カヤックのドレンプラグを締め忘れて海にでてしまったら...考えただけでも怖いです。
こんなミスをしないためには、出艇前のチェックを避けては通れないようにしておくのが有効ですが、強制的かつ楽しんでプラグの状態を確認できる方法を紹介してみたいと思います。
なお、自己満足に満ち溢れた文面なので、暖かいまなざしで読んでいただけると嬉しいです。
RIOT MAKO10のドレンプラグ
最初に、私の使っているフィッシングカヤックのドレンプラグについて簡単に紹介させていただきます。
ライオットのマコ10は、左舷後方にドレンプラグがあります。
この足漕ぎカヤックは、今のところフロート室内には全く入水しませんが、ラダーのケーブルなどの、内部の部品が湿っているかもしれません。
浮いて帰ってきた後は、毎回ドレンプラグを緩めて、フロート室内を乾燥させながら保管しています。
乾燥させるのに十分な時間がたったら、保管中でも気付いた時にドレンプラグを締めることにしていますが、チェックを怠れば、いつかはプラグを緩めたままで海にでてしまうかもしれません。
ドレンプラグの締め忘れ対策
いきなり核心ですが、私はドレンプラグの締め忘れ対策のために、注意をひきやすい、
REMOVE BEFORE FLIGHT
フラッグを使っています。
本来は、FLIGHTではなくCRUISEかSAILとしたいところですが、簡単に入手できる航空機用のフラッグで、締め忘れ防止のチェック作業を楽しんでいます。
それでは、カヤックの保管時から出艇して戻ってくるまで順を追って、それぞれのフラッグとドレンプラグの状態を紹介させていただきます。
カヤックの保管時
先に紹介したとおり、普段カヤックを家で保管している時は、ドレンプラグを緩めた状態で、気密室内を乾燥させています。
乾燥に充分な時間が経過した後は、気づいた時にプラグを締めています。
ドレンプラグは、紐を通せる穴があいているので、パラコードを通してフィッシャーマンズノットで輪を作りました。
カヤック保管状態のREMOVE BEFORE FRIGHTフラッグは、カラビナでパラコードの輪についています。
カヤックを車載する時
いつも家を出発する直前の作業になりますが、カヤックを車に載せる時に、ドレンプラグが緩んでいれば締めておきます。
車載作業中に、REMOVE BEFORE FRIGHTフラッグが何度も目につくので、この時に1回目の締め忘れチェックができます。
フラッグは、カラビナでカヤックのドレンプラグ付近に繋がったままなので、車で移動中はカヤック後方で走行風になびいています。
それもまたカッコいい!と自己満足。
カヤック出艇前
出艇地に到着してカヤックを車から降ろしたら、そのままにしておくと海水に浸かってしまうREMOVE BEFORE FRIGHTフラッグを、リムーブ(取り外し)します。
少し儀式めいた気分で、フラッグを外すと同時に、ドレンプラグが締まっているか最終チェックをします。
外したREMOVE BEFORE FRIGHTフラッグは、カヤックの安全用旗にカラビナで留めておきます。
これで合計2回、出艇前のドレンプラグの締め忘れチェックをすることになり、海上で恐ろしい目に合うリスクが減ります。
また、なくても普通にカヤックを漕げてしまう安全用旗の、付け忘れ防止にも役立っています。
それでは帰りましょう
魚が釣れたかどうかに関係なく、浜にあがったらREMOVE BEFORE FRIGHTフラッグを安全用旗から外します。
外したフラッグは、来た時と同様にドレンプラグにつけて、車の上で大漁旗のように風になびかせながら帰ります。
帰宅してカヤックを車から降ろす時には、載せる時同様に何度もフラッグに気付くので、そのタイミングでプラグを緩めて気密室内を乾燥させます。
元は航空機の安全プラグの抜き忘れ防止などに使われているREMOVE BEFORE FRIGHTフラッグですが、飛ぶ前ではなく漕ぐ前のチェックにも、便利で楽しく使えます。