青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

9月のタイ釣行。大雨でも釣れたけど…

最初に残念なお知らせをしないといけないのですが、今回は強雨での釣行だったので、カメラを使う余裕がなく、魚の写真は少なめです...

9月のタイランド湾に行ってきました!

新型コロナウィルス対策のため、しばらくバンコク市内で生息していましたが、皆さまの努力が功を奏して、とうとう釣りに行ける雰囲気になりました!

9月のタイ釣行。大雨でも釣れたけど…

釣りに行かない生活

久しぶりの釣行!に行く前に...釣りに行かない生活の振り返りをさせていただきます。

この半年間、部屋に篭ってやっていたのは、もちろん釣りのイメージトレーニング!

考えるあまり、部屋にジギングロッドを飾ってみたり、海が描かれているテーブルクロスを使ったりと、妄想を暴走させられる環境作りにも勤しんでいました。

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改めて振り返ってみると、よく妄想だけで半年間も我慢できたな〜と思いますが、趣味のことを考えていると、時間が経つのが早かったとも感じます。

そんな日々を乗り越えて、9月末の日曜日に、やっと実釣できる事になりました。

日本仕様のフィッシングボート

いつもお世話になっているツアーに参加して、前回同様にバンサレー桟橋から出航しますが、これまでとは少し様子が異なります。

参加人数が少なめなこの日は、ツアーを企画していただいている釣具屋さんが所有するボートに乗り込みます。

タイでお世話になっている釣り具屋さんのボート

日本から送り込まれたボートは、日本でも見慣れたフィッシングボートそのもので、もうこれだけで、今日の釣果が期待できそうな気分になります。

ジギングで頑張る予定?

前もって「今回は船足が早いので、水深がある場所に行きますよ」と教えていただいていたので、「それなら若狭湾同様にスロージギングだ!」と決めていました。

とはいえ、タイランド湾では、釣れたどころかジグを突かれた手応えも、まだ一度もありません。

テイクオフしそうな速さでポイントに向かう船上で、今日こそはジグで!と考えながらジギングロッドを組み立てます。

自粛期間中に妄想したジグの泳がせ方が正しければ、何かしらの反応くらいは得られると信じて、最初のポイントでジグを泳がせてみました。

...反応なし...
しばらく、6ヶ月間のイメージトレーニングの成果を求めてみましたが、水深30mの魚たちには、見向きもされない様子です。

そうこうしているうちに、サビキを使われている方が、良いサイズのハタを釣られました。

こういう時は、作戦変更です!

やはり、初志貫徹よりも状況に応じた判断が大事だよね〜と言い訳して、ジグからサビキに方針転換します。

タイで船サビキ

タイ、サワラー、カマスゥー!

サビキでは、20号の錘が着底したら、すぐにツンツンと魚の反応が得られる状態で、楽しい時間に一転しました。

美味しく頂けそうなイトヨリなども混ざるようになり、嬉しい釣果になりそうです。

ヒップホップな船長の操船も上手で、釣りやすいだけでなく、ポイント移動後すぐに、「タイーーー50m」などと、魚種と水深をノリ良く教えてくれます。

時折、小雨が降るようになってきましたが、それを忘れてしまいそうなほど忙しく、餌のイカ付け、着底、合わせ、巻き上げの作業を続けます。

同じ魚種ばかりを釣りすぎないように気を使っていただいているようで、細かくポイントを移動しながら、ナブラが出ているポイントにも連れていっていただきました!

...といっても私はナブラで釣れたことがないので、どうすれは良いのかわかりません...

とりあえず小さめのジグを投げては巻いてみますが、やはり釣り方が違うのか、フィッシュイーターの正体を知ることはできませんでした。

予報は回復傾向だと思う

大雨のタイ釣行

上の写真、大きな雨粒が海面をたたいているのが、わかりますか?

雨の勢いを写真にするのは難しいですが、とにかく大雨!

お昼に向かって回復傾向の天気予報だったにもかかわらず、雨の勢いは強くなるばかりです。

そのような天気にもかかわらず、海中の活発な状況は収まるところをしらず、時間がたつにつれてロッドに伝わる入れ食い反応は大きくなってきました。

欲がでてきて、サビキで一度に複数釣りあげよう~なんて試してしていた時、根がかりかと思う強さで、ロッドを持っていかれました

...海の中に...

油断していました。今日に限ってロッドに螺旋ロープをつけていなかったのもあり、一瞬でロッドは深く沈んでいき、何もできません。

ごめんなさい!海を汚してしまいました。

引っ張っていたのが魚だとしたら、魚にも申し訳ない気持ちで、言葉がありません。

そして、所有している中では一番高価だった、カウンター付きのリールも失ってしまいました。

手が濡れていて、グリップが甘めだと滑りやすいという事がよく判りました。

一人で頂くには大漁

気を取り直して、予備のモバイルロッドで釣りを再開します。

時間がたつにつれて、豪雨に近いような状態になりましたが、魚たちの活性は上がるばかり!

元気な20cm以下の魚はリリースするようにしていましたが、それでも、もう充分かな?と思わせる釣果で、6か月ぶりの海釣りのおみやげとしては充分です。

乗り合わせた皆様も(おそらく私以上に)大漁で、雨が収まりそうにないこともあり、速めの納竿となりました。

バンコク市内で解散後、大きな魚は、いつもお世話になっているタイ人の方に、全ておすそ分けしました。

クーラーボックスから直接差し上げたので写真がありませんが、そのかわりに?料理後の写真でお返しを頂きました。

釣った魚のタイ風調理

よくスーパーの総菜コーナーで見かける、素揚げの料理方法ですね! 自分が釣った魚だからかもしれませんが、美味しそうです。

私はといえば、小さめの魚だけを確保しておきました。

タイで釣った魚たち

ここにきて、やっと魚の写真が登場!ですね。

早めの時間に帰ってきて、まだ体力も充分に残っていたので、その日のうちに3枚おろしにして、天婦羅でいただきました。

タイで釣った魚を天ぷらでいただきます

今回は、皮はひかずに揚げてみましたが、なかなか美味しい!

イトヨリは初めて頂きましたが、大きいものだとお刺身にしても美味しそうですね。

ここタイでも、やっと釣りに行けるようになり、おそらく次は10月に行けると思います。

アジなども釣れるようなので、お刺身でいただけるくらい釣れるといいな~と考えながら、次回を心待ちにしています。

今回も、久しぶりのツアー開催にご尽力いただいた、企画者の皆様に大感謝です。

3月の船釣り in Thailand。大きな魚のお土産頂きました!

3月ですねー!

暖かくなってきて、出艇しやすい季節になってきたと思いますが、皆様カヤックやボートの準備は万全ですか?

私もカヤックで春の魚たちに会いに行きたいところですが、タイに滞在している間は、カヤックを封印しています。少し怖いけど、SAPフィッシングなら、なんとかできる日がくるかも?

そのかわりに、日本のカヤックフィッシングと同じような雰囲気の場所をめぐる遊漁船ツアーに、毎月参加しよう!と決めました。

それでは、春の海釣りに出かけます~

船釣り in Thailand

準備は計画的に

タイに来て、2回目の海釣りです。

前回は、前日の準備に思いのほか時間がかかり、また初参加ということで緊張していたこともあり、睡眠不足での釣りになってしまいました。

そこで今回は、余裕をもって一週間前から少しづつ準備を始めます。

前回と同じ海域での釣り方も、しっかりと組み立てておきます。

最初はサビキで海底付近を、そこそこ釣れたら、ジグを使って中層付近も狙ってみるつもりです。

ロッドは、モバイルロッドではなく、2ピースのジギングロッドを持っていきましょう!

分割しても1.5mほどの長さがありますが、船上で他の方に迷惑にならないことは、前回の経験からわかっています。

カヤックフィッシングで使い慣れたロッドなので、きっと緊張も解きほぐしてくれることでしょう。

前日は仕事を早めに切り上げて、夜9時ごろにはすべての準備を完了させました。

緊張で睡眠不足ぎみだった前回とは違い、しっかりと睡眠をとって出発します。

バンサレーから出航

バンコクから2時間ほど車で移動して、バンサレーに到着しました。

ツアーを企画していただいているお店の方、運転お疲れさまです!

私は移動の車中で、しっかりと二度寝させていただきました。

参加人数が少ない今回は、前回よりも少し小ぶりな遊漁船に乗り込みます。

船の周りには小魚が群れていて、いい雰囲気ですね~

バンサレーから遊漁船に乗り込んで海釣り

船が小さめなためか、前回よりも速いスピードで、船長のおすすめポイントに向けて進みます。

サビキでタイの海を楽しみましょう

最初のポイントに到着したら、当初の計画どおり、サビキ仕掛けにイカの切り身をつけて、海中に投入します。

前回の釣行で、海底付近を流すと釣れそうなことを学習したので、船釣り用の天秤も使います。

しっかり底取りして海底から50cmくらい上を狙うと、さっそくブルブルっと手ごたえがあり、天ぷらサイズの魚が上がってきました。

この日は、もっと大きな魚がたくさん釣れる気がしていたので、写真撮っていません。)

そして...入れ食い。2匹同時に上がってくることも。

この日は、船長がこまめにポイントを変えてくれますが、ほぼ入れ食い状態が続きます。

ガツン!という感触はありませんが、海底の地形を感じながらの釣りと、久しぶりのブルブル感が楽しくて、飽きることがありません。

小さなサイズが上がってくることもあるので、元気な魚は海にお帰りいただきます。

楽しみすぎて船上での写真はありませんが、帰宅後の写真で、その釣果の一部を紹介しておきます。

タイの海でサビキを楽しむ

「タイでも青物」の夢が近づいた!

さて、リゾート感がただようタイでの海釣り、天気が良いのは嬉しいですが、昼近くになると、さすがに暑い!

それでも遊漁船は、島の近くの、釣れる雰囲気が満載の場所を転々としていきます。 

日本でも見たことがあるような岩礁地帯は、魚探で海底の地形を探りながらカヤックを漕いだ経験から、なんとなく海底の様子が想像できます。

下の写真の場所は、水深30m前後で多少の凹凸があります。カウンター付きのリールって便利ですね!

きっと、私がよく行っていた三河湾と若狭湾を足して2で割ったような感じでしょう。

釣れる雰囲気しかないタイの海で海釣り

島から少し離れて、水深50mくらいの場所で、相変わらずサビキで魚の感触を楽しんでいると、突然船上が騒がしくなりました。

どうやら、船の後方でジギングをしていたツアーガイドの方が、相当な大物と激闘しているようです。

緊張感が漂う船上で、他の方たちは全員が仕掛けを上げて、闘いの様子を見守ります。

巨大魚との闘いは一進一退といった感じで、太めのジギングロッドが弓なりになり、強靭そうな両軸リールからドラグ音が乾いた音をたてています。 

隣にいらっしゃったお客さんと、

「何でしょうね?」

「サメじゃない?という話みたいですよ」

「サメ...いるんだ。」

などと会話しながら、20分くらい応援していたでしょうか?その魚が目視できるところまで寄ってきました。

コバンザメのような体系の大きな魚が一匹、そして同じ形の少し小さ目の魚が寄り添っています。

スギ!」と一人のお客さんが叫んで、その正体がわかりました。

...といっても、私自身は「スギ!」なる魚は聞いたこともなかったので、帰宅後に調べました...

水面近くに現れた後も、船主付近で左右に泳ぎ続けるスギは、その後さらに10分以上の格闘時間を経て、かぎ爪を打つことで、ようやく船上に上がってきました。

船上の皆様全員で記念撮影。

大きすぎて、120cmのメジャーでは長さが測れません

いいですね~! もう少し小さくても充分なので、私も釣ってみたいものです。

大物が釣れることを見てしまった後の通常行動

さて、この時点で30cm以下の魚は充分に確保していた私は、落ち着きを取り戻した船上から、二匹目のドジョウ...ではなく二匹目のスギを狙います

ガイドさんが釣られた時と同色のジグを、なるべくヒラヒラと泳がせながら、

「釣られたオス(たぶん)にメス(たぶん)が寄り添い続けるなんて、愛情が深い魚だな~」 

などと考えて、ファンタジーな世界にも入り始めます。

いかんいかん! ここは釣りに集中しましょう。

とはいえ、夢見る大物は、私のジグにはまったく反応を示しません。

もしかしたら、縦ではなく横にジグを動かすべきなのか?と思い、アンダースローで、できるだけ遠くにジグを投げてみますが、ダメですね。

大物狙いは、次回への課題にしましょう

納竿時間までジグを泳がせ続けてみましたが、大物の反応を知ることはできません。

もしかしたら、私が準備していた最大80gのジグでは、食欲旺盛なタイの大物には小さすぎるのかもしれませんね。

次回の海釣りまでに、今回の反省をして、作戦を練り直してみることにします。

眠気を誘うような心地よい風と揺れに包まれながら、バンサレーに帰港します。

バンスレーに帰航

スギの美味しい頂き方を調査 

帰港するまでの船上では、マグロのような、見たこともない大きさのスギの切り身を、ガイドさんから頂きました。

ありがとうございます!

もっと持って帰ります?とまで、おっしゃっていただきましたが、一人で頂くには何日もかかるに違いない量を既にいただいていたので、お心遣いに感謝しつつも遠慮させていただきました。

船上でしっかりと血抜きされたスギは、綺麗な身色で、見るからに美味しくいただけそうです。

大量に頂いたので、

  • 刺身
  • 天ぷら
  • 煮つけ

のうち、どの食べ方が一番おいしく頂けるかを試してみました。

その結果は...

スギのお刺身をいただきます

お刺身が一番おいしい!

ブリにも似た身だったので、煮つけもいけるかな?と思いましたが、やはりブリとは少し違います。

5日くらい寝かせたお刺身が、一番おいしく頂けました。

私がスギを釣りあげる日がきたら、またお刺身で頂くことししましょう。

2回目のタイでの海釣りは、たいへん美味しいお土産をいただけた上に、サビキも大漁で、たいへん楽しい思い出となりました。

さて、美味しいスギを頂いて満足したところで、次回のさらなる釣果に向けて、もういちど作戦を練りましょう! 

水深30~50mで釣れたのは?タイでも海釣りがしたい

かれこれ3ヶ月ほど釣りをしていませんでしたが、とうとう!海釣りに行くことになりました。

南国の海では、どんな魚が待っているのでしょうか?

それでは、海外では初となる海釣りに行ってみます!

タイでの海釣り始めます

南国の海でも、大きな青物に会いたい!と意気込んでタイにきましたが、右も左もタイ語もわからない私には、まず遊魚船を予約するという超難関が待ち受けています。

まずは釣り道具からかな?ということで、バンコク市内の釣具屋さんをネットで物色していると、Mokoleyというお店が、日本語で釣りツアーを企画されていることに気付きました。

ツアーの内容は五目釣りでしたが、仕掛けの指定はなく、釣れるかどうかはともかくとして、ルアーも使えないことはなさそうです。

青物とのご対面は今後にとっておくことになるであろう事は覚悟して、とりあえず申し込みさせていただきました!

タイでも釣り師の朝は早い

当日は、朝5時30分までに、バンコク市内のMokoleyさんのお店前に集合します。

そこから1時間以上かけて車で南下して、パタヤを少し通り過ぎたあたりのバンサレーに到着しました。

タイの漁港の桟橋

 駐車場に停めた車から、桟橋に向かって歩いていきます。

 タイでは、道路上の車も係留されている船も渋滞の様相で、日本にはない漁港の雰囲気です。

Bang Saray Pierから出船して海釣りしましょう

桟橋の近くには、漁港には欠かせない砕氷器もあります。

今回参加した釣りツアーは、日本の遊漁船のように、餌や氷もセットになっていますが、ここから入手しているのでしょう。

桟橋の先端まで歩くと、この日お世話になる遊漁船が係留されていて、出船準備が進められていました。

 海遊びにも使われているようで、船尾には滑り台がついています。

タイで海釣り M&M Tourさんの船で出航

チョコレートみたいな名前ですが、m&mツアーという旅行会社の船を使っているようです。 

全体的に日陰げができるような構造の船なので、日差しが強いタイでは嬉しいですね。

全員が乗り込んだところでエンジンがかかって、いよいよ釣り場に向けて出発です。

遊漁船はゆっくりと進みます 

 遊漁船はディーゼルエンジン音を唸らせることもなく、ゆっくりと沖合いの島に向かって進んでいきます。

快晴のこの日は、遠くのビルが蜃気楼のように見えています。

遠くのビルを見ながら、タイの遊漁船で海釣り

波も穏やかでカヤックフィッシングもできそうです。タイでは浮きませんけど!

途中で、岩肌に大きな穴があいている場所がありました。

まるで日本で通っていた福井県の景色みたいです。

日本海の景色にそっくりなタイの海で釣り

しばらくタイの海の景色を楽しんでいると、沖合の大きな島をまわりこんで、漁場に到着しました。

ここでは、エンジン停止が「釣り開始」、エンジン始動が「ポイント移動」の合図のようです。

レンタルロッドの方たちは、サビキ針にイカの切り身をつけていますが、私はタイでの第一投はタイラバと決めています!

水深50mくらいの、風も少なく穏やかなポイントで、タイラバを沈めてみました。

エサ釣りが一番釣れる

3投目のタイラバで、ネクタイをかじられる反応がありました。

しかし、タイラバのだいご味である、コンコンコンッというような反応ではなく、ガツッとくわえて終了という感触です。 

その後、タイラバには全く興味を示さない状態が続いたので、とりあえずの釣果を求めて、まわりの方たち同様に、サビキ仕掛けにイカの切り身をつけて投入してみることにします。

海底付近でイカの切り身を漂わせていると、すぐに魚の反応がありました。

朝マズメなのでしょうか?15cmくらいの小魚が次々に上がってきます。

なんにせよ坊主は回避しました。良かった。

一緒に遊漁船に乗り込んでみえる方のなかには、良いサイズのハタ類を釣られる方もみえます。

ということは、ジグで狙える魚もいるに違いない!

サイズアップを狙って、固めのロッドに持ち替えて60gのジグを泳がせてみることにします。

何かが釣れた!

タイで初めてのジギングは、サビキとは一転して魚の反応が無くなり、周りの方たちが順調に根魚などを釣り上げていかれる中で、寂しい時間が続きます。

そこで、ジギングサビキの仕掛けを途中につけてジグを泳がせてみると、ほどなくして着底直後にロッドが重くなりました。

最初は根がかりかな?と思いましたが、ゆっくりとロッドを持ち上げてみると、重量感の中に生物反応が混ざっています。

周りの方たちの声援を受けながら、お土産サイズの丸っとした魚が、サビキ針で上がってきました。

水深30~50mで釣れたのは?タイでも海釣りがしたい

Yellow Tailed Fusilier

帰宅後に判明しましたが、釣り上げた魚は、スズキ目フエダイ科の魚で、タイの市場でも売っているそうです。

高級魚ではありませんが、毒魚ではなくて良かったです。

タイで新調したクーラーボックスにお入りいただく最初の魚としては、充分な大きさでしょう!

その後の釣果はというと...日本でのカヤックフィッシングと同様に、一匹釣れたら集中力が低下してしまい、全く釣れない時間を過ごすことになりました。

とはいえ今日はタイで初めての海釣り! もともと様子見として構えているので、焦る必要はありません。

他の方々のロッドも沈黙してきて、少し倦怠感が漂い始めた船中で、タイの海上の景色や、他の遊漁船の様子を見たりして、楽しむことにしました。

タイでも海釣りがしたい

この日船上に持ち込んだのはタイラバ 用のロッドだったので、ジギングをするのには少し柔らかすぎるものでした。

この日の偵察では、近くでジギングをされている遊漁船も見かけたので、次回はジグを主体に釣ってみようかな?と思います。

タイで青物に会う日に一歩だけ近づいた!と思える、楽しい一日となりました!

釣り道具のお引越し。プラダンのロッドケースで無事に到着

カヤックフィッシングで、釣りの楽しみを知ってから、2年ほどが経過しました。

昨年までは、取り憑かれたかのように、日本海でジギングをしていましたが、今年は、カヤックを日本に保管したままで、タイに来ています。

これからしばらくは、「タイでも!青物に会いたい」シリーズを始めますが、その第一話として、釣り道具のお引越しについて、紹介してみたいと思います。

 

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釣り竿の引越し方法

しばらく海外に移住することが決まった時に、真っ先に考えたのが、「釣り竿は、無事に持っていけるだろうか?」ということでした。

釣り下手の私ですが、釣り竿は10本ほど持っています。

全部まとめていれられるような頑丈なケースはないかな?と探してみると、とても頼りになりそうなものがありました。

見つけたのは、その筋では有名なペリカン社のライフルケースなので、引越し荷物として扱っても、中に入れたロッドが壊れることは考えづらいでしょうね〜

ただし、引越しのためだけに使うケースとしては、随分と高価なものになり、また私の持っている最長ロッドには少し長さが足りませんでした。

引越し日が迫ってきていましたが、ここはひとつ引越し数回に耐えられるロッドケースを、自分で作ろう!いうことになりました。

beginner-fishing.hatenablog.jp

以前の記事で紹介しました、プラダン製のロッドケースです。

スキー用のバッグに入れて、外観もそれっぽくなっています。

引越し荷物で釣り竿を送りたい

この状態で、バブルシート(ぷちぷち)でぐるぐると巻いてから、さらに包装紙で包んで、引越し荷物として預けることにします。

リール類は、ソフトケースでお引越し

釣り竿は丁重に梱包しましたが、リールなど他の道具はどうしましょう?と考えた末に、近距離への釣行時にはロッドケースとしても使えるソフトケースに入れて引越しすることにしました。

釣り道具のお引越し。

ソフトケースですが、これもライフルケースで、リールを装着した状態でロッドが4本も入れられるので、これまでも便利に使ってきました。

 引越しにあたっては、リールを一個づつ巾着袋に入れておきます。

他にも、ランディングネットやバケツ、そして買い置きしておいたPEラインなども、なるべく隙間ができないように詰め込みます。

ライフルバッグで、釣り道具と引越します

こちらのバックは、引越し用の特大ダンボールに入れて、梱包しました。

引越し荷物が到着しました

 船で運ばれてきた引越し荷物は、一か月ほどで到着しました。

新品だと税金が発生しますが、使い込んだ釣り道具しか入れていない私の荷物は、税関で調べられることもなかったようで、開封された形跡もありません。

釣り道具と引っ越したい

タイに渡ってからの一か月間、釣り道具に触れなくて寂しい生活を続けてきましたが、趣味のものが身近にあるだけで、今後良いことしか起こらないような気分になります。

それでは、さっそく荷物を開封してみましょう!

プラダン自作でも、ロッドケースの強度は充分!

久しぶりに対面するわくわく感と、壊れていたら...という不安感を入り混ぜながら、プチプチを剝がしていきます。

そして久しぶりのご対面!

釣り道具のお引越し。プラダンのロッドケースで無事に届きました

初体験だった釣り竿のお引越し、その結果は...まず見た感じでは全く問題なさそうです!

思い出のつまったロッドを、一本づつ「よくぞご無事で!」と、確認しました。

プラダンのロッドケースは、我ながら上手に作れたようです。

リールのお引越しは前準備が大事

リールなどが入ったソフトケースを入れたダンボールは、そこそこクッションが効いていたので、運搬中の心配はしていませんでした。 

実際に、引越しの衝撃によるダメージはなかったのですが、一個だけ私のミスで、引越し荷物として梱包する前に海で使って、水洗いを忘れていたリールがあったようです。

運ばれる途中の船上で、塩がみがひどくなってしまったようで、スプールが回らなくなったスピニングリールは、到着後にメンテナンスが必要でした。

リールのギア格納部を開けてみると、グリスと海水が化学反応したかのように固まっていて、大変なことになっていました。

釣行後のメンテナンスが大事だということを、改めて実感しました。

タイでも釣りにいきましょう!

引越ししてきたリールのうち、思い出がつまった割には使わなさそうなものを、部屋のオブジェとして飾ってみました。

釣り道具のディスプレイで、自分らしいお部屋に

もう使えなさそうなくらいガタが来ているものもあるのですが、釣り道具との付き合い方を教えてもらい、気持ちとしては捨てられないものばかりです。

そういう訳で、これからは、くつろぎの部屋の雰囲気づくりに活躍していただきましょう。

さて、ようやく道具も到着したので、すぐにでもタイでの初釣行に行きたい気分になってきましたよ~

タイ語能力が低いので、釣り船を自分で手配するのはまだ難しいと感じます。

ということで、最初は青物ねらいではなく、五目釣りツアーへの参加かな?

徐々にステップアップしていって、いつかはタイでも、青物に会いたい!

秋を感じる10月の若狭湾カヤックフィッシング

満月、ハロウィン、大潮と、何かがおきそうな10月の最終日に、若狭湾の魚に会いに行きます。

朝方は強めの風が残りますが、徐々に微風になる予報でコンディションも良く、何かが釣れる期待感が高まります!

秋の若狭湾カヤックフィッシング

出艇前の写真ですが...

上の写真はお約束!の出艇前の一コマですが、大きなうねりによって押し寄せる波に背を向けるように、カヤックが海とは逆方法を向いています。

実は、ドーリーを車に保管しておくために、この場所を離れて少し目を離した間に、大波によってカヤックが漂流し始めたので、慌てて海岸に引きあげました。

もう少し遅れていたら、泳いでいってカヤックを確保しないといけなくなっていました。

危なかった〜! 以後、注意します。

体制を立て直して出艇

いつものことですが、出艇後すぐに、小魚たちの姿が魚探の画面いっぱいに広がります。

Garmin Striker Plus 4cvでカヤックフィッシング

前回は、この場所で悠長に過ごした結果、もっと沖に現れるサゴシさんたちの回遊時間を逃してしまいました。

結局のところ浅い場所では何も釣れなかった反省をいかして、今日は水深50mポイントに直行します。

この日もやはり最初は...

エソですねー。

いつもと変わらぬ朝のご挨拶ですが、まあいいでしょう!

2本共にしっかり食い込んでいたアシストフックをはずすのに手間取りましたが、元気に海へ帰っていきました。

楽して釣ってみよう

カヤック フィッシングは孤独ですが、いろんな釣り方を、人目を気にせずに試すことができるのも魅力の一つだと考えています。

朝方は沖に向かう強めの風が残っているこの日は、釣りを始めた時に入手しておいたものの、一度も使ったことがない、コレを試してみます。

魚はエビが好き!?を若狭湾で調査

よくある、フック付きのエビワームです。

イカ狙いの方も多いこの場所では、きっと魚たちもエビを捕食している筈だ!ということで、オモリ付き天秤を使って、エビワームを海底付近で流してみようという作戦です。

カヤックを、駆け上がりに沿って風で流されるままにして、エビワームを海底に届けたら、ロッドは竿立てに固定して何もせずに放置してみます。

竿先につけた鈴の音を待ちつつ、他のロッドを使って中層でジグを泳がせていると、陸っぱり時代の懐かしさすら感じるチリンという音が鳴りました!

急いでジグを回収して、エビワームのロッドに持ちかえます。

次に鈴がしっかりと鳴ったタイミングで、合わせを入れてみると、なかなかの手応えを感じました!

秋を感じる10月の若狭湾カヤックフィッシング

上がってきたのは、私が釣った中では最大サイズのウッカリカサゴさんです!

久しぶりに見たオレンジ色の魚体、ポッチャリ体型ですが綺麗ですね〜。

このところの釣行では、狙っていたとはいえ、サゴシばかりを見ていたので、嬉しい一匹です。

エビワームを使った超手抜きフィッシング、初めて試してみましたが、なかなか使えそうな技です。

ジグロスト!

海上にうねりは残るものの、風が弱くなってきたので、エビワームは回収して、いつものポイントでジグを泳がすことに専念します。

魚探には、中層付近を泳ぎ回る魚の姿も映っています。

数投目で、早速いいあたりが!と思ったのも束の間、20lbのフロロカーボンが食いちぎられてしまいました。

私にとっては高価なTGベイト...

しかもグリーンゴールドの60gは一個しかなかったのに。

仕方なく、イワシカラーのTGベイトに替えてジグを泳がせてみますが、先ほどの騒ぎで魚が散ってしまったのか、魚探は沈黙しています。

1時間ほど待ってみましたが、魚探の画面は、ベイトフィッシュすら映らなくなりました。

魚は深い場所に行ってしまったのかも

釣れない状況の中で、いつものポイントが沈黙している理由について、必死に考えます。

この日は晴れているものの気温は上がりません。

カヤック上では寒さすら感じますが水温は高く、海中に手を入れて暖まりたいくらいです。

もしかしたら、魚たちにとっては深場の方が心地よいのかもしれない!ということで、水深が50mよりも深い場所を狙ってみることにします。

駆け上がりを離れて、地形変化がない場所に移動して、ジグを落としてみます。

何も釣れないだろうな〜と早起きしたことによる眠さを感じつつ、漫然とジグを泳がせながら回収していると、予想外のガシッという感触のヒット!

横方向に泳ぐ魚に、サゴシだと確信してリールを巻いてくると、銀色の魚が現れました。

やっと来た!と喜びで一気に覚醒して、ランディングネットに手を伸ばそうとした瞬間に、突然ロッドの重さが無くなります。

えっ何?と思いながら水面下に目をやると、サゴシがTGベイトと共に遠ざかっていく姿が...

あと少しというところで、またフロロカーボンを噛み切られてしまいました。ショック!

でも、まだいるはずだ!と、すぐにロッドを持ちかえて、今度は最近お気に入りのジグパラSLOWライブベイトカラーを落とします。

一投目...反応なし。

二投目で来ました!

先ほどのTGベイトごと回収するぞー!と慎重に巻き上げましたが、もちろん違うサゴシさんが上がってきました。

今度のサゴシは無事にランディングしましたが、カヤック上でアシストフックを噛み切っていました。今日のサゴシさんたちは、歯が鋭い!

ともあれ釣れた〜という喜びと、先ほどのジグロストによる悲しみの間で気持ちの整理ができておらず、写真撮影は忘れていました。

帰宅後の3枚おろし状態でパシャリ。

上陸後に管理人の方が、「今日は皆さん渋かったようです。」と教えてくださいました。

私の釣果も同様でしたが、TGベイトを2個失うほどの反応はあったので、おそらく渋い状況でもポイント選択に成功して、ジグロストしなければ、そこそこ釣れるのかも?という結論にしておきます。

急に寒くなってきましたが、まだまだカヤックフィッシングを楽しみますよ〜

釣りに過信は禁物!10月中旬のカヤックフィッシング

2週間前のサゴシさんたちとのご対面に味をしめて、10月中旬の大潮の週末に、若狭湾にカヤックを浮かべてみます。

今回も、次々に釣れる忙しくも楽しい釣行になるでしょうか?

超スロースタート

前回の釣行の結果から、潮が満ちてくる時間にサゴシが接岸してくるのでは?という仮説をたてています。

大潮で微風のこの日は、日の出の時間はまだ潮がひいていて、9時頃に干潮を迎えることがわかっていたので、これまでにないスロースタートをしましょう!と決めていました。

しっかりと睡眠をとってから出発したので、出艇地には7時過ぎに到着します。

既に満員となっていた駐車場で、隅の方に車を停めるスペースをみつけて、8時ジャストに出艇しました!

釣りに過信は禁物!10月中旬のカヤックフィッシング

慌てませんよ!

まだ干潮まで時間があるので、いつものポイントには直行せず、岸近くの水深20mほどの場所の調査をしてみます。

いつも魚探には小魚が映り、夏の調査ではハタ類の子供などがエサで釣れることがわかっていますが、もしかしたら群れで行動するベイトフィッシュもいるのではないか?と思い、サビキ を投入します。

ガーミン ストライカープラス4 10月中旬のカヤックフィッシング

...しかしながら、全く釣れません。

仕掛けの深さを変えたりしてみましたが、サビキには見向きもしないようです。

一匹でもいいのでお目にかかれたら、ルアー選択の判断材料になるかと思っていましたが、そういう類いの魚ではなさそうです。

1時間ほど静かにすごして、やはり岸の近くはエサ釣りが正解だった〜!と再確認したところで、いつものポイントに移動します。

釣れるポイント

私のお気に入りポイントは、珍しくカヤックの方々が集結していましたが、私が移動していった潮が満ち始めた時間には、数艇が残っているだけになっていました。

早速、朝のご挨拶!

中層付近にまばらにベイトフィッシュがいる場所で、海底付近で食いついてきました。

現れたエソにはお帰りいただき、ゆっくりと流されていくカヤックから、静かな海面にジグを落とし続けます。

水深40mから50mくらいのところを行き来しながら、違う魚種の姿を探していると、またエソが現れました。

前々回の釣行時のように、エソ祭りが再来するかも?という悪い予感に襲われます。

もっと活性を感じる場所を探して、魚探の画面を見ながら付近のポイントを点々としてみますが、エソのような魚影は避けているためか、サゴシの反応は全く感じられません。

近くを通ったカヤックの方と挨拶させていただき釣果をお聞きすると、「早朝に、他のカヤックの方がサゴシを数匹あげられていました」とのこと。

干潮時間でもサゴシが来ている!

潮が満ちてきている時間だけを狙って、悠長にベイトフィッシュの調査をしている場合ではなかったようです。

今後は、潮に関係なく早朝時間も大事にしよう!と、次回からの作戦を変更します。

とはいえ、これまで実績があるのは潮が満ちてくる時間です。

近くで他に浮いてみえる方は全くいなくなりましたが、サゴシが来るとしたら回遊ルートになっているに違いないポイントで、粘り続けてみることにします。

気配を消している魚は釣れる?

ランチ休憩をとりながら正午すぎを迎えた頃、魚探の画面は静かでしたが、ロッドに突然ドンッと重さを感じました。

またエソかな?と思いながらリールを巻いてみると、海中から引っ張られている釣り糸が、エソとは違う動きをします。

これはもしかして?と思い、慎重にリールを撒き続けると、綺麗な魚体が現れました。

10月中旬の若狭湾カヤックフィッシング

やはりいましたね!。普通サイズのサゴシさんですが、今日も会うことができました。

カヤックの上では、その気配を全く感じませんでしたが、回遊ポイントとなる場所を、たまに通過しているようです。

粘り続けてみて良かった!

雨が降った後の、大潮のこの日は、この後も魚影を感じられず、大漁とはなりませんでした。

そのような状況でも、お土産サイズを釣らしてくれたのは、メジャークラフトさんのジグパラSLOWライブベイトカラーです。

見た目も綺麗なイワシカラーを、ここ数回のカヤックフィッシングで使っていますが、毎回釣果もでているので、お気に入りジグの仲間入りです。

150cmを超える仕舞寸法のロッドで遠征したい!自分専用のロッドケースをDIYします

プラダンで150cmのロッドケースを自作車で行ける距離での陸っぱりやカヤックフィッシングを楽しんでいて、まだまだ未熟者ではありますが、そろそろ海外遠征も視野に入れて、遠隔地での釣りもしてみたい!と思うようになってきました。

遠征する場合に、最も運送に気を使うのがロッドだと思います。

私が愛用しているロッドのうち、仕舞寸法が最長のものは、2分割して157cmになるジギングロッドです。

一方で、汎用品として流通しているロッドケースは、150cmまでのものが多く、お気に入りのジギングロッドは収納できません!

そこでプチDIYで、自分専用のロッドケースを自作してみることにしました。

自分専用のロッドケースをDIY。150cmを超える仕舞寸法のロッドで遠征したい!

遠征に持っていきたいロッド長

私が持っているフィッシングロッドは、カヤックで使う前提のものが多く、全長2m前後で仕舞寸法は150cm以下のものが多くなっています。

この仕舞寸法であれば、多く流通している150cm以下のロッドケースに収納できるのですが、一本だけ、もっと長いロッドがあります。

長めなのでカヤックでは使わないジギングロッドですが、シマノさんのコルトスナイパーで、仕舞寸法は157cm! よくある最長150cmほどのロッドケースには収まりきりません。

そうは言っても、160cmを超えるロッドを遠征に持っていかれる方も多いと思われるので、きっといいケースがあるはずだ!と信じて、多用途ケースの流用や、自作も視野に入れつつ、じっくりと考えてみます。

考えすぎて、あらぬ方向に向かわないように、遠征用ロッドケース選択の前提条件をまとめておきます。

  • ロッドは、少なくとも7本(7種類)は入れたい
  • 持っていくロッドの仕舞寸法は、最長160cm

 

遠征用のハードケースを探してみよう!

160cmくらいのロッドを多数収納できるハードケースを探してみると、何故かちょういどいい大きさのものがなく、150cmの次に大きいものは、180cmのものが見つかります。

大は小を兼ねる!のですが、160cmでも持ち運びには気を使いそうなサイズなので、なるべくロッドにピッタリの長さのものを選びたいと思います。

...ということで、プラスチック製の伸縮式ケースは、候補として残しつつも、他のタイプも探してみることにします。 

遠征用のソフトケースを探してみよう!

長さ160cm以上のソフトケースも探してみます。

数本のロッド入れられる汎用ケースとして売られているものは、ケース長が150cmまでのものが多いです。

サイズとしてはピッタリの、ダイワさんの ポータブルロッドケースのようなカッコいいものもありますが、残念なことに、多くのロッドは収納できない!

他にも数種類を探しあてましたが、2〜3本くらいしか入れられないものばかりでした。

遠征用のロッドケースを自作されている方も多い!

ネットで検索してみると、自作されている方も多いようです。

筒状に自作される場合が多く、私が目指している、ロッドが取り出しやすいものとは少し違いますが、DIYも選択肢とするために、その材料や作り方を知っておこうと思います。

塩ビ管やボイド管でロッドケースを自作

ロッドケースを自作する場合に、よく使われているのが、水を流す塩ビ管や、厚紙素材のボイド管です。

どちらも加工しやすい素材で、切断したり穴をあけたりといったDIY作業が楽ですね。

近所のホームセンターで簡単に見つけることができるので、入手もしやすいです。

塩ビ管

塩ビ管でロッドケースを自作

  • ◯: 強固なロッドケース が作れる
  • ◯: 接続部材が豊富で、ケース両端末が作りやすい
  • ◯: 水に強い
  • ×: 重い

ボイド管

ボイド管でロッドケースを自作

  • ◯: 比較的に軽い
  • ◯: 強い
  • △: ケース量端末の蓋を、違和感なく自作するのに苦労しそう
  • ×: 水には弱い

 

塩ビ管もボイド管も一長一短ですが、私にとって最大の弱点は、端末からロッドを出し入れしないといけない点!

何本もロッドを収納して、使いたいものだけをスマートに取り出すには、ケース全体に蓋が付いているような構造にしたいところです。

魚の開きをつくるように、長手方向がパカッと開くロッドケースを目指して、違う手法も考えてみます。

プラダンでロッドケースを自作

プラダンでロッドケースを自作

ダンボール紙のような、筋状の構造を持つプラスチック・ダンボール、略してプラダンですが、ダンプラと呼ぶ場合もあるようです。

どちらの呼び方も、それらしくて混乱しそうですが、ここではプラダンと呼んでいきます。

ロッドケースを自作するときに、このプラダンを材料に選ばれる方も少なくないようです。

透明性が必要な場合はポリカーボネートなどの素材もありますが、一般的に多く使われているのはポリプロピレン製のシートで、加工がしやすく、塩ビ管よりも多くの色があるので、皆様それぞれが、お好きな色で自作されています。

  • ◯: 軽い
  • ◯: 構造を工夫すれば、ダンボール箱ほどの強さのものがつくれる
  • ◯: 蓋構造も、自作できる
  • ◯: 水にも強い

ロッドの長さや本数に合わせて、オリジナルのロッドケースも作りやすそう!ということで、10本ちかくのロッドを収納したい私は、プラダンで強度を確保したロッドケースを作ってみたいと思います。

プラダンで、見た目もスッキリしたロッドケースを自作したい!

さて、プラダンでロッドケースを自作することにしましたが、釣り場にも持っていくことを考えると、見た目も気になってしまいます。

無骨なプラダンの外観では、趣味で楽しむ釣り用としては、少し寂しい!

そこで、プラダンで自作した箱を、さらにスッポリと覆ってしまうようなダッフルバッグのようなものを探してみたところ、他の用途ですが良さそうなものを発見しました!

見た目もスッキリしたロッドケースを自作したい

長めの楽器やスポーツ用品を収納するバッグも探してみましたが、最終的にちょうどいい大きさで見つけたのは、スキー板を持ち運ぶためのバッグです。

その中でも、スキー板(私の場合はロッド)の長さに合わせて、全長を変えられるバッグがあったので、これだ!と思い、早速入手しました。

スキー板用のバッグをロッドケースにする

VAXPOTさんのスキーケースは、それほど重くもなく、素材の強度もちょうどいい感じです。

このバッグの大きさに合わせて、中のロッドホルダー部分の箱を、プラダンで作ってみることにします。

プラダンの加工方法

それでは、スキー板用のバッグに合わせて、ロッドケース を自作してみます。

自作ロッドケースの大きさを決めましょう!

入手したプラダン素材は、よくある180x90cmの大きさです。

最初に、このプラダン素材から作ることができるロッドケースの大きさを、側面に蓋をつけることも考慮して、ザックリと計算してみました。

  • L;(参考)159cm
  • W;25cm
  • H;13cm

 

実際には、バッグの大きさに合わせて、

  • L;(参考)159cm
  • W;23cm
  • H;10cm

のサイズで作るので、180x90cmの素材1枚で、十分に足りることがわかりました。

箱の内部に、後ほど紹介するような間仕切りを設置する場合は、間仕切りの個数や大きさに合わせて、別のプラダン素材も準備しておきます。

プラダンに切断線と折り目線を書いてみます

入手したプラダンの板厚は3.5mmで、ダンボール状のリブ(筋)の大きさも、同じく3.5mmです。

箱状にするために、谷折りで折り曲げる際には、このリブひとつ分をつぶす事になるので、そのことを考慮して展開図をプラダンに書いてみます。

プラダンに切断線と折り目線を書いてみましょう

鉛筆でも十分に書けますね!

プラダン素材が一畳ほどの大きさで扱いにくいのと、実際に箱状に組み立てながら重なる部分の具合を確認したいため、一面づつ順番に作っていくことにします。

プラダンを加工します

プラダンの加工は簡単!

切断

プラダンの切断は、カッターナイフを使います。

私は、刃先が細いクラフトナイフを使ってみましたが、作業に支障はありませんでした。

リブに沿って切断する場合は、試しに使ってみたハサミでも綺麗に切れました。

プラダンをリブ方向に切るならハサミでも簡単

リブに垂直に切りたい場合は、ハサミを使うとリブが潰れてしまうことがあるので、カッターナイフの方がおすすめです。

90°折り曲げ

プラダンを、リブに沿って折り曲げる場合は、カッターナイフで表層だけ切れ目を入れるか、スクレーパーなどでリブを一列潰して谷折りします。

プラダンにカッターナイフで折り目をつける
プラダンにスクレーパーで折り目をつける

カッターナイフで表層だけに切れ目を入れる方法は、リブに対して垂直方向でも使えます。

ただし、山折りと谷折りでは、折り曲げた後のイメージが異なるので、場所によって使い分けることにしましょう!

山折り(左)と谷折り(右)

180°折り曲げ

プラダンを折り返して180°曲げる場合、山折りの場合は90°曲げと同じく、表層に切れ込みを入れて、180°曲げます。

ただし、この方法だと曲げた部分の切断面がしっかりと見えてしまいます。

私が作りたいのは、釣行中も使えるロッドケース! 自作品とはいえ、見栄えと危害感が気になるので、谷折り方式で180°曲げてみます。

最初に、プラダンの板厚の2倍の幅で2本の切れ目を表層に入れます。

私が使っているのは、板厚3.5mmのプラダンなので、7mm幅で表層に切れ目を入れました。

プラダンを180°曲げる方法

2本の切れ目にそって、いったん山折りで曲げたら、露わになった7mm幅の表層部だけを切り取ります

魚の皮を削ぎ取っているようで、少し楽しい! 

ダンプラを180°曲げてみよう!
プラダンを綺麗に180°曲げてみよう!

最後に谷折りしますが、180°曲げた部分に、底面の薄皮が残っているので、見た目も(比較的に)綺麗かな〜?!

今回は、雰囲気で青色のプラダンを選びましたが、白色のプラダンであれば、折り曲げ部が白く変色しても目立たないと思います。

プラダンを折り返す方法
プラダンの切断と折り曲げ加工について紹介してみましたが、カッターナイフ一本で、ほとんどの成形が楽にできました。

プラダンの接着

ポリプロピレンは接着しにくい材料とされていますが、プラスチック用の接着剤を使うことで、私の用途では十分な接着強度が確保できます。

この接着剤を、両側の接着面に薄く塗って、接着面は離したままで放置して、半乾き(私は1分ほど待ちました)になったら、しっかりと押し付けて接着します。

24時間後に接着面を剥がそうとしてみましたが、剥すより先にプラダンが変形してしまうほどの接着強度でした。

自分だけのロッドケースを作ります

プラダンの加工方法がわかったので、サクサクとロッドケース本体を作っていきましょう。

箱ができました

箱を作る時の折り目は、全て谷折り加工です。

箱ができたところで、仕舞寸法157cmのロッドを中に置いてみて、イメージを膨らませてみました。

いい感じですね!

実はこの時、勢いあまって計画よりも大きな箱になっていました。

箱を入れるためのバッグに入れて、大きさを最終確認してみたので、この時点で間違いに気付くことができました!

すぐに、当初の計画どおりの高さに修正しましたが、このあと紹介する写真では、蓋に少し痛々しい修復の痕跡が残ってしまいました。

仕切りを設置します

箱の高さを修正したところで、気を取り直してロッドを全て格納してみます。

二段重ねにするためのの中板も使って、9本のロッドを入れてみました。

なかなか良さそうだと判ったので、ロッドを固定するための仕切り板をつけていきます。

プラダンで、かっこいいロッドケースを自作する!

同じような仕切り板を、5か所に接着していきます。

最後に、箱に長さ2cmくらいのスリットを数カ所あけて、ロッドをしっかり固定するためのマジックファスナーのベルトを通しておきます。

9本格納できるロッドケースを自作

自作ロッドケースが完成!

ロッドケースの蓋の固定には、マグネットを使いました。 

プラダンで自作した箱の蓋を、マグネットで固定

釣行時は手返しよく使えて便利ですが、運搬時にはしっかりと蓋を固定したいので、マジックファスナーのベルトでも蓋を固定できるようにしています。

最後に、ロッドを収納した状態で、スキー板用のバッグに入れてみました。

150cmを超える仕舞寸法のロッドで遠征するためのロッドケースをDIYしたい!

このバッグにあわせて作ったので、あたりまえですが、ジャストフィット!

もともと防水バッグのような構造で、長さも調節できるので、なおさら良い感じです。

自分専用のロッドケースを自作。150cmを超える仕舞寸法のロッドで遠征したい!

釣り場に持っていって広げても、この秘密兵器のような雰囲気に、ワクワク感が止まりません。

なんでも一緒だと思いますが、雰囲気づくりには、入れ物って大事ですね!

軽くて強いので遠征での運搬も問題なく、むしろ実釣以外でも楽しめる要素が増えた、自作ロッドケースが完成しました。

さて、遠征用のロッドケースの準備はできましたが、まだ名前も知らない大型魚と会える日は、いつ訪れるでしょうか?

大潮で湾内に入ってくるサゴシたちに会えた!10月の若狭湾カヤックフィッシング

前回の中潮での若狭湾のお魚調査は、エソが大漁という残念な結果に終わりました。

1年にわたり通いつめた経験から、若狭湾の実力は、こんなものではない筈だ!との確信と共に、大潮で微風の10月初週に、リベンジ調査に向かうことにしました。

日中を通して曇りがちの天気予報ですが、サゴシたちが湾内に入ってくる時間と潮の関係を調べたいと思います。

大潮の若狭湾内でカヤックフィッシング

大潮の満ち引きを確認しておきましょう

気象庁の潮位予測によると、私がカヤックを浮かべる時間帯の潮位は、

  • 満潮; 2時50分
  • 干潮; 9時06分
  • 満潮;15時17分

となっています。

サゴシたちが潮の流れと共に行動するのであれば、9時ごろから15時くらいの間が勝負の時間に違いない!と仮定して、日の出時間を過ぎてから、満員に近い駐車場に到着しました。

それでも、7時より少し前には準備を終えて、曇り空の若狭湾に出艇しました。

若狭湾でソゴシに会いたい」

凪の湾内は、2週間前と比べると鏡のような海面で穏やかです。

漕ぎ出してすぐの浅場で、魚探の電源を入れると、多くの小魚が画面に映りました。

サゴシ調査@若狭湾

今日は期待できそう!と、釣果への期待を確信に変えつつ、前回と同じ調査ポイントに向かってカヤックを進めていきます。

既にカヤックやボートの方たちが多く浮いてみえましたが、私が狙うポイントからは少し離れてみえたので、なるべく邪魔にならないように間をあけてカヤックを進めて、調査ポイントに到着しました。

9時05分

今日は、潮と釣果の関係を見極めるために、釣れた時間をしっかりと記録しておきます。

この日の調査ポイントは、エソさんからの朝の挨拶はありませんが、中層に極小のベイトが散らばっています。

いつもと同様に、ダイワさんのTGベイト(グリーンゴールド)から使い始めましたが、釣り始めてすぐのフォール中に、あっさりとフロロカーボンの糸を噛み切られてしまいました。

曇りで日が差し込まないため海中は暗く、うまくジグを捕らえきれないのでは?と思い、シマノさんのアオモノキャッチャー(シルバー)に変更します。

魚探の画面にはフィッシュイーターの影もなく、まだ湾内にサゴシは入ってきてはいないかもしれないと考えながら、のんびりとジグを泳がしていると、予想外の一匹目が釣れました。

若狭湾カヤックフィッシングでサゴシを釣りまくる!

小さめですが、サゴシさんです。

いつもはエソが一匹目に釣れることが多いですが、幸先のよいスタートとなりました。

11時40分

その後、時折周りで小さめのサゴシが跳ねるようになってきて、意気揚々と調査を続行していましたが、またフォール中に釣り糸が噛み切られてしまいました。

この日2個目のジグロストは痛いですが、何も反応がないよりは嬉しい!と、前向きに考えます。

太陽はあがっている時間になっていましたが、相変わらず空は雲で覆われていることもあり、ケイムラ塗装が施されている、メジャークラフトさんのライブベイトカラー(ゴールドイワシ)を試してみることにしました。

ゆっくりとリーダーを結び直して、ジグを泳がせていると、何も反応がない静かな魚探とは裏腹に、中層付近で釣れました。

若狭湾でサゴシを釣りまくる

また小さめのサゴシですが、少しだけサイズアップ!

カヤック上でも元気よく跳ね続けているので、フィッシュクリップを使った際に少し痕跡をつけてしまいました。

12時45分

12時を過ぎてから、魚探にはサゴシが上下に泳ぐ様子が映るようになってきました。

海面からも、ポチャンッという音が続けて聞こえてきます。

今日は釣れるに違いない!とはいえ小さめのサゴシしか釣れないかも?と思っていましたが、ここにきてドラグ音と共に、なかなかのサイズが釣れました。

若狭湾カヤックフィッシングでサゴシと潮の関係を調査

これまではロッドで強引に引き抜いてランディングさせることばかりでしたが、久しぶりのタモ入れです。

お試しで入手したイワシカラーのジグですが、ライブベイトカラーよく釣れます!

大きめのサゴシは急いでストリングスに移して、まだ騒がしい海中にジグを落とすと、フォール中にヒットしました。

若狭湾カヤックフィッシングでサゴシ4匹目

人生初の連続ヒットです。嬉しい〜

これが、サゴシが湾内に沸いている!という状態ですね!

手ぶらで帰った前回とは違い、お土産が4匹もいるので、もう充分釣れたという満足感に溢れます。

陸に戻りましょう

その後も調査を続行しましたが、海中の騒がしさがなくなり、次に海面に姿を現したのがエソだったため、この日の調査は終了することにしました。

相変わらず穏やかな海面を割ってカヤックを進めながら、出艇地に帰ります。

若狭湾で青物に会いたい

先ほどの大量のサゴシが、もしかして湾内で回遊しているのでは?と思い、周りの音を注意深く聞いてみましたが、湾の奥は静かで、サゴシの気配は感じられませんでした。

大潮の湾内で釣れるサゴシ調査結果

潮を気にしながらカヤックフィッシングをするようになってから3回目の釣行で、4匹と釣果は少ないものの、ようやく調査結果といえるデータを得ることができました。

それでは、大潮の若狭湾サゴシが釣れた時間と潮の関係をまとめてみます!

大潮の若狭湾内でサゴシが釣れるタイミングを調査

潮が満ちてくる時間帯だけを狙いましたが、結果としては大正解だったと思います。

おそらくベイトフィッシュやサゴシは若狭湾に点在していて、満ち潮と共にさらに入り江のようなこの場所に集結するのだと思われます。

釣果を除いて考えても、カヤック上で最もサゴシの存在を感じられた時間は、潮位グラフの傾きが大きい=潮の動きが早い時間と重なります。

魚の噛み切りによるジグロストがあったので、どのジグが釣れるのかは明確にできませんが、曇りのこの日に釣果につながったのは、シマノさんのコルトスナイパー アオモノキャッチャーと、メジャークラフトさんのジグパラSLOWライブベイトカラーでした。

フォール時にカヤックから海中を覗き込んでみると、どちらのジグも生命感を感じる動きで泳ぎながら落ちています。

ロストせずに手元に残ったライブベイトカラーは、しばらく定番ジグにしてみようと思います。

中潮の 大漁祈念 エソ図鑑。雨天後で強風の日の魚影調査

9月第3週の週末の若狭湾は、大漁情報があった2週間前と同じく中潮です。

2週連続で潮と釣果の関係を調査したいので、この日もカヤックを持って若狭湾に行ってみます!

潮と釣果の関係調査

祈りが通じて晴天

天気予報は一週間前から目まぐるしく変わりましたが、最終的には一日を通して晴れる予報になりました。

先週に引き続き、午後が本番!ということで、少し遅めの出動です。

この日も、出艇地に到着すると、イカ狙いで早起きの方々がすでに浮いてみえます。

管理人の方に、「うねりが強いから気をつけて!」と見送られながら、比較的に海況が良さそうな湾内に漕ぎ出しました。

風は強めですが、中潮でのお魚調査を始めます!

風は強めですが、中潮でのお魚調査をカヤックで始めます

豪勢な朝のご挨拶

気付いたら、この湾内でカヤックフィッシングをさせていただくようになって、もうすぐ1年を迎えようとしていました。

もう普段見かける景色のように感じる防波堤を出て、10分ほど漕ぎ続けたら、いつもの調査ポイントに到着です。

この魚を釣ることにかけてはプロ級だ!とも思い始めたエソとの対面をなるべく避けつつ、定番のジグを泳がせてみました。

...とはいえ、やはり朝のご挨拶は避けられないようで、今日はなんと!2匹同時にエソが挨拶に現れました。

写真を撮ろうとゴソゴソしているうちに、アシストフックに食らいついていたシャイな1匹は、元気にお帰りになられました。

アシストフック側に食らいついていたシャイな1匹

写真を撮るだけだから、照れなくてもいいのに〜

ESO

嬉しいような残念なようなご挨拶部隊にはお引き取りいただいて、本日の調査を続行します。

4連休初日の今日は、

  • 大潮の後の中潮
  • 前日夕方まで、まとまった雨が降っていた
  • 北西から強めの風が湾内に吹き込んでいる
  • 風によって、うねりも波も高め

という、潮まわりが良さそうな他は、あまり釣りには適さない状況です。

2週間前の中潮の日は「湾内にサゴシが溢れていた」という情報を頂きましたが、潮(だけ)が同じようなこの日の釣果はいかがでしょうか?

青物を期待しながらジグを巻いていると、またエソが現れました。

ジグを巻いていると、またまたエソ

あらためて周りをみてみると、湾内でジグを使っている方の姿も少なく、少し不安になってきました。

あなたしかいない

青物の回遊を気長に待ちつつ、調査ポイントに留まります。

風に流されると、カヤックが風向きとは直角方向を向くのは、波の谷間に落ちようとするからでしょうか?

理屈がまだ理解しきれていませんが、とにかく操船技術は向上しているようです。

強めのうねりと波による釣りへの影響を和らげるためには、カヤックを風上に向け続けないといけません。

ラダーをこまめに操作しつつ、自転車だったらバランスを崩してしまいそうなくらいにゆっくり&断続的に、ペダルを漕ぎ続けます。

カヤックが風上を向き続けるようにペダルを断続的に漕ぎ続けます

凪の日には感じませんが、パドル式ではなく足漕ぎ式のカヤックを選択しておいて良かった!と思う瞬間です。

この日のように強く流される海況でも、ジグを垂直に落とすことができるので、タイラバも使うことができます。

垂直な釣りができるように操船しつつ、タイラバとジグを交互に泳がせていると、すぐにロッドがしなりました。

緩めに設定しているドラグから、時折短く空転音を聴かせてくれる引きですが、この感触は...

ポイントは、エソ街道

またまたあなたですね!

今日のこのポイントは、エソ街道になっているのでしょうか?

小魚の群れも見かけないので、お腹がすいているエソたちが待ち構えているのかもしれません。

気分を変えてみたら?

調査ポイントを少し離れてみることにして、過去にアマダイなどが釣れた深めのポイントも探ってみましたが、魚影を見つけられません。

潮の流れ方も深さによって違うようで、釣り糸を海底まで垂直に落とすのが困難です。

仕方なく、またエソ街道に戻って青物の回遊を待つことにしました。

街道というよりも、もう歩行者天国のようになっていて、次々にエソさんが現れます。

エソさんの歩行者天国
次々と釣れるエソ

同じような光景を見飽きてしまったので、途中から写真撮影はやめてしまい、もう何匹釣れたのか?もわからなくなりました。

中潮調査は終了

エソ以外の魚も一緒に泳いでいるのでは?と甘い期待を抱きながら、調査終了時刻と決めていた午後3時過ぎまでジグを落とし続けましたが、結局エソにしか会えない一日となりました。

2週連続で調査してみて感じたのは、回遊してくる魚についての潮と釣果の関係は、単純なイコール式ではない!という結果でした。

確率的には、中潮の日は大漁になることが多い!というのも、きっと正解でしょう。

でも、もちろん100%ではないので、釣れない日もある...

そして、カヤックフィッシングの場合は、釣りに集中しやすい風や波の日を選ぶことが、むしろ大事ですね。

この日のカヤックフィッシングを振り返って、よくよく考えてみたら、釣れなかったわけではなく、たくさん釣れたけどエソだけだったということで、全く釣れない日に比べたら楽しい一日でした!

次回は海況が穏やかな日を狙って、また綺麗な若狭湾で楽しまさせて頂こうと思います。

長潮だからこそ夕方まで釣ってみます!少し涼しくなってきたカヤック フィッシング

一週前の週末は、休息日として家で大人しくしていましたが、そんな中で予想外の大漁情報が舞い込みました。

ハタなどいろいろと大物が釣れただけでなく、午後にサゴシさんが大挙して押し寄せた!との速報に、行けばよかった〜との思いが押し寄せます。

これまでは潮位変化を気にせずに、隔週でカヤックフィッシングに出かけていましたが、もしかしたら潮との関係で魚がいない時ばかり狙ってしまっているかもしれないので、今回は潮位も気にしながら、先週の大漁の残像を追いかけてみます!

 

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慌てずに出発!

綺麗な海に惹きつけられて通っている、若狭湾内の出艇地では、経験上は午後にサゴシが釣れはじめる傾向があります。

そこで、釣りは日の出とともに始めるものだ!との固定イメージを捨てて、家でしっかり睡眠をとってから出発して、朝7時過ぎに出艇地に到着しました。

今日は夕方までの魚影の変化も気にしながら、ゆっくりと浮いてみます。

潮と釣果の関係はあるの?

これまで広い海の上では潮位変化は関係ないのでは?と考えてきましたが、今回から潮も少し気にしてみることにしました。

この日は長潮で一般的には釣りづらい状況のようですが、調べてみると、潮位変化が少ない分、魚が溜まっている場所を見つけられたら、釣れる状況が長く続く可能性もあるらしい!

海上ではポイントを頻繁に変えるのではなく、どちらかというと一箇所に絞って釣りをしたい私には最適!とポジティブに捉えて、カヤックフィッシングを楽しんでみます。

今日も盛況

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いつもより遅めに到着した出艇地では、目視できるだけでも5艇以上のボートやカヤックの方たちが、すでに浮いてみえます。

岸壁の近くにいらっしゃる方たちが多いので、皆様イカ狙いでしょうか?

青物狙いの私は釣れる時間が違うはずだと信じて、落ち着いてカヤックの艤装を進めます。

慣れてきたためか、感覚としては30分もかからずに準備を終えて、海岸にカヤックを置くことができました。

今日は、一日を通して南から強めの風がふいていて、カヤックは流されっぱなしとなりそうですが、風に負けずに若狭湾の魚たちと楽しんでみましょう!

お約束の一匹

何度も通っているので、水深50mラインがなんとなくわかっていて、そこまでは魚探の電源を入れずに移動しました。

狙うポイントに到着して、魚探で海中の様子を確認してみると、いつも通りの魚影が海底付近に映ります。

朝の一匹目とご挨拶をしておきましょう!ということで、ジグでお迎えしてみました。

朝の一匹目とのご挨拶

今日も元気に姿を現してくれたエソは、長潮でも魚はいるよ〜と言っているかのようです。

エソに背中を押されて、強めの風の中でも一日中カヤックフィッシングを楽しむ決意が強くなりました。

お久しぶりの一匹

エソとは違う魚影を探しながらジグを泳がせていると、少し重めの反応がありました。

出艇時に、「たくさん釣れるよ!」と聞いていたレンコダイかな?と思いながらスピニングリールを巻いてみると、赤色っぽいとはいえ、少し濃い色の魚が姿を現しました。

ずいぶんとご無沙汰していたウッカリカサゴ

ずいぶんとご無沙汰していたウッカリカサゴです。

少し早めにリールを巻いたので、カヤックにあげたときには圧力変化でグッタリしていましたが、なんにせよお土産サイズ! 長潮でも幸先がいいスタートです。

青物がきた!

ウッカリカサゴが釣れた後、小魚の群れや、それを追ってきた青物を待ちますが、魚探にそれらしい魚影は映りません。

少しでも反応がある場所をねらってジグを泳がせてみると、想像していた通り、エソとの対面が続きます。

ここは小魚や青物の回遊ルートにはずだ!と信じて、めげずに待っていると、中層付近に、数匹の少し大きめの魚影が横切りました。

すかさずジグを海底まで落として泳がせながらリールを巻いてみると、ロッドを持つ手にドンッという振動が伝わってきました。

狙い通りの反応に、嬉しさでいっぱいになりながらリールを巻き続けますが、中層まで巻いてきたところで痛恨のフックアウト

せっかくのチャンスを逃してしまったと思いつつも、間髪入れずにもう一度海底までジグを落とすと、また同じ手応えを感じます。

今度は海面までリールを巻いてくることができて、勢い余って銀色の魚体がカヤック上に飛び込んできました。

銀色の魚体がカヤック上に

そのサイズからして、最初はサバかな?と思いましたが、よく見てみると、小さいながらもサゴシです。

サワラの半分ほどの大きさですが、1か月ぶりのサゴシは、充分にお土産サイズなので、ありがたく頂くことにします。

涼しい海上は波も高い

9月第2週のこの日は、風が強めなこともあり、8月よりも海上で過ごしやすい気候になりました。

危険を感じるほどではありませんが、時おり白波もたつ海上で、少し離れた海面にクーラーボックスを浮かべて座っているように見える方を発見します。

後ほど上陸後に挨拶をさせていただくことができたSUPで釣りをされている方は、波が高めの海上でも、安定した様子でロッドを操ってみえます。

しっかり釣果もだされていて、ミニマル装備での海上フィッシングはカッコいい!

出艇準備に30分ほど時間を使っている私としては憧れです。

波が穏やかな日に、SUPフィッシングにも挑戦してみたいですね〜

...と考えながらジグを泳がせていると、また大きめのエソが遊びに来てくれました。

大きめのエソが遊びに来てくれました

長潮の午後に調査続行

SUPの方も上陸後におっしゃっていましたが、他の方からの情報でも、中潮の先週は午後になってサゴシが押し寄せていたそうです。

それでは、長潮のこの日は?ということで、強めの風に立ち向かいながら、午後4時まで粘ってみましたが、湾内は平穏な様子のままでした。

ガーミン ストライカー プラス4cv

しかしながら、次の週末は、釣果が期待される中潮

天気が良ければ、潮と釣果の関係調査を、2周連続で敢行すること心に決めて、この日は出艇地に戻ります。

とりあえず今日の釣行では、長潮であっても、姿を見ることは少ないものの、青物が釣れることがわかりました。

綺麗な若狭湾に感謝しつつ帰路につき、次週もまた楽しませて頂くことにします!

炎天下でも青物に会いたい!8月末のカヤック フィッシング

猛暑日が続きますが、8月も終わりとなる週末に、意を決して若狭湾に向かいます。

暑さとの戦いになるので、熱中症にならないように、いつもより多めに冷たい飲み物を準備しておきました。

日の出の1時間前に着いた出艇場所は、これまでになく多くのボートやカヤックの方が、既に準備を始められています。

カヤックフィッシングでは、海上で周りが賑わっている方が、どのあたりで釣れているかを盗み見させていただけることもあり、ワクワクします。

暑さに負けずに、カヤック上の半日を楽しみましょう!

 

日の出とともに、カヤックフィッシング開始

魚影は濃い!

日の出時間とともに、海岸には準備を終えたカヤックやボートが並びます。

私の後にも続々と出艇される方に場所を使っていただくために、なるべく早く離岸することにします。

防波堤から出ると、小魚の姿が絶えることなく魚探に映りますが、先回の釣行で様々な魚種の幼魚であることがわかっています。

魚探に映る様々な魚種の幼魚

ここで浮かぶ多くの方と同様に、私はエサ釣りではなくジグで釣れるサイズの魚を狙うので、防波堤近くでの魚探の画面は気にせずに、もっと水深が深い場所を目指します!

ボートやカヤックが大集合

水深20mを超えたあたりでは、先に出艇された数艇のボートの方たちが、既に釣り糸を垂らしてみえます。

魚探には濃い小魚の群れが映っているので、それを狙う中型の魚もいそうです。

ここで遅ればせながら、この日のカヤックフィッシングのお題ですが、先回の釣行で青物が回遊してくると確信した水深40mの場所で、一日の魚影の変化を見てみたいと思います!

ボートが集結しているので、もしかしたら楽しいことになっているかもしれない水深20mくらいの場所は素通りして、目指すポイントに向けてカヤックを漕ぎ続けます。

朝のいつものご挨拶

今日のお題を初志貫徹!と思いながらも、目的のポイントの少し手前で、魚探にあまりにも良さそうな反応が見られたので、我慢できずにジグを投入してみます。

すかさず、着底後すぐの巻き上げで、ロッドをしならせることができました!

海底付近の濃い魚影からあがってきたのは、先回同様の朝のご挨拶、エソ様です。

簡単にエソが釣れるということは、今日もお土産にできる魚が釣れるはず...とポジティブに考えることにします。

準備運動ができたところで、エソが釣れた魚影から離れて、狙うポイントに向かいます。

調査ポイントで粘ります!

前回の釣行で青物の回遊ポイントだと確信したのは、水深40mから60mへの急斜面ができていて、潮流れがある場所の近くです。

何かしら釣れることを信じて、水深の変化がある場所の近くを、軽く流されながら海底近くの魚影を探っていると、狙いどおりの反応がありました!が、今日2匹目のエソです。

エソだって自由に泳ぎまわりたいはずなので、もちろん、ここにもいらっしゃるでしょう!

今後の定番ポイントにしたいと思っている場所なので、何もいないよりはいいですね。

エソはすぐにリリースして、違う魚影を探します。

少し作戦を変更して、2匹連続でエソが現れた海底付近の小魚の群れではなく、たまに魚探に現れる、中層付近に濃い魚影がある場所を重点的に狙ってみます。

程なくして、3匹目ともご対面することになりました。

しかし、魚探の画面には、雲のような魚の群れが頻繁に現れます。

絶対に小魚を狙う青物も現れるはず!との思いを弱めることなく、狙うポイントまわりを攻め続けます。

そしてアイツはやってきた!

中層と海底付近に、二層の濃い魚影がある場所を転々としながら、昇った太陽の強い日差しに耐えていると、エソと同じような感触でロッドがしなりました。

またか〜と半ば落胆しながらリールをまくと、背中に独特な模様がある魚が、水面化に姿を現します。

慌ててランディングネットを準備して、カヤック上にお迎えしました!

カヤックで30cmサイズのサバを釣る

見慣れてきたためか、1カ月前にお会いしたサバよりは小さめに感じますが、スーパーで売っている北欧産のものに比べれば十分に大きい、30cmサイズです。

何はともあれ、調査ポイントでのお土産を獲得!

確信していたとはいえ、この日のミッションの、第1チェックポイントを通過できて、安堵しました。

猛暑日での耐久戦

あまり数にはこだわっていないためか、いつもと同じく、一匹釣れると気が緩みます。

正午近くの日差しは強く、カヤックを素手で触ると熱く感じるほどで、生温い海水温とともに気温も上昇していきます。

暑さのあまり適当な釣り方になりそうなところを、釣れたサバと一緒にクーラーボックスに入っている、氷が半分溶けてきたペットボトル飲料で、なんとか正気を保ちます。

カヤックやボートの方が、入れ替わりで近くに移動されてきては遠ざかっていかれますが、私は本日の調査ポイント周りで、微風に逆らってペダルを低速で漕ぎ続けます。

13時を過ぎた頃、魚探の画面には二層の魚群とともに、その中にひときわ鮮明に赤黒い魚影が映ります。

これまでには見たことがない画面に、気合いを入れ直してジグを落とすと、海底付近のジグに向けてロッドが強烈に引っ張られました!

ドラグ音が鳴らないベイトリールから、異常なスピードにもかかわらず無音で釣り糸が出ていく様子にパニックになってしまい、体勢を整えることができずに固まってしまいます。

リールが壊れた?という、冷静な時ならば思いもしない考えも、頭をよぎっていました。

後から思い返すと、相当賢い?魚のようで、ストラクチャーの裏側にまわり込んで、一瞬で2号のPEラインが切られてしまいました。

一体なんだったのでしょう? 姿だけでも見せて欲しかったのですが、残念でなりません。

もう少しドラグを締めておけば良かった!

撤収!

私の場合、カヤックフィッシングで、もう充分すぎるほど釣ってしまった!と納得した経験は、残念ながらまだありません。

だからこそ、数匹の釣果でも、いつも満足してしまうのかもしれませんね〜

この日のクーラーボックスには、まだ1匹しかお土産が入っていませんが、炎天下での耐久戦も限界が近づいています。

近くでは、スリムなカヤックの方がまだ淡々とジグを泳がせてみえますが、私はぼーっとしてきた頭で、あと3投で終了にしよう!と決めて、釣果を加算することなく終了としました。

この日のお題にしていた調査ポイントは、釣果は少なかったものの、まだ見ぬ魚の強烈なパワーも感じることができました。

そして、一人でいただくには十分な大きさのサバも釣れたので、炎天下でも楽しい一日となりました。

次回のカヤックフィッシングは、これまでに釣ったことがない強力な魚と会えるように、しっかりと作戦をたてて臨みたいと思います!

エサ釣り?それともジギング?両者ともに実力を確認した8月の若狭湾カヤックフィッシング

8月中旬のカヤックフィッシングは、知り合いの方と一緒に、若狭湾に向かいます。

イソメでの餌釣りをされるとのことで、若狭湾ではジグしか使わない私も、何が釣れるか楽しみです!

エサ釣り?それともジギング?

風はあるものの

一週間くらい前から決めていた決行日は、曇りがちで、南風が強めの予報です。

日の出前に到着した小高い丘に囲まれた湾内では、水面は穏やかな表情を見せてくれています。

おそらく湾から出たところでは、風も波も高くなっていると思われますが、この出艇地はカヤックに優しい地形になっています。

今回ご一緒する方は、イソメやオキアミなどの餌を数種類準備してきており、餌釣りでの釣果を狙ってみえるので、ここでは餌釣り師さんと呼ばさせていただきます。

この場所での釣りは初めてとなる餌釣り師さんは、カヤックではなくレンタル(手漕ぎ)ボートで出艇します。

手漕ぎボートのスピードには後ほど驚かされますが、それほど移動が得意ではないと思われたので、風の強弱に関わらず、とにかく湾内に留まる計画としました。

カヤックとボートで出艇!

手漕ぎボートのスピードを甘く見ていたこともあり、湾内に漕ぎ出したところで、カヤックの後部とボートの先端を、5mほど空けてロープで連結します。

餌釣り師さんの筋力がすごいためか?!、実際にはカヤックとボートの巡航速度はほぼ同じくらいだったので、移動時に連結して引っ張る必要はありませんでした。

ところが、この連結が後ほど思わぬメリットを生み出します。

8月の若狭湾カヤックフィッシング

水深10m〜20mは餌釣りが楽しい

出艇してすぐの比較的に浅い場所では、いつも多くの魚が、賑やかに魚探に映しだされます。

いつもは素通りする場所ですが、今日が餌釣り師さんがイソメを持って待ち構えています。

私自身も、この場所で映し出される魚の魚種に興味があります。

餌釣り師さんが朝一番でご対面したのは、小さめのエソでした。

他にも10cm前後のゼンメなどをリリースしながらも、程なくしてキープサイズのカサゴを入手したところで、この場所での探索は終了して、かけ上がりになっている場所に移動します。

水深10m〜20mでは、同じくらいの水深の三河湾で見かける魚たちが、より多く棲息していることが判りました!

水深40m〜50mは魚影ゼロ

ジグで釣れるサイズの魚がいて、アマダイも釣れる水深40mの場所まで移動します。

この日は、魚探に小魚が映りませんが、私はジグで、餌釣り師さんはイソメで海底付近を探ってみます。

時速1kmくらいの速さで北に流されながら、水深40m〜50mくらいの場所を転々としてみましたが、ジグもイソメも全く反応がありません。

釣れない時間が過ぎていき、風で流されては戻ることにも疲れてきたので、小高い丘で風が遮られている、湾の南側に向かいます。

若狭湾の水深15mポイントでは幼魚が入れ食い

水深15mで幼魚が入れ食い

小高い丘で南風の影になる水深15mくらいの場所は、多くの魚の姿が魚探で認識できます。

私は魚探で魚の姿を追うことに専念して、実釣は餌釣り師さんにお任せしたところ、急に忙しくなりました!

20cm以下の魚が入れ食いで、2匹同時にあがってくることも珍しくない状況が続きます。

(動画から写真を切り出したので見づらいですが、右端で2匹同時に釣れています)

といっても、キープしたくなる大きさの魚は少なく、また、ここにいるのはハタ類の子供たちが多いようです。

なんとかお土産サイズのレンコダイも釣れて、仕掛けが根掛かりしてしまったところで、当初の目標であるマダイや青物を夢見て、深い場所で再挑戦することにしました。

水深50m~60mでも釣れないが、足漕ぎカヤック操縦の技に気付く

小魚の入れ食いポイントを離れる時、湾外から戻ってみえたカヤックの方に釣果を伺ってみたところ、大きなエソだけ!とのことでした。

湾を出た先には、カヤックやボートが数艇浮いていますが、きっと同じ状況だと思われます。

そこで、ぎりぎり湾内の、水深60m弱の場所に移動して、風任せで南から北へ流されてみることにします。

ガーミンの魚探ストライカープラス4cv

しかし実際に移動してみると、風はそれほど強く感じないにもかかわらず、時速2kmに迫る速さで、あっという間に北に流されていきます!

魚探に映る魚も皆無でしたが、釣り糸が海中に斜めに入っていくので、とても釣れる状況ではなさそうです。

ふと、せっかくの足漕ぎカヤックなので、風に逆らって漕ぎながら、潮に対しては停止状態で釣りができないか?との思いがよぎります。

普段は、風と波に対してカヤックは(理由はわかりませんが)自然と横向きになることが多いので、風に対峙して漕ぎ続けることが難しくなります。

しかし今日は、手漕ぎボートという大きな海上パラシュートアンカーのようなものを艇尾につけているので、軽く漕いでいるだけで、カヤックが勝手に風上を向くと思われます。

早速試してみると、巡航時の半分以の強さで漕ぎ続ける力を、微妙にコントロールするだけで、釣り糸が海中に真っ直ぐに落ちていき、魚探にも海底のジグがしっかりと映ります。

これは使えそう!

海中パラシュートアンカーの場合は、これまでカヤックの艇尾に付けたことはありませんでしたが、今後一人で浮く時にも風を受けるパラシュートアンカーを使えば、この停止術が使えるかもしれません?!

水深40mの青物ポイントは、いつも昼過ぎに!

思いのほか上手くいった停止術を最大活用すべく、青物ポイントに移動します。

湾の出口付近で、ストラクチャーの脇にあたるポイントですが、これまでに多くの青物と会うことができた場所で、一週前にはサバも釣ることができました。

また、釣れる時間も、理由は判明していませんが午後が多く、まさに今!の、このポイント!が、ジンクスのような時間と場所になっています。

停止状態での釣りを始めてすぐに、餌釣り師さんがそれまでの静寂を打ち破って、イトヨリダイを釣り上げます。

私も釣れる気分が盛り上がってきて、この日はこれまで休ませがちだったジグを、積極的に泳がしたいスイッチが入ります。

軽くペダルを漕いでストラクチャー脇のポイントから流されないようにしながら、60gのTGベイトを使って、今日一番のジグの泳ぎを、水中にいるであろう魚に見せつけていると、中層から表層にかけての思いもよらない浅いところで、ガツンときました!

先週釣ったサバのような横方向の動きに近いですが、少し重く感じます。

断続的にドラグ音を鳴らしながら水面近くに現れたのは、半年近くお会いしていなかったサゴシでした。

半年近くご無沙汰していたサゴシに会えた8月のカヤックフィッシング

あまりの元気の良さにタモ入れに手こずりましたが、なんとかカヤック上にお迎えします。

長らくその気配を感じることすらありませんでしたが、久しぶりの感触とカヤック上での存在感に、もう感無量...

今日はこの一匹だけで、十分嬉しい!

若狭湾は、餌もジグも楽しく釣れる!

いつもより強めの風に流されましたが、逆に風によって暑さが和らいだため、真夏にしては長時間の半日近くにわたり、海上で釣りをして過ごしました。

餌釣り師さんのおかげで、イトヨリダイなど、この場所で餌を使って釣れる魚を初めて見ることができた他にも、浅めの場所で魚探の画面を賑わしている魚の正体も判りました。

イソメに触るのが得意でない私は、釣れないことも覚悟したうえでジグだけを使いましたが、なんとか念願のサゴシを釣ることができました。

ガーミンの魚探ストライカープラス4cvを使うのは今回で3回目ですが、自動作成される等深線(クイックドローマップ)の情報が毎回増えて、随分と充実してきました。

そして今日は、これまでの釣果ポイントが、実はストラクチャー脇だったことがわかり、また同じような場所をピンポイントで狙えるようにもなり、釣果に大いに貢献してくれました。

毎回新しい気づきや体験ができるカヤックフィッシング

毎回新しい気づきや体験ができるカヤックフィッシング、一年半前に始めておいて良かった!

まだまだ知らない事が多いので、今後も楽しみながら続けていきたいです。

若狭湾で久しぶりの青物に会えた。初めて真サバとご対面

長梅雨があけた8月は、一気に蒸し暑くなったものの、ようやくカヤックフィッシングができる好天の日が続くようになりました。

夏を迎えた日本海の海中は、どのような様子なのでしょうか?

きっと、まだ対面したことがない魚が、待ち構えているはずなので、今週もいつもの場所に出かけたいと思います。

梅雨あけの若狭湾カヤックフィッシング

梅雨あけの若狭湾

2週間前の梅雨の合間の釣行では、アマダイと会うことはできましたが、全般的に渋い状況でした。

釣りのお師匠に釣果報告したところ、「まとまった雨の直後なので、潮が緩んでいる」との事で、なるほど!と釣りにも多面的な情報分析が大切なことを思い知らされます。

変わって、8月の第一土曜日は大雨の直後ではないので、良い釣果となりそうな気がします。

久しぶりに、青物との対面をしてみたい!

夏のカヤックフィッシング

夏場の日中の日差しは、海上では照り返しも加わり、なおさら厳しく感じます。

前回のカヤックフィッシングでは、まだ多少は涼しさを感じる早朝に出艇したものの、正午ごろには釣りに集中できない暑さになったため、納竿となりました。

季節的に長時間カヤックに座っていられないなら、日の出時間に出艇しなくてもいいのでは?という屁理屈のもとで、今回は無理に早起きせずに、いつもより少し余分に睡眠時間を確保してから出艇地に向かいます。

いつもは表彰台に上がれるくらいの順位で浮きはじめますが、この日は私が現地に到着すると同時に、数艇のカヤックとボートの方が出艇されていきました。

カヤック快適化の最終チェック

先発されたカヤックの方たちを見送りながら、いつも挨拶させていただく管理人さんに、今日の狙いどころをお聞きしてみます。

今週は、太刀魚とサゴシ、そしてキダイが釣れているとの事で、しばらく会っていない青物狙いの意思が改めて固まりました。

今日はサゴシに会いたい!

経験上、この場所では昼近くにサゴシが釣れることが多いので、ゆっくりと出艇準備を進めます。

この日が初使用となる自作アームレストも、その角度をしっかり調節しておきます。

カヤックに自作アームレストをつける
肩への負担が多いカヤック 上でのジギングですが、アームレストを追加することで、見るからに快適になりそうなので、釣りへの集中力も、きっと高まることでしょう!

アイツは成長し続ける

前回の釣行では、眠気防止のブルートゥーススピーカーを忘れてしまったので、今回は忘れ物チェックをしっかりとしてから、湾内に漕ぎ出します。

魚探には、ときおり小魚の群れが映りますが、気にせずに漕ぎ進みます。

水深が急に深くなるポイントを過ぎたあたりで、魚探に映る海底付近の固まった反応を探ってみると、いつものアイツが挨拶にきました。

ロッドに生命反応を感じてから姿を現すまでのやり取りは楽しく、そして毎回大きくなっているように感じるエソですが、お持ち帰りしない常連さんなので、朝一番の準備体操のようにも感じます。

青物狙いです!

エソとご対面したポイントからは、そそくさと離れて、魚探で他の魚を探しながら移動します。

次に海底付近に反応があった場所では、すぐに別のエソが姿を現しました。

若狭湾のエソ

海底付近に固まった魚影が現れる場所には、エソしかいないように感じはじめたので、方針転換して、もっと小魚の魚影が多い場所を探すことにします。

今日は、とにかく青物に会いたい!

魚探の性能って大事

前回のカヤック フィッシングから使い始めた、少しソナー出力が増えた魚探には、表層から海底まで、ときおり小魚の姿が映しだされます。

ガーミン ストライカープラス4cvでカヤックフィッシング

ガーミン(GARMIN)のストライカープラス4cvですが、海底の起伏や中型以上の魚はクリアビューで鮮明に映し出されますが、点在しているような小魚は通常の魚探画面の方が確認しやすいことがわかってきました。

海底の構造物が少ないポイントでは、通常の魚探画面で、海中の様子を確認しながら移動します。

中層付近に小魚の群れがいて、そのすぐ下に大きめの魚らしき反応が映し出される場所でジグを落とすと、あっけなくロッドがしなりました!

横方向に走る魚は、エソよりも元気で、カヤックの向きも簡単に変えてしまいます。

心地よいドラグ音を楽しみながらリールを巻くと、40cmくらいの青物が姿を現してくれました!

カヤックフィッシングで、初めて真サバとご対面

この背中の模様は、サバですね!

ジグでサバが釣れるとは思いませんでしたが、青物には違いありません。

見る角度によって、目が深く澄んだ青色に輝くと、惚れ惚れするほど美しい!魚です。

初めて釣った真サバに、ずっと見惚れていたかったのですが、傷みやすい魚だと聞いた記憶がよみがえります。

慣れない手つきで、鯖折りのような処理をして、クーラーボックスの中にお入りいただきました。

まだまだ反応はある

サバが釣れた時と同じように、小魚の群れの反応がある場所を探してカヤック を漕ぎますが、群れの移動が早いようで、なかなか見つかりません。

少し小さな群れを見つけてジグを投入すると、エソが姿を現すパターンが続きます。

もう何匹のエソと対面したかがわからなくなり、心が折れそうになります。

狙うポイントを大きく変えようかと思いはじめた頃に、魚探の中層付近に大きめの魚が映し出されたので、ジグを中層まで沈めて一旦止めてみます。

数秒待ってから巻きはじめたところ、一匹目と同じようにロッドがしなりました!

近くに他のカヤックの方が浮いてみえたので、緊張していて写真を撮り忘れましたが、すくい上げるようにランディングネットに入れて、カヤック上に無事にお迎えすることができました。

釣り上げた時は一匹目よりも小さく感じましたが、帰宅後に並べてみたら、ほぼ同じサイズのサバです。

久しぶりの青物に会えたカヤックフィッシング。初めて真サバとご対面

一匹目が、嬉しさのあまり大きく感じたのかもしれません。

サゴシではありませんが、青物2匹ゲットです!

バテないうちに

その後3匹目を狙いますが、またエソとの対面が続きます。

全く釣れないよりは楽しいのですが、この日はもうお土産にできる魚は釣れなさそうです。

足漕ぎカヤックにアームレストを追加

アームレストのおかげで、いつもより疲れは少ないのですが、正午を過ぎて気温が上がってきたこともあり、出艇地に戻ることにしました。

釣れた魚リストに真サバを追加して、この日も楽しいカヤック フィッシングとなりました。

綺麗で魚影が濃い若狭湾、いつもありがとうございます!

カヤックだってアームレストが欲しい!雨の日はカヤックフィッシングの快適化に勤しむ

カヤックフィッシングを楽しんでいますが、座って釣りをしているとはいえ、もっと快適に海上ですごしたい!と思うようになってきました。

そこで、雨で出艇できない週末の時間を有意義に使って、カヤックの椅子にアームレストをつけてみたいと思います。

 

カヤックだってアームレストが欲しい!

何故か肩が凝るカヤックフィッシング

一般的に、肩凝りの一因として運動不足が挙げられるようです。

ジギングをしているカヤックフィッシングでは、常に腕を動かしている筈ですが、何故か帰路の運転中には肩が凝り、ひどい時には頭が痛くなってくることも!

想像ですが、座った状態でのジギングなので、肩や二の腕の動きは少なく、肘から手先にかけてだけを動かすような釣り方になっているのではないか?と...

そのため肩は、動かすことが少なくなっている割には、長時間にわたり、自分自身の腕の重さを支えている気がします。

それならば、肩を使ってロッドを動かすようなジギングをしてみればいい!というのも一理ありますが、もっと楽にジギングをする方法としてアームレストで腕の自重を支えることができれば、肩への負担が少なくなるのでは?と考えました。

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カヤックにアームレストをどう付ける?

腕の重さを受け止めてくれるアームレストを、カヤックに設置する方法について考えてみます。

私が使っている足漕ぎカヤックは、アルミフレームの椅子が使われています。

カヤック 上では座面が浮いている状態なので、長時間座っていてもお尻が痛くならない優れものです。

カヤックにアームレストをつけてみよう

この椅子にアームレストを付けてしまおう!ということで、その構造を今一度しっかりと観察してみます。

椅子の強度を落としたくはないので、アルミフレームに穴をあけるような加工は避けたいところです。

ボルトオンでのDIYを実現するために、椅子の座面と背もたれを結合しているボルトを使って、自作のアームレストを追加してみたいと思います!

材料を調達します

肘掛け自体は、パイプ状のものを使いたいと思います。

軽くて錆びないパイプを選びたいので、アルミのものを使うことも検討しましたが、やはりDIYの味方は安価な塩ビ管!ということで、ホームセンターで直径26mmの塩ビ管を手に取って、その剛性が充分にあることを確認しておきました。

カヤックにDIYでアームレストをつける材料を入手

塩ビ管を支えるために使うジョイントは、矢崎化工さんのイレクタージョイントJ-113 Sもしくは、SPACIOさんのスペーシアジョイントPJ-706です。

直径28mmのパイプ用ジョイントなので、直径26mmの塩ビ管に対しては少し緩めですが、その方が緊急時にはアームレストが外れやすくて良さそう!ということで、躊躇せずに買い物カゴに入れました。

他には、パイプのエンドキャップステンレス の木ネジも入手しておきます。

アームレスト本体を作りましょう

材料を入手して、やる気も最高潮になっているので、早速DIYしていきましょう!

最初に塩ビ管を切って、50cmくらいの長さのものを2本つくります。

カヤックに塩ビ管で安くアームレストをつけてみる

エンドキャップをはめたら、ステンレスの木ネジで固定しておきます。

アームレストの長さは、椅子に取り付けた状態で、調整できるようにしたいと思います。

そのため、パイプのジョイントに固定する部分は、ジョイントの位置を変えられるように穴を数カ所あけて、M6のタップを切っておきます。

ジョイント本体にも、パイプをはめる部分に穴をあけておきます。

手元にあったノブ付きボルトを使って、パイプの位置を変えながら、ジョイントに固定できるようになりました。

同じものを2本つくって、アームレスト本体の完成です。

アームレストの後端には、椅子のアルミフレームに固定するためのパラコード(パラシュートコード)を通しておきます。

カヤック用のアームレストを自作

カヤック の椅子に、アームレストを取り付けます

我ながら上手に作れた!と、アームレスト本体の出来栄えにしばらく見惚れたら、椅子への取り付け作業に移ります。

椅子の座面と背もたれを結合しているボルトを一旦はずして、パイプジョイントを追加してみました。

カヤック の椅子に、自作アームレストを取り付け

パイプを仮固定して椅子に座ってみたところ、アームレストとして使うには高さが低すぎると感じます。

そこで、アルミのアングル材を使って、ジョイントをさらに高い位置に固定できるようにしました。

カヤックのに自作の肘掛けをつける
カヤックの肘掛DIY

パイプ後端と椅子のアルミフレームに通したパラコードは、アームレストの高さ(角度)を保つために使いますが、さらにパラコードの結び目の位置を変えることで、高さ(角度)を調節できるようにもしています。

ここでもう一度、実際に椅子に座って確認してみました。

今度はアームレストの高さ(角度)がジャストフィットして、申し分のない座り心地です!

そして、もしもの非常時には、アームレストに横方向の力を加えれば、アームレストをジョイントから離脱(ノブ付きボルトを締めている状態からは、ジョイントを破壊)することができるので、カヤックからの脱出性もほとんど変わらなさそう!

椅子の背もたれを倒した収納状態も、これまでとほぼ同等の大きさとなっていて、出艇地へ往復する車内でも、余分に大きく場所を取ることはありません

殿様座りでカヤックフィッシング

完成したアームレスト付きの椅子に座って、しばらくカヤックフィッシングのイメージトレーニングをしてみます。

いつものように軽く背もたれを倒した体勢で座り、アームレストに肘を置いて、腕だけを動かしてジギングしているフリをしてみても、アームレストがその動作を妨げることはなさそうです。

カヤックだって、ひじ掛けが欲しい!

カヤック上では雰囲気が変わるかもしれないので、次回のカヤックフィッシングで、その位置を再調整するとして、とりあえず高めの位置にアームレストを設定しておきました。

カヤックだってアームレスト

その一週間後、待ちわびた快晴の週末に、さっそく実釣で試してみました。

アームレストの高さを調節してから、いつもの海上に漕ぎだします。

追加したアームレストは...ものすごく快適です!

カヤックフィッシングの快適化でアームレストを追加

カヤック上で快適なだけでなく、全般的に体の負担が減っているようで、「肩凝りがなくて、体が軽い!」と、帰宅後に実感しました。

カヤックにもアームレスト作戦、大成功です!

ベタ凪の若狭湾でアマダイに会えた! ハマチとのお見合いは次回に持ちこし

しばらく大雨の週末が続いていましたが、7月中旬の日曜日は、久しぶりの晴れ予報となりました。

釣りをしていない日が続くと大漁への妄想ばかりが膨らむので、ここで一度、現実目線の釣りに戻るべく、フィッシングカヤックと共に若狭湾へ向かいます!

 

ベタ凪の若狭湾でカヤックフィッシング
大盛況の出艇地

7月中旬の日曜日は、風が弱く、雨も降らない予報です。

真夏日のような暑さになりそうで、外出を躊躇したくもなりますが、しばらくカヤックで浮けなかったので、若狭湾の魚に会いたい気持ちが大いに勝ります

朝4時前に着いた出艇地は、おそらく同じ思いで好天を待ちわびていた方たちの、ボートやカヤック を載せた車でいっぱいでした。

前日には、ハマチ太刀魚も釣れていたとのことで、お土産となる魚への期待感がますます高まります。

日の出までは1時間以上あったので、落ち着いてカヤックの艤装品たちを取り付け始めました。

日の出とともに出艇

いつも通り、日の出時間ほぼジャストで、カヤックを出艇可能な状態にして、波打ち際に準備することができました。

先に漕ぎ出されたカヤックの方を前方に見ながら、穏やかな湾内に漕ぎだします。

この日が初使用となる魚探 STRIKER Plus 4cvは、海中の様子をわかりやすく映し出してくれるので、ポイントとなりそうな場所はしっかりと気付けそうで、釣れる予感が高まります。

ストライカーPlus 4cvをカヤックで使ってみました

水深が30mを超えたところで、海底付近で小さく群れている魚を見つけて、魚種を調査してみることにしました。

あっけなく釣れたのは、顔つきは嫌いではない、いつものエソです。

お土産にはならない魚が釣れましたが、これまで使っていたものよりも良くなった魚探の性能を早速実感できたので、良しとしましょう!

エソたちの朝食タイム

出艇前にいただいた情報では、ハマチや太刀魚が、湾内のカヤックで浮いているあたりまで来ているようです。

前回の釣行では、少し遠くにある無人島の近くまで遠征して、アオハタに会うことができました。

今回は、近くまで来ているハマチ狙いで、主に湾内で釣りを楽しんでみたいと思います。

いつもは海底付近を狙って泳がせているジグも、今回は中層までしっかりと反応を探るようにします。

...とはいえ、魚探に反応がある場所では、大小様々なエソだけが、連続して釣れ続けます。

ポイントを変えながら水深50mほどの場所で海中を探っていると、着底してからの巻き上げ開始直後のジグに、エソとは違う反応がありました!

ドラグ音が止まらないので、少しドラグを締めて、ゆっくりとリールを巻いてくると、ポッチャリ体型の赤い魚が見えてきました。

ベタ凪の若狭湾でアマダイに会えた!

狙っていた魚ではありませんが、嬉しいお客様です!

これまで釣った中では最大サイズの、50cm弱のアマダイは、カヤック上でも元気すぎるので、しばらくの間ストリンガーでカヤックと並走していただくことになりました。

たまに激しく水しぶきを浴びせてくれるような魚は初めてなので、気温が上がって火照ってきた体にとっても新鮮な感触で、嬉しさ倍増です!

ベタ凪の湾内

雨天により、しばらく釣りに行けなかったので、大漁への妄想が膨らんで、購入意欲が高い日々が続いていました。

その結果、久しぶりの釣行となったこの日は、釣れるジグ!を複数持ってくることができて、これまで何度もエソに持ち逃げされたTGベイトのストックも、いつもより多めにあります。

この日はまだ一個もロストしていませんが、TGベイトで連続して釣れているので、そのまま惜しみなく使い続けます!

釣れるジグの力を借りることで、ベタ凪で潮が止まっている湾内でも、小さなウッカリカサゴまで遊びに来てくれました。

、ベタ凪で潮が止まっている湾内で、小さなウッカリカサゴ

あれがハマチかな!

少しづつポイントを変えているうちに、湾の出口付近まで来ました。

流れてきた海藻が水面近くに溜まっていて、少し苦戦しながらジグを落とし続けます。

しばらくして、少しダラけてきた頃に、近くでポチャンッという音が聞こえました。

冬季にはサゴシがよく跳ねていた場所ですが、サゴシよりは太めの魚体が、時折水面から現れます!

初めて見る、生きているハマチ(と思われる魚)に興奮しつつも、どうやって釣るか?を考えていなかったことを、冷静に思い出します。

近くでジグを使われている方が早巻きをされていたので、いつもよりも一生懸命にリールを巻いてみたりと、釣り方が定まらないうちに、静かな海面に戻ってしまいました。

ますます暑く!もう夏ですね〜

ハマチが通りすぎていった後は、相変わらずエソと戯れながらの時間が過ぎていきます。

真夏のカヤックは、今シーズンが初めてですが、暑さで体調が悪くなる前に納竿して上陸するべきだと、大粒の汗が止まらない体が訴えかけてきます。

幸いなことに、今日は既に大きめのアマダイが一匹釣れていて、必要量のお土産は確保できています。

以前までの釣行に比べると1時間以上早い時間ですが、ゆっくりと片付けを始めることにしました。

上陸後にいろいろとお話しさせていただいたところ、この日はハマチを釣られた方がいる一方で、渋いと感じた方も多かった様子です。

渋めの状況のなかでも、上手な方は釣果を出されたということかな?

私は、本命のハマチは釣れませんでしたが、釣れるジグのおかげで、今日もカヤックフィッシングを楽しませていただきました。

しかし、もっと欲を言えば、本命の魚をしっかりと釣れるような、上手な人になりたいです。次回は青物に会いたい!