2週間ぶりに、カヤックで三河湾にでます!
これまで遊びに来てくれたクロソイたちは、もういないかもしれないので、特にターゲットを決めずに、いろいろ試して遊んでみました。
日の出時間が早くなりました
いつもそうですが、できれば日の出とともに出艇したいと思いつつも、今回も目覚ましをセットすることはしていません。
体力勝負のカヤックフィッシングで、無理して寝不足のままで海に出たくはない!という言い訳です。
それでもなんとか朝4時前に起き出し、1時間のドライブでいつもの出艇地に到着しました。
既に太陽がしっかりと顔を出し、無人島近くの海上には小型ボートとフィッシングカヤックがそれぞれ数隻浮いています。
はやる気持ちを抑えつつ、30分ほどかけて出艇準備を整えました。
前回は、カヤックに初めてクーラーボックスを載せてみましたが、今回はドーリーも載せてみます。
海岸に戻ってくる日中の時間には、初夏の海を楽しむ方が増えてきているので、少しでも早く海岸からカヤックを引き上げるために、カヤック前端の空きスペースにドーリーをくくりつけておきます。
三河湾に漕ぎ出します
朝6時前ですが、海岸の防波堤では多くの方が釣りを楽しんでいます。いよいよ本格シーズンに突入ですね。
防波堤の外にでると、時折5m弱の風が吹いて海面が波立ちますが、しばらくすると無風で鏡のような海面になったりもします。
断続的な風に加えて潮の流れがあるので、こまめにカヤックの方向を修正をしながら、30分ほど漕ぎ続けていつものポイントに到着しました。
海中にはどんな魚が?
これまでと同じく、20gのジグヘッドにワームをつけて根の近くを泳がせてみます。
予想外にカヤックが流されるので、ワームを数回泳がせるだけで、ポイントを外れてしまいます。
慌ただしく、投げて巻いてはカヤックを漕いで戻ることを繰り返します。
根の近くでは、魚探に小魚の群れの反応が頻繁に現れるので、何かが釣れそうな雰囲気はあります。
1時間ほど経った頃に、少し流された場所から根を狙ってワームを投げてみたところ、もうおなじみのコツコツ反応があり、合わせをいれてみるとロッドがブルブルと震えて、ドラグが音をたてました。
まだいたんだね!とドラグを軽く締めてリール巻き始めると、いつもより重めの振動とともに、カヤックの向きが根の方向に変えられます。
これは慎重に寄せた方がいいかもと考えた瞬間に、ロッドが急に軽くなり反応が無くなりました。
糸を巻き寄せてみると、リーダーが途中で切れています。
遠いところからポイントに向かって投げていたので、どうやら根の裏側に魚が走り、リーダーを切ってしまったようです。
感触が少し違ったので、いつものクロソイではなかったのかもしれません。
気を取り直して、根の向こう側まで漕いで戻り、リーダーを結び直す時間の有効活用の為に、もう一本のベイトリールのロッドで、サビキの仕掛けを落としておきます。
サビキは大漁
撒き餌を使わずに海底近くに落としたサビキの仕掛けが、魚探ではウロコ雲のように映る小魚の群れを通過した瞬間に、ベイトリールのロッドの先が震えます。
スピニングリールのリーダーを結び直す作業を中断して、ベイトリールを巻き上げてみると、小サバが2匹かかっていました。
記念撮影をして2匹には海にお帰りいただき、もう一度サビキの仕掛けを投入してみます。
すぐに、先程よりも大きく竿先が震えて、今度は全てのサビキ針に小サバがついて上がってきました。
またまた記念撮影をして、海にお帰りいただきます。
そうこうしているうちに、またカヤックがポイントから流されてしまい、スピニングリールのリーダーをつけられないままで、もう一度漕ぎ戻ることになりました。
三河湾の海底を見てみよう!
その後1時間ほど、ポイントでワームを泳がせてみましたが、全く反応がありません。
今日は20cm以上のお土産サイズが釣れなくても、やってみたい事がもうひとつあります。
いつも、他の釣り人たちが複数匹釣り上げられるにもかかわらず、自分の釣果が乏しいのですが、何か理由があるはずです。
まずは、海底の状況を把握するのが、釣果アップへの近道だと思います。
そこで、海中の様子を探るため、水中撮影に挑戦してみます。
あまり透明度がない三河湾ですが、さすがに2メートルくらい先までは見えると思われます。
天気が悪くてカヤックが出せない日に、安価で入手したアクションカムのケースを少し改造しておきました。
写真のアンテナのような棒は、天秤仕掛けから拝借したもので、その先端から1mほどリーダーを出して仕掛けをつけられるようにしています。
仕掛けが流されるので、アクションカムの向きを下流側に固定できるのと、あわよくば捕食シーンを撮れたら楽しいかと。
その棒の根元の、アクションカムとの接続部についているサルカンが、ロッドから垂らす釣り糸との接続部になります。
水中でアクションカムの姿勢が安定するように、下側には錘を取り付けておきました。
三河湾のお試し撮影
それでは、三河湾の水深10m弱の海底を拝見してみます。
最初から根掛かりしてアクションカムを失いたくはないので、魚探を見ながら平らな海底地形の場所まで移動します。
ベイトリールのロッドにアクションカムをセットして、海底まで降ろしてみました。
特に何も映っておらず面白みがないですが、なんとなく砂泥の海底の様子がわかる映像が撮れました。
太平洋からの入水が少なく、濁りがある水質なので、もっと暗い世界かと思いましたが、思いのほか光が届いています。
砂泥の海底では、マゴチが群れをなしていることもなく、生物反応がなさそうで殺風景なイメージです。
今回、アクションカムの小さな画面での再生では様子がわからなかったので、帰宅後に動画確認しましたが、もっと地形変化のある場所で撮影しないと楽しい映像を撮ることができないですね。
根掛かり回避の改良を加えて、次回は魚たちの生態に迫ってみたいと思います。