今週は強風のため、海釣りに行けません。
...そんな時には...
釣り道具を触ることで、釣りに向けて盛り上がっていた気分を落ち着かせましょう~ということで、前回サゴシを釣りあげることができたリールに敬意を表して、ハンドル(ノブ)をキラキラ、クルクルにしてみます。
全く同じリールを見分けたい
もう数年前のことですが、カヤックでジギングをしているうちに、剛性があるスピニングリールが欲しくなりました。
とはいえ、超高級リールはまだ身分不相応だと思われたので、金属ボディーの入門モデル、スフェロスSWを入手しました。
その後サゴシやタイなど多くの魚をカヤック上に上げてくれた思い出のつまったリールですが、ある日不注意から海水につけてしまい、しばらく分解メンテナンスを怠ったため、塩噛みをおこしてしまいました。
もう元には戻らないだろうと思われたのですが、使い慣れていたリールだったので諦めきれず、同じものを再度入手して、このところの船釣りでの愛機となっています。
最近のある日、塩噛みしている方のリールを掃除してみよう~と思い立って、リール内のギヤにしがみついて石のようになっていた乳白色の異物を取り除いてみると、なんと...問題がないもう一台の巻き心地に近い状態まで再生することができました。
使えるスフェロスが2台に増えたことで、楽しかった思い出も2倍でよみがえったような気分になり、もう最高!
...ですが、ここで嬉しい悩みが発生します。
「どうやって見分けようか?」
双子のようなリールを眺めつつ、カラーテープを貼っておこうか?などと、妄想タイムが始まります。
最近お世話になっている、他のリールたち
机上の双子リールを凝視しながら考えることに疲れて目線を上げると、棚に陳列している他のリールが目に入ります。
そういえば最近、球形ノブって使いやすいな~と感じていたところでした。
船釣り用で使っている両軸リールは、特に意識していませんでしたが球形ノブのものばかりです。
もう既に数年にわたり釣りをしてきましたが、指先で軽くリールを巻きたい時に球形ノブだと持ちやすいだけでなく、しっかり握った時には手になじむ感触があるいうことに、やっと気づきました。
そして、球形ノブのメリットを確信させてくれたのは、まだ一度しか出番がない5000番のスピニングリールです。
球形ノブのスピニングリールはこれが初めてでしたが、使ってみるといろいろな角度から違和感なくノブを握れるので、とても滑らかにリールを巻くことができて、ジグも元気に泳いでいる気がします。
...となれば、先ほどの双子スフェロスも、片方だけを球形ノブに差別化してみましょう!という気持ちが沸き立ちました。
ゴメクサスさんの(ハンドル)ノブ
さてさて、市販の(ハンドル)ノブといえば、みんな大好きゴメクサスさん!ですよね〜
これまで私自身は使った事がありませんでしたが、使われている方を見たことは何度もあります。
今回スフェロスのノブを球形に変えるにあたり、クルクルといつまでも回り続けそうなベアリング付きのものにしたかったのと、アルミの金属感があるものにしたかったので、迷いなくゴメクサスさんの製品をチョイスします。
私のスフェロスSW(4000番)に合うゴメクサスさんのノブは、「シマノ タイプA」です。
私が選んだノブの場合、シマノ タイプAとダイワ タイプSは、スペーサで調整することで同じ製品となっているようです。
<シマノ タイプA>
- シャフト径;4.0mm
- シャフト長さ;クランクからの出しろが27.5mm
<ダイワ タイプS>
- シャフト径;4.0mm
- シャフト長さ;クランクからの出しろが27.0mm
後ほど判ったことですが、入手したノブに付属する説明書にも、これらの寸法(と段付きシャフトのスケッチ)は記載されていました。
それでは!時間を戻して、開封の儀式に進みましょう。
ノブを交換しましょう
ゴメクサスさんのノブ本体と付属品を取り出しました。
付属品には、シャフトまで入っているのですね〜
上の写真で、ノブの上下に少し隙間ができていることに気付かれましたでしょうか?
どうやってノブを分割するのだろう?と思ってしまうほどツルツルの外観ですが、ノブの上下それぞれをしっかり握って、反時計回りに力を入れて回すと、くるっと開きました。
新しいノブの開き方がわかったところで、元々のノブを外していきます。
シマノさんのエンブレムをとめているネジ2本を外して、エンブレムを爪でほじくり出すと、ノブ本体をとめているネジが現れます。
合計3本のネジをはずすと、あっけなくノブが抜けました。
ゴメクサスさんのノブは、ベース側の部品の上下にベアリングを入れますが、その前に、ベアリングがはまる部分にグリスを薄く塗っておきます。
ベアリングを入れた後にも、さらにその上から薄くグリスを塗ります。
説明書には、「がたつきがなければ、薄いスペーサ(ワッシャー)は不要」と書かれていますが、私は試行錯誤の末に、中くらいの厚さのワッシャー1枚をシャフトに通してから、ノブをはめることにしました。
えいっとノブを回すと、1秒強の時間ノブが回転し続ける感じです。
シャフト先端のネジをしめて、蓋側のノブをクルクル回して取り付けたら完成です。
交換前後のスフェロスを並べてみました〜
あっという間の作業でしたが、この存在感の違いに大満足です。
ちなみに、私が交換したのは、38mmのパワーハンドルノブ(シマノA、ダイワS)です。
41mmにするか悩みましたが、4000番のスピニングリール(スフェロス)に対しては、38mmでちょうど良いサイズ感です。
さぁ!これで、次回の海釣りに向けて準備は万端。
6月は釣り日和となるように祈りつつ、ノブが握りやすくなったリールを手に、イメージトレーニングに励みましょう!