青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

ゴールデンウィークの三河湾。5月のカヤック三昧釣行

アウトドアを楽しむにはちょうどいい気候の春の連休に、釣りの腕をあげるために、三河湾で延べ3日間の修行をしてみました。

 

Day1 強めの風は午後には止む予報

三河湾にて釣り三昧で楽しむ予定の第1日目、未明は風速7メートルの予報ですが、正午にかけて徐々に無風になっていくようです。

風が弱まったら漕ぎ出そうと思いつつ、居ても立っても居られず、朝7時くらいに他にはボートもカヤックもいない出艇地に到着しました。

到着後すぐに、海岸から海面を観察したところ、白波はたっていません。

これなら出艇できそうだと判断して、カヤックの準備を整えました。

三河湾で出艇!カヤックフィッシング

それでは、、ゴールデンウィークのカヤックフィッシングをはじめます!

経験したことがない追い波

風は海岸から離れる方向への追い風です。

初めて経験する波の高さですが、陸から沖に向かう波には同調して進んでいる感覚で、特に不都合なく沖へ向かいます。

20分ほど漕いだところで、前回クロソイが釣れた水深10m弱のポイントに到着しました。

向かい波は厳しかった

ポイントを通過したところで、カヤックの向きを180°変えて、風上に向かってみます。

相変わらず白波はでていませんが、波に対峙することで、改めて風の強さと波の高さを思い知ります。

まだ風速5メートルは超えていたと思われ、次々に来る大きめの波にカヤックが揺らされますが、ペダルドライブのおかげで、風上に向かって時速3km以上で進むことができました。

時折、高めの波がカヤック上を洗っていく中を、ポイントの風上まで戻って、流されながら実釣を開始します。

ロッドへの反応は無し

天候は良くありませんが、魚探には魚影と思われる反応が頻繁に現れます。

ガーミン ストライカー4の魚影

しかし、カヤックが水面で大きく動いているため、準備していたものの中では最も重い14gのジグヘッドの着底がわからず、また魚が興味を示した時のロッドの振動もわかりません。

風と波が強めの中で、それでも頑張って来たポイントなので、何も釣れない雰囲気の中で釣りを続けました。

ポイントが賑わってきました

10時を過ぎて、ようやく風と波が弱まってきました。

私がいたポイントに最初に現れたのは、一人で釣りをされている漁船の方でした。

少し遠い位置関係でお話しさせていただきましたが、私がクロソイ狙いだという事がお伝えできたくらいで、他の会話は波と風の音にかき消されます。

そのまま一緒にポイントで釣りを続けていると、程なくして2人乗りの2馬力ボートの方も来られました。

その頃には波もおさまり、3艇でポイントを往復し続けます。

後で教えていただきわかったのですが、その時はどうやら私が一番いいポジションにいたようです。

幸か不幸か?全く釣れなかったので、すぐにそのポイントを諦めて、無人島近くの釣果ポイントに移動しました。

無人島近くで、まったり

ほぼ無風になったところで、無人島近くの水深5mくらいの根の近くを行き来してみます。

4月に一度クロソイを釣っている場所なので、魚探の反応が無くても、何かいる筈だと信じてワームを泳がせます。

朝と違い、風が止んで日差しが暖かいので、昼寝ができそうな心地よさです。

これで釣れたら最高!と思っていましたが、結局この日は、ロッドへの反応は全くないままで時間が過ぎていきました。

嬉しい情報をいただきました!

出艇地に戻ってカヤックを片付け始めた時に、2馬力ボートの方から声をかけていただきました。

陸に上がってから気づきましたが、この方は前にも一度お声かけいただいています。

今朝、私が離れた後のポイントで、マゴチ1匹を含んで、お二人で合計5匹釣られたとのこと。

私の装備をみて、これでは釣れない!と思われたのか、釣れるジグやワームの他、ポイントや参考ネット情報など、約1時間にわたり教えていただきました!

私が朝いたポイントが、毎年ここに来てみえる方にとってもベストポジションだということを

も教えていただきます。

その方のブログページを教えていただいた上に、この時使われていたワームの写真を、参考のために撮らさせていただきくことを、快く了承いただきました。

ありがとうございます!

Day2 仕掛けを変えてみる

ゴールデンウィーク実釣1日目の次の日は、風が強くてカヤックを出せません。

そこで、前日に教えていただいたジグヘッドやワームを揃えてみることにしました。

クロソイ用のジグヘッドとワーム1
クロソイ用のジグヘッドとワーム2

最大14gまでしか持っていなかったジグヘッドは、20gまで準備します。

これまで無意識に避けていた、カーリーテールのワームも、入手しました。

三河湾クロソイ用のジグヘッドとワーム

写真の右側に写っている小さなワーム3本は賑やかしで、その他の7本をクロソイ狙いで使ってみたいと思います。

堤防で夜釣り

その日の夜に、1日目に釣れなかった無念を晴らしたくて、いつもカヤックを出している海岸に近い、釣り公園に来ました。

魚たちが活発に泳ぎまわっていると思われる夜中に、堤防からワームを投げてみたいと思います。

昼間に入手したものとは別に、発光するワームを準備しました。

三河湾のおかっぱりでクロソイ

カヤックの時には使っていない3mのシーバスロッドと大きめのリールでのドキドキの第1投、ゆっくりとリールを巻いていると、目の前20mくらいのところで、竿先がブルッと震えました。

最初はジグヘッドが根に当たっただけかと思いましたが、明らかな生命反応がロッドを持つ手に伝わってきます。

これは魚がかかっていると確信し、堤防上まで一気にリールを巻き上げました。

足元に優しくランディングさせた魚を観察してみると、クロソイです!

第1投から釣れるとは思っていなかったので、慌てて車まで戻って携帯を持ち出し、クロソイを写真におさめました。

カヤックから釣れるものよりは小さめなので、すぐに海にお帰りいただきます。

入れ食い状態に魚が群れているのかもしれないと思い、その後も1時間ほどワームを投げ続けてみましたが、次の反応はありませんでした。

しかし、小さいながらもクロソイが1匹釣れたことは間違いなく、1日目のリベンジ達成です!

Day3 風は午後に強めになる予報

2日目から中3日をおいて、ゴールデンウィーク最後のカヤックフィッシングをします。

今年の春の連休の締めくくりとなる釣果が得られるように、気合いを入れて望みます!

日の出前に出艇

ジグヘッドやワームも新調したので、我ながら意気込みが違います!

まだ暗いうちに出艇地に到着して、空が白む頃には準備を終えました。

数日ぶりの好天の天気予報に、同じ想いの方がみえたようで、パドル式フィッシングカヤックの方とほぼ同時の出艇となりました。

ポイントに直行

もう1艇の方は無人島手前の岩礁近くで釣りを開始されましたが、私はクロソイのいるポイントに直行します。

少し汗ばみながら、20分ほどでポイントに到着しました。

ゴールデンウィーク最後の実釣開始

今回は落ち着いて、魚の気分になりきって、釣りをしてみます。

リールの巻き方やワームを変えながら、ポイントを往復してみました。

1時間ほどたった頃、音もなく突然に、黒色の流美なフィッシングカヤックが現れました。

挨拶させていただいて、「綺麗なカヤックですね~」と話しかけてみると、愛知県でフィッシングカヤックをハンドメイドされている会社の有名な方でした!

初めてカヤックの実物をみましたが、細長くてスピードが出そうな艇は、しばらく見とれてしまう美しさと存在感で、パドル式カヤックだったらコレが欲しい!と一目惚れしました。

その後、朝にお会いしたカヤックの方も加わり、3艇でポイントを行き来します。

しばらくして、先日教えていただいたクロソイが釣れるワームと20gのジグヘッドの組み合わせに変えた直後のことです。

三河湾のカヤックフィッシングでクロソイ

巻き寄せる途中で細かく誘いの動きをつくっている時に、アタリは突然きました!

これまでで一番強い引きで、水面近くでも潜ろうとする魚に、ロッドの先が水面下に持っていかれます。

口の上側にしっかりとフッキングした状態で姿を現したのは、もうすっかり顔なじみのクロソイでした。

三河湾カヤックフィッシング3匹目

大きさは30cm強といったところですが、元気のいいクロソイをランディングネットにおさめます。

ゴールデンウィークを締めくくるのに相応しい1匹が来てくれました!

後ほど、朝にお会いしたカヤックの方にお声掛けしてみたところ、その方もほぼ同時間にクロソイを釣り上げられていました。

新たなポイントを探してみます

目標を達成したので、クロソイが釣れたポイントから少し離れていきながら、マゴチ狙いで海の中を探ってみました。

たまに海面近くを泳ぐ小魚の群れに遭遇しますが、その海底に落としたワームには、反応がありません。

風が徐々に強くなってきたので、それ以上の新規ポイント開拓はあきらめて、出艇地に戻ることにしました。

いい連休をすごせました!

まだ一日に数匹釣るほどのテクニックはありませんが、家族が「美味しい!」と言ってくれる一匹を釣れるだけで充分幸せな気分になります。

具体的な実感はありませんが、毎回少しづつ、一人前の釣り師に近づけているかもしれません。

次回のカヤックフィッシングでは、どんな魚に会えるか楽しみです。