青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

若狭湾でソウシハギと対面!新年のカヤックフィッシングはパラシュートアンカーで

新年を迎え、毎週のように釣りをする生活も2年目に入りました。

まだまだ技術も体力も未熟なことを痛感しており、今年もスキルアップに注力したいと思いますので、応援やご指導よろしくお願いいたします。

それでは、今年最初の週末は、若狭湾でのカヤックフィッシングに向かいます!

新年の若狭湾カヤックフィッシング

風予報だけで決めた初浮き日

新年の三が日が慌ただしく過ぎていった翌日、若狭湾は午後には微風になる予報です。

風速は気にしていたものの天気予報のチェックを忘れていたので、まとまった雨が降っている早朝に、いつもの出艇場所に到着しました。

管理人さんとお話ししたりして待つこと約2時間、午前8時くらいになって雨があがります。

初めて使うパラシュートアンカーの準備などをしながら車の中ですごしていた間に、カヤック組み立てのイメージトレーニングと前準備はできていたので、出艇準備は30分くらいで済ませることができました。

まだ空には暗い雲が残っていますが、今年初のカヤックフィッシングを始めます!

若狭湾カヤックフィッシング 2020初漕ぎ

予想に反してうねりが残ります

朝まで雨が降っていたためか、海上にはカヤックもボートも見当たりません。

少し寂しい思いで、消波プロックの外まで漕いでいくと、昨年末と同様に、ベイトの魚影が魚探の画面に広がります。

ベイトだらけの若狭湾カヤックフィッシング

今回は、主に前回の実釣ポイントをまわってみる予定です。

しかし、1箇所目のポイントに向かう途中で、風は弱まっているにもかかわらず、湾の出口に近づくにつれて、大きなうねりがでてきました。

最初のポイントに到着した頃には、カヤックが上下に大きく揺られます。

重めのタイラバで、なるべく等速で動かすように努力しますが、なかなか上手くいっていないようで、たまに反応があってもフッキングには至らない状況が続きます。

睡眠時間が短かめだったことも影響したのか、そうこうしているうちに、カヤックでは初めての軽い船酔いになってしまいました。

気分を変えるために移動します

相変わらず周りにはボートもカヤックも浮いておらず、見渡す限り独りぼっちです。

コンディションが良ければ、ラッキーな状況ですが、一時的に霧雨にも降られて、さらに気分が落ち込みます。

態勢をたてなおすのが得策だと考えて、見た感じでうねりの影響が少なそうなポイントに、移動しました。

熱帯魚?

体調と海況から、今日はダメかも?との思いがよぎる中で、黙々とタイラバを泳がせます。

その時ふと、海面近くで30cmくらいの魚がカヤックに寄り添っていることに気がつきました。

あまり動きがない魚は、一度カヤックの真下に行った後、また反対側から現れます。

興味本位でランディングネットを入れてみたら、簡単に捕獲できました。

猛毒を持つソウシハギが若狭湾にいた

見たこともない魚が、ランディングネットの中で身をくねらせています。

カワハギのような感触の体表には、熱帯魚のような、奇抜な青紫色の模様があり、背ビレと腹ビレがウェービングしています。

水中にいた時よりも元気なので、病気で浮いてきたわけではなさそうです。

この時はどんな魚かわからず、また少し奇抜な魚なので食べる気にはなれずにリリースしたところ、元気に水中に潜っていきました。

ソウシハギ

帰宅後に、謎の熱帯魚もどきについて調べてみたところ、ソウシハギだと判明しました。

  • フグ目カワハギ科
  • 熱帯海域に生息しているが、近年の海水温の上昇で、徐々に北上
  • 全長は70cm近くまで成長
  • パリトキシンという解毒方法がない毒を持つ
  • 中毒症状は、痙攣、呼吸困難等

ソウシハギは持って帰らない!

...持ち帰らなくて良かったです。 我ながら英断でした!

パラシュートアンカー

その後、タイラバの針が食いちぎられることはあったものの、なかなか釣れません。

この日は船酔い症状で釣りになっていないと判断して、いつもに比べると相当早い時間に、新年初釣りは納竿としました。

今回、釣果はありませんでしたが、これまでのタイラバ釣行で垂直な釣りができなかった反省から、パラシュートアンカーを導入してみました。

三河湾で使っている小型アンカーは、水深10mくらいの深さまでしか使えないので、水深40m以上ある若狭湾では、パラシュートアンカーが活躍してくれそうです。

カヤックが流されないパラシュートアンカー

自作も考えましたが、手元に届いた既製品の丈夫そうな材質や縫製をみて、これは購入しておいて正解だと感じます。

今回のカヤック釣行で、タイラバを垂直に落とすために早速使ってみました。

カヤックフィッシングでパラシュートアンカーを便利に使う

風も潮の流れもあったこの日は、海中に入れるとすぐに、流されたパラシュートアンカーが展開します。

カヤックが、潮の流れに近い動きになるので、タイラバの動き方向は、格段に垂直に近くなります!

三河湾のような浅い海でも、潮の流れに乗りたい時には便利に使えそうです。

今回は天候と体のコンディションが悪く、釣果ゼロの短時間釣行でしたが、次回はパラシュートアンカーを上手く使って、釣果につなげたい!

陸に戻って、カヤックを車のルーフに載せたら天候が急に好転し、無風で晴れ間の日差しに海面が輝く、穏やかな海になりました。

次回は、体調を整えて、万全の構えでリベンジフィッシングを楽しみたいと思います!