9月第3週の週末の若狭湾は、大漁情報があった2週間前と同じく中潮です。
2週連続で潮と釣果の関係を調査したいので、この日もカヤックを持って若狭湾に行ってみます!
祈りが通じて晴天
天気予報は一週間前から目まぐるしく変わりましたが、最終的には一日を通して晴れる予報になりました。
先週に引き続き、午後が本番!ということで、少し遅めの出動です。
この日も、出艇地に到着すると、イカ狙いで早起きの方々がすでに浮いてみえます。
管理人の方に、「うねりが強いから気をつけて!」と見送られながら、比較的に海況が良さそうな湾内に漕ぎ出しました。
風は強めですが、中潮でのお魚調査を始めます!
豪勢な朝のご挨拶
気付いたら、この湾内でカヤックフィッシングをさせていただくようになって、もうすぐ1年を迎えようとしていました。
もう普段見かける景色のように感じる防波堤を出て、10分ほど漕ぎ続けたら、いつもの調査ポイントに到着です。
この魚を釣ることにかけてはプロ級だ!とも思い始めたエソとの対面をなるべく避けつつ、定番のジグを泳がせてみました。
...とはいえ、やはり朝のご挨拶は避けられないようで、今日はなんと!2匹同時にエソが挨拶に現れました。
写真を撮ろうとゴソゴソしているうちに、アシストフックに食らいついていたシャイな1匹は、元気にお帰りになられました。
写真を撮るだけだから、照れなくてもいいのに〜
ESO
嬉しいような残念なようなご挨拶部隊にはお引き取りいただいて、本日の調査を続行します。
4連休初日の今日は、
- 大潮の後の中潮
- 前日夕方まで、まとまった雨が降っていた
- 北西から強めの風が湾内に吹き込んでいる
- 風によって、うねりも波も高め
という、潮まわりが良さそうな他は、あまり釣りには適さない状況です。
2週間前の中潮の日は「湾内にサゴシが溢れていた」という情報を頂きましたが、潮(だけ)が同じようなこの日の釣果はいかがでしょうか?
青物を期待しながらジグを巻いていると、またエソが現れました。
あらためて周りをみてみると、湾内でジグを使っている方の姿も少なく、少し不安になってきました。
あなたしかいない
青物の回遊を気長に待ちつつ、調査ポイントに留まります。
風に流されると、カヤックが風向きとは直角方向を向くのは、波の谷間に落ちようとするからでしょうか?
理屈がまだ理解しきれていませんが、とにかく操船技術は向上しているようです。
強めのうねりと波による釣りへの影響を和らげるためには、カヤックを風上に向け続けないといけません。
ラダーをこまめに操作しつつ、自転車だったらバランスを崩してしまいそうなくらいにゆっくり&断続的に、ペダルを漕ぎ続けます。
凪の日には感じませんが、パドル式ではなく足漕ぎ式のカヤックを選択しておいて良かった!と思う瞬間です。
この日のように強く流される海況でも、ジグを垂直に落とすことができるので、タイラバも使うことができます。
垂直な釣りができるように操船しつつ、タイラバとジグを交互に泳がせていると、すぐにロッドがしなりました。
緩めに設定しているドラグから、時折短く空転音を聴かせてくれる引きですが、この感触は...
またまたあなたですね!
今日のこのポイントは、エソ街道になっているのでしょうか?
小魚の群れも見かけないので、お腹がすいているエソたちが待ち構えているのかもしれません。
気分を変えてみたら?
調査ポイントを少し離れてみることにして、過去にアマダイなどが釣れた深めのポイントも探ってみましたが、魚影を見つけられません。
潮の流れ方も深さによって違うようで、釣り糸を海底まで垂直に落とすのが困難です。
仕方なく、またエソ街道に戻って青物の回遊を待つことにしました。
街道というよりも、もう歩行者天国のようになっていて、次々にエソさんが現れます。
同じような光景を見飽きてしまったので、途中から写真撮影はやめてしまい、もう何匹釣れたのか?もわからなくなりました。
中潮調査は終了
エソ以外の魚も一緒に泳いでいるのでは?と甘い期待を抱きながら、調査終了時刻と決めていた午後3時過ぎまでジグを落とし続けましたが、結局エソにしか会えない一日となりました。
2週連続で調査してみて感じたのは、回遊してくる魚についての潮と釣果の関係は、単純なイコール式ではない!という結果でした。
確率的には、中潮の日は大漁になることが多い!というのも、きっと正解でしょう。
でも、もちろん100%ではないので、釣れない日もある...
そして、カヤックフィッシングの場合は、釣りに集中しやすい風や波の日を選ぶことが、むしろ大事ですね。
この日のカヤックフィッシングを振り返って、よくよく考えてみたら、釣れなかったわけではなく、たくさん釣れたけどエソだけだったということで、全く釣れない日に比べたら楽しい一日でした!
次回は海況が穏やかな日を狙って、また綺麗な若狭湾で楽しまさせて頂こうと思います。