今年通い続けている三河湾で、カヤックフィッシングをします。
今回は頑張って早起きをして、魚たちの朝食タイムに合わせて出艇してみます。
早朝は釣れるはず
天気がよく気持ちがいい4月の朝に、三河湾でカヤックフィッシングをします。
前日は、伊勢湾で陸からマゴチを狙ったものの、スナメリとの争奪戦に敗れてしまいました。
このまま1匹も釣れないままで週末を終えたくはないので、一週間前に釣果があった三河湾で、お土産サイズの魚に会いたいと思います。
時間帯は、前日と同じく日の出から!ということで、朝4時に車にカヤックを載せました。
釣り師の朝は早い
いつもの海岸には5時ごろに到着しました。
まだ誰もいないと思っていましたが、準備をほとんど終えられた2馬力ボートの方がみえて、気さくに声掛けしていただきました。
忙しいスケジュールの合間をぬって来られているそうで、数時間で納竿されるようです。
どこまで沖に出られるのかお聞きしたところ、距離は私の目的地とほとんど変わりませんでした。
その後、私が30分ほどかけてカヤックの出艇準備をしている間に、「先に行ってきます〜」と朝日に照らされ始めた海に出ていかれました。
GPS情報で先週と同じ航行ルート
私も準備が整ったので、出艇します。
今回は、釣果があった先週と同じ、必勝パターンでポイントを移動します。
無人島から少し離れたところに沈み根らしき地形を発見していたので、魚探のGPSで位置を確認しながら漕いでいきます。
私の使っている魚探、ガーミン ストライカー4は、比較的に安価だったこともあり購入時は即決しましたが、GPS機能が付いているものを選択しておいて大正解でした。
カヤックフィッシングをしていると、風や潮の影響で想像以上に流されますが、GPS機能付きの魚探だと、流される速さや方向が的確に把握できます。
ポイントが狭く自位置を保ちたい時や、座礁の可能性がある所が近い場合に、カヤックの位置補正が直感的に素早く行えるので、たいへん便利な機能です。
沈み根ポイントに到着
20分ほど漕ぎ続けたところで、沈み根ポイントに到着しました。
魚探には時折、海中を上下に移動する魚の姿が映しだされます。
先週1匹釣れたことで気が大きくなっていて、これで釣れなかったら釣り師として失格かも?などと思いながら、ジグヘッドにつけたワームを海底で泳がせてみます。
100mほど沖のところで釣りをされていた2馬力ボートの方が、「あちらで数匹釣れましたよ!」と教えに来てくれました。
まだ海底探査していない場所なので、本当にありがたい!と思いつつも、下手に近づいて邪魔したくはないので、次回のチャレンジポイントとして方向と距離を記憶しておきます。
そのまま沈み根でリールを巻き続けていると、ワームを追ってきたと思われる魚にカヤックをドン!と叩かれました。
魚もびっくりしたのでしょうが、私も一瞬何が起こったかわからず、心臓が止まりそうになりました。こんなこともあるのですね...やっぱりカヤックフィッシングって面白い。
ほどなくして、お子様が乗った遊漁船が来られたので、この場所はお譲りして無人島の近くに移動することにしました。
カヤックを叩く魚までいるので、きっと楽しめますよ〜~
バイキングカヤックが颯爽と登場
無人島の近くの、先週クロソイを釣ったポイントで、ワームを投げてみます。
直前までいた沈み根と違って、魚探に魚の姿は映りません。こちらにいる魚は、しっかりと根に潜っているようです。
1時間ほど続けていると、水面から頭を出している岩礁の間から、蛍光色のカヤックが現れて、華麗なパドリングで近づいてきました。
初めて見たパドル式フィッシングカヤックの優美な動きに見とれていると、その方からお声掛けいただけました。
この日が今年の初漕ぎだそうです。私の釣果を聞いて「まだ早かったかな」と思われたようなので、私が下手なことと、沖合いのボートの方は数匹釣れていたことを説明させていただきます。
こういう時にいつでも数匹の釣果を披露できるように、釣りのテクニックを磨きたい!
そのためには努力あるのみです。
さらに30分ほど続けた後で、そろそろ沈み根の遊漁船の方たちも移動するのではと思い、魚探の反応がいい最初の場所に戻ってみることにしました。
釣れそうな雰囲気
沈み根では、まだ遊漁船の方たちが楽しんでいましたが、私が到着した時にはアンカーをあげられました。
もしかしたら、気をつかっていただけたのかもしれません。お子様たちは、魚との出会いを堪能できたでしょうか?
沈み根の近くでは、相変わらず魚探の反応が良く、時折大きな影が斜めに横切ります。
早速ワームを泳がせてみると、ほどなくして巻き上げ直前にガツン!ときました。
先週釣ったものよりも元気に潜っていこうとする魚に、ロッドをしならせながら格闘すること1分ほどで、黒い魚をランディングネットに入れることができました。
カヤックにあげた魚をみて、思わず笑ってしまいましたが、先週と同じくクロソイでした。
前回はメバルと勘違いしてしまいましたが、もう間違えません! むしろ見覚えのある顔立ちには愛着すら感じます。
今回も30cm越えは間違いなさそうで、お土産にするには十分な大きさです。
私のためにクロソイを残しておいてくれた遊漁船に感謝しつつ、出艇地に戻ります。
海岸も賑わってきました
ほぼ干潮時間の海岸は、先週より多くの方たちが潮干狩りなどで春の海を楽しまれています。
今回も邪魔にならないように上陸して、すぐにカヤックを波打ち際から離しました。
ドーリーにカヤックをのせる準備をしていると、ご家族で来られていると思われる男性からお声かけいただきました。
カヤックにするか悩んだ挙句に2馬力ボートを入手されたそうですが、モーターが故障した場合などを考えてしまうと、あまり海にでてはいないそうです。
私も海が怖いという感覚は忘れたくはないですし、できる限りの危機管理はしておきたいと思っているので、その方の気持ちに大いに共感します。
少しでも不安が減るかもしれないと思い、「このあたりはカヤックやボートがたくさん浮いていますよ!」とお伝えしました。
それではクロソイと帰りましょう
カヤックを乾かしながら、ゆっくりと撤収作業を終わらせました。
2週連続で魚が釣れて、幸せな気持ちいっぱいで帰宅し、クロソイを40cm幅のまな板にのせてみました。
エラ下を切ってしまったので、ツンッとした顔つきになっていますが、先週のクロソイとほぼ同じ大きさの35cmくらいです。
今回は新調した包丁で捌いて、おさしみに加えて煮つけでも、たいへん美味しくいただきました。
次週は長期連休。条件が整えば、もっと深いところにいる魚に会いに、少し遠くの海にも行ってみたいです。