青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

カヤックだってアームレストが欲しい!雨の日はカヤックフィッシングの快適化に勤しむ

カヤックフィッシングを楽しんでいますが、座って釣りをしているとはいえ、もっと快適に海上ですごしたい!と思うようになってきました。

そこで、雨で出艇できない週末の時間を有意義に使って、カヤックの椅子にアームレストをつけてみたいと思います。

 

カヤックだってアームレストが欲しい!

何故か肩が凝るカヤックフィッシング

一般的に、肩凝りの一因として運動不足が挙げられるようです。

ジギングをしているカヤックフィッシングでは、常に腕を動かしている筈ですが、何故か帰路の運転中には肩が凝り、ひどい時には頭が痛くなってくることも!

想像ですが、座った状態でのジギングなので、肩や二の腕の動きは少なく、肘から手先にかけてだけを動かすような釣り方になっているのではないか?と...

そのため肩は、動かすことが少なくなっている割には、長時間にわたり、自分自身の腕の重さを支えている気がします。

それならば、肩を使ってロッドを動かすようなジギングをしてみればいい!というのも一理ありますが、もっと楽にジギングをする方法としてアームレストで腕の自重を支えることができれば、肩への負担が少なくなるのでは?と考えました。

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カヤックにアームレストをどう付ける?

腕の重さを受け止めてくれるアームレストを、カヤックに設置する方法について考えてみます。

私が使っている足漕ぎカヤックは、アルミフレームの椅子が使われています。

カヤック 上では座面が浮いている状態なので、長時間座っていてもお尻が痛くならない優れものです。

カヤックにアームレストをつけてみよう

この椅子にアームレストを付けてしまおう!ということで、その構造を今一度しっかりと観察してみます。

椅子の強度を落としたくはないので、アルミフレームに穴をあけるような加工は避けたいところです。

ボルトオンでのDIYを実現するために、椅子の座面と背もたれを結合しているボルトを使って、自作のアームレストを追加してみたいと思います!

材料を調達します

肘掛け自体は、パイプ状のものを使いたいと思います。

軽くて錆びないパイプを選びたいので、アルミのものを使うことも検討しましたが、やはりDIYの味方は安価な塩ビ管!ということで、ホームセンターで直径26mmの塩ビ管を手に取って、その剛性が充分にあることを確認しておきました。

カヤックにDIYでアームレストをつける材料を入手

塩ビ管を支えるために使うジョイントは、矢崎化工さんのイレクタージョイントJ-113 Sもしくは、SPACIOさんのスペーシアジョイントPJ-706です。

直径28mmのパイプ用ジョイントなので、直径26mmの塩ビ管に対しては少し緩めですが、その方が緊急時にはアームレストが外れやすくて良さそう!ということで、躊躇せずに買い物カゴに入れました。

他には、パイプのエンドキャップステンレス の木ネジも入手しておきます。

アームレスト本体を作りましょう

材料を入手して、やる気も最高潮になっているので、早速DIYしていきましょう!

最初に塩ビ管を切って、50cmくらいの長さのものを2本つくります。

カヤックに塩ビ管で安くアームレストをつけてみる

エンドキャップをはめたら、ステンレスの木ネジで固定しておきます。

アームレストの長さは、椅子に取り付けた状態で、調整できるようにしたいと思います。

そのため、パイプのジョイントに固定する部分は、ジョイントの位置を変えられるように穴を数カ所あけて、M6のタップを切っておきます。

ジョイント本体にも、パイプをはめる部分に穴をあけておきます。

手元にあったノブ付きボルトを使って、パイプの位置を変えながら、ジョイントに固定できるようになりました。

同じものを2本つくって、アームレスト本体の完成です。

アームレストの後端には、椅子のアルミフレームに固定するためのパラコード(パラシュートコード)を通しておきます。

カヤック用のアームレストを自作

カヤック の椅子に、アームレストを取り付けます

我ながら上手に作れた!と、アームレスト本体の出来栄えにしばらく見惚れたら、椅子への取り付け作業に移ります。

椅子の座面と背もたれを結合しているボルトを一旦はずして、パイプジョイントを追加してみました。

カヤック の椅子に、自作アームレストを取り付け

パイプを仮固定して椅子に座ってみたところ、アームレストとして使うには高さが低すぎると感じます。

そこで、アルミのアングル材を使って、ジョイントをさらに高い位置に固定できるようにしました。

カヤックのに自作の肘掛けをつける
カヤックの肘掛DIY

パイプ後端と椅子のアルミフレームに通したパラコードは、アームレストの高さ(角度)を保つために使いますが、さらにパラコードの結び目の位置を変えることで、高さ(角度)を調節できるようにもしています。

ここでもう一度、実際に椅子に座って確認してみました。

今度はアームレストの高さ(角度)がジャストフィットして、申し分のない座り心地です!

そして、もしもの非常時には、アームレストに横方向の力を加えれば、アームレストをジョイントから離脱(ノブ付きボルトを締めている状態からは、ジョイントを破壊)することができるので、カヤックからの脱出性もほとんど変わらなさそう!

椅子の背もたれを倒した収納状態も、これまでとほぼ同等の大きさとなっていて、出艇地へ往復する車内でも、余分に大きく場所を取ることはありません

殿様座りでカヤックフィッシング

完成したアームレスト付きの椅子に座って、しばらくカヤックフィッシングのイメージトレーニングをしてみます。

いつものように軽く背もたれを倒した体勢で座り、アームレストに肘を置いて、腕だけを動かしてジギングしているフリをしてみても、アームレストがその動作を妨げることはなさそうです。

カヤックだって、ひじ掛けが欲しい!

カヤック上では雰囲気が変わるかもしれないので、次回のカヤックフィッシングで、その位置を再調整するとして、とりあえず高めの位置にアームレストを設定しておきました。

カヤックだってアームレスト

その一週間後、待ちわびた快晴の週末に、さっそく実釣で試してみました。

アームレストの高さを調節してから、いつもの海上に漕ぎだします。

追加したアームレストは...ものすごく快適です!

カヤックフィッシングの快適化でアームレストを追加

カヤック上で快適なだけでなく、全般的に体の負担が減っているようで、「肩凝りがなくて、体が軽い!」と、帰宅後に実感しました。

カヤックにもアームレスト作戦、大成功です!