青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

ワームのシッポだけ食する謎の魚と戯れた。6月の風が強い週末の過ごし方

梅雨入り直後の6月の週末は、雨風ともにカヤックの出艇を思いとどまらせる予報です。

そこで、夜釣りから始まり翌日の昼までの予定で、知多半島の先端付近ですごしてみることにしました。

6月の風が強い週末の過ごし方。カヤックにのらずに釣りをする

 

大井漁港の夜釣りから始めます

下の写真は翌日の昼間に撮ったものですが、夜の11時をまわった頃に、大井漁港に到着しました。

大井漁港で夜釣り

この漁港に前回来た時には、生まれて初めての虫餌を恐々使いましたが、今回は躊躇せずに入手してきました。

到着早々に仕掛けをつけて、一本目のロッドを海に向けてみます。

まだ風が弱くて波が穏やかなので、ウキの動きがよくわかります。

前回同様に集魚灯も海中に入れて、根魚たちと遊んでもらいます。

今回も十数匹の魚が来てくれましたが、20cm越えには至らず、皆さま海にお帰りいただきました。

同時にマゴチも狙って、もう一本のロッドでグロー色のワームも投げてみましたが、起伏のない海底だったためか、全く存在を感じられませんでした。

空が明るくなりはじめて、周りに他の釣り人が増え始めた頃に、ちょうど虫餌もなくなったので大井漁港から撤収することにしました。

マゴチ狙いでポイントの偵察

10分ほどかけて移動して、知多半島の先端付近に位置する防波堤を偵察しにきました。

師崎周辺の釣りポイント

テトラポットが積まれた防波堤では、根魚も多そうな雰囲気で、まばらにいる釣り人たちが様々な釣りをされています。

ジグヘッドとワームの組み合わせでロッドを振っている方もみえたので、フラットフィッシュも狙えるようです。

眠たくなってきて細くなっていく目を必死に見開きながら、ワームを使っている方たちを遠まきに参考にさせていただくと、どうやら根掛かりしてしまうことも珍しくはないようです。

テトラ上での釣りをした事がないうえに、睡魔に襲われつつあったので、ここでロッドを振ることはせずに、いったん仮眠することにしました。

穴場探しがミステリアスな事態に

仮眠から目を覚ましたのは正午近くでした。

すでに風が強くなっていましたが、堤防ではたくさんの方が釣りを楽しまれています。

スペースがない強風の中でワームを投げるとなると、私の場合は周りの方に迷惑をかけてしまいそうです。

そこで、この場所での釣りは見送って、移動しながらマゴチがいそうなポイントを探してみることにしました。

良さそうな場所を発見

知多半島先端から、三河湾側を北上していると、少し良さそうな場所をみつけました。

知多半島の釣りポイント開拓

すでにお二人の釣り人が、消波ブロックがある場所で、クロダイ狙いと思われる釣りをされています。

私は、まだ一度も釣ったことがないマゴチを狙ってみたいので、消波ブロックの切れ目となる排水溝の付近から、ワームを投げてみることにしました。

知多半島でワームを投げる

何かがおかしい!

この場所はゴロッとした石もあり、ジグヘッドが石に当たるコツコツとした感触が常に伝わってきます。

底付近を泳がせることを心がけながら、リールを何回か巻いていると、理由もわからずワームのカーリーテールがちぎれてしまいました。

海底の何かに引っ掛けたのだろうと思い、ついでなのでワームの種類をかえて泳がせてみると、3回投げた後で、またワームのテールがちぎれて戻ってきます。

何かおかしいと思いつつも、もう一度ワームを変えて投げてみます。

またまたテール部だけがなくなって戻ってきた時点で、ちぎれたワームたちをしっかりと観察してみました。

謎の魚にワームをかじられる

この時ようやく、ちぎれたワームに歯型のような跡があることに気づきました。

何かが私にバレないようにワームを味わっているようですが、私の誘い方が下手でテール部に噛み付いてしまったのか、それとも後ろから中途半端に噛み付くのが好きな魚がいて何度やっても同じ結果が待っているのか、判断しきれません。

それでも謎の魚の姿を見ることを諦めきれず、もっとゆっくりとワームを動かしてみたりしましたが、最終的に4本のワームのシッポがなくなりました。

謎の魚にかじられたワーム

メタルジグなら、ちぎられることはないだろうと思い、20gのものを投げて底付近を引いてみますが、今度は全く反応を感じられませんでした。

これ以上ワームを使い物にならなくするのはお財布に優しくないので、後ろ髪を引かれながらも、今回は納竿としします。

それにしても、短時間で4回も、バレないようにワームのシッポだけ食した魚は何だったのでしょうか?

後日、釣り師匠の知人に話をしたところ、フグではないかと言われましたが、姿を見られなかったので永遠に謎のままです。

この悔しい思いを活かせる日が早く来るように、今は経験値を上げるしかありません。

次週はカヤックで鍛錬しに行きたい!