青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

集魚灯を自作して夜釣りをしてみた。カヤックを漕げない強風の日の楽しみ方

5月第3週の週末は、強風のため海にカヤックを浮かべられそうにありません。

そこで、知多半島をぐるっとまわりながら釣り三昧な一日を過ごしてみたいと思います。

また今回は、こんな日に試してみたいと思って自作しておいた集魚灯を持っていって、その効果も確認してみます。

強風の時の、知多半島釣り三昧

マゴチ狙いから始める予定が

朝は日の出と共に始めよう!と考えていましたが、起床した時間は朝6時過ぎでした。

前日はいつもより夜更かししたので、寝坊したのに寝不足感から体が重く感じられます。

メインイベントは夜釣りと決めていたので、今日はゆっくりと行動しようと思いなおし、午前10時過ぎに最初の釣り場に到着しました。

知多半島ぐるっと釣り三昧の最初のポイントは、南東からの風に対して、半島の風裏となる常滑周辺でマゴチを狙います。

知多半島でマゴチを狙うも、強風に敗退

ところが、現地についてみると、マゴチを狙う海底方向は、この場所ではほぼ風上に近い位置関係なっています。

試しにワームをつけた20gのジグヘッドを投げてみましたが、強風で押し戻されて足元付近に着水しました

仕方がないので、反対側の海底も試してみましたが、海草畑になっているようで、底付近を流したジグヘッドには海草がまとわりつきます。

海草畑のすぐ上あたりを狙って2時間ほどワームを流してみましたが魚の反応を感じることは無く、これでは釣りになっていないと判断して、退散することにしました。

豊浜海釣り公園を偵察

常滑から1時間ほどかけて移動し、半島先端近くの豊浜海釣り公園に来てみました。

しかし、ここも強風で波が高く、護岸に打ち付けた波のしぶきが、たまに道路に降り注ぎます。

そんな悪天候ですが、釣り桟橋では10人以上の釣り人たちが、サビキで小魚を鈴なりにして引き上げたりと、それぞれの釣りを楽しまれています。

強風に加えて、今回はサビキのエサを持ってきてはいないので、ここでの釣りも諦めて次のポイントに移動します。

人生初の釣り餌屋さんに飛び込む

半島先端近くの風上側となりますが、いつも比較的に風が穏やかな漁港に移動します。

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同じく強風から逃れてきたと思われる方たちで賑わっていますが、広い漁港なので私が釣りに加わらせていただくスペースは十分にあります。

ここでもサビキや浮き釣りをされている方が多いですが、どちらの仕掛けやエサも持ち合わせていません。

ふと、近くの釣り餌屋さんに行って、仕掛けと地元情報を入手しようと思いつきました。

これまで虫餌は触りたくなかったので避けてきましたが、一度は使ってみないと、その有効性はわかりません。

今がその時!と決意して、近くのお店に飛び込みました。

釣り餌屋さんは親切丁寧だった

コンビニの隣にある釣り餌屋さんに入店し、すぐに店長さんに話しかけてみます。

釣りを始めたばかりで何もわからないが、漁港で夜釣りがしたい!とお伝えすると、それならウキ釣りでと、仕掛けコーナーでウキ釣りセットを勧めていただきました。

(写真は使用後なので、予備の釣り針が減っています)

現地の釣り餌屋さんで購入した夜釣りの仕掛け

電気ウキは高いから、この仕掛けにケミライトを挿せば大丈夫!という、商売気よりも私に寄り添っていただく勧め方に、一気に全面信頼モードに入ります。

餌は、夜に魚が見つけやすいゴールド(実際は赤いですが)を選んでいただき、漁港内のおすすめポイントも教えていただきました。

これでもう釣れるに違いない!と確信して、気分を高揚させながら、漁港に戻ります。

漁港で虫餌と夜を待ちます

漁港のおすすめポイントに到着後、人生初の虫餌「ゴールド」の扱いを実地訓練しながら、夜までの時間を過ごします。

この時間は全く釣れませんでしたが、海底付近に落とした餌は、仕掛けをあげる毎に短くなっていったので、なにかしらの魚の反応はあるようです。

秘密兵器を投入します!

あたりが薄暗くなってきた頃に、虫餌への苦手意識を少し克服できてきました。

さらに夜が近づき、周りが閑散としたところで、メインイベントの準備を始めます。

車の中から、ゴソゴソと秘密兵器を取り出してきました。

夜釣りで爆釣になった自作の集魚灯

夜釣りの為に自作した、集魚灯です!

カヤックで魚探用に使っている12Vバッテリーから電源をとり、フルカラーLEDを使った発光部の色と明るさを変えて、夜の海中で魚たちにアピールする作戦です。

自作集魚灯のコントロールボックス
卓球の玉を使って自作する集魚灯

天気が悪くて釣りには行けない日に、集魚灯に群がる魚たちを夢見ながら、1日かけて作りました。

製作から1カ月近く経過してしまった今日、実釣で使用してみます。

www.solocamptouring.com

集魚灯の効果のほどは?

それでは集魚灯を実戦投入してみます。

卓球の玉を加工して作った発光部を、海底付近まで沈めてみました。

発光プランクトンの青色に近い緑色に調整してから投入していますが、海中から届く光は青色成分が抜けています。

自作集魚灯を水中で点灯

あまりにも明るいと逆に魚が逃げていきそうなので、光っているのがぼんやりとわかる程度に光量を落とします。

あたりが暗い中で虫餌のゴールドをつけるのに手間取ってしまい、10分ほど経過した後に仕掛けを投入しました。

程なくして風で波立つ海面でウキが左右に移動し始めました。

仕掛けを寄せてみると、軽い振動と共に15cmくらいの大きさの根魚が上がってきます。波でアタリがとれませんでしたが、幸先のいいスタートです。

さらに30分後には、同じ種類の魚が入れ食い状態になり、釣っている時間より餌を付ける時間の方が長くなりました。

タケノコメバルでしょうか? 以前にメバルとクロソイを間違えたので自信がありません。

20cmを超えたらお土産にしようと思い、キャッチ&リリースを繰り返しますが、小型の十数匹と対面して、餌も半分以上を使ったところで、まとまった雨が降ってきて納竿となりました。

今日の成果

知多半島での釣り三昧の1日を振り返ってみます。

強風のため、遠投での釣果は全く得られませんでしたが、堤防で風を避けながらの夜釣りでは、小型の根魚たちがたくさん遊びにきてくれて、休む間もなく楽しむことができました。

そして一番大きな収穫は、集魚灯がしっかりと効果をだしてくれた事です!

次の夜釣りでも集魚灯さえあれば、海にお帰りいただいて成長した魚たちが、また遊びに来てくれそうです。