青物に会いたい

カヤックフィッシングで青物を釣るために、初心者が必死に考えます

1月のパタヤ海釣り。たくさんの青物に会えた!

あけましておめでとうございます。

今年も釣りを楽しみたい!ですね。

昨年末の釣行は、釣り針についたイトヨリを噛みちぎり、さらにジグを切って逃げた魚の姿を見ることができませんでした。

今回のタイ海釣りは、その魚の正体を暴こう!という強い決意を持ってのぞみます。

1月のパタヤ海釣り。

雨のち晴れ

まだ新年だと感じていましたが、すでに一月も後半に差し掛かった週末に、今年の初釣りに行くことにしました。

午前中は雨の天気予報なので、帰り用の着替えも持って行きます。

出船場所のパタヤ方面に向かう車は、予報通り大粒の雨に打たれました。

これは釣りにくい状況になるかもしれない!と思いつつも、今さらジタバタしても仕方がない〜と二度寝しておきます。

しばらくして目を覚ますと、なんと青空がでていました。

今日一日、楽しんでね!と天気が応援してくれているかのようで、まだ釣っていないのに、幸福感に包まれます。

バンサレーに到着する頃には雨はすっかりあがって、ピアでは快晴と言える青空が迎えてくれました。

パタヤで海釣り。バンサレー

サビキのちジグ

いつもお世話になっている遊漁船は、我々が到着した時には準備万端で、いつでも出発できる状態でした。

待ってました!とばかりに、全員が乗り込むと同時にロープがほどかれて、船は沖に向けて走りはじめます。

速い船なので、ポイント到着までの短い時間内に釣りの準備を終えるべく、私もすぐにロッドとリールを組み立てることにしました。

今日の作戦は、

  • サビキは様子見程度
  • ジグで釣ることを目標にしつつ、それだと(たぶん)数が釣れないので、ジギングサビキで保険をかける

という内容で、サビキ用とジグ用それぞれのロッドを準備しておいて、ポイントの状況によって使い分けます。

ロッドに仕掛けをセットし終えるのとほぼ同時に到着した最初のポイントは、水深20mほどの場所でした。

ここはサビキかな?ということでサビキ用のロッドを持って、イカの切り身を落としてみます

...コツコツと、かわいい反応...
15cmくらいのフエフキさんが挨拶に来ましたが、まだ小さいのでリリースします。

周りの方も同じような雰囲気で、それを見ていた船長は、すぐにポイント移動の合図を出しました。

遠くにパタヤの市街地を望みながら、しばらく走った船は、岩礁帯に止まります。

リベンジ

「岩があるから、引っ掛けないように気を付けて、どうぞ!」

と再開の声掛けをいただいたので、サビキを投入してみます。

カヤックフィッシングでも愛用していたカウンター付きリールは、水深が20m前後で、根が点在している事を教えてくれます。

実はこの日は、船釣りが初めてで、クーラーボックスを持たずに来た友人と参加しています。

...なので、彼が釣った魚は全て私のお土産になってしまいます。

ありがとうございます〜

そこで私は、25cm縛りの自己規制!をかけて、このポイントではハタだけを狙います。

小さい魚のアタリを避けつつ、ガツンというハタの感触を待っていると、フワッとオモリの重さがなくなりました!

おや? 魚が掛かっている感触はなかったけど...?

リールを巻き上げてみると、サビキ仕掛けの中央で釣り糸が切れています。

これは!!!

アイツがいるのかもしれない!!!!!

落ち着け〜と自分に言い聞かせながら、ジギングロッドに持ち替えます。

1ヶ月前のフォールスピードとジグの泳がせ方を再現しながら、ジグを往復させること3回目で、その時は来ました。

重い!!!

先調子で硬めで長めという、駆け引きしにくさが3拍子揃っているロッドだということもありますが、タイでは初めて感じる重さと、その魚が走る感触に、興奮度は最高に達します。

その状況で、なんとか冷静な自分も取り戻して、今日はリーダーを切られる前に船に引きずり上げるぞー!と、強めのテンションを保ちつつ糸を巻き続けることに集中します。

海面化でキラキラと光る魚を、リールを巻いてきた勢いで空中に上げて、船上にランディングさせました。

パタヤ近海で50cmのカマス

ふぅ〜 切られなくて良かった!

ところでその正体は?

50cmくらいのカマスでした。

なるほど〜

この鋭い歯で、一ヶ月前に、私のジグとイトヨリを切っていかれたのですね(違う魚だったかもしれないけど)

私の気持ちとしては、リベンジ成功です。

青物に会える日

その後、同じ場所でジグを切らことがあったものの、次のカマスを釣り上げることはできずじまい...
リベンジに成功していない!というご意見があるかもしれませんが、気持ちにゆとりができていたので、ジグの一個くらいは許せてしまいます。

...というのも、違う青物も釣る事ができて、もう頬が緩みっぱなし!

パタヤ近海で尺アジ

30cmに迫る大きさのアジが、サビキ針にかかりました。

これ、タイに来てから、ずーっと食べたかったのです!

自分で釣るまでは食べない!と決めていましたが、タイ生活1年後にして、とうとうアジ解禁の日が訪れました。

イトヨリもハタもいない

あまりにも楽しすぎて、もう一日中このポイントで釣ってもいい!と感じていましたが、やはり潮や時間によって釣果は変わります。

船長が次に向かったのは、前回オオモンハタが爆釣したポイントでした。

今日もハタを釣るぞー!意気込みますが、船上の皆様を含めて、全く釣れません。

爆釣ポイントは、いつでも釣れる訳ではないのですね。

お昼ご飯を挟んで、広くポイントを探りましたが、小さな魚がコンコンとエサを突つくばかりで、ハタの気配を感じることはありませんでした。

そのような静かな船上の雰囲気に、船長は決断をくだしたようです!

ちなみに、ポイント選択も操船も上手な船長を、私は信頼しきっています。

タイ語が話せないので、いつもお礼の気持ちをしっかりと伝えられなくて残念です。

ぶちぶち切られる異常事態

船長の決断は、私のラッキー。

つまり...午前中の青物ポイントに戻ってきました!

ふふふっ 今朝ロストしたジグのリベンジもできる!かも?

とはいえ、さらにジグロストするとショックなので、最初はサビキで様子をうかがってみます。

負の予想は的中し、イカの切り身を付けた仕掛けを海底に届ける途中で、いきなりの無負荷!

「切られた〜」と思わず声が出ますが...

ん? 今ハモったような気がする?!

船の反対側にいた方も同時に、しかも同様に仕掛けを落としていく途中で切られたとの事。

またヤツがいる! しかも群れている!

タイの海で群れるカマス

注)上の写真は、この時の私の妄想イメージと合致していますが、この日の釣りとは関係ありません。

躊躇することなくジギングロッドに持ち替えて、午前中にロストしたものに似ているジグを装着します。

ジグを少し派手目に泳がすこと数分、ゴツンという感触がロッドに伝わります。

朝より重い!!! 

...というか、むしろ走られる〜

ノーマルギヤのバルケッタ プレミアムが、なかなか巻けません。

さきほど私と同時に糸を切られた方が、異変に気づいて、

「ランディングネット使います?」

と声をかけてくれます。

「必要かも〜」

と答えつつ、なんとか魚を寄せてきて水中を覗くと、キラキラが大小2つありました!

一匹がジグ、もう一匹がサビキにかかっているようです。

水面直下まで寄せると、2匹ともおとなしくなってきたので、ロッドで引き抜くことにしました。

アジとカマスのダブルヒット

アジとカマスの2匹同時ゲット!

カマスは、背中にジグのフックがかかっていますが、口元にも切られたアシストフックが刺さっています。

引き抜いて正解でした! 危なかった〜

しかしアシストフックの太い糸を噛み切るとは! 

カマスにアシストフックを切られた!けど釣れた

リーダーを切ることなんてカマスにとっては朝飯前なんでしょうね。

もっと青物に会いたい!

日本でカヤックフィッシングをしていた時は、お土産サイズが3匹釣れれば良い方だったので、いいサイズのアジとカマスを2匹づつ入手した今日は、気持ちのゆとりがありすぎる状態です。

残り時間は、いろいろな泳がせ方でジギングの練習をしてみましょう!ということで、ジグの動き方を意識しながら海底付近でテンションフォールをしていると、今日はお馴染みになった青物のアタリ!で、またまたいいサイズのアジを1匹追加することができました。

なんていい日なんでしょう〜

これまでタイでは、ジグで釣れることはありませんでしたが、この日はジグで複数の青物に会えました。

たまたま運が良かったのかもしれませんが、自分としては、

「何かを習得したに違いない!」

ということにして、次回も自信を持って海釣りにのぞみたいと思います。

そして、今回も楽しい釣行にしてくれた主催者に、感謝いたします

魚にも感謝していただきます

この日も釣れた魚をお裾分けして、手元には2匹残しておきました。

タイで釣ったカマスとアジ

アジカマス、どちらも丸々として美味しそうです。

そして、まな板に乗り切らない大きさの魚がいただけるなんて、幸せすぎます。

2匹とも内臓をとっておいて、冷蔵庫で一晩寝かしてから、まずはお刺身でいただきます。

タイで釣ったカマスとアジをお刺身でいただきます

一年ぶりのアジの美味しさが、体に染み渡ります〜

カマスは、塩焼きでも美味しくいただきました。

この美味しさを次に味わうのは、また釣れる日までの楽しみにしておきましょう。

さて、2月は青物に会えるでしょうか?