年末の連休を利用して、タイのバンコクから2時間くらいかけて、パタヤの海岸リゾート地区に来ました。
先に行っていた知人から、
「海でイカを釣って、その場で捌いてもらって食べられるフロートがあるよ!」
と教えてもらったので、初めてのイカ釣り修行をしてみます。
- もう一つのミッション
- Amaraさんご本人が登場!
- Tappia Floating cafeへの行き方
- イカ釣りの特訓開始
- 最初に現れたのは、違う生物
- インストラクターに教えてもらうと、成果が!
- 花火を観ながら今年の振り返り
もう一つのミッション
強力な集魚燈を使うイカ釣りは、夕方4時から始まります。
イカ釣りも初めてですが、その前にもうひとつの挑戦もしてみたいと思い、朝10時頃にジョムティエン ビーチに到着しました。
このビーチには、ウィンドサーフィンの元オリンピック代表、Amaraさんが経営するウォータースポーツショップがあり、多種マリンスポーツ器具のレンタルができます。
その中で、今回お借りしたいのはSUPです。
私がSUPへの興味を持つきっかけとなったのは、若狭湾での出来事でした。
SUPフィッシングをされている方を海上で見かけて、お話しもさせていただいた際に、
「とても手軽にできるから一度やってみて!」
と教えていただきましたが、あれからもう既に一年以上が経過してしまいました。
しかし、
「いつかSUPを経験してみたい!
あわよくばSUPフィッシングもしてみたい!」
との思いが薄れることはなく、ずっと気になっていました。
もしも上手に扱えたら、散歩感覚で気軽に海上での海釣りができそうな気がします。
魚探などで重装備になっているカヤックもいいのですが、準備と撤収に時間がかかりますよね〜
...ということで、初体験のこの日、まずは立て膝で、恐る恐る乗ってみました。
なんと! 予想外に安定しています。
幅広のSUPボードを借りたのが良かったのでしょうか?
それともカヤックを漕いでいたおかげでしょうか?
怖さを全く感じません。
それでは、意を決して立ってみましょう。
おぉ~ これもいけそう!
ぎこちない漕ぎ方ですが、カヤックと同じくらいのスピードは出ている気がします。
SUPフィッシングの実現に、一歩近づいたかも!
Amaraさんご本人が登場!
2時間ほどSUPの練習をして、変な力の使い方のせいで、手足の親指の付け根に水膨れをつくってしまい、体の内外で痛みを感じながら陸にあがると、なんとAmaraさんご本人が現れました!
とても気さくな方で、いろいろとお話しさせていただき、しまいには、
「SUPで競争しましょう! でもその前にお昼ご飯を一緒に食べましょう!」
とのご提案...
オリンピック選手と食事をご一緒させていただけるとは嬉しすぎます。
でも、どうして今日が初SUPの私が、体を鍛えているオリンピック選手と競争することになるのか?については微妙な気持ち...
とはいえ、もちろん二つ返事でご提案に乗っかり、Amaraさんのお友達(と仰っていましたが、おそらくお弟子さんの、バドミントン強化選手)と共に、2時間ほど遊んでいただき、オリンピック選手かつウォータースポーツショップオーナーの華麗なパドリングを、後ろ姿から勉強させていただきました。
ありがとうございます!
Tappia Floating cafeへの行き方
イカを、
- 釣って
- 捌いてもらって
- 美味しくいただく
という、(自己責任の釣果を除いては)至れりつくせりのTappia Floating cafeは、パタヤビーチの少し沖に浮いていて、陸からそのフロートまでは、専用のスピードボートでわたります。
Google mapによると、船着場はバリハイ桟橋上の、一番陸に近い左側のようですが、行ってみても看板などはありません。
イカ釣り&ウェルカムドリンクなどが込み込み価格のチケットは、どこで入手すればいいのかな?と、ポーチを持ったお兄さんに聞いてみると、
「ここでオッケー! 何人ですか?」
と予想外の展開!
すぐにお支払いをすると、チケットやレシートをわたされることも無く、スピードボートに乗り込むように案内されました。
間髪いれずに、貸し切り状態でフロートに向けて出発!
イカ釣りの特訓開始
Tappia Floating cafeに到着すると、すぐにウェイターが、
「どこに座る?」
「飲み物は?」
「食事もオーダーできます」
「このロッド使ってください」
と、おもてなしをしてくれます。
では、お言葉に甘えて、ソファークッションに座ったままで、釣り開始!
ちなみに仕掛け全体はエギングそのものですが、擬似餌の形がエビではなくて、蛍光色の円筒体です。
こんな形で、イカにバレないの?と思ってしまいますが、フロートの周囲で海中を照らす緑色の集魚灯との愛称が、きっと良いのでしょう。
水深5mくらいの海底まで沈めて、事前に動画で勉強したティップランの実地訓練をしてみます。
最初に現れたのは、違う生物
着底でのステイ時間を変えたり、誘いのシャクリパターンを変えたりして、釣り糸の微妙な反応を見逃さないように練習すること30分くらい経った時に、異変がありました。
着底後のステイ時に、糸が不規則な動きをしたのでロッドを少し持ち上げてみると、微妙な重さを感じます。
これが、エギングでの繊細なアタリかな?と思いながらリールを巻き上げると、イカにしては色が濃い物体が引っかかってきました。
タコさん、こんにちは!
すぐにインストラクターさんが拍手しながら駆け寄ってきて、
「サシミ? BBQ?」
と聞いてくれます。
5分後にはテーブルの上に並ぶことになったタコを美味しくいただきながら、イカを狙い続けます。
(食べかけ写真で、ごめんなさい!)
しかし、その後しばらくは、本命が釣れない時間が続きました。
インストラクターに教えてもらうと、成果が!
途中で、隣の人と糸が絡み合ってしまい、インストラクターさんと一緒に仕掛けを結び直すアクシデントがありました。
ここで、転んでもタダで起きてはならぬ!とばかりに釣り方を教えていただきます。
「底付近ですか?」
「少し上。2mくらい巻いたところです」
ほう!自分がイメージしていたエギングとは違います。
「しゃくり方は?」
動画で勉強してきた、エギが瞬間移動しそうな勢いでのロッドの動かし方が正解なのか、確認してみます。
「もっとゆっくりの方がいいですよ」
インストラクターさん自身がしゃくって見せてくれます。
なるほど! エギが水を受けている反力の変化が、ロッドのしなり方でわかるイメージですね!
なにせエギングは初めての私、しかもエギがエビの形ではないので、ここではインストラクターさんの教えを忠実に再現しながら、やってみましょう。
...5分後には成果がありました!
またまた駆け寄ってきてくれたインストラクターさんも嬉しそう!
もちろん私も、人生初の、自分で釣ったイカに、頬が緩みっぱなしです。
小さいイカですが、美しいですね〜
お皿に張り付いているゲソ部分を含めて、ワサビと醤油で美味しくいただきました。
花火を観ながら今年の振り返り
Tappia Floating cafeは、パタヤビーチのすぐ沖合いに浮いているので、年末イベントが開催されているこの日は、パタヤビーチからあがる花火を、海上から楽しむことができました!
日本を思い出しますね〜
タイ王国に来てから、ちょうど1年。
渡航時には、タイでも海釣りを満喫しよう!と思っていましたが、コロナ禍の影響は大きく、今年1年のうち半分ほどは、感染危険度が異なる区域間の移動が規制されていました。
日本も同じような状況で、思うように釣りに行けなかった方も多いのでは?
日常生活でも行動が制限される一年でしたが、私は周りの方のご支援や応援をいただき、2ヶ月に一度のペースで海釣りができました。
ありがとうございます。
コロナ状況がどうなるかわかりませんが、可能な限り、来年も釣りに行かせていただきます!
釣り下手が、それなりに楽しんでいる釣りのレポートが続きますが、引き続きよろしくお願いいたします。
皆さまにとって、2022年が良い年でありますように!