いまさらですが、海水は塩水で、塩水で鉄は錆びる!という構図を、身をもって実感しています。
これまでのカヤックの艤装には、塗装や薄いメッキが施されている鉄の部品を使うこともありましたが、この機会に一掃したいと思います。
まずは、クーラーボックスを固定するためにレールシステムに装着している、ボルトxナットの組み合わせを見直します。
- レールシステムのカヤック艤装、振り返り
- なんとかカヤックから外せたものの...
- レールシステム用のナットは、どこで入手できるのか?
- アルミの板をゲット
- DIY始めます
- カヤックのレールに装着しましょう
レールシステムのカヤック艤装、振り返り
初出艇の時からなので、もう一年以上になりますが、カヤックの後方にあるレールシステムを使って、クーラーボックス固定用の金具をつけています。
部品の写真で、左右両端は、
- 一般的な金具(鉄なので、錆びる)
です。
中央部は、上から順番に、
- 29x13mmのステンレス ナット(錆びない)
- 樹脂のチェンジノブ(もちろん錆びない)
- チェンジノブの蓋(本体同様に錆びない)
- 25mm長さの普通のM6ボルト(錆びる)
となっていて、どこが問題か、わかりますよね〜!
一年後には、ボルトがこうなります。
なんとかカヤックから外せたものの...
カヤックのレールシステムで固着していたボルトは、錆びて強度も落ちています。
ステンレス製のナット自体は錆びていないのですが、ボルトの錆汁で茶色に変色しています。
ボルトが錆びて、ねじ山が固着しているので、ステンレス 製のナットも、もう使い物にならなさそうです。
今回、カヤックのレールシステムから、この錆びたボルトをはずそうとしたら、すべてのボルトが首下部で折れました。
今後、カヤックで使うボルトは、ステンレス のものを使いましょう!と強く思うことになりました。
レールシステム用のナットは、どこで入手できるのか?
カヤックのレールシステムで使っている29x13mmのステンレス製ナットですが、近所のホームセンターでは見つけることができません。
代用できるものを見つけるべく、ホームセンター内を探索しても、使えそうなものはありませんでした。
通販サイトでは入手できるのですが、海外から到着するものばかりで、翌日に浮くかもしれない私は、一ヶ月近くも待ちきれません!
ということで、「ないものは作る」スピリットが久しぶりに湧き上がってきました。
アルミの板をゲット
ステンレス のナットを探してホームセンター内を2周しているうちに、ナットの自作イメージも、徐々に具体的なものになってきます。
最終的に、アルミの押し出し材売り場の前で、足をとめました。
4mm厚で、幅15mmのアルミ板を入手します!
軽くて、錆びにくくて、加工しやすい!と良いことばかりのアルミ板を使って、カヤックレール用のナットを作ります。
DIY始めます
アルミ板と同時に、アルミ用のM6タップも入手しておきました。
ナットは、とりあえず2個作りたいので、アルミ板の2箇所に、直径5mmの穴をあけた後に、M6のネジ形状を作ります。
上の写真は、広すぎる15mm幅の押し出し材を、ヤスリで13mm幅ぐらいまで縮める加工もしてあります。
切断して、触っても突起を感じないくらいまでヤスリで角を落としたら、ナットの完成です!
穴の位置が、長手方向の中央ではありませんが、見えないところなので気にしません!
ステンレスのボルトでフィットノブ を組んで、クーラーボックスを固定するための金具もアルミのものに変えたら、眩しく光輝くレールアタッチメントが、完成しました。
カヤックのレールに装着しましょう
DIYのアタッチメントを、カヤックのレールに取り付けてみます。
このアタッチメントにはカラビナ を通しておいて、クーラーボックスのストラップを固定するのに使います。
フィットノブを全力で締めると、DIYナットのネジ山が壊れる(なめる)かもしれませんが、普通に手で締めて使う分には大丈夫そうです。
ちなみに、ナットのDIYについて紹介してきましたが、錆びない点では、市販品のカヤックレール用のステンレス製ナットでも大丈夫です。
近所で売っていたら飛びついていたのですが、違う用途でもいいので簡単に入手できないものでしょうか?
今回は、少量とはいえナットの軽量化!もできたので、アルミのDIYナットで自己満足度は100%です。
電動工具をまったく使っていないので、筋肉痛になるのがネックかな?
今後の増産は、空いた時間にゆっくりと実施したいと思います!