます。

またまたテール部だけがなくなって戻ってきた時点で、ちぎれたワームたちをしっかりと観察してみました。

謎の魚にワームをかじられる

この時ようやく、ちぎれたワームに歯型のような跡があることに気づきました。

何かが私にバレないようにワームを味わっているようですが、私の誘い方が下手でテール部に噛み付いてしまったのか、それとも後ろから中途半端に噛み付くのが好きな魚がいて何度やっても同じ結果が待っているのか、判断しきれません。

それでも謎の魚の姿を見ることを諦めきれず、もっとゆっくりとワームを動かしてみたりしましたが、最終的に4本のワームのシッポがなくなりました。

謎の魚にかじられたワーム

メタルジグなら、ちぎられることはないだろうと思い、20gのものを投げて底付近を引いてみますが、今度は全く反応を感じられませんでした。

これ以上ワームを使い物にならなくするのはお財布に優しくないので、後ろ髪を引かれながらも、今回は納竿としします。

それにしても、短時間で4回も、バレないようにワームのシッポだけ食した魚は何だったのでしょうか?

後日、釣り師匠の知人に話をしたところ、フグではないかと言われましたが、姿を見られなかったので永遠に謎のままです。

この悔しい思いを活かせる日が早く来るように、今は経験値を上げるしかありません。

次週はカヤックで鍛錬しに行きたい!

小魚しか釣れないカヤックフィッシングでの、お試し水中撮影

6月の三河湾カヤックフィッシング

2週間ぶりに、カヤックで三河湾にでます!

これまで遊びに来てくれたクロソイたちは、もういないかもしれないので、特にターゲットを決めずに、いろいろ試して遊んでみました。

日の出時間が早くなりました

いつもそうですが、できれば日の出とともに出艇したいと思いつつも、今回も目覚ましをセットすることはしていません。

体力勝負のカヤックフィッシングで、無理して寝不足のままで海に出たくはない!という言い訳です。

それでもなんとか朝4時前に起き出し、1時間のドライブでいつもの出艇地に到着しました。

既に太陽がしっかりと顔を出し、無人島近くの海上には小型ボートとフィッシングカヤックがそれぞれ数隻浮いています。

はやる気持ちを抑えつつ、30分ほどかけて出艇準備を整えました。

カヤックにドーリーも載せておく

前回は、カヤックに初めてクーラーボックスを載せてみましたが、今回はドーリーも載せてみます。

海岸に戻ってくる日中の時間には、初夏の海を楽しむ方が増えてきているので、少しでも早く海岸からカヤックを引き上げるために、カヤック前端の空きスペースにドーリーをくくりつけておきます。

三河湾に漕ぎ出します

朝6時前ですが、海岸の防波堤では多くの方が釣りを楽しんでいます。いよいよ本格シーズンに突入ですね。

防波堤の外にでると、時折5m弱の風が吹いて海面が波立ちますが、しばらくすると無風で鏡のような海面になったりもします。

凪の三河湾でカヤックフィッシング

断続的な風に加えて潮の流れがあるので、こまめにカヤックの方向を修正をしながら、30分ほど漕ぎ続けていつものポイントに到着しました。

海中にはどんな魚が?

これまでと同じく、20gのジグヘッドにワームをつけて根の近くを泳がせてみます。

予想外にカヤックが流されるので、ワームを数回泳がせるだけで、ポイントを外れてしまいます。

慌ただしく、投げて巻いてはカヤックを漕いで戻ることを繰り返します。

根の近くでは、魚探に小魚の群れの反応が頻繁に現れるので、何かが釣れそうな雰囲気はあります。

1時間ほど経った頃に、少し流された場所から根を狙ってワームを投げてみたところ、もうおなじみのコツコツ反応があり、合わせをいれてみるとロッドがブルブルと震えて、ドラグが音をたてました。

まだいたんだね!とドラグを軽く締めてリール巻き始めると、いつもより重めの振動とともに、カヤックの向きが根の方向に変えられます。

これは慎重に寄せた方がいいかもと考えた瞬間に、ロッドが急に軽くなり反応が無くなりました。

糸を巻き寄せてみると、リーダーが途中で切れています。

遠いところからポイントに向かって投げていたので、どうやら根の裏側に魚が走り、リーダーを切ってしまったようです。

感触が少し違ったので、いつものクロソイではなかったのかもしれません。

気を取り直して、根の向こう側まで漕いで戻り、リーダーを結び直す時間の有効活用の為に、もう一本のベイトリールのロッドで、サビキの仕掛けを落としておきます。

サビキは大漁

撒き餌を使わずに海底近くに落としたサビキの仕掛けが、魚探ではウロコ雲のように映る小魚の群れを通過した瞬間に、ベイトリールのロッドの先が震えます。

スピニングリールのリーダーを結び直す作業を中断して、ベイトリールを巻き上げてみると、小サバが2匹かかっていました。

記念撮影をして2匹には海にお帰りいただき、もう一度サビキの仕掛けを投入してみます。

すぐに、先程よりも大きく竿先が震えて、今度は全てのサビキ針に小サバがついて上がってきました。

三河湾でカヤックから小サバを釣る
三河湾でカヤックからサビキ

またまた記念撮影をして、海にお帰りいただきます。
そうこうしているうちに、またカヤックがポイントから流されてしまい、スピニングリールのリーダーをつけられないままで、もう一度漕ぎ戻ることになりました。

三河湾の海底を見てみよう!

その後1時間ほど、ポイントでワームを泳がせてみましたが、全く反応がありません。

今日は20cm以上のお土産サイズが釣れなくても、やってみたい事がもうひとつあります。

いつも、他の釣り人たちが複数匹釣り上げられるにもかかわらず、自分の釣果が乏しいのですが、何か理由があるはずです。

まずは、海底の状況を把握するのが、釣果アップへの近道だと思います。

そこで、海中の様子を探るため、水中撮影に挑戦してみます。

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あまり透明度がない三河湾ですが、さすがに2メートルくらい先までは見えると思われます。

天気が悪くてカヤックが出せない日に、安価で入手したアクションカムのケースを少し改造しておきました。

水中撮影で魚がいるかか確認したい

写真のアンテナのような棒は、天秤仕掛けから拝借したもので、その先端から1mほどリーダーを出して仕掛けをつけられるようにしています。

仕掛けが流されるので、アクションカムの向きを下流側に固定できるのと、あわよくば捕食シーンを撮れたら楽しいかと。

その棒の根元の、アクションカムとの接続部についているサルカンが、ロッドから垂らす釣り糸との接続部になります。

水中でアクションカムの姿勢が安定するように、下側には錘を取り付けておきました。

三河湾のお試し撮影

それでは、三河湾の水深10m弱の海底を拝見してみます。

最初から根掛かりしてアクションカムを失いたくはないので、魚探を見ながら平らな海底地形の場所まで移動します。

ベイトリールのロッドにアクションカムをセットして、海底まで降ろしてみました。

特に何も映っておらず面白みがないですが、なんとなく砂泥の海底の様子がわかる映像が撮れました。


三河湾の海中おためし撮影#0

太平洋からの入水が少なく、濁りがある水質なので、もっと暗い世界かと思いましたが、思いのほか光が届いています。

砂泥の海底では、マゴチが群れをなしていることもなく、生物反応がなさそうで殺風景なイメージです。

今回、アクションカムの小さな画面での再生では様子がわからなかったので、帰宅後に動画確認しましたが、もっと地形変化のある場所で撮影しないと楽しい映像を撮ることができないですね。

根掛かり回避の改良を加えて、次回は魚たちの生態に迫ってみたいと思います。

 

カヤック用フローティングベスト選びのポイント。応用がきくMTIドラドでよかった!

カヤックフィッシングを安全に楽しむためには、フローティングベストが欠かせません。

初めてのフローティングベスト選びにあたり、安心できる性能を確保した上で!ですが、コストパフォーマンスに優れたものを選びたかったので、時間をかけて調べました。

実際に使ってみて、その拡張性にも満足しているフローティングベストを紹介してみたいと思います。

MTIドラドの。ライフジャケットのカスタマイズ

フローティングベスト(ライフジャケット)の種類

小型船舶には該当しないフィッシングカヤックでは、桜マークを取得しているフローティングベストの使用義務はありません。

しかしながら、自分の命を守るものなので、いざという時にしっかりと機能するものを選びたいところです。

普段は無名メーカーの廉価品を選択することが多い私ですが、こればかりは知名度や実績があるメーカー製の、信頼できるものを選びたいと思いました。

カヤックでの使用を考えてみる

カヤックは、堤防や遊漁船での釣りに比べて、落水の可能性が高いです。

一年ほど後に、意図せぬ落水を実際に経験しました。

そこで、インフレータブルのものと違って、何度でも浮かぶことができる浮力体が内蔵されたものを選ぼうと考えました。

また、多くのフィッシングカヤックは、背もたれ付きのシートに座る構造になっています。

フローティングベストを選択するにあたり、カヤックに座った状態で、浮力体がシートに干渉しない事を重視しました。

長時間にわたり座りっぱなしになるカヤック上で、背中とシートの背もたれの間に、スポンジ層とはいえフローティングベストの構造物を挟むことで、快適性を失いたくはありません

背中一面に浮力体を配置したフローティングベストは数多く存在しますが、カヤックでの使用を前提として作られた、背中は上部だけに浮力体を配置したものから選択します。

MTI ドラド

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浮力体が内蔵されていて、カヤックのシートに干渉しないフローティングベストということで、ある程度しぼられた選択肢のなかから私が選んだのは、MTI ドラドです。

大きめのポケットが左右に配置されているほか、背中側を含めて各所に小物をつけられるような工夫もされています。

MTIドラドの背中側

一年以上にわたり、ほぼ毎週使ってみて、少しずつフローティングベストに追加されていった小物類とともに、MTI ドラドを紹介していきます。

ポケット

MTI ドラドには、左右に大きめのポケットがついています。

ポケットの外側には、右側はフィッシュペンチなどを挿しておくホルダーが、左側はメッシュポケットが付いています。

ポケットの内側には仕切りが付いていて、2室構造になっています。

数回使ってから気付きましたが、左側のポケット内には、キーホルダー用のストラップも付いていました。

MTIドラドの右ポケット内
MTIドラドの左ポケット内

私は、左側のポケットに車のキーとスマホを入れていますが、それくらいが無理がなくて、ちょうどいい大きさです。

ショルダーストラップ

MTI ドラドのショルダーストラップは、ごく普通の素材で作られていますが、端末部が数回折り返されて、しっかりと縫製されています。

そのため、ストラップ端末のループ部には小型のカラビナを通しておくことができます。

MTI DORADOのショルダーストラップ

フローティングベストに装着した小物類に、落下防止用のハーネスをつけておく場合、そのアンカーポイントとしてカラビナを使えます。

左側のショルダーストラップには、非常時にロープを切断するためのナイフを、ソフトケースに入れて、マジックテープでくくりつけておきました。

フローティングベストにビクトリノックスナイフをつける
MTIドラドにビクトリノックスナイフを装着

ストラップやクリップ類のマウントベース

カヤックフィッシングをしていくうちに、釣り上げシーンの動画を撮ってみたくなりました。

狭いカヤック上でのアクションカムの装着位置について考えてみた結果、自分の胸あたりだと釣りの邪魔にならず、また良さそうなアングルで動画を撮れると思いました。

フローティングベストの右側胸部には、その為かと思うほどちょうどいい位置にマウントベースがついています。 

早速、マウントパーツ類が付属していて、お手頃価格のアクションカムを入手します。

アクションカムを、付属するパーツを使ってフローティングベストに固定してみました。

MTI DORADOにアクションカムをつける

あとは、アクションカムのバッテリーを使いきらないうちに釣るだけですが、迫力がある釣り上げ動画は、まだ撮れたことがありません。

MTIドラドのサイズについて

最後にMTI ドラドのサイズについて紹介しておきます。

  • XS/S; 胸囲76~90cm
  • M/L; 90~110cm

私は胸囲90cm弱くらいで、どちらのサイズにしようか悩みどころでした。

最終的に、冬にドライジャケットを着ることも考慮して大きめサイズのM/Lを選択しました。

実際に使ってみると、肩や腰のストラップの調整代が大きく、夏の軽装でもしっかりフィットするので、大正解でした。

ご参考ですが、実際に落水した際に重要なのが、ベストが、すっぽ抜けないレベルでフィットしている事なので、ストラップをしっかりと調整してから使いましょう!

調整していないベストは、落水時にすっぽ抜けなかったとしても、浮いていると身体だけが少し沈んでしまいます。

以上、フローティングベストのおかげで助かったからこそ!語れる体験談でした。

カヤックフィッシングで使われている方が多いMTI ドラドは、カヤック上では使いやすく、またしっかりと守られている感があるので、カヤックだけでなく堤防釣りでも愛用しています。

集魚灯を自作して夜釣りをしてみた。カヤックを漕げない強風の日の楽しみ方

5月第3週の週末は、強風のため海にカヤックを浮かべられそうにありません。

そこで、知多半島をぐるっとまわりながら釣り三昧な一日を過ごしてみたいと思います。

また今回は、こんな日に試してみたいと思って自作しておいた集魚灯を持っていって、その効果も確認してみます。

強風の時の、知多半島釣り三昧

マゴチ狙いから始める予定が

朝は日の出と共に始めよう!と考えていましたが、起床した時間は朝6時過ぎでした。

前日はいつもより夜更かししたので、寝坊したのに寝不足感から体が重く感じられます。

メインイベントは夜釣りと決めていたので、今日はゆっくりと行動しようと思いなおし、午前10時過ぎに最初の釣り場に到着しました。

知多半島ぐるっと釣り三昧の最初のポイントは、南東からの風に対して、半島の風裏となる常滑周辺でマゴチを狙います。

知多半島でマゴチを狙うも、強風に敗退

ところが、現地についてみると、マゴチを狙う海底方向は、この場所ではほぼ風上に近い位置関係なっています。

試しにワームをつけた20gのジグヘッドを投げてみましたが、強風で押し戻されて足元付近に着水しました

仕方がないので、反対側の海底も試してみましたが、海草畑になっているようで、底付近を流したジグヘッドには海草がまとわりつきます。

海草畑のすぐ上あたりを狙って2時間ほどワームを流してみましたが魚の反応を感じることは無く、これでは釣りになっていないと判断して、退散することにしました。

豊浜海釣り公園を偵察

常滑から1時間ほどかけて移動し、半島先端近くの豊浜海釣り公園に来てみました。

しかし、ここも強風で波が高く、護岸に打ち付けた波のしぶきが、たまに道路に降り注ぎます。

そんな悪天候ですが、釣り桟橋では10人以上の釣り人たちが、サビキで小魚を鈴なりにして引き上げたりと、それぞれの釣りを楽しまれています。

強風に加えて、今回はサビキのエサを持ってきてはいないので、ここでの釣りも諦めて次のポイントに移動します。

人生初の釣り餌屋さんに飛び込む

半島先端近くの風上側となりますが、いつも比較的に風が穏やかな漁港に移動します。

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同じく強風から逃れてきたと思われる方たちで賑わっていますが、広い漁港なので私が釣りに加わらせていただくスペースは十分にあります。

ここでもサビキや浮き釣りをされている方が多いですが、どちらの仕掛けやエサも持ち合わせていません。

ふと、近くの釣り餌屋さんに行って、仕掛けと地元情報を入手しようと思いつきました。

これまで虫餌は触りたくなかったので避けてきましたが、一度は使ってみないと、その有効性はわかりません。

今がその時!と決意して、近くのお店に飛び込みました。

釣り餌屋さんは親切丁寧だった

コンビニの隣にある釣り餌屋さんに入店し、すぐに店長さんに話しかけてみます。

釣りを始めたばかりで何もわからないが、漁港で夜釣りがしたい!とお伝えすると、それならウキ釣りでと、仕掛けコーナーでウキ釣りセットを勧めていただきました。

(写真は使用後なので、予備の釣り針が減っています)

現地の釣り餌屋さんで購入した夜釣りの仕掛け

電気ウキは高いから、この仕掛けにケミライトを挿せば大丈夫!という、商売気よりも私に寄り添っていただく勧め方に、一気に全面信頼モードに入ります。

餌は、夜に魚が見つけやすいゴールド(実際は赤いですが)を選んでいただき、漁港内のおすすめポイントも教えていただきました。

これでもう釣れるに違いない!と確信して、気分を高揚させながら、漁港に戻ります。

漁港で虫餌と夜を待ちます

漁港のおすすめポイントに到着後、人生初の虫餌「ゴールド」の扱いを実地訓練しながら、夜までの時間を過ごします。

この時間は全く釣れませんでしたが、海底付近に落とした餌は、仕掛けをあげる毎に短くなっていったので、なにかしらの魚の反応はあるようです。

秘密兵器を投入します!

あたりが薄暗くなってきた頃に、虫餌への苦手意識を少し克服できてきました。

さらに夜が近づき、周りが閑散としたところで、メインイベントの準備を始めます。

車の中から、ゴソゴソと秘密兵器を取り出してきました。

夜釣りで爆釣になった自作の集魚灯

夜釣りの為に自作した、集魚灯です!

カヤックで魚探用に使っている12Vバッテリーから電源をとり、フルカラーLEDを使った発光部の色と明るさを変えて、夜の海中で魚たちにアピールする作戦です。

自作集魚灯のコントロールボックス
卓球の玉を使って自作する集魚灯

天気が悪くて釣りには行けない日に、集魚灯に群がる魚たちを夢見ながら、1日かけて作りました。

製作から1カ月近く経過してしまった今日、実釣で使用してみます。

www.solocamptouring.com

集魚灯の効果のほどは?

それでは集魚灯を実戦投入してみます。

卓球の玉を加工して作った発光部を、海底付近まで沈めてみました。

発光プランクトンの青色に近い緑色に調整してから投入していますが、海中から届く光は青色成分が抜けています。

自作集魚灯を水中で点灯

あまりにも明るいと逆に魚が逃げていきそうなので、光っているのがぼんやりとわかる程度に光量を落とします。

あたりが暗い中で虫餌のゴールドをつけるのに手間取ってしまい、10分ほど経過した後に仕掛けを投入しました。

程なくして風で波立つ海面でウキが左右に移動し始めました。

仕掛けを寄せてみると、軽い振動と共に15cmくらいの大きさの根魚が上がってきます。波でアタリがとれませんでしたが、幸先のいいスタートです。

さらに30分後には、同じ種類の魚が入れ食い状態になり、釣っている時間より餌を付ける時間の方が長くなりました。

タケノコメバルでしょうか? 以前にメバルとクロソイを間違えたので自信がありません。

20cmを超えたらお土産にしようと思い、キャッチ&リリースを繰り返しますが、小型の十数匹と対面して、餌も半分以上を使ったところで、まとまった雨が降ってきて納竿となりました。

今日の成果

知多半島での釣り三昧の1日を振り返ってみます。

強風のため、遠投での釣果は全く得られませんでしたが、堤防で風を避けながらの夜釣りでは、小型の根魚たちがたくさん遊びにきてくれて、休む間もなく楽しむことができました。

そして一番大きな収穫は、集魚灯がしっかりと効果をだしてくれた事です!

次の夜釣りでも集魚灯さえあれば、海にお帰りいただいて成長した魚たちが、また遊びに来てくれそうです。

5月になっても安定の一匹が釣れた。三河湾カヤックフィッシング

釣りを満喫したゴールデンウィークから一週間、三河湾でまたあの魚に会いたくて、今日も早朝からカヤックフィッシングを始めます!

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ジグヘッドとワームの準備

ゴールデンウィークの途中までは、釣り方や仕掛けの正解がわからずに、下手な鉄砲...のような釣りをしていました。

そんな時に、救世主のように現れた2馬力ボートの方からいろいろ教えていただき、またゴールデンウィークの後半に実践してみた結果から、安定の釣果とまでは行かずとも、釣れないことはない釣り方を見出せた気がします。

今回の仕掛けlは、写真のワームとジグヘッドの組み合わせを準備して、交換しながら試してみます。

クロソイ狙いのワーム

ワームに隠れてしまっていますが、硬めのスポンジ片に、ジグヘッドの針先を刺して纏めています。

写真で見ると少し窮屈そうですが、ぴったりサイズではないタックルボックス内でも、常に整列してくれているので助かります。

朝5時狙いで出艇地へ

風予報では、終日穏やかなカヤック日和になりそうで、出艇地に慌てて行かなくても、思う存分楽しめそうです。

しかし、魚たちの朝の食事タイムを狙ってみたい!ということで、朝5時に出艇する計画です。

薄明かりの中で、ゆっくりと準備したので、実際には5時を少し過ぎた頃に出艇準備完了となりました。

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今日は、もう釣果ゼロでは岸に戻ってこないとの強い決意と共に、初めてクーラーボックスをカヤックに積んでいきます。

MAKO10が、フィッシングカヤックらしい後ろ姿になりました。

出艇しましょう

堤防には、もっと早朝から来ていると思われる釣り人の方たちがいらっしゃいます。

なるべく静かにパドルで出艇して、堤防の外まで来たところでペダルドライブに切り替えました。

それにしてもです。

5月になっても安定の一匹が釣れた。三河湾カヤックフィッシング

空と海それぞれに波打つ、朝日のグラデーションに癒されながら、沖を目指して漕いでいきます。

ベタ凪に近い海は、藻がたくさん浮いているものの、気持ちよく漕いでいけます。

途中で岩礁帯の魚たちを魚探で確認したり、釣り糸を垂らして反応をうかがったりしながら、1時間ほどかけて先週釣れたポイントに到着しました。

自信を持ってポイントを攻めます

早速、潮にゆっくりと流されながら、ポイントでの釣りを開始します。

30分ほどして、2人乗りの漁船がやってきたので挨拶をさせていただき、釣果を質問されたので、まだ釣れていないですとお答えしました。

1時間ほど、少し離れた距離を保ちつつ一緒にポイントを流しましたが、私だけでなく漁船の方たちも釣れていなかったと思います。

その後、漁船の方たちは違うポイントに移動されましたが、私はココで釣れると確信して動きません!

こまめにワームを変えながら反応を探っていきますが、結局は前回釣れたものに落ち着きます。

2週連続でクロソイが釣れたワーム

ゴールデンウィークの初めに教えていただいたワーム(に似たもの)とジグヘッドの組み合わせですが、このゲジゲジとカーリーテールが作り出す、なんとも言えず妖艶な動きに今日もかけてみます!

あの魚が会いに来てくれました

今日は、早めに来てくれました!

ポイント独占状態になった8時過ぎに、根掛かりのようなアタリを感じました。

ずっしりと動かない感触に、少しロッドを引く手を緩めてみたところ、ドラグから音をたててラインが出て行きます。

これは間違いない!ということで、一気に...といきたいところですが、とにかく釣れる予感だらけの今日は、アクションカムを準備しています。

片手でロッドを持って、そこから伸びるラインのテンションを保ちながら、もう片方の手でフローティングジャケットに装着しておいたアクションカムの録画スイッチをいれました。

暴れるというよりも、なかなか動かない魚は、それでもヌルヌルとカヤックに引き寄せられて、無事にネットインします。

三河湾でいつものクロソイとご対面

またまたお会いしました。クロソイです。

写真を撮る前に口から外してしまったジグヘッドは、針が外から口内に向かって掛かっていました。

ワームを頭から食べようとしたということでしょうか? そんな事もあるのですね!

忙しくスイッチを入れたアクションカムはレンズが上向きになり過ぎていて、ほぼ青空の動画で使えませんでした。

後で見返して楽しめるような動画は、次回への課題です。

ファジーなサイズ確認

1匹釣れた後は、ポイント開拓やサビキをしたりして自由時間を楽しんで、昼過ぎに出艇地に戻りました。

相変わらず魚用のメジャーを持っていないので、帰宅後に40cm幅のまな板と大きさを比較してみます。

クロソイ3匹目

35cmくらいでしょうか? いつも、まな板にちょうどいいサイズのクロソイが会いに来てくれます。

我ながら、毎回捌くのが上手になってきていて、今回も家族で美味しく頂くことができました。

そろそろ違う魚種にお会いすることも計画していますが、いつ釣れることやら?

ゴールデンウィークの三河湾。5月のカヤック三昧釣行

アウトドアを楽しむにはちょうどいい気候の春の連休に、釣りの腕をあげるために、三河湾で延べ3日間の修行をしてみました。

 

Day1 強めの風は午後には止む予報

三河湾にて釣り三昧で楽しむ予定の第1日目、未明は風速7メートルの予報ですが、正午にかけて徐々に無風になっていくようです。

風が弱まったら漕ぎ出そうと思いつつ、居ても立っても居られず、朝7時くらいに他にはボートもカヤックもいない出艇地に到着しました。

到着後すぐに、海岸から海面を観察したところ、白波はたっていません。

これなら出艇できそうだと判断して、カヤックの準備を整えました。

三河湾で出艇!カヤックフィッシング

それでは、、ゴールデンウィークのカヤックフィッシングをはじめます!

経験したことがない追い波

風は海岸から離れる方向への追い風です。

初めて経験する波の高さですが、陸から沖に向かう波には同調して進んでいる感覚で、特に不都合なく沖へ向かいます。

20分ほど漕いだところで、前回クロソイが釣れた水深10m弱のポイントに到着しました。

向かい波は厳しかった

ポイントを通過したところで、カヤックの向きを180°変えて、風上に向かってみます。

相変わらず白波はでていませんが、波に対峙することで、改めて風の強さと波の高さを思い知ります。

まだ風速5メートルは超えていたと思われ、次々に来る大きめの波にカヤックが揺らされますが、ペダルドライブのおかげで、風上に向かって時速3km以上で進むことができました。

時折、高めの波がカヤック上を洗っていく中を、ポイントの風上まで戻って、流されながら実釣を開始します。

ロッドへの反応は無し

天候は良くありませんが、魚探には魚影と思われる反応が頻繁に現れます。

ガーミン ストライカー4の魚影

しかし、カヤックが水面で大きく動いているため、準備していたものの中では最も重い14gのジグヘッドの着底がわからず、また魚が興味を示した時のロッドの振動もわかりません。

風と波が強めの中で、それでも頑張って来たポイントなので、何も釣れない雰囲気の中で釣りを続けました。

ポイントが賑わってきました

10時を過ぎて、ようやく風と波が弱まってきました。

私がいたポイントに最初に現れたのは、一人で釣りをされている漁船の方でした。

少し遠い位置関係でお話しさせていただきましたが、私がクロソイ狙いだという事がお伝えできたくらいで、他の会話は波と風の音にかき消されます。

そのまま一緒にポイントで釣りを続けていると、程なくして2人乗りの2馬力ボートの方も来られました。

その頃には波もおさまり、3艇でポイントを往復し続けます。

後で教えていただきわかったのですが、その時はどうやら私が一番いいポジションにいたようです。

幸か不幸か?全く釣れなかったので、すぐにそのポイントを諦めて、無人島近くの釣果ポイントに移動しました。

無人島近くで、まったり

ほぼ無風になったところで、無人島近くの水深5mくらいの根の近くを行き来してみます。

4月に一度クロソイを釣っている場所なので、魚探の反応が無くても、何かいる筈だと信じてワームを泳がせます。

朝と違い、風が止んで日差しが暖かいので、昼寝ができそうな心地よさです。

これで釣れたら最高!と思っていましたが、結局この日は、ロッドへの反応は全くないままで時間が過ぎていきました。

嬉しい情報をいただきました!

出艇地に戻ってカヤックを片付け始めた時に、2馬力ボートの方から声をかけていただきました。

陸に上がってから気づきましたが、この方は前にも一度お声かけいただいています。

今朝、私が離れた後のポイントで、マゴチ1匹を含んで、お二人で合計5匹釣られたとのこと。

私の装備をみて、これでは釣れない!と思われたのか、釣れるジグやワームの他、ポイントや参考ネット情報など、約1時間にわたり教えていただきました!

私が朝いたポイントが、毎年ここに来てみえる方にとってもベストポジションだということを

も教えていただきます。

その方のブログページを教えていただいた上に、この時使われていたワームの写真を、参考のために撮らさせていただきくことを、快く了承いただきました。

ありがとうございます!

Day2 仕掛けを変えてみる

ゴールデンウィーク実釣1日目の次の日は、風が強くてカヤックを出せません。

そこで、前日に教えていただいたジグヘッドやワームを揃えてみることにしました。

クロソイ用のジグヘッドとワーム1
クロソイ用のジグヘッドとワーム2

最大14gまでしか持っていなかったジグヘッドは、20gまで準備します。

これまで無意識に避けていた、カーリーテールのワームも、入手しました。

三河湾クロソイ用のジグヘッドとワーム

写真の右側に写っている小さなワーム3本は賑やかしで、その他の7本をクロソイ狙いで使ってみたいと思います。

堤防で夜釣り

その日の夜に、1日目に釣れなかった無念を晴らしたくて、いつもカヤックを出している海岸に近い、釣り公園に来ました。

魚たちが活発に泳ぎまわっていると思われる夜中に、堤防からワームを投げてみたいと思います。

昼間に入手したものとは別に、発光するワームを準備しました。

三河湾のおかっぱりでクロソイ

カヤックの時には使っていない3mのシーバスロッドと大きめのリールでのドキドキの第1投、ゆっくりとリールを巻いていると、目の前20mくらいのところで、竿先がブルッと震えました。

最初はジグヘッドが根に当たっただけかと思いましたが、明らかな生命反応がロッドを持つ手に伝わってきます。

これは魚がかかっていると確信し、堤防上まで一気にリールを巻き上げました。

足元に優しくランディングさせた魚を観察してみると、クロソイです!

第1投から釣れるとは思っていなかったので、慌てて車まで戻って携帯を持ち出し、クロソイを写真におさめました。

カヤックから釣れるものよりは小さめなので、すぐに海にお帰りいただきます。

入れ食い状態に魚が群れているのかもしれないと思い、その後も1時間ほどワームを投げ続けてみましたが、次の反応はありませんでした。

しかし、小さいながらもクロソイが1匹釣れたことは間違いなく、1日目のリベンジ達成です!

Day3 風は午後に強めになる予報

2日目から中3日をおいて、ゴールデンウィーク最後のカヤックフィッシングをします。

今年の春の連休の締めくくりとなる釣果が得られるように、気合いを入れて望みます!

日の出前に出艇

ジグヘッドやワームも新調したので、我ながら意気込みが違います!

まだ暗いうちに出艇地に到着して、空が白む頃には準備を終えました。

数日ぶりの好天の天気予報に、同じ想いの方がみえたようで、パドル式フィッシングカヤックの方とほぼ同時の出艇となりました。

ポイントに直行

もう1艇の方は無人島手前の岩礁近くで釣りを開始されましたが、私はクロソイのいるポイントに直行します。

少し汗ばみながら、20分ほどでポイントに到着しました。

ゴールデンウィーク最後の実釣開始

今回は落ち着いて、魚の気分になりきって、釣りをしてみます。

リールの巻き方やワームを変えながら、ポイントを往復してみました。

1時間ほどたった頃、音もなく突然に、黒色の流美なフィッシングカヤックが現れました。

挨拶させていただいて、「綺麗なカヤックですね~」と話しかけてみると、愛知県でフィッシングカヤックをハンドメイドされている会社の有名な方でした!

初めてカヤックの実物をみましたが、細長くてスピードが出そうな艇は、しばらく見とれてしまう美しさと存在感で、パドル式カヤックだったらコレが欲しい!と一目惚れしました。

その後、朝にお会いしたカヤックの方も加わり、3艇でポイントを行き来します。

しばらくして、先日教えていただいたクロソイが釣れるワームと20gのジグヘッドの組み合わせに変えた直後のことです。

三河湾のカヤックフィッシングでクロソイ

巻き寄せる途中で細かく誘いの動きをつくっている時に、アタリは突然きました!

これまでで一番強い引きで、水面近くでも潜ろうとする魚に、ロッドの先が水面下に持っていかれます。

口の上側にしっかりとフッキングした状態で姿を現したのは、もうすっかり顔なじみのクロソイでした。

三河湾カヤックフィッシング3匹目

大きさは30cm強といったところですが、元気のいいクロソイをランディングネットにおさめます。

ゴールデンウィークを締めくくるのに相応しい1匹が来てくれました!

後ほど、朝にお会いしたカヤックの方にお声掛けしてみたところ、その方もほぼ同時間にクロソイを釣り上げられていました。

新たなポイントを探してみます

目標を達成したので、クロソイが釣れたポイントから少し離れていきながら、マゴチ狙いで海の中を探ってみました。

たまに海面近くを泳ぐ小魚の群れに遭遇しますが、その海底に落としたワームには、反応がありません。

風が徐々に強くなってきたので、それ以上の新規ポイント開拓はあきらめて、出艇地に戻ることにしました。

いい連休をすごせました!

まだ一日に数匹釣るほどのテクニックはありませんが、家族が「美味しい!」と言ってくれる一匹を釣れるだけで充分幸せな気分になります。

具体的な実感はありませんが、毎回少しづつ、一人前の釣り師に近づけているかもしれません。

次回のカヤックフィッシングでは、どんな魚に会えるか楽しみです。

カヤックのドレンプラグ締め忘れ防止。REMOVE BEFORE FLIGHTでカッコよく対策します!

カヤックのドレンプラグを締め忘れて海にでてしまったら...考えただけでも怖いです。

こんなミスをしないためには、出艇前のチェックを避けては通れないようにしておくのが有効ですが、強制的かつ楽しんでプラグの状態を確認できる方法を紹介してみたいと思います。

なお、自己満足に満ち溢れた文面なので、暖かいまなざしで読んでいただけると嬉しいです。

マコ10のドレンプラグ

RIOT MAKO10のドレンプラグ

最初に、私の使っているフィッシングカヤックのドレンプラグについて簡単に紹介させていただきます。

ライオットのマコ10は、左舷後方にドレンプラグがあります。

この足漕ぎカヤックは、今のところフロート室内には全く入水しませんが、ラダーのケーブルなどの、内部の部品が湿っているかもしれません。

浮いて帰ってきた後は、毎回ドレンプラグを緩めて、フロート室内を乾燥させながら保管しています。

ドレンプラグを緩めてマコ10を保管

乾燥させるのに十分な時間がたったら、保管中でも気付いた時にドレンプラグを締めることにしていますが、チェックを怠れば、いつかはプラグを緩めたままで海にでてしまうかもしれません。

ドレンプラグの締め忘れ対策

いきなり核心ですが、私はドレンプラグの締め忘れ対策のために、注意をひきやすい、

REMOVE BEFORE FLIGHT

フラッグを使っています。

本来は、FLIGHTではなくCRUISESAILとしたいところですが、簡単に入手できる航空機用のフラッグで、締め忘れ防止のチェック作業を楽しんでいます。

それでは、カヤックの保管時から出艇して戻ってくるまで順を追って、それぞれのフラッグとドレンプラグの状態を紹介させていただきます。

カヤックの保管時

先に紹介したとおり、普段カヤックを家で保管している時は、ドレンプラグを緩めた状態で、気密室内を乾燥させています。

乾燥に充分な時間が経過した後は、気づいた時にプラグを締めています。

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ドレンプラグは、紐を通せる穴があいているので、パラコードを通してフィッシャーマンズノットで輪を作りました。

カヤック保管状態のREMOVE BEFORE FRIGHTフラッグは、カラビナでパラコードの輪についています。

カヤックを車載する時

いつも家を出発する直前の作業になりますが、カヤックを車に載せる時に、ドレンプラグが緩んでいれば締めておきます。

車載作業中に、REMOVE BEFORE FRIGHTフラッグが何度も目につくので、この時に1回目の締め忘れチェックができます。

カヤックにremove before flight

フラッグは、カラビナでカヤックのドレンプラグ付近に繋がったままなので、車で移動中はカヤック後方で走行風になびいています。

それもまたカッコいい!と自己満足。

カヤック出艇前

出艇地に到着してカヤックを車から降ろしたら、そのままにしておくと海水に浸かってしまうREMOVE BEFORE FRIGHTフラッグを、リムーブ(取り外し)します。

少し儀式めいた気分で、フラッグを外すと同時に、ドレンプラグが締まっているか最終チェックをします。

フィッシングカヤックにREMOVE BEFORE FLIGHT

外したREMOVE BEFORE FRIGHTフラッグは、カヤックの安全用旗にカラビナで留めておきます。

これで合計2回、出艇前のドレンプラグの締め忘れチェックをすることになり、海上で恐ろしい目に合うリスクが減ります。

また、なくても普通にカヤックを漕げてしまう安全用旗の、付け忘れ防止にも役立っています。

それでは帰りましょう

魚が釣れたかどうかに関係なく、浜にあがったらREMOVE BEFORE FRIGHTフラッグを安全用旗から外します。

外したフラッグは、来た時と同様にドレンプラグにつけて、車の上で大漁旗のように風になびかせながら帰ります。

帰宅してカヤックを車から降ろす時には、載せる時同様に何度もフラッグに気付くので、そのタイミングでプラグを緩めて気密室内を乾燥させます。

元は航空機の安全プラグの抜き忘れ防止などに使われているREMOVE BEFORE FRIGHTフラッグですが、飛ぶ前ではなく漕ぐ前のチェックにも、便利で楽しく使えます。

三河湾は今週さらに活況になっていた!4月中旬のカヤックフィッシング

今年通い続けている三河湾で、カヤックフィッシングをします。

今回は頑張って早起きをして、魚たちの朝食タイムに合わせて出艇してみます。

三河湾は今週さらに活況になっていた!4月中旬のカヤックフィッシング

早朝は釣れるはず

天気がよく気持ちがいい4月の朝に、三河湾でカヤックフィッシングをします。

前日は、伊勢湾で陸からマゴチを狙ったものの、スナメリとの争奪戦に敗れてしまいました。

このまま1匹も釣れないままで週末を終えたくはないので、一週間前に釣果があった三河湾で、お土産サイズの魚に会いたいと思います。

時間帯は、前日と同じく日の出から!ということで、朝4時に車にカヤックを載せました。

釣り師の朝は早い

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いつもの海岸には5時ごろに到着しました。

まだ誰もいないと思っていましたが、準備をほとんど終えられた2馬力ボートの方がみえて、気さくに声掛けしていただきました。

忙しいスケジュールの合間をぬって来られているそうで、数時間で納竿されるようです。

どこまで沖に出られるのかお聞きしたところ、距離は私の目的地とほとんど変わりませんでした。

その後、私が30分ほどかけてカヤックの出艇準備をしている間に、「先に行ってきます〜」と朝日に照らされ始めた海に出ていかれました。

 

GPS情報で先週と同じ航行ルート

私も準備が整ったので、出艇します。

今回は、釣果があった先週と同じ、必勝パターンでポイントを移動します。

無人島から少し離れたところに沈み根らしき地形を発見していたので、魚探のGPSで位置を確認しながら漕いでいきます。

ガーミン ストライカーの画面

私の使っている魚探、ガーミン ストライカー4は、比較的に安価だったこともあり購入時は即決しましたが、GPS機能が付いているものを選択しておいて大正解でした。

カヤックフィッシングをしていると、風や潮の影響で想像以上に流されますが、GPS機能付きの魚探だと、流される速さや方向が的確に把握できます。

ポイントが狭く自位置を保ちたい時や、座礁の可能性がある所が近い場合に、カヤックの位置補正が直感的に素早く行えるので、たいへん便利な機能です。

沈み根ポイントに到着

20分ほど漕ぎ続けたところで、沈み根ポイントに到着しました。

魚探には時折、海中を上下に移動する魚の姿が映しだされます。

先週1匹釣れたことで気が大きくなっていて、これで釣れなかったら釣り師として失格かも?などと思いながら、ジグヘッドにつけたワームを海底で泳がせてみます。

100mほど沖のところで釣りをされていた2馬力ボートの方が、「あちらで数匹釣れましたよ!」と教えに来てくれました。

まだ海底探査していない場所なので、本当にありがたい!と思いつつも、下手に近づいて邪魔したくはないので、次回のチャレンジポイントとして方向と距離を記憶しておきます。

そのまま沈み根でリールを巻き続けていると、ワームを追ってきたと思われる魚にカヤックをドン!と叩かれました。

魚もびっくりしたのでしょうが、私も一瞬何が起こったかわからず、心臓が止まりそうになりました。こんなこともあるのですね...やっぱりカヤックフィッシングって面白い

ほどなくして、お子様が乗った遊漁船が来られたので、この場所はお譲りして無人島の近くに移動することにしました。

カヤックを叩く魚までいるので、きっと楽しめますよ〜~

バイキングカヤックが颯爽と登場

無人島の近くの、先週クロソイを釣ったポイントで、ワームを投げてみます。

直前までいた沈み根と違って、魚探に魚の姿は映りません。こちらにいる魚は、しっかりと根に潜っているようです。

1時間ほど続けていると、水面から頭を出している岩礁の間から、蛍光色のカヤックが現れて、華麗なパドリングで近づいてきました。

初めて見たパドル式フィッシングカヤックの優美な動きに見とれていると、その方からお声掛けいただけました。

この日が今年の初漕ぎだそうです。私の釣果を聞いて「まだ早かったかな」と思われたようなので、私が下手なことと、沖合いのボートの方は数匹釣れていたことを説明させていただきます。

こういう時にいつでも数匹の釣果を披露できるように、釣りのテクニックを磨きたい!

そのためには努力あるのみです。

さらに30分ほど続けた後で、そろそろ沈み根の遊漁船の方たちも移動するのではと思い、魚探の反応がいい最初の場所に戻ってみることにしました。

釣れそうな雰囲気

沈み根では、まだ遊漁船の方たちが楽しんでいましたが、私が到着した時にはアンカーをあげられました。

もしかしたら、気をつかっていただけたのかもしれません。お子様たちは、魚との出会いを堪能できたでしょうか?

沈み根の近くでは、相変わらず魚探の反応が良く、時折大きな影が斜めに横切ります。

早速ワームを泳がせてみると、ほどなくして巻き上げ直前にガツン!ときました。

先週釣ったものよりも元気に潜っていこうとする魚に、ロッドをしならせながら格闘すること1分ほどで、黒い魚をランディングネットに入れることができました。

三河湾の30cm越えのクロソイ

カヤックにあげた魚をみて、思わず笑ってしまいましたが、先週と同じくクロソイでした。

前回はメバルと勘違いしてしまいましたが、もう間違えません! むしろ見覚えのある顔立ちには愛着すら感じます。

今回も30cm越えは間違いなさそうで、お土産にするには十分な大きさです。

私のためにクロソイを残しておいてくれた遊漁船に感謝しつつ、出艇地に戻ります。

海岸も賑わってきました

ほぼ干潮時間の海岸は、先週より多くの方たちが潮干狩りなどで春の海を楽しまれています。

今回も邪魔にならないように上陸して、すぐにカヤックを波打ち際から離しました。

ドーリーにカヤックをのせる準備をしていると、ご家族で来られていると思われる男性からお声かけいただきました。

カヤックにするか悩んだ挙句に2馬力ボートを入手されたそうですが、モーターが故障した場合などを考えてしまうと、あまり海にでてはいないそうです。

私も海が怖いという感覚は忘れたくはないですし、できる限りの危機管理はしておきたいと思っているので、その方の気持ちに大いに共感します。

少しでも不安が減るかもしれないと思い、「このあたりはカヤックやボートがたくさん浮いていますよ!」とお伝えしました。

それではクロソイと帰りましょう

カヤックを乾かしながら、ゆっくりと撤収作業を終わらせました。

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2週連続で魚が釣れて、幸せな気持ちいっぱいで帰宅し、クロソイを40cm幅のまな板にのせてみました。

エラ下を切ってしまったので、ツンッとした顔つきになっていますが、先週のクロソイとほぼ同じ大きさの35cmくらいです。

今回は新調した包丁で捌いて、おさしみに加えて煮つけでも、たいへん美味しくいただきました。

次週は長期連休。条件が整えば、もっと深いところにいる魚に会いに、少し遠くの海にも行ってみたいです。