新年を迎え、毎週のように釣りをする生活も2年目に入りました。
まだまだ技術も体力も未熟なことを痛感しており、今年もスキルアップに注力したいと思いますので、応援やご指導よろしくお願いいたします。
それでは、今年最初の週末は、若狭湾でのカヤックフィッシングに向かいます!
風予報だけで決めた初浮き日
新年の三が日が慌ただしく過ぎていった翌日、若狭湾は午後には微風になる予報です。
風速は気にしていたものの天気予報のチェックを忘れていたので、まとまった雨が降っている早朝に、いつもの出艇場所に到着しました。
管理人さんとお話ししたりして待つこと約2時間、午前8時くらいになって雨があがります。
初めて使うパラシュートアンカーの準備などをしながら車の中ですごしていた間に、カヤック組み立てのイメージトレーニングと前準備はできていたので、出艇準備は30分くらいで済ませることができました。
まだ空には暗い雲が残っていますが、今年初のカヤックフィッシングを始めます!
予想に反してうねりが残ります
朝まで雨が降っていたためか、海上にはカヤックもボートも見当たりません。
少し寂しい思いで、消波プロックの外まで漕いでいくと、昨年末と同様に、ベイトの魚影が魚探の画面に広がります。
今回は、主に前回の実釣ポイントをまわってみる予定です。
しかし、1箇所目のポイントに向かう途中で、風は弱まっているにもかかわらず、湾の出口に近づくにつれて、大きなうねりがでてきました。
最初のポイントに到着した頃には、カヤックが上下に大きく揺られます。
重めのタイラバで、なるべく等速で動かすように努力しますが、なかなか上手くいっていないようで、たまに反応があってもフッキングには至らない状況が続きます。
睡眠時間が短かめだったことも影響したのか、そうこうしているうちに、カヤックでは初めての軽い船酔いになってしまいました。
気分を変えるために移動します
相変わらず周りにはボートもカヤックも浮いておらず、見渡す限り独りぼっちです。
コンディションが良ければ、ラッキーな状況ですが、一時的に霧雨にも降られて、さらに気分が落ち込みます。
態勢をたてなおすのが得策だと考えて、見た感じでうねりの影響が少なそうなポイントに、移動しました。
熱帯魚?
体調と海況から、今日はダメかも?との思いがよぎる中で、黙々とタイラバを泳がせます。
その時ふと、海面近くで30cmくらいの魚がカヤックに寄り添っていることに気がつきました。
あまり動きがない魚は、一度カヤックの真下に行った後、また反対側から現れます。
興味本位でランディングネットを入れてみたら、簡単に捕獲できました。
見たこともない魚が、ランディングネットの中で身をくねらせています。
カワハギのような感触の体表には、熱帯魚のような、奇抜な青紫色の模様があり、背ビレと腹ビレがウェービングしています。
水中にいた時よりも元気なので、病気で浮いてきたわけではなさそうです。
この時はどんな魚かわからず、また少し奇抜な魚なので食べる気にはなれずにリリースしたところ、元気に水中に潜っていきました。
ソウシハギ
帰宅後に、謎の熱帯魚もどきについて調べてみたところ、ソウシハギだと判明しました。
- フグ目カワハギ科
- 熱帯海域に生息しているが、近年の海水温の上昇で、徐々に北上
- 全長は70cm近くまで成長
- パリトキシンという解毒方法がない毒を持つ
- 中毒症状は、痙攣、呼吸困難等
...持ち帰らなくて良かったです。 我ながら英断でした!
パラシュートアンカー
その後、タイラバの針が食いちぎられることはあったものの、なかなか釣れません。
この日は船酔い症状で釣りになっていないと判断して、いつもに比べると相当早い時間に、新年初釣りは納竿としました。
今回、釣果はありませんでしたが、これまでのタイラバ釣行で垂直な釣りができなかった反省から、パラシュートアンカーを導入してみました。
三河湾で使っている小型アンカーは、水深10mくらいの深さまでしか使えないので、水深40m以上ある若狭湾では、パラシュートアンカーが活躍してくれそうです。
自作も考えましたが、手元に届いた既製品の丈夫そうな材質や縫製をみて、これは購入しておいて正解だと感じます。
今回のカヤック釣行で、タイラバを垂直に落とすために早速使ってみました。
風も潮の流れもあったこの日は、海中に入れるとすぐに、流されたパラシュートアンカーが展開します。
カヤックが、潮の流れに近い動きになるので、タイラバの動き方向は、格段に垂直に近くなります!
三河湾のような浅い海でも、潮の流れに乗りたい時には便利に使えそうです。
今回は天候と体のコンディションが悪く、釣果ゼロの短時間釣行でしたが、次回はパラシュートアンカーを上手く使って、釣果につなげたい!
陸に戻って、カヤックを車のルーフに載せたら天候が急に好転し、無風で晴れ間の日差しに海面が輝く、穏やかな海になりました。
次回は、体調を整えて、万全の構えでリベンジフィッシングを楽しみたいと思います!