少し歩く距離がある釣り場に行くことがありますが、釣り竿を数本持っていきたい時に、その持ち運びに苦労していました。
そこで、釣り竿だけでなくランディングネットや仕掛けなどを余裕をもって収納できる、ロッドケースを探してみました。
ロッドケースが欲しくなる
なかなか釣りのテクニックが上達しませんが、だからこそ!?なのか、高切れした釣り糸とともに、仕掛けを海底に置いてきてしまうことが多発します。
また、どのような仕掛け(釣り方)が正解なのか分からないため、2種類の仕掛け(釣り竿)を同時に使うこともあります。
その結果、防波堤などでの陸からの釣りでは、限られた一回の釣り時間を有効に使うべく、釣り竿を数本持っていくようになりました。
ポイントまで距離があって歩かないといけない時には、数本の釣り竿の持ち運びに苦労するので、クーラーボックス内に伸縮式の竿を入れて運んだりもしていました。
しかしそれも限界があって、釣りポイントに着いた時には腕が疲れていることも多々あり、便利に使えるロッドケースが欲しくなりました。
ロッドケース選択の条件
私が楽しんでいるような海での投げ釣りに行く場合で、使いやすいロッドケースを探してみました。
条件は、
- 仕舞い長さ80cmほどの釣り竿が3本入る
- ケースに入りきらない長さの釣り竿やランディングネットは、ケースの外側につけて運ぶことができる
- リールや仕掛けなども収納できる
の3項目として、早速ロッドケースを探してみますが、釣り竿は多くても2本まで収納というものが多数で、大型のものは、なかなか見つけられません。
釣り場に合った釣り竿と仕掛けの組み合わせが分かっている場合は、その1セットだけをコンパクトに持ち運ぶのは正解だと思います。
しかし私の場合は当てはまらず、釣り方を変えて試してもみたいので、荷物が増えてでも3本以上の釣り竿を持っていきたいところです。
他の用途のケースならピッタリのものがあるかも?と思い、ロッドケースとして設計されたもの以外まで範囲を広げて、条件に合うものを探してみることにしました。
ロッドケースではありませんが、いいもの見つけました
釣り竿3本を、できればリールを付けたまま収納できる大きさで、肩からかけられるバッグやケース類を調べていて、以外なケースが目にとまりました。
サバイバルゲームなどに持っていくライフルケースです。
外側にはMOLLE(モール)システム用のウェビングが縫い付けられていて、ゴムバンド状のアタッチメント(ウェブドミネーター)を使えば、長めの仕舞い寸法の釣り竿も、くくりつける事ができます。
スポンジ入りの生地で作られているので、薄い生地のロッドケースに比べて、中に入れた釣り道具の保護性は格段に上がります。
収納室には、釣り竿(本来はライフル)を固定する為の切れ込みが入った仕切り板もついています。
この仕切り板は、マジックファスナーで脱着できるので、釣り竿の仕舞い長さに応じて位置を変えることもできます。
もうコレしかない!と思い、居ても立っても居られず、MOLLEシステムのアタッチメント類やポーチとともに入手しました。
タクティカルなロッドケースの収納力
それでは、ロッドケース用途で入手したケースの収納力を、実際に釣り道具を収納しながら紹介いたします。
外側にランディングネットの柄を付けます
ケースと共に入手したアタッチメント類から、本来はウェビングの長さが余った場合に束ねておくためのウェブドミネーターを使って、ランディングネットの柄を固定します。
ケースの外側に縫製されているPALSウェビングに、ウェブドミネーターを4個装着して、柄をつけてみました。
2箇所だけだと、ウェブドミネーターのゴムがはずれる不安がありますが、4箇所だと確実に固定されている感があって安心です。
同じくケースの外側につけた、MOLLEシステム採用のポーチは、簡単かつ確実に装着できました。
釣り竿を3本固定します
カヤックフィッシングでも使いたいと思って揃えた釣り竿は、狭いカヤック上での使いやすさを考えて、伸縮式(テレスコピック)のものが多くなっています。
伸縮式の釣り竿の中から3本を、ケースに収納してみました。
切れ込み付きの仕切り板を、ちょうどいい間隔にしてケースに固定します。
切れ込みの形が絶妙なので、釣り竿がしっかりと固定されています。
3本の釣り竿のうちの2本は、それぞれベイトリールと3000番代のスピニングリールを付けたままで入れていますが、ケースの大きさに余裕があるので、無理なく収まっています。
ジグや仕掛けを入れます
ケースには、釣り竿3本を入れてもまだ余裕があります。
余っているスペースに、ジグや仕掛けを入れてみます。
釣り竿を固定している仕切り板の外側に、仕掛けを入れたプラスチックケース1つと、ジグ類を入れた収納袋2つがちょうど収まりました。
その他のものも入ります
反対側の仕切り板の外側には、水汲みバケツなどを入れてみました。
まだ余裕があるので、釣りパターンに応じて餌箱や撒き餌なども詰め込んでいます。
予想外の展開にも対応できるロッドケース
MOLLEシステムを活用したポーチ類をつけているので、釣り具やお菓子!などをまだまだ持っていくことができます。
ロッドケース自体の両端末部にも外側ポケットが付いているので、紹介してきた釣り具以外にも収納可能です。
タクティカルな雰囲気ですが、現地に到着したら、予想外の魚が群れていた!というような場合にも対応できるように、第2や第3の仕掛けを忍ばせておける、奥深いロッドケースとして愛用しています。